Photoshop に、アプリケーションで発生したイベントとその処理方法を記録するための診断機能が搭載されるようになりました。Event Logger を有効にし、データを収集して Adobe と共有します。
Photoshop デスクトップ版(バージョン 25.2)のリリースでは、Photoshop で発生したイベントを詳細に記録できるように診断機能が追加されました。
Event Logger を有効にする
この Event Logger は、ユーザーが遭遇する可能性のある、見つからない、または誤って処理されたイベントに関する問題の診断を支援することを目的としています。
次の場所で設定ファイルを作成または編集することで、Event Logger を有効にします。
Mac://Users/[ユーザー名]/Library/Preferences/Adobe Photoshop (Beta) Settings/
Windows:[インストールドライブ]:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Adobe\Adobe Photoshop (Beta)\Adobe Photoshop (Beta) Settings\
次に、以下の 2 つのファイルで次のようなフラグを設定します。
PSUserConfig.txt を作成/編集し、次の行を追加します:TraceKeyAndMouseEvents 1
pslogSettings.txt を作成/編集し、次の行を追加します:LogKeyAndMouseEvents=1
Photoshop を起動すると、ヘルプメニューの下に新しいメニュー項目が表示されます。このメニューを使用して、イベントログの保存を開始および停止できます。
ヘルプ/イベントログの保存を開始
ヘルプ/イベントログの保存を停止
この出力は、次の場所で見つかるログファイルにあります。
Mac://Users/[ユーザー名]/Library/Logs/Adobe/Adobe Photoshop 2024/
Windows:[インストールドライブ]:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Adobe\Adobe Photoshop 2024\Logs\
テストおよび潜在的な問題再現を設定するには
テストおよび潜在的な問題再現を設定するには、次の手順に従います。
- レポートする問題が発生するまで作業します。
- メニュー項目を使用してイベントログの保存を開始し、イベントログの保存がアクティブになっている間に問題の再現を試みます。
- 問題を確認したらログの保存を停止し、アドビのコミュニティマネージャーに渡すか、添付データとともにバグを記録することによりアドビに渡します。