Adobe セキュリティ速報

Dimension に関するセキュリティアップデート公開 | APSB23-10

情報 ID

公開日

優先度

APSB23-10

2023 年 1 月 10 日

3

要約

Adobe Dimension に関するアップデートが公開されました。このアップデートは、  クリティカルおよび重要  な Adobe Dimension およびサードパーティの依存関係の脆弱性に対処します。 この脆弱性が悪用されると、メモリリークにつながったり、現在のユーザーのコンテキストで任意のコードが実行されたりする恐れがあります。      

対象のバージョン

製品名

バージョン

プラットフォーム

Adobe Dimension

3.4.6 以前のバージョン 

Windows および macOS 

解決策

アドビは、これらのアップデートを次の優先度評価 に分類しており、Creative Cloud デスクトップアプリケーションの更新メカニズムを使用してインストールを最新バージョンにアップデートすることを推奨します。  詳細については、こちらのヘルプページを参照してください。   

製品名

バージョン

プラットフォーム

優先度

入手方法

Adobe Dimension

3.4.7

Windows および macOS 

3

マネージド環境の場合、IT 管理者はアドミンコンソールを使用してエンドユーザーに Creative Cloud アプリケーションをデプロイできます。詳細については、こちらのヘルプページを参照してください。  

脆弱性に関する詳細

脆弱性のカテゴリー

脆弱性の影響

深刻度

CVSS 基本スコア 

CVE 番号

解放済みメモリ使用(CWE-416

メモリリーク

重要

5.5


CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:N/A:N

CVE-2023-21601

領域外メモリー参照(CWE-125

メモリリーク(Memory Leak)

重要

5.5

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:N/A:N

CVE-2023-21603

依存関係の更新

依存関係  脆弱性の影響
影響 対象のバージョン
Sketchup 解放済みメモリ使用(CWE-416 任意のコード実行                                
3.4.6 以前のバージョン 
解放済みメモリ使用(CWE-416
メモリリーク
領域外メモリーへの書き出し(CWE-787) 任意のコード実行
領域外メモリー参照(CWE-125
メモリリーク (Memory Leak)
スタックベースのバッファオーバーフロー (CWE-121)
任意のコード実行
領域外メモリー参照(CWE-125
任意のコード実行

謝辞:

依存関係の更新 一連の問題を指摘し、ユーザーの保護にご協力いただいた以下の研究者の皆様に対し、アドビより厚く御礼を申し上げます。  

  • Trend Micro の Zero Day Initiative にご協力いただいた Mat Powell 氏  - 依存関係の更新および
    CVE-2023-21601、CVE-2023-21603
  • Trend Micro の Zero Day Initiative にご協力いただいた Michael DePlante 氏(@izobashi)- 依存関係の更新。
  • khangkito - Trend Micro の Zero Day Initiative にご協力いただいた Tran Van Khang 氏(VinCSS)- 依存関係の更新。

詳しくは、https://helpx.adobe.com/jp/security.htmlを参照するか、PSIRT@adobe.com
宛てに電子メールでお問い合わせください。

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