Adobe セキュリティ速報

Adobe Premiere Pro に関するセキュリティアップデート公開 | APSB21-100

情報 ID

公開日

優先度

APSB21-100

2021 年 10 月 26 日   

3

要約

Windows 版および macOS 版の Adobe Premiere Pro に関するアップデートが公開されました。 このアップデートは、クリティカル重要および中度の脆弱性に対応します。 この脆弱性が悪用されると、任意のコード実行、権限昇格およびアプリケーションのサービス拒否の原因になりかねません。 

対象のバージョン

製品名

バージョン

プラットフォーム

Adobe Premiere Pro 

15.4.1 以前のバージョン     

Windows および macOS

解決策

アドビは、これらのアップデートを次の優先度評価に分類しており、Creative Cloud デスクトップアプリケーションの更新メカニズムを使用してインストールを最新バージョンにアップデートすることを推奨します。詳細については、こちらのヘルプページを参照してください。

製品名

バージョン

プラットフォーム

優先度評価

入手方法

Adobe Premiere Pro

22.0

Windows および macOS

3

Adobe Premiere Pro

15.4.2

Windows および macOS

3

マネージド環境の場合、IT 管理者はアドミンコンソールを使用してエンドユーザーに Creative Cloud アプリケーションをデプロイできます。詳細については、こちらのヘルプページを参照してください。

脆弱性に関する詳細

脆弱性のカテゴリー

脆弱性の影響

深刻度

CVSS 基本スコア 

CVE 番号

バッファ終了後のメモリの場所へのアクセス

CWE-788

任意のコード実行 

クリティカル

7.8

CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H 
 

CVE-2021-40792   

バッファ終了後のメモリの場所へのアクセス(CWE-788

任意のコード実行 

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H 

CVE-2021-40793    

バッファ終了後のメモリの場所へのアクセス(CWE-788

任意のコード実行 

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H 
 

CVE-2021-40794  

NULL ポインター逆参照(CWE-476

アプリケーションのサービス拒否 

重要

5.5

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:N/A:H 

CVE-2021-40796 

NULL ポインター逆参照(CWE-476

アプリケーションのサービス拒否 

重要

5.5

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:N/A:H

CVE-2021-42263 

NULL ポインター逆参照(CWE-476

アプリケーションのサービス拒否 

重要

5.5

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:N/A:H 
 

CVE-2021-42264  

謝辞

 一連の問題を報告し、ユーザーの保護にご協力いただいた以下の皆様に対し、アドビより厚く御礼を申し上げます。

  • Topsec Alpha Team の HY350 氏(hy350)(CVE-2021-42264、CVE-2021-42263、CVE-2021-40796) 

  • Topsec Alpha Team の CQY 氏(yjdfy)(CVE-2021-40793)

  • Topsec Alpha Team の CFF 氏(cff_123)(CVE-2021-40794、CVE-2021-40792) 

   

更新履歴

2021 年 10 月 30 日: N-1 バージョンのソリューションテーブルに行を追加しました。


詳しくは、https://helpx.adobe.com/jp/security.html を参照するか、PSIRT@adobe.com 宛てに電子メールでお問い合わせください。

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