自動フィールド検出の操作

オーサリング環境の自動フィールド検出機能は、サービスのすべてのレベルでデフォルトで有効になっています。

注意:

自動フォームフィールド検出の改良版では、NA1、NA2、および NA4 環境へのデプロイメントが制限されています。

これらのシャードのアカウントは、フォームフィールドを配置するための機械学習ロジックが改善されています。今後のリリースでは、他のシャードがディストリビューションに追加されます。

概要

新しいフォームをオーサリング環境にアップロードする際に、Adobe Acrobat Sign は、文書を自動的に評価して、フィールドが必要と思われるページを示すランドマークを特定します。

署名フィールドタイプに近接している候補フィールドは、フィールドタイプが予測可能かどうかを判定するためにさらに評価され、論理フィールドタイプ(例えば、氏名、署名日、役職、会社名)を設定しようとします。

作成者は、候補フィールドを設定されたとおりに承認したり、削除したり、他のフィールドタイプに変換したりできます。

使用方法

フィールド検出は、文書をオーサリング環境に送信する際に自動的におこなわれます。これには、テンプレート、web フォームの作成プロセスや個別の送信イベントが含まれます。

  • 候補フィールドが識別されると、オーサリングウィンドウの上部中央に「すべてのフィールドを配置」ポップアップダイアログが表示されます。
  • 文書内のすべてのページが評価され、「すべてのフィールドを配置」ボタンが選択されている場合は、すべてのフィールドが配置されます。
  • ポップアップの右上にある「X」を選択すると、フィールドを配置せずダイアログが閉じます。
自動フィールド検出の ML バージョン

  • フィールド配置ダイアログが閉じていて、再表示したい場合は、ウィンドウの右下隅にあるフィールドのリセットリンク(「戻る」ボタンと「送信」ボタンの上)を選択します。
フィールドのリセットリンク

  • 候補フィールドが検出されない場合、すべてのフィールドを配置ダイアログは表示されません。
注意:

次の場合、フィールド検出はトリガーされません。

作成者は、各フィールドを評価してフィールドプロパティを設定する必要があります。特に、契約書が複数の受信者向けに作成されている場合です。

  • Acrobat Sign は、フィールド名を何にすべきかを判断できないため、すべてのフィールドに一般的な名前が適用されます(例:カスタムフィールド 1)。 
  • Acrobat Sign は、フィールドを割り当てる受信者を決定できません。デフォルトでは、すべてのフィールドが受信者リストの最初の受信者に割り当てられます。
受信者とフィールド名の編集

 

最初に、間違って配置された余分なフィールドを削除することをお勧めします。

余分なフィールドの削除

注意:

Shift キーを押したまま、マウスポインターでフォームをクリックし、ボックスを描くことで、複数のフィールドを選択できます。描いた領域に接触するすべてのフィールドが選択されます。

その後、フィールドのグループを移動または削除できます。

 

次に、間違った場所に配置されていたフィールドのサイズ変更 / 移動を行います。

必要に応じたフィールドのサイズ変更と移動

必要に応じて、不足しているフィールドを配置します。

必要に応じたフィールドの配置

フォームが必要なフィールドのみになったら、各フィールドを順番にダブルクリックして開いて確認します。

意味が分かる名前を付けてレポートを読みやすくし、データマッピングをしやすくします。

フィールドの名前を変更するには、フィールド名の隣にある編集アイコンをクリックし、フィールドのフルネームを入力します。

フィールド名の編集

 

最初の受信者がすべてのコンテンツをフォームに入力する必要がある場合、デフォルトの割り当て先値が必要な値です。

ただし、送信者がフィールドに事前入力する必要がある場合や、複数の受信者がいる場合、「割り当て先」フィールドをチェックして、必要に応じて調整する必要があります。

フィールドの受信者の編集

その他にフィールドレベルで評価する必要があるのは、フィールドタイプです。

配置された候補フィールドのほとんどはテキストフィールドです。ただし、他のほとんどの一般的な 1 行のフィールドタイプに簡単に変換できます。

  • 署名フィールド
  • 署名者の情報フィールド
  • テキストフィールド
フィールドタイプの編集

注意:

自動的に配置されたフィールドは、フィールド検証ルール、条件文、フォントの外観ツールなど、通常のフィールドオプションをすべてサポートします。

 

文書の進捗状況を確認し、必要に応じてフィールドを更新 / 確認します。

すべてのフィールドを配置したら、「保存」または「送信」をクリックして、オーサリングプロセスを完了します。

テンプレートを作成している場合、管理ページからフィールドを完全に編集できます。

保存または送信前にオーサリング環境を離れると、文書は、管理ページの「下書き」セクションに表示されますが、すべてのフィールド配置は失われます。

有効/無効にする方法

自動フィールド検出機能をアカウントレベルおよびグループレベルで有効または無効にできるのは、Acrobat Sign サポートのみです。

グループレベルの設定も可能で、その場合は、アカウントレベルの値よりも優先されます。

知っておくべきこと

ページ総数が 25 を超える契約書の場合、自動フィールド検出は起動されません。

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