ツール/ファイルを比較を選択します。
PDF ファイルの 2 つのバージョンを比較することによって、変更点をすばやく特定できます。Acrobat によりファイルが分析され、文書間の相違点を示す詳細レポートが表示されます。
Acrobat サブスクリプションまたは Acrobat 2017 をお持ちの場合は、以下のファイルを比較を参照してください。以前のデスクトップのみの Acrobat Classic バージョンをお持ちの場合は、以下の Acrobat Classic でのファイルの比較を参照してください。
ファイルを比較
対応バージョン:Acrobat Continuous(サブスクリプション)、Acrobat 2017
新しいファイルを比較ツールを使用すると、2 つのバージョンの PDF ファイルの相違点をすばやく正確に検出できます。
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左側の「ファイルを選択」をクリックし、比較対象の古いファイルのバージョンを選択します。右側の「ファイルを選択」をクリックし、比較対象の新しいファイルのバージョンを選択します。
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「ファイルを変更」をクリックして、既に開いているファイルを選択するか、目的のファイルを参照して選択します。古いファイルと新しいファイルを入れ替えるには、サムネールの間にある入れ替え矢印アイコンをクリックします。
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グラフィック要素の相違点を無視するには、「テキストのみを比較」を選択します。
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設定を変更するには、「設定」歯車アイコンをクリックします。これにより、次のダイアログボックスが開きます。
- 比較対象を文書の一部に限定するには、「古いファイル」と「新しいファイル」フィールドにページ番号を入力します。
- 「文書の説明」で、比較する文書の種類を選択します。
- 「自動検出」を選択すると、Acrobat が自動的に判断します。
- レポート、スプレッドシート、雑誌レイアウト:コンテンツを 1 つの連続したテキストとして、最初から最後まで比較します。
- プレゼンテーションスライド:各スライドまたはページをミニ文書として参照し、類似するものを一致させます。次に、それぞれ一致した文書のコンテンツを比較します。プレゼンテーションのスライドなど、移動した文書を特定します。
- スキャンした文書、図面、イラスト:スキャンされた各ページの画像キャプチャを作成し、ピクセルを比較します。スキャンした各ページを参照し、類似するものを一致させます。順序が異なるページも特定します。このオプションは、画像または建築図面の比較に役立ちます。
ヒント:文書のコンテンツを複数ページで折り返しできる場合は、「レポート、スプレッドシート、雑誌レイアウト」を選択し、それ以外の場合は「プレゼンテーションスライド」を選択します。スキャンしたファイルを比較する場合は、「スキャンした文書、図面、イラスト」を選択します。- レポートまたはプレゼンテーションオプションのいずれかが選択されている場合、「テキストのみを比較」オプションは、2 つの文書間のテキストの相違点のみを特定します。
- 「スキャンした文書」が選択されている場合、テキストはグラフィックとは別に比較され、結果が結合されます。背景画像アートの上にテキストがある雑誌広告を含む文書では、折り返しのパッセージがテキストのみモードで比較されます。アートワークは別にバックグラウンドで比較されます。相違点(テキストとラインアート/画像の両方)が 1 つの結果文書に結合されます。
- 「レポートで表示」では、文書中のどの要素の相違点を比較レポートに表示するかを選択します。
注意:テキストオプションは、任意の種類の文書で使用できます。これは、大きな文書(250 ページ以上)のテキストを比較するためにデザインされています。また、各ページに背景アートワークがある文書間のテキストも比較するため、処理が低速になります。
- 「OK」をクリックします。
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「比較」をクリックします。
新しい文書に比較結果が表示されます。最初のページでは、ファイルのすべての相違点に関する分かりやすい概要が表示されます。
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それぞれの相違点を詳しく確認するには、「最初の変更に移動」ボタンをクリックします。
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相違点の確認方法を選択します。
- 左右に並べて表示:「左右に並べて表示」(Ctrl + \)ビューを使用すると、比較結果が並んで表示され、帯状にハイライト表示された箇所で相違点を確認できます。 古いファイルが左側に表示され、新しいファイルは右側に表示されます。変更点は、ファイルをまたいで帯状に表示された各箇所で分かりやすくハイライト表示されます。 帯状の箇所をクリックすると、ポップアップノートが表示され、この箇所に含まれるすべての変更点を詳しく確認できます。ハイライト表示されたコンテンツをクリックしてもポップアップを表示できます。
変更点またはポップアップを右クリックして、変更点に適切なステータスを設定します。
- 単一ページ表示:ツールバーで「古いファイル」または「新しいファイル」ボタン(Ctrl + /)を使用すると個々のファイルが表示され、すべての変更点がハイライト表示されます。
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すべての変更を確認するには:
- 「フィルター」および「表示」オプションを使用します。
デフォルトでは、注釈、フォーマットおよび背景の相違点は非表示になります。これらの変更点をレポートに表示するには、ツールバーのフィルターメニューでこれらのオプションを選択します。 また、フィルターメニューで特定の種類の変更を選択して、比較結果をフィルタリングすることもできます。表示メニューから、凡例、行のハイライト表示、結果の表示と非表示を切り替えるオプションを選択できます。
- 変更点を 1 つずつ確認するには、「前の変更」(Ctrl + .)または「次の変更」(Ctrl + ,)ボタンを使用します。
「前の変更」および「次の変更」ボタンは、変更点の詳細を表示するポップアップノートでも使用できます。
- 右側のパネルを使用します。右側のパネルを開くには、右側の Acrobat ウィンドウの中央にある三角形をクリックします。このパネルでは、結果を比較レポートで確認できるすべての変更点が一覧表示されます。検索テキストボックスを使用して、特定の変更を検索できます。
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結果を比較ファイルを保存します(ファイル/保存)。ファイルの比較ツールを閉じるには、ツールバーの右上にある×ボタンをクリックします。
比較レポートの印刷
比較レポートとともに、変更点の概要を印刷できます。
- ツールバーの印刷 アイコンをクリックして、印刷ダイアログボックスで「印刷」をクリックします。
Acrobat Classic でのファイルの比較
対応バージョン:Acrobat Classic(デスクトップのみ)
デスクトップのみの Acrobat Classic バージョンを使用している場合は、以下の手順に従います。Acrobat サブスクリプションまたは Acrobat 2017 を使用している場合は、前述の Acrobat Continuous および Acrobat 2017 でのファイルの比較を参照してください。
文書を比較ツールを使用して、PDF ファイルの 2 つのバージョンの相違点を確認できます。2 つのファイルの比較後、テキスト、フォント、画像、ページの順序も含む、すべての変更点について詳細レポートが表示されます。
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ツール/文書を比較を選択します。
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比較する文書を選択します。各ファイル名の下にある「最初のページ」フィールドと「最後のページ」フィールドにページ番号を入力して、比較の範囲を文書の一部に制限することができます。
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「文書の説明」で、比較する文書の種類を選択します。グラフィック要素の相違点を無視するには、
「テキストのみを比較」を選択します。「OK」をクリックします。新しい文書に比較結果が表示されます。最初のページに、ファイルの比較結果の概要が表示されます。
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相違点のレビュー方法を選択します。
- 左側の比較パネルを使用します(初期設定)。
- 比較パネルでサムネールを使用してページを切り替えます。サムネールの下のアイコンにより、相違点の種類がわかります。緑の矢印は、移動または削除されたページを示します。紫の矢印は、そのページが変更されていることを示します。
- 最初のページに戻って「開始」をクリックし、1 つ目の相違点に移動します。
- メイン画面で変更点がハイライト表示されます。ハイライト部分にマウスポインターを置くと、詳細が表示されます。右上のカラー凡例に、説明が表示されます。
- 比較パネルでサムネールを使用してページを切り替えます。サムネールの下のアイコンにより、相違点の種類がわかります。緑の矢印は、移動または削除されたページを示します。紫の矢印は、そのページが変更されていることを示します。
- 横に並べて表示します。
- 左側の比較パネルで、オプションアイコンをクリックし、「文書を横に並べて表示
」を選択します。
- メイン画面で変更点がハイライト表示されます。ハイライト部分にマウスポインターを置くと、詳細が
表示されます。右上のカラー凡例に、説明が表示されます。
- 左側の比較パネルで、オプションアイコンをクリックし、「文書を横に並べて表示
- 左側の比較パネルを使用します(初期設定)。