Adobe セキュリティ速報

Adobe FrameMaker に関するセキュリティアップデート公開 | APSB25-66

情報 ID

公開日

優先度

APSB25-66

2025年7月8日

3

要約

Adobe は、Adobe FrameMaker のアップデートを公開しました。このアップデートにより、クリティカルな脆弱性と重要な脆弱性が修正されます。この脆弱性が悪用されると、任意のコード実行やメモリリーク、アプリケーションのサービス拒否につながる恐れがあります。

本アップデートによって修正される脆弱性が、広く悪用されているという事例は確認されていません。

対象のバージョン

製品名

バージョン

プラットフォーム

Adobe FrameMaker

2020 リリースアップデート 8 以前


Windows

Adobe FrameMaker

2022 リリースアップデート 6 以前


Windows

解決策

アドビは、これらのアップデートを次の優先度評価で分類し、対象製品をご利用のお客様に最新バージョンへのアップグレードを推奨します。

製品名

バージョン

プラットフォーム

優先度

入手方法

Adobe FrameMaker

FrameMaker 2020 アップデート 9

Windows

3

Adobe FrameMaker

FrameMaker 2020 アップデート 6

 

Windows

3

脆弱性に関する詳細

領域外メモリーへの書き出し(CWE-787

脆弱性のカテゴリー

脆弱性の影響

深刻度

CVSS 基本スコア 

CVE 番号

初期化されていないポインターのアクセス(CWE-824

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2025-47121

ヒープベースのバッファオーバーフロー(CWE-122

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2025-47122

ヒープベースのバッファオーバーフロー(CWE-122

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2025-47123

領域外メモリーへの書き出し(CWE-787

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2025-47124

ヒープベースのバッファオーバーフロー(CWE-122

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H


CVE-2025-47125

領域外メモリーへの書き出し(CWE-787

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:N/A:H


CVE-2025-47126

領域外メモリーへの書き出し(CWE-787

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H


CVE-2025-47127

整数アンダーフロー(ラップまたはラップアラウンド)(CWE-191

任意のコード実行

クリティカル

7.8


CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2025-47128

領域外メモリーへの書き出し(CWE-787

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2025-47129

整数アンダーフロー(ラップまたはラップアラウンド)(CWE-191

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2025-47130

ヒープベースのバッファオーバーフロー(CWE-122

任意のコード実行

クリティカル

7.8


CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2025-47131

領域外メモリーへの書き出し(CWE-787

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2025-47132

領域外メモリーへの書き出し(CWE-787

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2025-47133

スタックベースのバッファオーバーフロー(CWE-121

メモリリーク(Memory Leak)

重要

5.5

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:N/A:N

CVE-2025-47120

NULL ポインター逆参照(CWE-476

アプリケーションのサービス拒否

重要

5.5

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:N/A:H

CVE-2025-47119

謝辞

一連の問題を指摘し、ユーザーの保護にご協力いただいた以下の個人の皆様に対し、アドビより厚く御礼を申し上げます。

  • Francis Provencher 氏(prl)- CVE-2025-47119、CVE-2025-47120、CVE-2025-47122、CVE-2025-47123、CVE-2025-47125
  • yjdfyCVE-2025-47121、CVE-2025-47124、CVE-2025-47126、CVE-2025-47127、CVE-2025-47128、CVE-2025-47129、CVE-2025-47130、CVE-2025-47131、CVE-2025-47132、CVE-2025-47133

注:アドビは、HackerOne と公開バグバウンティープログラムを実施しています。 外部セキュリティリサーチャーとしてアドビで働くことに興味がある方は、https://hackerone.com/adobe をご覧ください。


詳しくは、https://helpx.adobe.com/jp/security.html を参照するか、PSIRT@adobe.com 宛てに電子メールでお問い合わせください。

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