情報 ID
Adobe Experience Manager に関するセキュリティアップデート公開 | APSB20-31
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公開日 |
優先度 |
---|---|---|
APSB20-31 |
2020 年 6 月 9 日 |
2 |
要約
Adobe Experience Manager (AEM)を対象としたアップデートが公開されました。これらのアップデートでは、AEM バージョン 6.5 とそれ以前で重要と評価された脆弱性が解決されます。悪用されると機密情報漏えいにつながる可能性があります。
対象の製品バージョン
製品名 |
バージョン |
プラットフォーム |
---|---|---|
Adobe Experience Manager |
6.5 とそれ以前のバージョン |
すべて |
解決策
アドビは、これらのアップデートを次の優先度評価で分類し、対象製品をご利用のお客様に最新バージョンへのアップグレードをお勧めします。
製品名 |
バージョン |
プラットフォーム |
優先度 |
入手方法 |
---|---|---|---|---|
Adobe Experience Manager |
6.5 |
すべて |
2 |
リリースとアップデート |
6.4 |
すべて |
2 |
従前の AEM バージョンのサポートについては、アドビカスタマケアにお問い合わせください。
脆弱性に関する詳細
脆弱性のカテゴリー |
脆弱性の影響 |
深刻度 |
CVE 番号 |
対象のバージョン |
リリースノート |
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サーバー側要求偽造(SSRF) |
機密情報漏えい |
重要 |
CVE-2020-9643 |
AEM 6.1 AEM 6.2 AEM 6.3 AEM 6.4 |
|
クロスサイトスクリプティング(DOM ベース) |
ブラウザーでの任意の JavaScript 実行 |
重要 |
CVE-2020-9647 |
AEM 6.1 AEM 6.2 AEM 6.3 AEM 6.4 AEM 6.5 |
|
クロスサイトスクリプティング |
ブラウザーでの任意の JavaScript 実行 |
重要 |
CVE-2020-9648 |
AEM 6.1 AEM 6.2 AEM 6.3 AEM 6.4 AEM 6.5 |
|
クロスサイトスクリプティング(保存) |
ブラウザーでの任意の JavaScript 実行 |
重要 |
CVE-2020-9644 |
AEM 6.1 AEM 6.2 AEM 6.3 AEM 6.4 AEM 6.5 |
|
ブラインドサーバー側リクエスト偽造(SSRF) |
機密情報漏えい |
重要 |
CVE-2020-9645 |
AEM 6.1 AEM 6.2 AEM 6.3 AEM 6.4 AEM 6.5 |
|
クロスサイトスクリプティング(反映) |
ブラウザーでの任意の JavaScript 実行 |
重要 |
CVE-2020-9651 |
AEM 6.1 AEM 6.2 AEM 6.3 AEM 6.4 AEM 6.5 |
AEM バージョン 6.1 の拡張サポートは 2020 年 5 月 31 日に終了しました。
謝辞
お客様のセキュリティ保護にご協力いただいた Netcentric のThomas Hartmann 氏(CVE-2020-9644)と Dmitry Muntyanov 氏(CVE-2020-9645)に対し、アドビより厚く御礼を申し上げます。