Adobe セキュリティ速報

RoboHelp Server に関するセキュリティホットフィックス公開| APSB23-53

情報 ID

公開日

優先度

ASPB23-53

2023 年 11 月 14 日    

3

要約

RoboHelp Server のセキュリティアップデートが公開されました。このアップデートは、クリティカルおよび重要と評価されている脆弱性を解決します。  この脆弱性が悪用されると、現在のユーザーのコンテキストで任意のコード実行、メモリリークにつながる恐れがあります。    

対象のバージョン

製品名

対象のバージョン

プラットフォーム

RoboHelp Server

RHS 11.4 以前のバージョン
 

Windows

解決策

アドビは、これらのアップデートを次の優先度評価に分類しており、対象製品をご利用のお客様に最新バージョンへのアップグレードを推奨します。

製品名

バージョン

プラットフォーム

優先度評価

入手方法

 

RoboHelp Server

RHS 11 アップデート 5(11.5)

 

Windows

 

3

脆弱性に関する詳細

脆弱性のカテゴリー

脆弱性の影響

深刻度

CVSS 基本スコア 

CVE 番号

情報漏えい(CWE-200

メモリリーク

クリティカル

7.5

CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N

CVE-2023-22272
 

制限付きディレクトリへのパス名の制限(「パストラバーサル」)が正しくありません。(CWE-22

任意のコード実行

クリティカル

7.2

CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2023-22273

XML 外部エンティティ参照('XXE')の不適切な制限(CWE-611

メモリーリーク

クリティカル

8.2

CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:L

CVE-2023-22274

SQL コマンド(SQL Injection)で使用される特殊要素の不適切な無害化(CWE-89

メモリリーク

クリティカル

7.5

CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N

CVE-2023-22275

SQL コマンド(SQL Injection)で使用される特殊要素の不適切な無害化(CWE-89

メモリリーク

重要

6.5

CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N

CVE-2023-22268

謝辞

この問題を報告し、ユーザーの保護にご協力いただいた以下の研究者の皆様に対し、アドビより厚く御礼を申し上げます。

  • Trend Micro の Zero Day Initiative と匿名ユーザーによる協力(CVE-2023-22272、CVE-2023-22273、CVE-2023-22274、CVE-2023-22275、CVE-2023-22268)
     

注:アドビは、HackerOne と非公開で招待制のバグバウンティープログラムを実施しています。アドビの外部セキュリティリサーチャーとして働くことに興味がある方は、次のステップをお知らせしますので、このフォームにご記入ください。


詳しくは、https://helpx.adobe.com/jp/security.htmlを参照するか、PSIRT@adobe.com 宛てに電子メールでお問い合わせください。

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