Adobe セキュリティ速報

Adobe Premiere Pro に関するセキュリティアップデート公開 | APSB23-65

情報 ID

公開日

優先度

APSB23-65

2023 年 11 月 14 日

3

要約

Windows 版および macOS 版の Adobe Premiere Pro に関するアップデートが公開されました。 このアップデートは、クリティカルおよび中度 の脆弱性に対応します。この脆弱性が悪用されると、任意のコード実行やメモリリークにつながる恐れがあります。
     

対象のバージョン

製品名

バージョン

プラットフォーム

Adobe Premiere Pro 

24.0 以前のバージョン

Windows および macOS

Adobe Premiere Pro 

23.6 以前のバージョン

Windows および macOS

解決策

アドビは、これらのアップデートを次の優先度評価に分類しており、Creative Cloud デスクトップアプリケーションの更新メカニズムを使用してインストールを最新バージョンにアップデートすることを推奨します。詳細については、こちらのヘルプページを参照してください。

製品名

バージョン

プラットフォーム

優先度評価

入手方法

Adobe Premiere Pro

24.0.3

Windows および macOS

3

Adobe Premiere Pro

23.6.2

Windows および macOS

3

マネージド環境の場合、IT 管理者は Admin Console を使用してエンドユーザーに Creative Cloud アプリケーションをデプロイできます。詳細については、こちらのヘルプページを参照してください。

脆弱性に関する詳細

脆弱性のカテゴリー

脆弱性の影響

深刻度

CVSS 基本スコア 

CVE 番号

解放済みメモリ使用(CWE-416

任意のコード実行

クリティカル

7.8


CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
 
 

CVE-2023-47055
   

ヒープベースのバッファオーバーフロー(CWE-122

任意のコード実行
 

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
 

CVE-2023-47056
    

領域外メモリーへの書き出し(CWE-787

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
 
 

CVE-2023-47057
  

領域外メモリー参照(CWE-125

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
 

CVE-2023-47058

領域外メモリー参照(CWE-125
 

任意のコード実行
 

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2023-47059
 

初期化されていないポインターのアクセス(CWE-824

メモリリーク (Memory Leak)

中度

3.3

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:L/I:N/A:N

CVE-2023-47060

謝辞

一連の問題を指摘し、ユーザーの保護にご協力いただいた以下の皆様に対し、アドビより厚く御礼を申し上げます。

  • Trend Micro の Zero Day Initiative の Mat Powell 氏(CVE-2023-47055、CVE-2023-47056、CVE-2023-47057、CVE-2023-47058、CVE-2023-47059、CVE-2023-47060)  

注:アドビは、HackerOne と非公開で招待制のバグバウンティープログラムを実施しています。アドビの外部セキュリティリサーチャーとして働くことに興味がある方は、次のステップをお知らせしますので、このフォームにご記入ください。


詳しくは、https://helpx.adobe.com/jp/security.html を参照するか、PSIRT@adobe.com 宛てに電子メールでお問い合わせください。

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