Illustrator 29.8.2 を起動している場合は、終了します。
Illustrator 2025(バージョン 29.8.2)で修正されたテキスト関連の不具合について説明します。
Illustrator 2025 バージョン 29.8.2 では、以下のテキストに関する2つの不具合が修正されました。
回避方法
- バージョン 29.8.2 にアップデートしてください。
- Creative Cloud デスクトップのアプリから Illustrator の更新をしてください(エンタープライズ版は、Admin Console でインストールパッケージを作成し、展開します)。
参照リンク
この不具合は Illustrator のすべての言語版で発生します。日本語版以外を利用し、この不具合に遭遇している場合にも、このアップデートは有効です(インストールの際には各言語版に対応した 29.8.2 をご利用ください)。
不具合1:Illustrator 29.8.1 で一部の日本語フォントが正しく表示されない(macOS Sequoia 15.4〜)
macOS Sequoia 15.4 以降で、Illustrator 29.8.1 で既存のファイルを開いた際、テキストオブジェクトで以下のような不具合が発生する場合がありました。
- 文字の一部が消える
- 文字化けが発生する
- 文字が重なって詰まる、または文字間が異常に広がる
注意事項(必ずお読みください)
Illustrator をバージョン 29.8.2 にアップデートしても不具合が解消しない場合、「フォントリストファイルの再作成」を行う必要があります。
再作成の方法については、以下のステップをお試しください。
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Finder メニューバーの「移動」を選択します。
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「ライブラリ」を選択します(「ライブラリ」が表示されていない場合は、オプションキーを押し下げたままメニューバーの「移動」を選択すると、表示されます)。
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Finder にライブラリフォルダが表示されます。
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次のフォルダーまで移動します
Preferences/Adobe Illustrator 29 Settings/ja_JP
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ファイル名が「.lst」で終わるファイルを選択し、すべて削除します。
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Illustrator 29.8.2 を起動します。
不具合2:Illustrator 29.5.1 以降でファイルを開くと、指定以外のフォントに変更される
Illustrator バージョン 29.5.1〜29.8.1 で既存のファイルを開いた際、テキストが本来指定していたフォントではなく、別のフォントに置き換わってしまう不具合が報告されていました。
注意事項(必ずお読みください)
既存のファイルを Illustrator バージョン 29.5.1〜29.8.1 で開き、上記の不具合によって「指定していないフォントに変更された状態」のまま保存した場合、以下の点にご注意ください。
- 不具合が修正された Illustrator バージョン 29.8.2 であっても、不具合が発生した状態で保存したファイルを開き直しても、フォントの不具合は自動的には解消されません。