組織内のユーザーがコンテンツを共有し、他のユーザーに代わって契約書を管理する方法を制御するには、「アカウント共有権限」を使用します。
この一連の制御は、高度なアカウント共有が有効になっている場合にのみ、管理者メニューに表示されます。
アカウント共有権限により、管理者は以下のことができます:
- ユーザーが内部または外部の参加者と共有できるかどうかを制御する。
- 共有されたユーザーが実行できること(契約書の送信や変更など)を定義する。
- 共有アクセスを、グループから送信された契約書のみに制限する(グループに送信された契約書は除く)。
これらの設定は、ユーザーまたは管理者が開始した共有に適用されます。
「契約書共有」(常に有効になっていて、電子メールで個別の契約書を共有するために使用されます)とは異なり、「アカウント共有」は、共有コンテンツへのユーザーおよびグループレベルのアクセスを制御します。
設定
利用対象:
- Acrobat Standard および Acrobat Pro:利用不可
- Acrobat Sign ソリューション:サポート対象。高度なアカウント共有が有効な場合に利用可能
- Acrobat Sign for Government:サポート対象。高度なアカウント共有が有効な場合に利用可能
設定範囲:
管理者は、アカウントおよびグループレベルでアカウント共有権限を設定できます。
設定は各ユーザーのプライマリグループを通じて適用されます。
この機能にアクセスするには、管理者の設定メニューから、セキュリティ設定/アカウント共有権限に移動します。
共有権限
ユーザーが共有できる相手の制御
管理者は以下との共有を許可または制限できます:
- 内部ユーザーまたはグループ – 同じAcrobat Signアカウントのメンバー。
- 外部ユーザー – アカウント外の誰でも、組織の一部ではない同じドメインを持つ人々を含みます。
これらのオプションは独立しており、個別に有効または無効にすることができます。
共有されたユーザーが実行できることを定義する(内部のみ)
内部共有が有効な場合、管理者は、共有されたユーザーに対して以下のオフジョンを有効にすることができます。
- 契約書を送信する – 所有者に代わって新しい契約書を作成し送信する。
- 既存の契約書を変更する – 処理中の契約書を元の送信者であるかのように編集する。
これらのアクションへのアクセスを付与するには:
- 共有関係でそれらを明示的に有効にする必要があります。
- 共有されたユーザーはAcrobat Signで所有者のプロファイルに切り替える必要があります。
切り替え後、共有されたユーザーは所有者のホーム、送信、および管理タブにアクセスできます。
共有グループの契約書表示の制限
デフォルトでは、グループが共有されると、共有先のユーザーまたはグループは以下を閲覧できます:
- グループから送信された契約書
- 他のユーザーからグループに送信された契約書
管理者は、この表示を送信済みの契約書(グループから送信されたもの)のみに制限できます。これにより、機密性の高い受信契約書(個人向けオファーや人事関連の連絡など)のプライバシーが向上します。
この設定は、グループを共有する場合にのみ適用されます。 ユーザーが明示的に自分のユーザーアカウントを他のユーザーまたはグループと共有した場合、契約書リストはフィルタリングされません。