Adobe ColdFusion(2023)リリースノート

新機能および変更された機能

完全な見直しが行われたソリューションである Adobe ColdFusion(2023 リリース)では、コンテナ化された安全なモジュール式アプローチで、複数のクラウドプロバイダーまたはオンプレミスで動作するアプリケーションを構築することができます。アプリケーションの書き換えを行わずにクラウドサービスプロバイダーを切り替えることができるようになりました。

詳しくは、次のドキュメントを参照してください。

このリリースで修正されたバグ

コンポーネント

キー

要約

Administrator:Administrator コンソール

ColdFusion Administrator の JVM ページにおける jvm.config ファイルのデータ表示で、GB から MB への変換が間違っています。

CFForm:HTML

画像のアップロードでフォームフィールドを POST リクエストに渡せない場合があります。

CFIMAGE

TIFF 画像に対して ImageRotate を実行すると、画像が破損します。

CLI:REPL

ColdFusion CLI - ColdFusion がライセンスサーバーにアクセスできない場合は、ライセンス関連のエラーが表示されないようにする必要があります。

CLI:REPL

パッケージ管理関連のエラーは、ColdFusion CLI の出力に表示されないようにする必要があります。

クラウドサービス:Amazon S3 ストレージ

uploadFile メソッドで過剰なログが生成されます。

クラウドサービス:Azure Blob Storage

アップロードされたファイルは、常に「application/octet- stream」のコンテンツタイプで保存されます。

クラウドサービス:クラウドプロファイル

セッショントークンで AWS クラウド資格情報用のオプションフィールドがサポートされるようになりました。

ColdFusion パッケージ:ORM

ormsettings.autogenmap が有効で、コンポーネントの cache 属性が定義されており、.hbmxml ファイルでそのプロパティを使用している場合、ORM エラーが発生します。

ColdFusion パッケージ:RedisSessionStorage

Redis セッションで、10 進数のフィールドを持つ保存済みのオブジェクトが失われます。

コンテナ:CF Dokcer イメージ

ColdFusion 2021 Dokcer イメージで、cfreport タグに対する cfcompile の実行中にエラーが発生します。

コアランタイム:パーサー/コンパイラー

cfcase のコンテキスト検証エラーが発生します。

コアランタイム:セッション管理

引用符で囲まれていない true または false 値を含んだコンポーネント構造体または配列を追加すると、セッションが Redis に保存されません。

データベース

PostgreSQL で RefCursors がサポートされるようになりました。

データベース

PostgreSQL に、特定のストアドプロシージャやその他の統合上の問題があります。

ドキュメント管理:PDF の生成

cfdocument が encryption 属性で失敗します。

ドキュメント管理:PDF の生成(CFHTML2PDF)

オプションが選択されていないラジオグループで cfhtmltopdf タグが正常に機能しません。

ドキュメント管理:PDF の生成(CFHTML2PDF)

cfhtmltopdf タグを使用して作成した PDF では、cfpdf で透かしを適切に追加できません。

ドキュメント管理:PDF の生成(CFHTML2PDF)

cfhtmltopdf タグを使用すると、空白のテキスト領域を含んだ PDF が生成されます。

ドキュメント管理:PDF の生成(CFHTML2PDF)

cfhtmltopdf を使用すると、タイ語の文字が期待どおりに出力されません。

ドキュメント管理:PDF の生成(CFHTML2PDF)

cfhtmltopdf タグを使用すると、特殊文字が他の文字に置き換えられます。

ドキュメント管理:PDF の生成(CFHTML2PDF)

一部の変換処理中に、HTML2PDF 変換がタイムアウトします。

ドキュメント管理:PDF の生成(CFHTML2PDF)

cfhtmltopdf タグで生成された PDF に書式設定の問題があります。

ドキュメント管理:PDF の生成(CFHTML2PDF)

cfhtmltopdf タグで、ソース URL に特殊文字を使用できるようになりました。

ドキュメント管理:PDFG サービス

cfhtmltopdf タグで、一部の HTML 要素が不完全にレンダリングされます。

ドキュメント管理:スプレッドシート

cfspreadsheet タグで、HTML および CSV ファイル形式に対する操作を実行するとファイルがロックされます。

ドキュメント管理:スプレッドシート

isSpreadsheetFile メソッドを実行するとファイルがロックされ、そのファイルを削除できなくなります。

インストール/設定:CFSetup

CFSetup ユーティリティ:セッションキー(cfloginusesessionstorageredis)が設定されている場合、ColdFusion ランタイム設定の書き出し/読み込みに失敗します。

インストール/設定:CFSetup

CFSetup ユーティリティ:指標設定の読み込みに失敗します。

インストール/設定:CFSetup

CFSetup の import コマンドで指標設定の cfstathostattribute を読み込み中にエラーが発生します。

インストール/設定:インストーラー

インストールしているユーザーだけでなく「すべてのユーザー」に対して、Windows のスタートメニューに ColdFusion を設定するためのオプションが ColdFusion インストーラーに用意されている必要があります。

インストール/設定:ライセンスとアクティベーション

Azure Managed Kubernetes Service(AKS)ベースのホストで ColdFusion をアクティベートできません。

言語

暗黙の構造体を作成すると、大文字と小文字が区別されるキーになります。

言語

メンバー関数を構造体/配列リテラルに連鎖させることができません。

言語:CF コンポーネント

配列表記でコンポーネントメソッドの可視性の問題が発生します。

言語:式

同一性演算子「===」で null をサポートするようになりました。

言語:関数

queryFilter メソッドで、間違った行番号が第 2 引数として渡されています。

言語:クエリ関数

異なるプロパティを持つ複数のクエリを使用すると、トランザクションが失敗します。

ログ

ColdFusion Administrator/デバッグとロギング/ログファイルページでファイルアクションを使用できるようになりました。

Web サービス

wsversion パラメーターを伴う ColdFusion 2021 SOAP webservice が失敗します。

このリリースの既知の問題

  • スケジュールされたタスクの ColdFusion 2018 から ColdFusion 2023 への CF アーカイブ移行が失敗します。さらに、ColdFusion 2021 から移行する際に、特定のタスク属性が移行されません。タスクを手動で移行するには、古い ColdFusion インスタンスから新しい ColdFusion インスタンスに <cf_home>/cfusion/lib/neo-cron.xml をコピーしてから、ColdFusion を再起動します。
  • macOS および Ubuntu プラットフォームで ColdFusion 管理者として初めてログインしたときは、同じホストにある以前の ColdFusion インストールから移行するためのインストール時移行ウィザードウィンドウがインストール後に表示されない場合があります。このような場合は、移行ガイドの指示に従って、移行を手動で実行します。移行元の ColdFusion で設定されていない特定の設定(SAML、クラウド設定およびクラウド資格情報)について報告されるエラーは重要度が低く、無視しても問題ありません。NoSQL データソースを移行するには、古い ColdFusion インストールの <cf_home>/cfusion/lib ディレクトリにある neo-nosql-datasource.xml を新しい ColdFusion インストールにコピーするだけです。
  • API Manager Administrator で SAML サービスプロバイダーを生成しようとすると、エラーが発生します。
  • SOAP から REST API を作成する場合、ライブラリを読み込むには、<apim_home>/lib ディレクトリに tools.jar ファイルをコピーし、APIM を再起動します。
  • スキーマで「and」または「or」演算子が使用されていると、モデルの生成に失敗します。この問題の回避策として、インラインクエリを使用してスキーマがコンパイルされないようにすることができます。これにより、問題なく機能するようになります。
  • ormsearch 機能を使用した CFML リクエストが失敗して出力がない場合は、ormsearch パッケージをアンインストールし、<cf_home>cfusion/bin/felix-cache ディレクトリの内容を削除してから、ormsearch パッケージを再インストールし、ColdFusion を再起動します。
  • デフォルトの java 17 より古い JRE が ColdFusion に設定されている場合、Apache Derby データソースへの接続で問題が発生する可能性があります。この問題を解決するには、以下の手順に従って、以前のバージョンの derby パッケージをインストールします。
    1. ColdFusion Administrator または cfpm ユーティリティツールを使用して、デフォルトの derby パッケージをアンインストールします。
    2. 付属の derby JAR と bundlesdependency_custom.json ファイルをダウンロードします。これらのファイルを <cf_home>/bundles ディレクトリに格納します。
    3. 付属の derby-combined-10.11.jar をダウンロードして、<cf_home>/bundles/repo ディレクトリに格納します。
    4. <cf_home>/cfusion/bin/felix-cache ディレクトリの内容を削除して、ColdFusion を再起動します。
    5. バージョン 2021.0.0.323925 の derby パッケージをインストールします。
  • macOS の場合は、ColdFusion インストーラーを起動する前に、インストーラーの dmg ファイルに対して「xattr -rc」コマンドを実行します。
  • macOS の場合、ColdFusion エンタープライズマネージャーを使用して作成された追加の ColdFusion インスタンスや、コピーされたリソース(特定のディレクトリや ColdFusion Administrator ページ)は、子インスタンスでは必要ありません。
  • ColdFusion 2023 ロックダウンインストーラーのサイレントインストールは、現在、機能しません。
  • CCS サーバーがデーモンとして動作しません。
  • サンドボックスを有効にすると ColdFusion が起動されない場合は、<cf_home>/cfusion/bin/jvm.config の args リストに「-Djdk.lang.Process.allowAmbiguousCommands=true」という JVM 引数を追加します。
  • AWS パッケージベースの API を使用すると、クラスが見つからないというエラーが発生する場合は、<cf_home>/cfusion/bin/felix-cache ディレクトリの内容を削除して、ColdFusion を再起動します。
  • クエリ(mySQL DB)から返された日付値に対して ColdFusion 2023 の日付関数を使用すると、エラーが発生します。このエラーを解決するには、java.args に -Dcoldfusion.jdbc.mysql.datetime.str=true を追加します。

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