- Adobe Connect ユーザーガイド
- 概要
- Adobe Connect Meeting
- Adobe Connect 会議とセッションの開始、出席、管理
- Adobe Connect の主催者およびプレゼンターの領域
- Adobe Connect デスクトップ向けアプリケーション
- Adobe Connect 会議前診断テスト
- Adobe Connect Central のホームページ
- セッション中のコンテンツの共有
- Adobe Connect 会議の更新と管理
- 会議レポートおよび分析データの表示
- ポッドの操作
- Adobe Connect 会議室のリアクション
- Adobe Connect のアクセシビリティ機能
- 仮想会議室の作成とレイアウトの配置
- Adobe Connect 会議の小会議室
- Adobe Connect の会議出席者の管理
- Adobe Connect 会議とセッションの開始、出席、管理
- Adobe Connect の管理とメンテナンス
- Adobe Connect HTML クライアントの有効化
- Adobe Connect でのシングルサインオンの有効化
- タイムアウト期間の変更
- Universal Voice オーディオプロバイダーの設定
- Adobe Connect でのユーザーとグループの作成および読み込み
- Adobe Connect アカウントセキュリティの拡張
- Adobe Connect Central での使用状況レポートの生成
- Adobe Connect アカウントの管理
- ユーザーとグループの管理
- ライブラリファイルおよびフォルダーのアクセス権の設定
- Adobe Connect Server のユーザーデータ、データベース、設定のバックアップ
- Adobe Connect データベースを使用したカスタムレポートの構築
- Adobe Connect Server のディスク容量の管理とキャッシュの消去
- Adobe Connect Server ログの管理と監視
- Adobe Connect サービスの起動と停止
- Adobe Connect Events
- Adobe Connect のトレーニングとセミナー
- Adobe Connect のオーディオおよびビデオによるコンファレンス
- Adobe Connect でユーザーコンテンツの管理
オンライン会議室、会議中に使用するコントロール、役割とアクセス権、関連するライブラリなど、Adobe Connect の概要について説明します。
会議について
Adobe Connect 会議は、複数ユーザーで行うライブのインタラクティブなオンライン会議です。会議室は、会議を実施するために使用するいつでも利用できるオンライン仮想スペースです。各種表示パネル(ポッド)とレイアウトなどで構成されています。事前に作成された会議室レイアウトがいくつか用意されていますが、ニーズに合わせて追加のカスタムレイアウトを作成して使用することもできます。会議室では、出席者によるコンピューター画面やファイルの共有、チャット、オーディオおよびビデオのブロードキャスト、インタラクティブなオンラインアクティビティへの参加が可能です。
一度会議室を作成すると、削除するまで存在します。 会議室の場所は、ユーザーによって作成された、または会議が作成されたときにシステムによって割り当てられた固有の URL です。この URL にアクセスしてログインすると、仮想会議室に入室できます。会議室は何度でも再利用でき、複数の独立した会議室を作成できます。会議所有者は、会議室にアクセスできるユーザーとその役割を選択できます。
会議に参加するには、Windows および Mac ユーザー向けの Adobe Connect デスクトップ用アプリケーションがサポートされている最新のブラウザーが必要です。会議で実行できる操作は、割り当てられる役割とアクセス権によって異なります。Adobe Connect の会議室にはスマートフォンまたはタブレットからアクセスすることもできます。ここから Adobe Connect アプリケーションとアップデートをダウンロードします。
会議室の内部
会議室は、上部のメニューバーと、その下のステージ領域またはプレゼンテーション領域で構成されています。ステージには、コンテンツやアクティビティが表示されます。これらは、サイズ変更や移動可能なパネルであるポッド内にあります。各ポッドには、PowerPoint プレゼンテーション、画面共有、Web カメラ、会議参加者のリスト、ノート、チャット、共有ファイルなどが含まれる場合があります。レイアウトは、主催者がすばやく変更できるポッドの集まりです。
メニューバーには、会議でのユーザーの役割に応じて異なるいくつかのメニューとアイコンが含まれています。ユーザーによる会議の参加や退出、また誰かの発言などのアクティビティは、メニューバーに表示されます。メッセージと警告は、会議インターフェイスの右上隅に表示されます。メニューバーにある赤い円は、主催者が会議を録画していることを示します。
会議室の接続ステータス
メニューバーの右側にある色付きのバーは、会議室の接続ステータスを示します(緑色は良好、黄色は適正、赤は低速)。接続ステータスアイコンをクリックすると、接続の詳細が表示されます。
接続が低速の場合、受信するストリーム(カメラ、スクリーン共有、オーディオ)が遅延、分割、またはバッファリングされる可能性があります。
HTML クライアントの場合、会議の接続状態アイコン()には、MP3/MP4 形式(ファイル拡張子.mp3/.mp4)の帯域幅は含まれません。
没入型 A/V エクスペリエンスのリアルタイムのインジケーター
各参加者、主催者、プレゼンターの接続ステータスは、会議が没入型 A/V エクスペリエンスに対応していることを示しています。
リアルタイムのインジケーターは、例えば次のように、ユーザーの接続品質を定義するものです。
- ビットレート、フレームレート、ロス、パケットドロップ、ジッターは、オーディオおよびビデオの接続品質に影響を与える要因です。
- インジケーターでは、「高品質 - 緑」、「平均 - オレンジ」、「低品質 - 赤」と品質を定義します。
またインジケーターでは、オーディオとビデオの接続品質を平均して品質を定義します。つまりビデオが低品質でありオーディオが高品質の場合、インジケーターが示す品質は平均になります。
会議の役割とアクセス権
Adobe Connect 会議で実行できる操作(共有、管理、ブロードキャスト、またはその他のアクティビティ)は、主催者、プレゼンター、参加者のどの役割かによって決まります。
会議の作成者は、デフォルトで主催者として指定されます。 主催者は、各出席者の役割を指定することができ、他の出席者を選択して会議中にプレゼンターや主催者に昇格させることもできます。各役割のアクセス権は次のとおりです。
主催者
主催者は、会議の設定、ゲストの招待、ライブラリへのコンテンツの追加、スクリーン共有、会議室のポッドとレイアウトの追加または変更を行うことができます。ゲストの許可、出席者の削除、参加者への拡張アクセス権の付与を行うこともできます。主催者は、オーディオコンファレンスの開始および停止や、マイクや電話の権限を付与することができます。また、録画の開始、一時停止、停止を行うこともできます。主催者は、会議の中で小人数グループの小会議室を作成して管理できます。 また、主催者は、プレゼンターまたは参加者が実行可能なすべての作業を実行できます。
プレゼンター
プレゼンターは、既にライブラリから会議室にロードされているコンテンツを共有したり、自分のコンピューターから直接コンテンツをアップロードしたりできます。共有コンテンツには、PowerPoint プレゼンテーション(PPT または PPTX ファイル)、画像(JPEG、PNG、および GIF ファイル)、Adobe PDF ファイル、MP3 ファイルおよび MP4 ファイルが含まれる場合があります。また、スクリーンの共有、チャット、およびライブのオーディオやビデオのブロードキャストを行うこともできます。
参加者
登録済み参加者およびゲスト参加者は、プレゼンターまたは主催者によって共有されたコンテンツの閲覧、ブロードキャストされているオーディオとビデオの視聴、発言要求、およびテキストチャットを行うことができます。参加者には、カメラ、マイクなどの高度な権限を共有する権限が付与される場合があります。
会議ライブラリについて
Adobe Connect Central の「会議」タブには、共有会議、ユーザー会議、マイ会議という 3 つの会議室フォルダーが用意されています。各フォルダーには、会議のコンテンツや録画を含むフォルダーとファイルが含まれる場合があります。ユーザーは、Adobe Connect Central へのログイン時に表示されるマイ会議フォルダーでコンテンツを作成し、管理できます。他のフォルダーのコンテンツにアクセスできるかどうかは、Adobe Connect 管理者によって各ユーザーに設定されたアクセス権によって決まります。
会議でアップロードされたコンテンツは、その会議室でのみ使用できます。すべての会議室でコンテンツを利用できるようにするには、コンテンツを Adobe Connect Central のコンテンツライブラリにアップロードします。既に会議に直接ロードされているコンテンツをコンテンツライブラリに移動して、他の会議室で利用できるようにすることもできます。
購入したライセンスや会議室が作成された場所に応じて、Adobe Connect 会議室の上限人数が異なります。Adobe Connect ライセンスの購入に関する詳細をアカウント管理者に確認してください。
会議室の上限人数は、次のような詳細情報に基づいて決定されます。
セミナー
- セミナーのスケジュールが設定されている場合、会議室の上限人数はライセンスの上限人数と同じです。
- セミナーのスケジュールが設定されていない場合、会議室をスタンバイモードで開けます。会議室がスタンバイモードの場合、共有イベントライセンスでは上限が 5 人、セミナーライセンスでは 10 人です。
仮想教室
- 指名されたユーザーの「マイトレーニング」フォルダーに会議室を作成すると、会議室の人数が、仮想教室の所有者の指定した上限またはアップグレードの上限に設定されます。
- 「共有済みトレーニング」フォルダーに会議室を作成すると、会議室の人数が、指定ライセンス(100 または 300)の上限に設定されます。
会議
- 同時ライセンスが存在しない場合、次のような可能性があります。
- 指名されたユーザーの「マイ会議」フォルダーに会議室が作成され、会議室の人数が、フォルダー所有者の指定した上限またはアップグレードの上限に設定されます。
- 「共有済み会議」フォルダーに会議が作成され、会議室の人数が、指定ライセンスの上限(100 または 300)に設定されます。
- 同時ライセンスが存在する場合、次のような可能性があります。
- 「マイ会議」フォルダーに会議室が作成され、ユーザーは「指定」または「アップグレード済み」の役割が付与されておらず、会議室の人数が、同時ユーザーライセンスの上限に設定されます。主催者は同時主催者の役割を付与されている必要があり、「マイ会議」フォルダーにアクセスできるようになります。
- 「マイ会議」フォルダーに会議室が作成され、ユーザーは「指定」または「アップグレード済み」の役割が付与されており、会議室の人数が、指定されたユーザーの指定ライセンスまたはアップグレード済みライセンスの上限と同じです。
- 「共有済み会議」フォルダーに会議室が作成され、会議室の人数が、同時ユーザーライセンスの上限に設定されます。
スーパー管理者の権限で API を使用して会議が作成された場合、「マイ会議」フォルダーに作成された会議室の上限人数は何人ですか?
会議室の上限人数は、「マイ会議」フォルダーに会議室が含まれているユーザーの指定ライセンスの上限人数になります。