- Captivate ユーザーガイド
- Captivate の紹介
- スライドを追加
- テキストブロックを追加
- メディアブロックを追加
- インタラクティブなコンポーネント
- ウィジェット
- クイズを作成
- プロジェクトに音声を追加
- インタラクション
- アニメーション
- アクセシビリティ
- タイムラインのカスタマイズ
- 目次および再生バーのカスタマイズ
- プロジェクトプロパティを編集
- シミュレーションプロジェクトの作成
- プロジェクトのプレビュー
- レビュー用にプロジェクトを共有する
- プロジェクトのパブリッシュ
- Adobe Captivate でプロジェクトをアップグレードする
Adobe Captivate には、環境設定の項目が細かく用意されています。この機能を使用すると、必要に応じてソフトウェアのあらゆる要素をカスタマイズできます。
デフォルトの場所:Adobe Captivate を初めてインストールする場合、プロジェクトとプロジェクトキャッシュの保存場所は、デフォルトで書類(macOS)およびドキュメント(Windows)です。
- 保存先:デフォルトの場所にプロジェクトを保存しない場合、新しい保存先を設定します。
- プロジェクトキャッシュ:Adobe Captivate のプロジェクトキャッシュを使用すると、プロジェクトをすばやく保存したり開いたりできます。プロジェクトの作成時に、プロジェクトキャッシュフォルダーが作成されます。 このフォルダーは、プロジェクトの環境設定で指定したプロジェクトキャッシュルートフォルダーに保存されます。これらのキャッシュフォルダーがシステムリソースを使い切ってしまう場合があるため、フォルダーを削除してリソースを最適化する必要があります。「キャッシュをクリア」オプションを使用すると、フォルダーを削除できます。
スライドの長さ:プロジェクトをプレビューまたはパブリッシュする際の、デフォルトのスライド表示時間を変更します。
音声入力デバイス:録音とナレーションに使用するデバイスを選択します。
仮想音声ドライバー:Mac 用の仮想ドライバーを選択します。
オーディオ入力調整:録画用のオーディオレベルを調整する場合に選択します。オーディオを調整すると、発言者のオーディオ入力レベルをすべてバランスよく保つことができます。 音声を正確に再現するには、どの発言者の入力レベルも適切であることが重要です。
- 作成者:プロジェクト作成者の名前。
- 会社:文書内のコンテンツを管理する会社または組織の名前。
- 電子メール:会社またはカスタマーサービス部門の電子メールアドレス(公開する場合)。
- Web サイト:上記の会社の Web サイトアドレス。
- 著作権:プロジェクトの著作権情報。
- プロジェクト名:プロジェクトの分かりやすい名前。
- 説明:プロジェクトの内容を示す短い説明。
パブリッシュ
設定
- キーボードのタブ移動をスライドに制限:このオプションを選択すると、キーボードのタブ操作の対象がスライドに追加されたオブジェクトのみとなります。
- 自動再生:このオプションを選択すると、プロジェクトのプレビュー時またはパブリッシュ時に、そのプロジェクトが自動的に再生されます。
- 四角形の選択範囲をスライドアイテムで非表示:各オブジェクトの実行時にタブ移動する際に、オブジェクトの周囲にフォーカスインジケーターが表示されないようにするには、このオプションを選択します。
プロジェクトの開始
プロジェクトの表紙に使用する画像を選択します。パブリッシュされたプロジェクトをプレビューまたは表示すると、画像が表示されます。
プロジェクト終了
プロジェクトの終了時に、実行する必要があることを選択します。 使用できるオプションは次のとおりです。
プロジェクトの繰り返し:プロジェクトを連続して再生します。
プロジェクトを閉じる:再生が停止した後でムービーを閉じます。
URL またはファイルを開く:ムービー停止後に、指定した Web サイトを Web ブラウザーで表示します。URL を読み込むには、Web サイトの完全なパスを入力します(例:http://www.website.com)。「URL」ボックスの横の反転された矢印アイコンを選択し、URL を表示するウィンドウを選択して、「現在」、「新規」、「親」または「上」を選択します。ファイルを読み込むには、「参照」アイコンを選択し、ファイルを参照および選択してから「開く」を選択します。
JavaScript を実行:ムービーの再生が停止した後、指定した JavaScript を実行します。スクリプトウィンドウを選択し、JavaScript コードを入力して実行します。ファイルからスクリプトを再利用するには、スクリプトをクリップボードにコピーし、JavaScript ウィンドウに貼り付けます。「スクリプトウィンドウ」ボタンの横の反転された矢印アイコンを選択し、URL を表示するウィンドウを選択して、「現在」、「新規」、「親」または「上」を選択します。
プロジェクトの有効期限の日付
- プロジェクトの有効期限の日付です。「カレンダー」を選択して日付を選択します。隣のテキストボックスで、プロジェクトの有効期限が切れたときにユーザーに表示するメッセージを指定します。
一般
次の情報を入力します。
名前:複数のクイズを設定したプロジェクトにおけるクイズの名前を入力します。クイズに名前を付けると識別しやすくなります。
権限:次のいずれかを選択します。
任意 - このクイズをスキップできます:クイズをスキップし、プロジェクトを進めることができます。
必修 - 続行するにはクイズに挑戦する必要があります:プロジェクトの次のスライドに勧めるのは、すべての質問スライドを完了した場合のみです。
合格必須 - このクイズに合格した場合のみ続行できます:プロジェクトの次のスライドに進めるのは、クイズで必要なポイントを獲得した場合のみです。
全問解答 - 続行するには、すべての質問に答える必要があります:プロジェクトの次のスライドに進めるのは、すべての質問スライドに解答した場合のみです。
目的 ID:質問スライドが属するクイズの ID です。クイズの中に複数のクイズが設定されている場合、目的 ID を設定することで、質問が属するクイズを識別できます。
インタラクション ID プレフィックス:ユーザーが質問スライドで実行するすべてのアクションには、一意のインタラクション ID が割り当てられます。例えば、ユーザーが最初は不正解で 2 回目の挑戦で正解した場合、インタラクション ID が 2 つ生成されます。このフィールドを使用して、生成された複数のインタラクション ID の先頭に、割り当て済みの文字を追加してカスタマイズします。
設定:
クイズの最後にスコアを表示:クイズの最後にスコアがユーザーに表示されます。ユーザーがクイズに合格または不合格したときに表示されるメッセージをカスタマイズできます。メッセージをカスタマイズするには、「クイズ結果のメッセージ」を選択します。また、スコアスライドに表示するオプションもカスタマイズできます。
このオプションを有効にすると、「クイズ結果のメッセージ」ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスで、合格メッセージと不合格メッセージをカスタマイズし、クイズの終了時に表示するスコアを選択できます。
クイズの復習を許可:クイズを試行してからスコアが表示された後、ユーザーはクイズを復習できます。このオプションを使用すると、ユーザーは、不正解だった質問と、その正解を確認できます。フィードバックで表示されるメッセージをカスタマイズできます。
- 正しい回答を表示:このチェックボックスをオンにすると、ユーザーがクイズを復習している間、正解が常に表示されるようになります。
- レビューモードナビゲーションボタンを含める:このチェックボックスをオンにすると、クイズのレビューにナビゲーションボタンが常時表示されるようになります。
このオプションを有効にすると、質問の復習のメッセージダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスで、クイズの復習時に表示されるメッセージをカスタマイズできます。
「解答をシャッフル」オプションを含める:解答が複数ある質問スライドでは、ユーザーが同じ質問スライドを次回試行すると解答がシャッフルされます。
「クリア」ボタンを含める:クイズのすべての質問で「クリア」ボタンを表示するには、このオプションを選択します。
「すべて送信」ボタンを含める:このオプションを使用すると、ユーザーは解答済みの質問を復習および変更したり、すべての質問を同時に送信したりできるようになります。
このオプションを有効にすると、すべてのメッセージを送信ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスで、クイズの送信時に表示されるメッセージをカスタマイズできます。
「戻る」ボタンを含める:クイズのすべての質問で「戻る」ボタンを表示するには、このオプションを選択します。
「スキップ」ボタンを含める:クイズのすべての質問で「スキップ」ボタンを表示するには、このオプションを選択します。
報告
SCORM 準拠の LMS でコンテンツが配信または追跡される場合は、「レポートを有効化」チェックボックスをオンにします。
標準:次のいずれかの必須オプションを選択します。
- SCORM 1.2:SCORM 1.2 ベースの LMS を使用している場合に選択します。「設定」を選択して、マニフェストファイルの詳細を指定します。詳しくは「マニフェストファイルの作成」を参照してください。
- SCORM 2004:SCORM 2004 ベースの LMS を使用している場合に選択します。「設定」を選択して、マニフェストファイルの詳細を指定します。詳しくは「マニフェストファイルの作成」を参照してください。
- AICC:航空産業 CBT 委員会標準では、e ラーニング用のコンテンツを開発、配布および評価する方法が定義されています。
- xAPI:xAPI と呼ばれる学習テクノロジー用プロトコルを利用すれば、オンラインとオフラインの両方で、ユーザーの多様なエクスペリエンスに関するデータを収集することができます。この API は、ユーザーまたはグループのアクティビティに関する情報を、多数のテクノロジーから均一に収集します。
ステータス表現:コースのステータスを LMS に報告する方法を指定します。
未完了から完了:ユーザーがコースを起動すると、LMS でコースのステータスが「未完了」として報告されます。 完了条件を満たすと、ステータスが「完了」に変わります。
未完了から合格済み / 不合格:ユーザーがコースを起動すると、コースのステータスが「未完了」として報告されます。完了条件を満たすと、ステータスは合格 / 不合格に変わります。
ユーザーアクセス:ユーザーが LMS からコースを起動すると、コースが完了します。
合格 / 完了の条件:
スライドビュー:ユーザーが一定の枚数または割合のスライドを表示した場合、コースを完了または合格したとみなされます。
クイズ:ユーザーはクイズの成績に基づき、コースを完了または合格したとみなされます。 次のいずれかの条件を指定できます。
ユーザーがクイズを受験:クイズを受験すると、ステータスは「完了」と報告されます。クイズの合格 / 不合格は関係ありません。
ユーザーがクイズに合格:ユーザーがクイズに合格した場合にのみ、ステータスは「完了」と報告されます。
ユーザーが合格または参加最大回数に到達: ユーザーがクイズに合格、または試行をすべて使い切った場合に、ステータスは「完了」と報告されます。例:コースに設定された試行回数が 2 回の場合
ユーザーが初めて試行して合格した場合、ステータスは「完了」および「合格」と報告されます。
ユーザーが初めて試行して不合格となった場合、参加最大回数にまだ達していないため、ステータスは「未完了」および「不合格」と報告されます。
ユーザーがクイズを再受験して不合格となった場合、ステータスは「完了」および「不合格」と報告されます。
ユーザーがクイズを再受験して合格となった場合、ステータスは「完了」および「合格」と報告されます。
SCORM の設定
次のマニフェストオプションが表示されます。
コース ID:別のマニフェストと区別するために LMS で使用される ID です。このフィールドには、Adobe Captivate プロジェクトの名前に基づくデフォルトの ID が自動的に追加されます。ID はいつでも変更可能です。ID を変更するには、テキストを選択して新しいテキストを入力します。
コースタイトル:LMS を使用してプロジェクトを閲覧するユーザーに表示されるプロジェクトのタイトルです。このフィールドには、Adobe Captivate プロジェクトの名前に基づくデフォルトのタイトルが自動的に追加されます。タイトルはいつでも変更可能です。タイトルを変更するには、テキストを選択して新しいテキストを入力します。
説明:プロジェクトについての説明のテキストで、LMS に表示されます。このフィールドには、Adobe Captivate プロジェクトの名前に基づくデフォルトの説明が自動的に追加されます。説明のテキストはいつでも編集できます。
バージョン:バージョンでは、同じ ID のマニフェストと区別するために使用できる数字が指定されます。例えば、プロジェクトを変更した後でアップロードする場合、異なるバージョン番号が使用されます。
期間:学習者は、この時間内にプロジェクトを完了させる必要があります。Adobe Captivate は、近似値を使用してこのフィールドをあらかじめ取得します。ただし、プロジェクトに多くのリソースを消費するビデオやアニメーションが多数含まれている場合は、この値を変更できます。
キーワード:プロジェクトに関連したキーワードを入力します。
SCO ID:LMS で ID を使用して、共有可能なコンテンツオブジェクト(SCO)を区別します。Adobe Captivate を使用している場合、SCO は Project harm プロジェクトを指します。このフィールドには、Adobe Captivate プロジェクトの名前に基づくデフォルトの ID が自動的に追加されます。ID はいつでも変更可能です。ID を変更するには、テキストを選択して新しいテキストを入力します。
SCO タイトル:このフィールドには、Adobe Captivate プロジェクト名に基づくデフォルトのタイトルが自動的に追加されます。タイトルはいつでも変更可能です。タイトルを変更するには、テキストを選択して新しいテキストを入力します。
マニフェストファイルが生成されます。
作成されるファイル
「SCORM」オプションを使用してプロジェクトの報告を有効にすると、プロジェクトをパブリッシュするときに次のファイルが作成されます。
マニフェストファイル:このファイルは、Adobe Captivate プロジェクトを LMS に読み込みます。 マニフェストファイル imsmanifest.xml には、プロジェクトのメタデータとそのコース構造が含まれています。
HTML ファイル:LMS から Adobe Captivate プロジェクトを起動します。
JavaScript ファイル:JavaScript API を使用して、追跡データが Adobe Captivate から LMS に送信されます。
報告するデータ
ユーザーインタラクションデータ(ユーザーが試行した問題およびユーザーに提示された解答など)を報告する場合は、「インタラクションデータ」チェックボックスをオンにします。
LMS 初期化テキスト:Web ブラウザーでコースを読み込む際に、ユーザーに表示するテキストを入力します。
LMS 詳細設定
各スライドからデータを送信:各スライドからインタラクション詳細を送信します。
再開用データを送信しない:ユーザーが休憩後にセッションを再開すると、プロジェクトから LMS に再開が通知されます。作業を中断したページがユーザーに表示されます。このオプションを有効にすると、プロジェクトを再開したときに最初のページがユーザーに表示されます。
バージョンおよびセッションをエスケープ:バージョンおよびセッション ID を、URL エンコーディングされた値に変換します。
バージョンおよびセッション ID をエスケープ:エスケープするバージョンおよびセッション ID オプションをサポートします。 エスケープするバージョンおよびセッション ID に含まれない文字を入力します。
エスケープしない文字
エスケープするバージョンおよびセッション ID オプションをサポートします。エスケープするバージョンおよびセッション ID に含まれない文字を入力します。
合格 / 不合格
合格 / 不合格オプション
合格 / 不合格オプション:ユーザーがクイズに合格するための条件を、正解率または合計ポイントで設定します。
合格点 / 不合格点の場合のアクション:ユーザーがクイズに合格した場合と不合格だった場合に実行するアクションを設定します。ユーザーによるクイズの解答回数を設定することもできます。
デフォルトのラベル
クイズの終了時に学習者に表示されるメッセージをカスタマイズできます。 クイズの結果と進行状況に関するテキストをすべて変更できます。
- 正解時のメッセージ:学習者が正答を選んだ場合に表示されるメッセージです。
- 不正解時のメッセージ:学習者が誤答を選んだ場合に表示されるメッセージです。
- 再試行のメッセージ:学習者が誤答を選んだ後で、もう一度回答する際に表示されるメッセージです。
- 未完了のメッセージ:学習者が質問に対して部分的にしか回答しなかった場合に表示されるメッセージです。
- 時間切れメッセージ:質問に設定された制限時間内に学習者が回答できなかった場合に表示されるメッセージです。
- ヒントメッセージ:学習者が質問に回答する際に、ヒントとして表示されるメッセージです。
- ボタン:
- 送信:「送信」ボタンに表示されるテキストです。
- すべて送信:「すべて送信」ボタンに表示されるテキストです。学習者がクイズを完了した時点でこのボタンが表示されます。
- クリア:「クリア」ボタンに表示されるテキストです。このボタンをクリックすると、学習者が入力した回答がクリアされます。
- スキップ:「スキップ」ボタンに表示されるテキストです。学習者が質問をスキップする際に、このボタンを使用します。
- 戻る:「戻る」ボタンに表示されるテキストです。学習者が前のスライドに戻る際に、このボタンを使用します。
- 進行状況の表示:クイズの進行状況の表示形式を定義します。 例えば、質問 %d/%d と表示される場合は、5 問のうち 1 問完了したことになります。