Adobe セキュリティ速報

Adobe After Effects に関するセキュリティアップデート公開 | APSB21-33

情報 ID

公開日

優先度

ASPB21-33

2021 年 5 月 11 日

3

要約

Windows 版および macOS 版の Adobe After Effects に関するアップデートが公開されました。このアップデートは、複数のクリティカルな脆弱性と 1 つの重要な脆弱性に対処します。 この脆弱性が悪用されると、現在のユーザーのコンテキストで任意のコード実行の原因になりかねません。 

対象のバージョン

製品名

バージョン

プラットフォーム

Adobe After Effects

18.1 とそれ以前のバージョン       

Windows

解決策

アドビは、これらのアップデートを次の優先度評価に分類しており、Creative Cloud デスクトップアプリケーションの更新メカニズムを使用してインストールを最新バージョンにアップデートすることを推奨します。詳細については、こちらのヘルプページを参照してください。

製品名

バージョン

プラットフォーム

優先度評価

入手方法

Adobe After Effects

18.2

Windows および macOS

3

Adobe After Effects

17.7.1

Windows および macOS

3

マネージド環境の場合、IT 管理者はアドミンコンソールを使用してエンドユーザーに Creative Cloud アプリケーションをデプロイできます。詳細については、こちらのヘルプページを参照してください。

注意:

CVE-2021-28586 および CVE-2021-28587 は、Adobe After Effects バージョン 18.1 以降で解決されています。

脆弱性に関する詳細

脆弱性のカテゴリー

脆弱性の影響

深刻度

CVE 番号

OS コマンドインジェクション

任意のコード実行     

クリティカル  

CVE-2021-28571

領域外メモリー参照

任意のファイルシステム読み取り

重要

CVE-2021-28587

領域外メモリーへの書き出し

任意のコード実行     

クリティカル  

CVE-2021-28586

制御されていない検索パスエレメント

任意のコード実行     

クリティカル  

CVE-2021-28570

謝辞

一連の問題を指摘し、ユーザーの保護にご協力いただいた以下の皆様に対し、アドビより厚く御礼を申し上げます。

  • Taylor Leach 氏(CVE-2021-28571)
  • Trend Micro Zero Day Initiative の Mat Powell 氏 (@mrpowell)および Joshua Smith 氏 (@kernelsmith)(-28586、CVE-2021-、CVE-2021-28587) 
  • hhjjyy and Yongjun Liu of nsfocus セキュリティチーム(CVE-2021-28570)

更新履歴

2021 年 5 月 12 日 : CVE-2021-28586、CVE-2021-28587 に関する詳細が含まれています。

2021 年 9 月 1 日 : CVE-2021-28570 に関する詳細が含まれています。

2021 年 10 月 6 日:N-1 バージョンにソリューションの行を追加しました。



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