Adobe セキュリティ速報

Adobe Experience Manager に関するセキュリティアップデート公開 | APSB21-39

情報 ID

公開日

優先度

APSB21-39

2021 年 6 月 8 日

2

要約

Adobe Experience Manager (AEM)を対象としたアップデートが公開されました。これらのアップデートは、重要および中度に分類される脆弱性を解決します。この脆弱性が悪用されると、ブラウザーで任意の JavaScript が実行されるおそれがあります。

対象の製品バージョン

製品名 バージョン プラットフォーム

 

Adobe Experience Manager (AEM)

AEM Cloud Service (CS)
すべて
6.5.8.0 以前のバージョン
すべて

解決策

アドビは、これらのアップデートを次の優先度評価に分類しており、対象製品をご利用のお客様に最新バージョンへのアップグレードを推奨します。

製品名

バージョン

プラットフォーム

優先度

入手方法

 

Adobe Experience Manager (AEM) 

AEM Cloud Service (CS)
すべて 2 リリースノート

6.5.9.0 

すべて

2

AEM 6.5 Service Pack リリースノート  
注意:

Adobe Experience Manager の Cloud Service をご利用のお客様には、新機能のほか、セキュリティや機能性のバグ修正を含むアップデートが自動的に配信されます。

注意:

AEM バージョン 6.3 および 6.2 のサポートについては、アドビカスタマケアにお問い合わせください。

脆弱性に関する詳細

脆弱性のカテゴリー

脆弱性の影響

深刻度

CVSS 基本スコア 

CVE 番号 

クロスサイトスクリプティング(XSS)

CWE-79

任意のコード実行

重要

6.3

CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:L/I:L/A:L/L

CVE-2021-28625

不正な認証(CWE-285

アプリケーションのサービス拒否

中度

3.7

CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:L

CVE-2021-28626

サーバー側要求偽造(SSRF)

CWE-918

セキュリティ機能のバイパス

重要

5.4

CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:L/I:N/A:L

CVE-2021-28627

クロスサイトスクリプティング(XSS)

CWE-79

任意のコード実行

重要

6.3

CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:L/I:L/A:L/L

CVE-2021-28628

依存関係の更新

依存関係
脆弱性の影響
対象のバージョン
Apache Xerces2
アプリケーションのサービス拒否

AEM CS 

AEM 6.5.8.0 以前 

Apache Sling 不正なアクセス制御

AEM CS 

AEM 6.5.8.0 以前 

Handlebars.js
不正なアクセス制御

AEM CS 

AEM 6.5.8.0 以前 

Uber Jar
リモートコード実行

AEM CS 

AEM 6.5.8.0 以前 

jQuery
不正なアクセス制御

AEM CS 

AEM 6.5.8.0 以前 

Eclipse Jetty
管理されていないリソース消費

AEM CS 

AEM 6.5.8.0 以前 

謝辞

この問題を指摘し、ユーザーの保護にご協力いただいたSignorRossi 氏(CVE-2021-28627)に対し、アドビより厚く御礼を申し上げます。  

更新履歴

2021 年 6 月 15 日:CVE-2021-28626 の CVSS ベクターを更新。


詳しくは、https://helpx.adobe.com/jp/security.html を参照するか、PSIRT@adobe.com 宛てに電子メールでお問い合わせください。

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