すべてのツールメニューから、「フォームを準備」を選択します。
紙の文書をスキャンした任意のフォームや、Microsoft Word、Excel または異なるアプリ内で作成したフォームをインタラクティブな PDF フォームに簡単に変換できます。
フォームの新規作成
空白の PDF 文書にテキスト、ラベル、およびフォームフィールドを追加して、フォームを作成します。詳しくは、Acrobat で新規フォームを作成を参照してください。
既存の文書からのフォームの作成
既存の文書を PDF フォームに変換すると、変換後のフォームにはインタラクティブなフォームフィールドが自動的に追加されます。 このフォームを編集して、リスト、ボックス、ボタンなどの目的に応じたフォームフィールドを追加できます。
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次のいずれかのオプションを選択します。
- ファイルを選択:既存の電子文書(例:Word、Excel、PDF)をインタラクティブな PDF フォームに変換します。 ファイルを選択し、「開く」を選択します。
- 文書をスキャン:紙のフォームをスキャンして、インタラクティブな PDF フォームに変換します。
- 空白のページから開始:空白ページを使用して、フォームを新規作成します。詳しくは、Acrobat で新規フォームを作成を参照してください。
- ファイルを選択:既存の電子文書(例:Word、Excel、PDF)をインタラクティブな PDF フォームに変換します。 ファイルを選択し、「開く」を選択します。
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他のユーザーにフォームへの署名を依頼する場合は、「この文書には署名が必要です」をオンにします。
注意:デフォルトでは、フォームフィールドの自動検出機能はオンです。自動検出をオフにするには、「変更」を選択し、適切な設定を選択します。詳しくは、フォームの環境設定を参照してください。
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「フォームを作成」を選択します。
フォームが作成され、編集モードで開かれます。 左側のパネルには、フィールドを追加したり、フォームを編集したりするフォームフィールドツールが表示されます。右側のパネルには、既存のフォームフィールドのリストが表示されます(既存のフォームフィールドがある場合)。
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作成されたフォームフィールドを確認します。 ツールバーのフォームフィールドツールを使用して、フィールドを追加します。 必要に応じて、フィールドの削除、サイズ変更または並べ替えを行います。 以下の種類のうちいずれかのフォームフィールドを追加できます。
- テキスト:PDF 文書にテキストを追加します。
- テキストフィールド:ユーザーが名前、住所、電話番号などのテキストを入力することができます。
- 画像フィールド::画像フィールドを追加します。ユーザーは、画像を参照して選択し、PDF 文書に追加できます。
- チェックボックス:項目ごとに 2 値を選択できます。フォームに複数のチェックボックスが含まれる場合、ユーザーは、チェックボックスのサブセットのすべてを選択できます。
- ラジオボタン:ユーザーが項目を選択できる選択肢のセットを提供します。同じ名前を共有するすべてのラジオボタンはグループとして機能します。
- ドロップダウンリスト:ポップアップメニューから項目を選択するか、値を入力できます。カスタム値を含むフォームフィールドプロパティを設定できます。
- リストボックス:ユーザーが選択できるオプションの一覧を表示します。フォームフィールドプロパティを設定して、ユーザーがリストから複数の項目を選択できるようにします。
- ボタン:ファイルを開く、サウンドの再生、web サーバーへのデータの送信などの変更をユーザーのコンピューターで開始します。画像、テキスト、および視覚的な変更を使用してボタンをカスタマイズできます。
- 日付フィールド:PDF 文書に日付を入力できます。
- 電子サインフィールド:デジタル署名で PDF 文書に電子サインできます。
- バーコード:選択したフィールドのコンテンツをエンコードし、デコード用のソフトウェアまたはハードウェアで解釈できる視覚的なパターンとして表示します。
詳しくは、フォームフィールドを追加して値を設定する方法を参照してください。
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既存のテキストまたは画像を変更するには、戻るボタン(<)を選択して編集ツールに移動します。 すべてのテキストおよび画像フィールドが編集可能になります。
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フォームをテストするには、「プレビュー」ボタンを選択します。フォームをプレビューすると、受信者のフォームビューが表示され、フォームを確認できます。「プレビューを終了」ボタンを選択すると、編集モードに戻ります。
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変更した後にフォームを保存します。「送信」または「共有」を選択して、フォームを目的の受信者と共有します。
フォームを配布し、返答を収集する方法については、PDF または web フォームの配布を参照してください。
Reader ユーザーがフォームデータを保存することを許可
通常、Acrobat Reader ユーザーは完了したフォームの入力済みコピーを保存することができません。ただし、PDF の権限を拡張して、このようなユーザーがフォームデータを保存できるようにすることができます。Acrobat Pro をお持ちの場合、Acrobat Reader ユーザーに対して、テキストを非インタラクティブなフォームに追加するなどの追加機能を含めることができます。
以前のバージョンの Reader とは異なり、Reader XI 以降のバージョンの Reader には、テキストを追加ツールとフォームデータの保存機能の両方が備わっています。 特別な拡張機能を有効にしなくても、Acrobat ユーザーは入力可能でないフォームに入力したり、コメントを追加したり、PDF にデジタル署名を適用したりできます。
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単一の PDF を開くか、PDF ポートフォリオ内の 1 つのコンポーネント PDF をプレビューします。
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ハンバーガーメニュー (Windows)またはファイルメニュー(macOS)を選択してから、その他の形式で保存/Reader 拡張機能が有効な PDF を選択し、次のオプションのいずれかを選択します。
コメントとものさしを有効にする
(Acrobat Pro)ユーザーがコメントを追加したり、オブジェクトデータ、ものさし、地図情報の各ツールにアクセスできます。
その他のツール(フォームフィールドの入力と保存を含む)を有効にする
ユーザーがインタラクティブなフォームや入力可能なフォームに入力したデータを保存できます。
入力済みのフォームをローカルに保存
Adobe Reader 8 以降のユーザーは、Acrobat Standard または Acrobat Pro を使用してローカルでフォームに入力してフォームを保存できます。次のパラメーターは、ローカルで PDF フォーム(拡張ドキュメント)を保存する Acrobat Reader 拡張機能の機能に影響します。
配布する拡張ドキュメントの数
Acrobat Standard および Acrobat Pro の利用者は、入力用の拡張ドキュメントを任意の受信者に何人でも送信できます。 例えば、Acrobat 利用者が空白のフォームテンプレートを Web ページにポストして、ユーザーにローカルで PDF フォームに入力して保存することを許可できます。 このテンプレートにアクセスできるユーザーの数に制限はありません。 また、この Acrobat 利用者は、入力済みのフォームから いくつでも 返答を収集できます。
拡張ドキュメントの受信者の数
Acrobat Standard および Acrobat Pro の利用者は、拡張ドキュメントを任意の受信者に いくつでも 送信できます。 Acrobat 利用者は、拡張ドキュメントのコピーを いくつでも 任意の受信者に何人でも送信でき、入力済みのフォームから いくつでも 返答を収集できます。
フォームへの JavaScript の追加
JavaScript を使用すると、インタラクティブな web ページを作成することができます。 拡張された JavaScript を使用すると、PDF フォームに簡単にインタラクティブ機能を統合することができます。 Acrobat フォームでは、JavaScript を使用して、データの書式設定、計算、検証および動作の割り当てを行えます。 Windows では、Open Database Connectivity(ODBC)を使用してデータベースに直接接続するように Adobe PDF フォームを構成することもできます。
動的なフォームを作成している場合、Acrobat Reader では一部のカスタム JavaScript がサポートされないことに注意してください。 PDF に他の拡張機能を追加しなければ、Acrobat Reader で表示したときに動的なフォームが正しく機能しない場合があります。
その他のリソース
Acrobat JavaScript について詳しくは、次のリソースを参照してください。
JavaScript™ for Acrobat® API Reference(PDF フォームにインタラクティブ機能を追加する場合):www.adobe.com/go/learn_acr_javascript_jp(PDF、英語のみ)
Acrobat をカスタマイズするための Acrobat Software Development Kit(SDK):www.adobe.com/go/learn_acr_devcenter_jp(英語のみ)
File paths in Acrobat JavaScript(Acrobat JavaScriptのファイルパス):www.acrobatusers.com/tutorials/file-paths-acrobat-javascript
受信者へのフォームの配布(送信)
PDF または web フォームの配布
フォームを作成した後に、受信者に送信する方法を選択します。
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すべてのツール/フォームの準備を選択します。
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フォームを準備ツールが開きます。左側のパネルでは、ファイルを選択がデフォルトで選択されています。「フォームを作成」を選択します。
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フォームが作成されたら、左側のパネルの右下隅にある「送信」を選択します。
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Acrobat がフォーム内で検出した条件に応じて、一連のメッセージが表示されます。 必要に応じて画面に表示される指示に従い、フォームを保存します。
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配布および収集方法を選択します。
電子メール
電子メールの受信トレイで返答を収集します。
内部サーバー
内部サーバー(SharePoint、ネットワークフォルダーなど)上で返答の配布および収集をおこないます。 詳しくは、サーバーの指定を参照してください。
詳しくは、配布オプションの選択(レビューとフォーム用)を参照してください。
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「続行」を選択し、画面に表示される指示に従ってフォームを配布します。
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電子メールの受信トレイで返答を収集する場合は、次のいずれかをおこないます。
- セミコロンで区切られた電子メールアドレスを入力するか、または「宛先」ボタンをクリックして、アドレス帳から電子メールアドレスを選択します。
- デフォルトメッセージを編集します。
- 「トラッカーが円滑に機能するよう、受信者の名前および電子メールを収集する」オプションを選択します。 受信者がフォームを提出するときに、システムが名前と電子メールの入力を求めます。 これにより、トラッカーで提出者と未提出者、提出の日時を確認できます。
- 無記名での提出を収集する場合、またはトラックレベルを考慮しない場合には、このオプションの選択を解除します。
注意:受信者の電子メールアドレスがわからない場合は、自分自身の電子メールアドレスを入力します。 システムによりフォームへのリンクが送信されるので、それを必要な人に電子メール送信することができます。
配布されたフォームのステータスを追跡するには、右側のパネルの右下隅にある「トラック」をクリックします。 詳しくは、フォームトラッカーについてを参照してください。
Adobe Acrobat Sign フォームの配布
Acrobat Sign フォームを作成したら、Acrobat Sign サービスを使用して、受信者に入力および署名を依頼するためにフォームを送信できます。
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グローバルバーから、署名/電子サインを依頼を選択します。
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署名ダイアログボックスで、文書の署名を依頼するユーザーの電子メールアドレスを入力します。 必要に応じてメッセージを追加します。 次に、「署名場所を指定」を選択します。
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「送信」を選択します。
署名を依頼するために 1 人目のユーザーに文書が送信されたことを示す電子メールが、Acrobat Sign から送信されます。 1 人目のユーザーには、文書への署名を依頼する電子メールも送信されます。 そのユーザーが「署名」フィールドに自分の署名を追加して「クリックして署名」ボタンを選択すると、その文書が次のユーザーに対して署名用に送信され、同様の手順が繰り返されます。
署名済みの文書のコピーがすべてのユーザーに送信され、その文書のファイルは Adobe クラウドに安全に保管されます。
- 詳しくは、署名用の文書の送信を参照してください。
- Acrobat Sign フォームのステータスをトラックするには、署名用に送信された契約書のトラックを参照してください。
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