多言語対応コンポーザーのデフォルトのシェーピングエンジンの変更

InDesign で多言語対応コンポーザーのデフォルトのシェーピングエンジンを変更する方法について説明します。

注意:

InDesign 19.0 バージョン(2023 年 10 月)以降、Harfbuzz が多言語対応コンポーザーのデフォルトのテキストシェーピングエンジンになります。

多言語対応コンポーザーのデフォルトとしてレガシーシェーピングエンジンを設定

多言語対応コンポーザーのデフォルトのシェーピングエンジンを変更するには、InDesign の環境設定パネルまたはスクリプトを使用します。

環境設定ダイアログの使用

環境設定高度なテキストに移動し、「Adobe 多言語対応コンポーザーの従来のテキスト成形を有効にする」を選択して、アドビの多言語対応コンポーザーの旧バージョンまたは従来のテキストシェーピングエンジンに戻します。

スクリプトの使用

  1. TextEdit (macOS) やメモ帳 (Windows) などの既存のテキスト編集アプリを開きます。

  2. 以下のスニペットをコピーして .jsx として保存します。

    app.textPreferences.shapeIndicAndLatinWithHarbuzz = false;

    try
    {
    alert( " Is Harfbuzz Enabled : "+app.textPreferences.shapeIndicAndLatinWithHarbuzz );
    }
    catch(e)
    {
    alert( "ERROR: " + e.number +"\r"+ e.message );
    };

  3. 保存した .jsx ファイルを InDesign ルートフォルダー内 ../Scripts/Scripts Panel に配置します。

  4. InDesign を起動します。

  5. ウィンドウユーティリティスクリプトに移動します。

  6. 以前に保存した .jsx ファイルをダブルクリックします。

多言語対応コンポーザーのデフォルトとして Harfbuzz シェーピングエンジンをリセット

同様に、Harfbuzz シェーピングエンジンに戻すには、.jsx ファイル内で次のコードスニペットを使用します。

app.textPreferences.shapeIndicAndLatinWithHarbuzz = true;

try
{
alert( " Is Harfbuzz Enabled : "+app.textPreferences.shapeIndicAndLatinWithHarbuzz );
}
catch(e)
{
alert( "ERROR: " + e.number +"\r"+ e.message );
};

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