Adobe Acrobat についての FAQ

Acrobat の基本

Acrobat Premium は、Acrobat Pro のすべてのデジタル文書および電子サイン機能を組み合わせ、Acrobat AI アシスタントをソリューションに組み込んだ最も高度なサービスです。PDF の作成と編集が容易になるだけでなく、文書の作業がより簡単かつ効率的に行えます。

Acrobat Premium を使用して、次の作業が行えます。

  • 複数の文書から重要な情報を素早く抽出して、電子メール、スライド、および要約の下書きを作成します。AI アシスタントを活用して、文書の生産性を向上させる方法について詳しくは、こちらを参照してください。
  • PDF の作成、編集、署名を簡単に行います。
  • AI のインサイトをアクションにつながる文書に変換して、コンテンツの作成を自動化します。AI アシストの効果的なプロンプトの作成について詳しくは、こちらを参照してください。
  • 文書にリアルタイムでアクセス、共有、および編集して、任意のデバイスから共同作業できます。
  • インタラクティブな顧客用フォームをデザインして共有します。
  • Microsoft 365 などのアプリ内から直接、PDF を編集および管理できます。
  • Acrobat アクションウィザードを使用して、製品の取扱説明書を素早く作成します。
  • OCR を使用して一貫した販売およびサプライヤー契約書を作成し、契約書を標準化します。
  • 明確なオンボーディング資料および会社の方針を作成します。

Acrobat Premium を購入するには、サポートにお問い合わせください。

Adobe Acrobat Pro は、デスクトップソフトウェア、プレミアムモバイル機能、および Web サービスが含まれる高度な PDF ソリューションです。

Acrobat Pro を使用して、次の作業が行えます。

  • 様々なデバイスで、PDF の作成、編集、書き出し、整理、および署名をシームレスに行います。
  • デスクトップまたはタブレットで、テキストや画像を直感的に変更します。
  • 文書をスマートフォンでスキャンし、自動的なフォントマッチを使用して編集します。
  • 機密性の高いコンテンツを保護するために、制限付きの高品質な PDF ファイルを作成して、PDF を保護します。
  • 形式を維持しながら、PDF を Word、Excel または PowerPoint に変換します。
  • Dropbox、Google ドライブ、OneDrive などからファイルにアクセスして編集します。
  • 優れた自動入力機能を使用して、素早くフォームに入力および署名します。
  • 安全な共有を行うために、機密性の高いテキスト、画像、およびメタデータなどの機密データを削除します。

新機能および拡張機能は、四半期ごとにリリースされます。最新のアップデートについては、Acrobat の新機能の概要を参照してください。

チュートリアルおよび機能ガイドについては、Adobe Acrobat ラーニングとサポートを参照してください。

Acrobat の永続ライセンス版または以前のバージョンからアップグレードして、強力なクラウドベースの機能、AI 駆動型ツール、および高度な生産性オプションにアクセスできます。

様々なデバイスでスマートに作業

  • PDF をデスクトップ、モバイル、または Web で編集、変換、および署名できます。
  • Adobe クラウドストレージと接続し、100 GB の安全なストレージを使用できます。
  • 共有文書の通知をトラック、管理、および受信できます。

共同作業と効率性の向上

  • 1 つの共有 PDF リンクを使用してフィードバックを収集します。
  • 文書のステータスの表示、リマインダーの送信、および依頼のキャンセルを行います。
  • macOS で SharePoint ベースのレビューを開始します。

編集と効率性の強化

  • AI を活用した検出機能により、フォームの入力と署名を高速化できます。
  • ファイルを比較ツールを使用して、2 つの PDF を瞬時に比較します。
  • 複数タブ表示と強化されたテキスト編集により、作業を効率的に行います。

モバイルおよび web 独自のメリット

  • 追加料金なしで、継続的なアップデートを利用できます。
  • iOS または Android で PDF を作成、編集および整理します。
  • モバイルカメラで文書をスキャンします。

Adobe Acrobat では、アドビクラウドストレージを介して、次のデスクトップ、モバイル、web サービスを提供します。

デスクトップ:

モバイル:

Web:

Adobe Acrobat の最適な購入オプションを見つけるには、Acrobat の製品比較を参照してください。

ライセンス認証を行うと、アドビのソフトウェアが正規品であり、ライセンス契約に従って使用されることが保証されるため、お客様とアドビ両方が保護されます。

  • Acrobat は、個人データを送信することなくオンラインで自動的にアクティブになります。
  • シングルユーザーライセンスでは、2 台のコンピューターにインストールできます。
  • オフラインでライセンス認証を行うために、IT 管理者は Adobe Customization Wizard を使用できます。

詳しくは、ライセンス認証を参照してください。

システム要件およびサポートされる言語については、Acrobat の技術仕様を参照してください。 

Acrobat web 版

Acrobat Pro サブスクリプションを購入すると、Acrobat web 版から直接、高度な PDF ツールにアクセスできます。

  • PDF の作成 - 文書、画像またはスキャンを PDF に変換します。
  • PDF の編集 - テキストや画像を追加または変更します。
  • PDF を書き出し - Word、Excel または PowerPoint に変換します。
  • PDF を整理 – ページの並べ替え、削除、回転を行います。
  • PDF を結合 - 複数のファイルを 1 つに結合します。
  • 共有とレビュー - フィードバックのトラック用に単一のリンクを送信します。
  • 入力と署名 - フォームをデジタルで入力および電子サインします。
  • 署名用に送信 – 電子サインを送信、トラック、および管理します。
  • ファイルの保存とアクセス - アドビクラウドストレージに 100 GB 以下の文書を安全に保存します。

初めて Acrobat デスクトップソフトウェアを起動する場合は、ライセンス認証をおこなうためにインターネットに接続する必要があります。それ以降は、オフラインでの作業が可能です。サブスクリプションを購入した場合は、クレデンシャルの確認のために、定期的に(月々プランの場合は 30 日ごと、年間プランの場合は 99 日ごと)ログインするよう求められます。Acrobat Sign で電子サイン用に文書を送信して他のユーザーと PDF を共有するには、オンライン接続が必要です。

Acrobat デスクトップソフトウェアはクラウドで実行するのではなく、ローカルにインストールされ、デスクトップで実行できます。また、Acrobat オンラインサービスに接続して、豊富な機能を利用することもできます。ただし、クラウドに接続するソフトウェアの使用が会社で禁止されている場合は、御社の IT 管理者にご相談ください。Acrobat の設定をカスタマイズして、Cloud サービスへのアクセスを削除できます。詳しくは、IT 担当者向けリソースを参照してください。

はい。アドビでは、お客様のデジタル体験でのセキュリティ保護を最優先しています。業界標準のセキュリティへの対応は、社内文化やソフトウェア開発、さらにサービス運用プロセスに深く浸透しています。ID 管理、データの機密性または文書の整合性に関しても、Adobe Cloud はお客様の文書、データ、個人を特定する情報を保護するための業界標準のセキュリティ対策を実装しています。アドビのセキュリティへの対応「Adobe Secure Product Lifecycle」または Adobe Cloud ソリューションのセキュリティについて詳しくは、http://www.adobe.com/jp/security.html を参照してください。

詳しくは、Adobe Acrobat オンラインの言語ティアのページを参照してください。

Acrobat モバイル

無料の Adobe Acrobat Reader モバイルアプリケーションを使用すると、どこにいても Android デバイスや iOS デバイス、Windows デバイスから簡単に PDF ファイルを表示、共有したり、PDF ファイルに注釈を追加、入力、署名したりできます。また、Adobe Acrobat Standard や Adobe Acrobat Pro のサブスクリプションを購入すると、Adobe Acrobat オンラインの優れた機能によって PDF をさらに活用できます。詳しくは、Acrobat Reader モバイル版アプリを参照してください。あるいは、Google PlayiTunes App Store または Windows Phone Store からモバイル版アプリをダウンロードしてください。

Adobe Acrobat Sign モバイルアプリケーションは、Acrobat Sign のモバイル版無償アプリケーションです。Acrobat Standard、Acrobat Pro およびエンタープライズプラン向けの Adobe Acrobat に付属しています。Acrobat Sign を使用すると、外出先で商取引を行なうことができます。Adobe Sign モバイルアプリケーションで、iOS または Android デバイスから送信、署名、トラックおよび署名済み文書の管理をおこなうことができます。また、クライアントや顧客から対面で電子サインをもらうにも理想的なツールです。Acrobat Sign は Acrobat Reader モバイルアプリケーションと連携しなくても使用できます。Acrobat Sign の既存の登録ユーザーは、Google Play または iTunes App Store からダウンロードできます。

Adobe Scan は、自動テキスト認識機能により、紙やホワイトボードから高品質の PDF を作成できる無償アプリです。Adobe Sensei の人工知能を活用した Adobe Scan は、自動的にスキャンを強化し、遠近エラーを修正し、境界を検出し、さらに、ワークフローを自動化することによって、外出中でもより多くの操作を実行できるようになりました。

はい。アドビは、企業のセキュリティとコンプライアンスを保護する一方で、モバイルを利用した業務の生産性を向上させる必要がある企業顧客のニーズにも対応するよう努めています。Acrobat Reader モバイル版アプリと Acrobat Sign モバイル版アプリは、どちらも Android for Work EMM プラットフォームをサポートします。また、iOS 版と Android 版の Adobe Acrobat Reader for Microsoft Intune も提供されています。Acrobat Reader は、AppConfig プラットフォームもサポートしています。詳しくは、IT 担当者向けリソースを参照してください。

いいえ。しかし、Acrobat Reader モバイルアプリケーションには、Acrobat の最も一般的な機能を含む重要な PDF ツールが付属しています。Acrobat Reader を Android デバイスや iOS デバイスで使用すると、PDF の作成、書き出し、署名、整理および共有を簡単におこなうことができます。また、iPad および Android タブレットで作業する際には、PDF 内のテキストや画像を編集したり、ページを整理したりすることもできます。詳しくは、Acrobat Reader モバイル版アプリを参照してください。

はい。アドビは安全なデプロイメントのために、最先端のエンタープライズモビリティ管理(EMM)プラットフォームと連携しています。

Acrobat のサブスクリプションと購入

Acrobat は、サブスクリプション購入の方式で提供されています。Acrobat Pro または Acrobat Standard は、年間または月々のいずれかのサブスクリプションプランを通じて購入できます。サブスクリプションには、デスクトップ向けの Acrobat Pro または Standard に加えて、Adobe Acrobat モバイルアプリとオンラインサービスが含まれています。

ストアで Acrobat 製品をご注文いただくか、アドビリセラーにお問合せください。企業や組織向けの Acrobat を購入する場合は、Acrobat のボリュームライセンスのページを参照してください。

サブスクリプションプランによって従来よりもお手頃な価格で Acrobat をご購入いただくことができます。また、高機能の Acrobat オンラインサービスもご利用になれます。

サブスクリプションと都度購入のオプションについては、Acrobat の製品比較を参照してください。Acrobat のバージョン比較では、Acrobat と以前のバージョンの違いを確認することもできます。

はい。体験版には、Acrobat Pro の最新デスクトップバージョン(Mac 版と Windows 版の両方)に加え、高度なモバイル機能やオンライン機能を活用できる Adobe Acrobat オンラインサービスが含まれます。文書を PDF に変換して、デスクトップ、モバイルデバイス、またはブラウザーから編集可能な Microsoft Office ファイル形式で書き出すことができます。iPad や Android タブレットデバイスでテキストや画像を編集し、スマートオートフィル機能でフォームに入力および署名したり、フォームを送信したりできます。さらに、PDF をレビュー用に共有したり、他のユーザーに署名を依頼したり、デスクトップ、モバイルデバイス、またはオンラインから返答をトラックおよび管理したりできます。体験版 FAQ を参照してください。

はい。体験版では Acrobat Reader、Acrobat Standard、または Acrobat Pro に Acrobat Sign ツールが含まれます。Acrobat 内の Acrobat Sign では、他のユーザーから署名を取得したり、返答をトラックしたり、署名された文書をアーカイブしたりできます。

はい。アドビは、お客様の様々な要件を満たすために、多様な Acrobat ソフトウェア購入オプションを提供しております。Acrobat 2020 製品ファミリーは、永続ソフトウェア(デスクトップのみ)ライセンスでご購入いただけます。このライセンスは、Transactional Licensing ProgramCumulative Licensing Program などのボリュームライセンスプログラムを通じてご購入いただくか、アドビ認定の販売店やオンラインストアで製品キーカードやデジタルデータ形式でご購入いただけます。

アドビの認定リセラーにお問い合わせください。または、こちらからお申し込みいただくと、販売部門の担当者からご連絡いたします。

Acrobat の機能

Acrobat には、入力可能な PDF フォームの作成と拡張に役立つ 3 つのツールがあります。

  • 主要なツールは、Acrobat の「フォームを準備」ツールです。このツールを使用すると、既存のフォームを入力可能な PDF フォームに簡単に変換できます。紙のフォームをスキャンするか、Microsoft Word や Excel などの他のアプリケーションで作成されたシンプルなフォームを選択します。Acrobat では、静的フォームフィールドが自動的に認識され、入力可能なフォームフィールドに変換されます。フォームフィールドを追加または編集したり、必要な情報をすべて収集するための工夫を加えたりすることもできます。高度なフォーム作成オプションとしては、ボタン、チェックボックス、計算、署名フィールド、必須フィールドなどがあります。詳しくは、入力可能な PDF フォームを参照してください。
  • Acrobat Pro の JavaScript ツールでは、高度な書式設定、計算または検証を使用して入力可能なフォームを拡張できます。ボタンにアクションを割り当てたり、フォームフィールドを会社のデータベースに接続したりすることもできます。
  • Adobe Acrobat Sign(Acrobat Pro サブスクリプションを通じて利用可能)による「入力と署名」ツールでは、文書にフォームフィールドや署名フィールドをすばやく簡単に追加して、他のユーザーに署名を依頼できます。詳しくは、電子サインのページまたはチュートリアルを参照してください。

Acrobat では、目的に応じて、様々なオプションを使用してフォームの返答を収集できます。

  • Acrobat Pro サブスクリプションを購入済みの場合は、共有ツールを使用して、Adobe Cloud にフォームをアップロードし、特定の受信者にそのリンクを知らせて、受信者がファイルをいつ表示したかについて通知を受け取ることもできます。  また、Acrobat を使用して、既存の紙または電子のフォームをシンプルな PDF ファイルに変換し(入力可能なフォームフィールドは追加しない)、電子メールの添付ファイルとして他のユーザーに送信することもできます。無料の Adobe Acrobat Reader ソフトウェアのユーザーに対しては、新しく導入された「入力と署名」ツールを使用してフォームに入力し、返信してもらうよう依頼できます。
  • よく使用するフォームがあり、個人の返答を記録しておく必要がある場合は、Acrobat の「フォームを準備」ツールを使用すると、Acrobat でフォームデータを自動的に収集して、表形式にまとめることができます。データをスプレッドシートに書き出して、さらに詳細な分析を行うことができます。
  • 他のユーザーの署名の収集を主な目的とした文書の場合は、Adobe Acrobat Sign による Fill & Sign ツール(Acrobat Pro および Acrobat Standard サブスクリプションを通じて利用可能)によって、署名とフォームフィールドの両方を含む文書を送信、トラック、管理および保存できます。

また、Adobe Acrobat のエンタープライズプランを利用すると、統合、API およびプロフェッショナルサービスを通じて、フォームデータ収集サービスと電子サインサービスをビジネスアプリケーションに追加できます。

Acrobat には、Flash 互換のビデオを PDF ファイルに組み込むためのオプションは用意されていません。この変更の影響を受けるのは、PDF の新規作成のみです。Acrobat と Acrobat Reader では、Flash コンテンツを含む PDF を引き続き表示できます(以前のバージョンで作成されたファイルの場合)。詳しくは、Flash Player の終了を参照してください。

はい。Acrobat は 64-bit アプリケーションとして実行されます。詳しくは、Acrobat の必要システム構成を参照してください。

保護されたビューは、Acrobat Reader の保護モードと同様に「サンドボックス」テクノロジーの実装であり、Acrobat の豊富な機能に対応しています。Acrobat では、保護されたビューの機能が拡張されており、PDF ファイル形式を使用して悪意のあるコードをコンピューターシステム上で実行しようとする書き込みベースの攻撃だけでなく、PDF ファイルを使用して機密データや知的財産を盗もうとする読み取りベースの攻撃をブロックできるようになりました。

保護されたビューでは、保護モードと同様に、信頼されていないプログラム(例えば、PDF ファイルとそこから呼び出されるプロセス)を制限付きのサンドボックス内でのみ実行します。これにより、PDF 形式を使用した悪意のあるコードが、コンピューターのファイルシステムに対して書き込みや読み取りをおこなえないようにします。保護されたビューでは、どの PDF ファイルにも悪意のあるコードが含まれている可能性があると見なし、ファイルを信頼できるとユーザーが明確に指定した場合を除いて、サンドボックス内で処理を実行します。

Acrobat と Microsoft

Acrobat は、Office 365、Office 2013、および Office 2010 アプリケーションとシームレスに連携します。

Windows 環境では、次の処理を行うことができます。

  • Office アプリケーション(Microsoft Word、Excel、PowerPoint、Outlook)の Acrobat タスクリボンから高品質の Adobe PDF を作成します。
  • Office の Acrobat リボンから作成された PDF に保護を追加して、他のユーザーが機密性の高いコンテンツをコピーまたは編集できないようにします。
  • Word、Excel または PowerPoint の Acrobat リボンを使用して、様々な手順をまとめて実行します。PDF ファイルを簡単に電子メールで送信し、パスワードで保護します。また、ファイルの使用方法に制限を設定し、共有レビュー用にファイルを送信します。Acrobat Pro では、PDF を作成し、プリセットアクションをすぐに実行して、あらかじめ定義されたタスク(アーカイブまたは公開用の文書の準備など)を行うこともできます。
  • Microsoft Outlook 用の Adobe Acrobat プラグインを使用して、様々なサイズのファイルを他のユーザーに送信します。また、トラックオプションを設定して、ユーザーがファイルを表示した場合に通知を受け取ることができます(Acrobat サブスクリプションのみ)。
  • PDF ファイルからソースの Word 文書に注釈を変更履歴として取り込みます(Microsoft Word の変更履歴の記録ツールで変更を承諾または拒否できます)。
  • 電子メールの検索と取得を簡略化します。Microsoft Outlook の電子メールまたは電子メールフォルダーをボタン 1 つで簡単にアーカイブします。
  • 高品質の Adobe PDF を Microsoft Project または Visio から直接作成します。

Microsoft のツールのその他の使用方法を次に示します。

  • Microsoft Word for Mac の Acrobat リボンを使用して、インタラクティブなリンクを備えた高品質な PDF ファイルを作成します。
  • Acrobat を使用して、既存の PDF を、業界最高レベルの正確な書式設定が適用された Word、Excel、PowerPoint 形式のファイルに変換します。Office アプリケーションで編集を行う際にレイアウト、箇条書きおよび表を維持します。
  • Windows 10 を搭載したタッチ操作対応デバイスを使用できます。
  • Windows 10 デバイスで、Microsoft の DirectInk テクノロジーを利用して、指やハードウェアペンを使用して PDF 上によりスムーズに描画や手書きをおこなうことができます。
  • Microsoft Internet Explorer から、ワンクリックで web ページを PDF ファイルとしてキャプチャします。リンク、レイアウトおよび書式設定を変更せずに、ページ全体またはページの一部を変換します。

はい、Acrobat は、SharePoint や OneDrive にシームレスに統合される PDF を表示、作成および変更するための web ベースのツールを提供するようになりました。  SharePoint からは、次のことを実行できます。

  • アドビの web ベースの PDF プレビューアーを使用して、任意のブラウザーで PDF 内のファイルを開いたり、表示、注釈付け、検索したりできます。
  • フォント、書式、レイアウトが保持された高品質の PDF を作成することができます。
  • 使用可能な削除、並べ替え、回転機能によって既存の PDF を修正および整理します。
  • PDF、Microsoft Office、画像、テキスト、Adobe デザインなどの複数の種類のファイルを 1 つにまとめて、アーカイブや配信使用することができます。
  • フォント、書式、レイアウトを保持したまま、PDF を編集可能な Microsoft Word、Excel、PowerPoint、RTF ファイルに書き出すことができます。

共有文書のレビューまたは PDF フォームのデータ収集を Office 365 または SharePoint サーバーでホストすることによって、プロセスを自動化することもできます。詳しくは、SharePoint および OneDrive での Adobe Document Cloud の使用を参照してください。

はい。Acrobat は、32 ビット版と 64 ビット版の両方の Microsoft Windows 7、8 および 10 で使用できます。また、Windows Server 2008、2012、2012 R2、2016 および 2019 と連携させることもできます。

Acrobat と Adobe Creative Cloud

Acrobat Pro は、Adobe Creative Cloud を通じて使用できます。Adobe Creative Cloud では、メンバーシップに基づいて最新バージョンの Creative アプリケーションにアクセスできます。Adobe Creative Cloud プランには、Adobe Acrobat オンラインサービスが付属した Acrobat Pro が含まれています。

はい。多くの Creative Cloud プランには、Adobe Acrobat オンラインサービスが付属した Acrobat Pro が含まれています。Creative Cloud のプランのページを参照してください。

Acrobat は、まったく新しいコンセプトのソリューションであり、驚くほどにシンプルなユーザーエクスペリエンスを実現します。これにより、デスクトップ、モバイル、web(タッチ操作対応デバイスを含む)で一貫した処理をおこなうことができます。

Acrobat で可能な処理のほんの一例を次に示します。

  • 外出先でも高い生産性を維持Acrobat Reader モバイルアプリケーションおよびプレミアムオンラインサービスの高度なモバイル機能を使用して、外出先でも PDF を様々に利用できます。PDF の作成、編集、書き出し、整理、共有、署名などの作業で必要になる PDF ツールを、コンピューター、ブラウザー、モバイルデバイスなど多様な環境から容易に使用できるので、あるデバイスで開始した作業の続きを別のデバイスで再開することも可能です。
  • スキャンした文書を編集:モバイルデバイスのカメラで紙の文書の写真を撮り、デスクトップで編集可能な PDF に変換できます。自動的なフォントマッチにより、新たに編集した部分も周囲に自然になじみます。
  • 保護された PDF の作成:Acrobat または一般的な Microsoft Office アプリケーションから高品質な PDF ファイルを作成できます。機密情報のコピー、編集、印刷を防ぐために制限を適用することができます。
  • PDF テキストと画像の編集:使い慣れたポイント&クリックインターフェイスによって、Acrobat 内で PDF 文書を直感的に編集できます。iPad や Android タブレットからテキストおよび画像を編集することもできます。
  • PDF を Office に書き出し:フォント、書式設定、レイアウトを保持しつつ、PDF を Word、Excel または PowerPoint 形式に変換できます。
  • Dropbox、Box、Google ドライブ、OneDrive との連携:Acrobat で作業しながら、Dropbox、Box、Google ドライブ または Microsoft OneDrive のアカウントでファイルへのアクセスや、ファイルの編集、共有、保存ができます。
  • どこでも文書に署名:外出先などでも、優れた自動入力機能を使用してフォームの入力や署名、送信をすぐにおこなうことができます。
  • 機密情報を削除:テキスト、画像、さらにはメタデータも検索して完全に削除することができます。

Creative Cloud に付属の Acrobat Pro の機能は、サブスクリプションプランを利用して個別に購入した Acrobat Pro の機能と同じです。Creative Cloud の多くのプランには、Acrobat Pro デスクトップソフトウェアおよび対応する Adobe Acrobat オンラインサービスのセットが含まれています。

はい。Acrobat の体験版ソフトウェアでは、Windows または Mac 版のデスクトップソフトウェアに含まれている強力な機能をすべてご利用いただけます。Adobe Acrobat オンラインサービスは自動的には含まれませんが、Google Play または iTunes App Store から Adobe Acrobat Reader モバイルアプリをダウンロードし、無料の Adobe Acrobat オンラインサービスにサインアップすることによって、無料サービスを試すことができます。

はい。Acrobat のサブスクリプションを購入すると、100 GB のストレージが付属します。

Creative Cloud Packager と Acrobat 版 Customization Wizard は、Microsoft SCCM または Apple Remote Desktop を使用して統合環境を構築する際に必要な MSI ファイルまたは PKG ファイルをそれぞれ出力します。Creative Cloud 製品を多く使用している場合は、Packager を使用して Acrobat をダウンロードおよび展開し、Acrobat と Creative Cloud アプリのライセンスをともに設定できます。次に、Customization Wizard を使用して、アプリケーションレベルのカスタマイズ(アップセルメッセージの非表示、PDF プリンターの設定、サービスへのアクセスの無効化など)を行うことができます。Creative Cloud エンタープライズ版(CCE)の管理者は、Customization Wizard を使用して、Creative Cloud のシリアル番号で セルフサービス Acrobat パッケージを作成できます。詳しくは、Customization Wizard を参照してください。

Acrobat ヘルプとサポート

アドビは現在、Acrobat 2020(永続ライセンス)および Acrobat サブスクリプションライセンスをサポートしています。アドビのエンタープライズサポートライフサイクルポリシーに従い、Acrobat X のサポートは 2015 年 11 月 15 日に、Acrobat XI のサポートは 2017 年 10 月 15 日に終了しました。詳しくは、サポート対象の製品バージョンのページを参照してください。

最新バージョンの Acrobat の登録済みユーザーの皆様は、インストールや製品に関連する問題の個別サポートをご利用いただけます。サポートはインシデント単位で提供され、価格もお手頃です。世界各国のサポートの電話番号、サポート文書の記事、チュートリアルなどのサポート情報(すべて無料)について詳しくは、Acrobat ヘルプを参照してください。Acrobat ヘルプには、Acrobat に関する一般的な問題の詳細情報も掲載されています。

デフォルトでは、Acrobat はソフトウェアを自動更新するように設定されます。永続(都度購入)ライセンスをお持ちの場合、サポート対象の製品のライフサイクル期間中は継続してバグの修正とセキュリティアップデートをご利用いただけます。サブスクリプションを購入済みの場合は、アップデートに加えて、新機能と拡張機能をご利用いただけます(サブスクリプションが最新の状態の場合のみ)。Acrobat では、個々のスケジュールに合わせたアップデートの管理をご希望の企業や組織に最適な、IT 管理者向けの柔軟性に優れたツールも用意しています。詳しくは、IT 担当者向けリソースを参照してください。

Acrobat Pro および Acrobat Standard デスクトップソフトウェアは、「継続」(サブスクリプション)トラックまたは「クラシック」(永続)トラックのいずれかを使用してまとめてデプロイできます。

サブスクリプション経由で購入した通常のインストールでは、新機能、セキュリティやプラットフォームの拡張、バグの修正を最新の状態に保つために、継続トラックによって自動的かつ頻繁に更新が行われます。Adobe Acrobat Sign ツールおよび共有ツールのサポートを含む、Adobe Acrobat オンラインサービスのすべての有料サービスにアクセスできるのは、継続トラックのみです。IT 管理者は、自動アップデートを必要に応じてオフにして、新しいバージョンをユーザーに公開する前にテストできます。ダウンロード可能なのは最新バージョンのみです。また、IT 管理者は Acrobat オンラインサービスをオフにして、ユーザーの環境にオプションが表示されないようにすることもできます。

1 回限りの永続ライセンスとして購入された Acrobat は、セキュリティやプラットフォームの機能強化およびバグの修正だけのアップデートを四半期ごとに提供するクラシックトラックを採用しています。クラシックトラックでは、新しい機能や拡張機能にアクセスすることはできません。無料の Adobe Acrobat オンラインサービスのみを使用できます。IT 管理者は、必要に応じて Acrobat オンラインサービスをオフにすることができます。詳しくは、こちらを参照してください。

アドビのエンタープライズサポートライフサイクルポリシーに従い、Acrobat X のサポートは 2015 年 11 月 15 日に、Acrobat XI のサポートは 2017 年 10 月 15 日に終了しました。サポート終了とは、製品または製品バージョンのすべての派生バージョン (ローカライズ版、マイナーアップグレード、オペレーティングシステム、ドット/ダブルドットリリース、およびコネクタ製品)に対する、製品およびセキュリティアップデートを含む技術サポートの提供を終了したことを意味します。詳しくは、サポート対象の製品バージョンのページを参照してください。

Acrobat の規格とアクセシビリティ

Acrobat は、国際標準化機構(ISO)で管理されているオープンスタンダードである ISO 32000-1 をサポートします。

Acrobat を使用すると、次のワークフロー固有の PDF 規格を作成および検証できます。

  • PDF/A(アーカイブ用)(ISO 19005):PDF/A-1a、PDF/A-1b、PDF/A-2a、PDF/A-2b、PDF/A-2u、PDF/A-3a、PDF/A-3b、PDF/A-3u
  • PDF/E(エンジニアリング用、Acrobat Pro )(ISO 24517):PDF/E-1
  • PDF/X(印刷用)(ISO 15930):PDF/X-1a、PDF/X-3、PDF/X-4、PDF/X-4p、PDF/X-5g、PDF/X-5pg
  • PDF/VT(可変データおよびトランザクション印刷用、Acrobat Pro )(ISO 16612-2):PDF/VT-1、PDF/VT-2

PDF/A は、長期保管用の電子文書を作成、表示および印刷するための仕様を規定しています。文書の記録保管やコンプライアンスを担当する管理者は、Acrobat を使用して、記録の最終文書を自己完結型ファイルとして維持管理および保護することができます。

PDF/E は、エンジニアリングワークフローで使用する文書を作成、表示および印刷するための仕様を規定しています。建築家、エンジニア、建設関係者および製造関係者は、Acrobat Pro を使用することで、サプライチェーンにおける技術資料や描画の交換を容易にし、文書のレビューやコメント付与を効率化できます。

PDF/X は、印刷または公開準備の整ったページを作成、表示および印刷するための仕様を規定しています。この規格は、カラースペースやトラッピングなど、印刷の重要な要素を左右する PDF 設定に関するガイドラインを規定するものです。印刷やグラフィックデザインに携わるクリエイティブプロフェッショナルは、Acrobat を使用して、意図したとおりの印刷結果を出せる PDF/X 準拠ファイルを作成して送稿できます。

PDF/VT は、銀行の取引明細や請求書などのファイルを作成、表示、印刷するための仕様を規定しており、可変データおよびトランザクション印刷を扱う業界で使用されます。可変データを含むサイズの大きな文書を取り扱う場合は、Acrobat Pro を使用して、この国際規格に確実に準拠するファイルを作成できます。

はい。Acrobat は、次の追加規格とイニシアチブに従って、PDF の作成と使用をサポートします。

  • PDF/UA(ユニバーサルアクセシビリティ):PDF/UA は、PDF 固有の技術要件を明確化し、支援テクノロジーに依存しているユーザーを含めたすべての人が確実に利用できる PDF ISO 32000-1 準拠ファイルを作成できるようにするための ISO 規格(ISO 14289-1)です。
  • W3C ウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン(WCAG):アドビは、テクノロジーから独立した WCAG 2.0 規格の開発を支援するために、W3C の WCAG ワーキンググループに参加しています。また、作成者や開発者がこのアクセシビリティ標準に対応できるようにするための補助的な技術の開発にも取り組んでいます。
  • PAdES(ETSI):PDF Advanced Electronic Signatures は、欧州連合のデジタル署名規格に確実に従うための仕様を規定しています。Adobe Acrobat は、PAdES Parts 2、3 および 4 をサポートします。

Acrobat は、障がいを持つユーザーとアクセシブルなコンテンツの作成者の両方のニーズに対応します。Acrobat Pro または Acrobat Standard を使用すると、他のユーザーが Adobe Acrobat Reader で表示できるアクセシブルな PDF 文書を誰でも作成できます。これにより、障がいを持つユーザーは、複数の言語の PDF ファイルやフォームにより簡単にアクセスして、使用できます。

Acrobat Pro、Acrobat Standard または Acrobat Reader を Windows で使用すると、ユーザーおよびコンテンツ作成者は次の処理を行うことができます。

  • 使いやすいウィザードでアクセシビリティの環境設定をカスタマイズ
  • 拡大鏡を使用
  • 組み込みの機能または高度な画面読み上げソフトウェアを使用して、PDF を読み上げ
  • ハイコントラストカラーを使用して、より見やすく表示
  • 背景を動的に調整して、ハイコントラストモードでテキストを読みやすくする
  • テキストを折り返すことにより、拡大して表示

Acrobat Pro または Acrobat Reader を Mac で使用すると、ユーザーは次の処理をおこなうことができます。

  • Mac OS X コンピューターの VoiceOver スクリーンリーダーを使用する。
  • 拡大鏡を使用
  • ハイコントラストカラーを使用して、より見やすく表示
  • 背景を動的に調整して、ハイコントラストモードでテキストを読みやすくする
  • テキストを折り返すことにより、拡大して表示

さらに、コンテンツの作成者は、Acrobat Pro を使用することで、PDF ファイルのアクセシビリティをさらに強化できます。

  • タグを追加することで、読み上げ順序を制御し、ナビゲーション機能を強化
  • ページやテキストの段組の読み上げ順序を確認、調整
  • 標準に準拠した PDF 文書を検証し、アクセシビリティに関する問題が含まれていないかをチェックして、アクセシビリティ標準に準拠するようにファイルを調整
  • 高度なツールを活用して、WCAG 2.0 および PDF/UA 基準に準拠する PDF 文書の作成をサポート
  • 「アクセシブルにする」ガイド付きアクションを使用して、標準に準拠したアクセシブルな PDF ファイルを簡単に準備、確認、修正

詳しくは、アドビのアクセシビリティリソースセンターを参照してください。

アドビはアクセシビリティを重視しており、製品およびサービスのアクセシビリティ機能の強化に努めています。米国リハビリテーション法第 508 条は、情報テクノロジーの障壁を排除して、障がいのあるユーザーのために新たな機会を提供し、これらの目標を達成するために役立つテクノロジーの開発を促進することを目的として制定されています。障がいのあるユーザーのためのアクセシビリティをサポートする Adobe Acrobat の機能は、 Adobe Acrobat Voluntary Product Accessibility Templates(VPAT)に要約されています。


解決しない場合

アドビコミュニティは、アドビ製品についてユーザー同士で助け合ったり、学ぶことができる場所です。アドビ認定の Community Expert や、他の詳しいユーザーに質問してみましょう。

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