文法およびスペルチェッカーのプロファイルの設定

Adobe RoboHelp には、文法とスペルをチェックする支援機能が組み込まれています。この機能により、テキストから誤記をなくし、理解しやすい文書を作成することができます。 文法チェッカーツールは、プロジェクト内のすべてのトピックをスキャンして、スペルミスや文法エラーに対する修正候補を表示します。 このツールを使用すれば、言語に関するエラー、句読点のエラー、文法上の誤りなどは、すべてプロジェクトから排除することができます。 その結果は、プロジェクトのコンテンツは高品質なものとなります。

動作の仕組み

文法チェッカーアシスタントは、スペルミスがある単語や潜在的な文法上の不一致がある箇所に関して、すべてのインスタンスで停止します。 修正候補に基づいて、その提案を適用するか拒否するかを選択できます。

このツールは、以下をスキャンして、エラーにフラグを立てます。

  • 現在のファイル - 表示中のファイルについて、文法およびスペルのチェックを行います。
  • すべてのトピック - 現在開いているプロジェクトのすべてのファイルについて、文法およびスペルのチェックを行います。
  • すべてのプロジェクトファイル - トピック、目次、索引、用語集を含む、現在開いているプロジェクトのすべてのファイルについて、文法およびスペルのチェックを行います。

注意:文法およびスペルチェッカーアシスタントでは、Markdown ファイル内のエラーをチェックすることはできません。

文法およびスペルチェッカーのプロファイルの追加

前提条件として、RoboHelp にプロファイルを追加する必要があります。 RoboHelp には、次のスペルチェッカープロバイダーが用意されています。

  • Sapling AI
  • Microsoft Spelling Checker API
  • Custom API

プロファイルを追加するには、次の手順に従います。

  1. ツールバーで「編集」/「文法およびスペルチェッカーのプロファイル」を選択します。

  2. 文法およびスペルチェッカーのプロファイルダイアログで「プロファイル」の近くにある「」を選択して、プロファイルを作成します。

    文法チェッカーのプロファイルを作成します
    文法チェッカーのプロファイルを作成します

  3. プロファイルに名前を付けて、ドロップダウンメニューから Spell Checker API を選択します。

    文法チェッカーのプロファイルを選択します
    文法チェッカーのプロファイルを選択します

  4. 必要なプロバイダーを選択します。

Sapling AI

プロファイルの作成

Sapling は、RoboHelp に組み込むことができる文法およびスペルチェッカーサービスであり、タイプミスを修正してコンテンツを書き換えます。

Sapling を組み込むには、次の手順に従います。

  1. Grammar and Spell Checker Provider API ドロップダウンメニューから Sapling.ai を選択します。

    Sapling を選択します
    Sapling を選択します

  2. Sapling によって提供される API キーを入力します。 API キーを取得するには、Sapling にサインインし、アカウントを作成します。 Sapling にアカウントを作成します。 アカウントを作成すると、API キーを取得できます。

    また、30 日間有効な試用版アカウントを作成することもできます。

    API セクションから API キーをコピーします。

    Sapling API
    Sapling API

  3. API エンドポイントに https://api.sapling.ai/api/v1/edits と入力します。

  4. エンドポイントヘッダーキーおよび値があれば、それらを入力することもできます。

  5. 入力した情報が有効かつ完全なものであることを確認するには、「検証」を選択します。エラーが発生した場合は、情報を再確認してください。

  6. 「保存」をクリックします。

アプリケーションの環境設定

Sapling プロファイルを作成したら、アプリケーションの環境設定ダイアログでプロファイルを設定します。

ドロップダウンメニューから、作成した Sapling プロファイルを選択します。

文法チェッカーのプロファイルを選択します
文法チェッカーのプロファイルを選択します

Microsoft Spelling Checker API

プロファイルの作成

Microsoft Grammar and Spelling Checker を使用すれば、テキスト上で文脈に応じた文法およびスペルのチェックを実行できます。

Microsoft Grammar Checker を組み込むには、次の手順に従います。

  1. Grammar and Spell Checker Provider API ドロップダウンメニューから Microsoft Spelling Checker API を選択します。

  2. Bing サービスの API キーおよびエンドポイントを入力します。 API キーを取得するには、次のリソースを参照してください。

アプリケーションの環境設定

Microsoft プロファイルを作成したら、アプリケーションの環境設定ダイアログでプロファイルを設定します。

ドロップダウンメニューから、作成した Microsoft サービスプロファイルを選択します。

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