マスクパネルで編集する写真を開き、新規マスクを作成で、「被写体」を選択します。
マスクでは、整理されたパネルに表示される様々な部分補正ツールを使用できます。 これらのツールを使用すると、色域または輝度範囲を正確に調整し、クリエイティブなコントロールを最大限に活用しながら写真の特定領域を編集できます。
AI を活用したマスクにアクセスして、写真内の特定のコンポーネントを自動的に選択し、その部分に素早く調整を加えることもできます。
マスクワークスペース
右側のツールバーでマスクを選択して、マスクツールにアクセスします。 メインの被写体、空、車、木など、写真の特定部分を編集するためのマスクを作成します。
マスクのタイプ
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Adobe Camera Raw が分析を実行し、自動的に風景を選択します。 「風景マスクオプション」から目的の風景要素を選択し、「作成」を選択します。現在、Camera Raw では次の風景要素がサポートされています:空、雪、建築、草木、水、自然地盤、人工地盤、山。
風景マスクオプションがハイライト表示されています。 風景マスクオプションがハイライト表示されています。
ブラシマスク
ブラシツールを選択して編集する領域にドラッグします。 次の項目を指定できます。
- サイズ:ブラシ先端の直径をピクセル数で指定します。
- ぼかし:ブラシを適用した領域と周囲のピクセルの境界にソフトトランジションを作成します。 内側の円と外側の円の間の距離は、ブラシカーソルのぼかしの量です。
- 流量:調整を適用する速さを指定します。
- 密度:ストロークの透明度をコントロールします。
また、「自動マスク」を選択して、ブラシストロークの適用を類似カラーの領域のみに限定することもできます。 また、画面上でブラシサイズをプレビューして変更したり、必要に応じて調整したりできます。
線形グラデーションマスク
ツールを選択して編集する領域にドラッグします。 このツールは、写真の広い部分に徐々に色あせるパターンを適用して、ソフトトランジションを作成する場合に便利です。
円形グラデーション
ツールを選択して編集する領域にドラッグします。 このツールを使用すると、楕円形の内側または外側を部分補正できます。 ぼかしスライダーを使用して、補正をどの程度ソフトにするかを指定します。
範囲マスク
色域指定
このツールを使用して、編集する写真のカラーを正確に選択します。
- ポイントをクリックするか、その周囲の領域をクリックし、ドラッグすることで、写真のカラーを補正できます。
- 複数のカラーサンプルを追加するには、Shift キーを押しながらクリックします。 Shift キーを押しながら画像をクリックすると、最大 5 つのカラーサンプルを追加できます。 カラーサンプルを削除するには、Option(macOS)/Alt(Windows)を押しながらサンプルをクリックします。
- 調整スライダーを調整して、選択したカラーの範囲を狭くしたり広くしたりできます。
マスクを微調整して効果を 1 つのカラーまたはカラー範囲に制限するには、マスクを選択し、Shift キーを押しながら、「追加」と「削除」の代わりに表示される「共通範囲」ボタンをクリックします。 次に「色域指定」を選択し、写真で目的のカラーをクリックします。
輝度範囲
このツールを使用して、写真内で編集する特定の明るさの範囲を正確に選択します。 輝度範囲を選択するには、次のいずれかの操作を行います。
- ポイントをクリックするか、その周囲の領域をクリックし、ドラッグすることで、写真のその部分の輝度値を調整できます。
- 写真内の領域をクリックしてドラッグすると、輝度値の範囲を選択できます。
- 輝度を選択スライダーを調整して、選択した明るさの範囲を正確にコントロールできます。
「輝度マップを表示」を選択して、画像の輝度情報を白黒で表示します。 赤い色は、選択した奥行き範囲によって選択された領域を示します。
奥行き範囲
このツールを使用して、カメラからの距離に基づいて領域を選択します。 このツールは、深度情報を含む写真に対してのみ有効です。 調整する奥行き範囲を選択するには、次のいずれかの操作を実行します。
- 深度選択スライダーを調整します。
- 写真の領域をクリックしてドラッグします。
「深度マップを表示」を選択して、画像の深度を白黒で表示します。 写真の白い部分は前景を表し、黒い部分は背景を表します。 赤い色は、選択した奥行き範囲によって選択された領域を示します。
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写真を開いて、右側のツールバーからマスクを選択します。
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部分補正を行うには、右パネルの編集スライダーを使用します。 これらのスライダーについて詳しくは、「部分補正」を参照してください。
部分補正をプリセットとしてプリセットドロップダウンメニューに保存し、適用量スライダーを使用して適用度を変更できます。
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新しいマスクを追加するには、「新規マスクを作成」を選択して、目的のツールを選択します。 これを使用すると、同じ写真で異なるマスクを追加したり、異なるマスクにアクセスしたりできます。
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マスクパネルでは、次の操作も実行できます。
- マスクの横にある 3 点アイコンを選択して、その他のオプションを表示します。 マスクの名前変更、マスクの共通範囲、マスクの複製、非表示、削除のオプションがあります。 マスクの共通範囲は、現在のマスク内に、他のコンポーネントと重なる新しいコンポーネントを作成します。
- マスク名の横にある目のアイコンを長押しして、マスクを一時的に非表示にします。 「新規マスクを作成」の横にある目のアイコンを長押しして、すべてのマスクを一時的に非表示にします。 目のアイコンを選択解除して、マスクを非表示にすることもできます。
- 「オーバーレイを表示」を選択解除して、オーバーレイを非表示にします。
- オーバーレイのカラーを変更するには、「オーバーレイを表示」の横にある赤いラジオボタンを選択し、目的のカラーを選択します。 3 点アイコンを選択して、「白黒にカラーをオーバーレイ」、「白黒にマスク画像」、「黒背景に白マスク」などの様々なプリセットオーバーレイオプションを表示することもできます。
- フローティングマスクパネルを右パネルにドラッグしてレイアウトを変更します。
マスクを作成したら、マスクツールを追加してさらに微調整を加えることができます。
マスクを作成したら、マスクツールを使用してマスク内の領域を削除できます。
マスクまたはマスクコンポーネントの名前変更
マスクのコンポーネントを反転することもできます。 これを行うには、X キーを押すか、3 点メニューから「反転」を選択します。
デフォルト設定の赤いオーバーレイカラーをカスタムカラーに変更したり、プリセットオプションの範囲から選択したりすることもできます。
その他のオーバーレイ設定
これらのオプションにアクセスするには、「オーバーレイを表示」の横にある 3 点アイコンを選択します。
- オーバーレイを自動的に切り替え:選択したマスクに補正が適用されているかどうかに基づき、オーバーレイが自動的にオンまたはオフになります。
- 未選択のマスクピンを表示:このオプションを選択すると、写真で選択されていないマスクのピンが表示されます。
- ピンとツールを表示:この選択を解除すると、写真にピンやツールのアイコンが表示されなくなります。
次のスライダーを使用して、マスクに必要な部分補正を行います。
露光量
全体的な画像の明るさを設定します。 露光量を部分的に補正することで、従来の覆い焼きと焼き込みに似た効果が得られます。
コントラスト
画像のコントラストを調整します。主に中間調に影響します。
ハイライト
画像内の露出過多のハイライト領域のディテールを復元します。
シャドウ
画像内の露出不足のシャドウ領域のディテールを復元します。
白レベル
写真内の白い点を補正します。
黒レベル
写真内の黒い点を補正します。
カーブ
カーブを使用すると、写真の階調範囲とコントラストをより詳細に制御できます。
色温度
画像の一部の領域の色温度を上下させて調整します。 段階フィルターの色温度効果を使用すると、混光照明の下で撮影した画像を改善することができます。
色かぶり補正
グリーンまたはマゼンタの色かぶりを補正します。
色相
写真の色相を補正します。 「細部の調整を使用」を選択して、正確に調整します。
彩度
カラーの鮮やかさを調整します。
カラー
領域に色かぶりを適用します。 カラースウォッチを使用して色相を選択します。 写真を白黒に変換しても、効果は保持されます。
テクスチャ
写真の質感のディテールを滑らかにしたり、強調したりします。 ディテールを滑らかにする場合はスライダーを左に、強調する場合は右に動かします。 テクスチャスライダーを調整しても、カラーやトーンは変更されません。
明瞭度
コントラストを部分的に上げることにより画像に深みを加えます。
かすみの除去
写真内の既存のかすみを増減させます。
粒状
画像からノイズを除去し、テクスチャを追加します。
シャープ
写真のエッジを強調して詳細を鮮明にします。 負の値を指定すると細部が不鮮明になります。
ノイズ軽減
シャドウ領域に発生しやすい輝度ノイズを軽減します。
モアレ軽減
モアレアーチファクト、またはカラーエイリアシングを除去します。
フリンジ軽減
エッジのカラーフリンジを除去します。