Adobe セキュリティ速報

Substance 3D Modeler に関するセキュリティアップデート公開 | APSB25-21

情報 ID

公開日

優先度

APSB25-21

2025 年 3 月 11 日

3

要約

Adobe Substance 3D Modeler  のアップデートが公開されました。このアップデートは、クリティカルおよび重要な Adobe Substance 3D Modeler の脆弱性に対応します。 この脆弱性が悪用されると、アプリケーションのサービス拒否、任意のコード実行、メモリリークにつながる恐れがあります。

本アップデートによって修正される脆弱性が、広く悪用されているという事例は確認されていません。

対象のバージョン

製品名

バージョン

プラットフォーム

Adobe Substance 3D Modeler

1.15 以前のバージョン

すべて 

解決策

アドビは、これらのアップデートを次の優先度評価に分類しており、Creative Cloud  デスクトップアプリケーションの更新メカニズムを使用してインストールを最新バージョンにアップデートすることを推奨します。詳細については、こちらのヘルプページを参照してください。   

製品名

バージョン

プラットフォーム

優先度

入手方法

Adobe Substance 3D Modeler

1.21.0

すべて

3

ダウンロードセンター     

マネージド環境の場合、IT 管理者は Admin Console を使用してエンドユーザーに Creative Cloud アプリケーションをデプロイできます。 詳細については、こちらのヘルプページを参照してください。  

脆弱性に関する詳細

脆弱性のカテゴリー

脆弱性の影響

深刻度

CVSS 基本スコア 

CVE 番号

解放済みメモリ使用(CWE-416

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2025-27181

ヒープベースのバッファオーバーフロー(CWE-122

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2025-27173

NULL ポインター逆参照(CWE-476

アプリケーションのサービス拒否

重要

5.5

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:N/A:H

CVE-2025-21170

領域外メモリー参照(CWE-125

メモリリーク(Memory Leak)

重要

5.5

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:N/A:N

CVE-2025-27180

謝辞:

一連の問題を報告し、ユーザーの保護にご協力いただいた以下の皆様に対し、アドビより厚く御礼を申し上げます。

  • Francis Provencher 氏(prl)- CVE-2025-21170、CVE-2025-27181
  • jony_juice 氏 - CVE-2025-27173、CVE-2025-27180

注:アドビは、HackerOne と公開バグバウンティープログラムを実施しています。 外部セキュリティリサーチャーとしてアドビで働くことに興味がある方は、https://hackerone.com/adobe をご覧ください。


詳しくは、https://helpx.adobe.com/jp/security.htmlを参照するか、PSIRT@adobe.com 宛てに電子メールでお問い合わせください。

更新履歴

2025 年 3 月 11 日 - CVE-2025-27180 および CVE-2025-27181 を追加しました。ソリューションのバージョンを 1.21.0 に変更しました。

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