ColdFusion(2023 リリース)アップデート 3

ColdFusion(2023 リリース)アップデート 3

新機能および変更された機能

ColdFusion(2023 リリース)アップデート 3(リリース日:2023年7月19日(PT))では、セキュリティ情報 APSB23-47 に記載されている脆弱性に対処しています。このアップデートは、不適切なアクセス制御やセキュリティ機能のバイパスにつながる可能性のある重大な脆弱性を解決します。

注意:

 

ColdFusion では、使用できる IP アドレスを指定することで、IP アドレスからの ColdFusion サーバーへのアクセスを制限するオプションが Administrator に用意されています。

サーバーで IP 制限を実施してサーバーのセキュリティを高めることをお勧めします。制限の適用について詳しくは、こちらのドキュメントを参照してください。

制限の実施後、CVE-2023-38205 の脆弱性が解決されます。

前提条件

  1. 64 ビットコンピューターでは、64 ビット版 ColdFusion の 64 ビット JRE を使用します。
  2. ColdFusion サーバーがプロキシの背後にある場合は、サーバーが更新通知を受け取ってアップデートをダウンロードできるようにプロキシ設定を指定してください。スタンドアロンインストールの場合は jvm.config の下のシステムプロパティ、JEE インストールの場合は対応するスクリプトファイルを使用してプロキシ設定を指定します。
    • http.proxyHost
    • http.proxyPort
    • http.proxyUser
    • http.proxyPassword
  3. JEE アプリケーションサーバー上で実行している ColdFusion の場合、アップデートをインストールする前に、すべてのアプリケーションサーバーインスタンスを停止します。

ColdFusion JDK フラグの要件

COLDFUSION 2023(バージョン 2023.0.0.330468)以降

アプリケーションサーバーの場合

JEE インストールで、使用しているアプリケーションサーバーのタイプに応じて、それぞれの起動ファイルに JVM フラグ「-Djdk.serialFilter= !org.mozilla.**;!com.sun.syndication.**;!org.apache.commons.beanutils.**;!org.jgroups.**;!com.sun.rowset.**」を設定します。

例:   

  • Apache Tomcat アプリケーションサーバー:Catalina.bat/sh ファイルの JAVA_OPTS を編集します
  • WebLogic アプリケーションサーバー:startWeblogic.cmd ファイルの JAVA_OPTIONS を編集します
  • WildFly/EAP アプリケーションサーバー:standalone.conf ファイルの JAVA_OPTS を編集します

スタンドアロンインストールではなく、JEE インストールの ColdFusion に JVM フラグを設定します。

インストール

ColdFusion Administrator

パッケージマネージャー/パッケージで、コアサーバーの「アップデートを確認」をクリックします。

アップデートが検出されたら、「更新」をクリックします。コアパッケージが前回のアップデートから更新されます。

インストールされているすべてのパッケージも更新されます。

ColdFusion を再起動して変更を有効にします。

オフラインモードでのアップデートの手動インストール

  1. このリンクから、ホットフィックスインストーラーおよびリポジトリをダウンロードします。
  2. すべての ColdFusion サーバーインスタンスからアクセスできる場所に解凍します。
  3. cfusion およびそのすべての子インスタンスの cfusion/lib/neo_updates.xml で「packagesurl」を更新して、ダウンロードしたフォルダー内にある <InstallerReposityUnzippedPath>/bundles/bundlesdependency.json を指すようにします。

コアサーバーのホットフィックスのインストールに成功しても、パッケージにエラーや問題がある場合は、パッケージマネージャークライアント(cfusion\bin\cfpm.bat/cfpm.sh)でパッケージをインストールまたは更新することができます。

ColdFusion サービスを開始または停止する特権と ColdFusion ルートディレクトリへのフルアクセス権が必要です。

  • Windows:<cf_root>\jre\bin\java.exe -jar <InstallerReposityUnzippedPath>\bundles\updateinstallers\hotfix-003-330486.jar
  • Linux ベースのプラットフォーム:<cf_root>/jre/bin/java -jar <InstallerReposityUnzippedPath>/bundles/updateinstallers/hotfix-003-330486.jar

ダウンロードした JAR の実行には、ColdFusion にバンドルされている JRE を必ず使用してください。スタンドアローン ColdFusion の場合、これは <cf_root>/jre/bin にあります。

ColdFusion サービスおよび他の設定済み web サーバーを再起動する権限を持つユーザーアカウントからアップデートをインストールします。

アプリケーションの手動更新について詳しくは、このヘルプ記事を参照してください。

インストール後

注意:

このアップデートの適用後、ColdFusion のビルド番号は 2023,0,03,330486
になるはずです。

アンインストール

アップデートをアンインストールするには、以下のいずれかの操作を行います。

  • ColdFusion Administrator で、「サーバーアップデートアップデートインストール済みアップデート」に移動して「アンインストール」をクリックします。
  • コマンドプロンプトからアップデートのアンインストーラーを実行します。例:java -jar {cf_install_home}/{instance_home}/hf_updates/hf-2023-00003-330486/uninstall/uninstaller.jar

上記のアンインストールオプションを使用してもアップデートをアンインストールできない場合、アンインストーラーが破損している可能性があります。ただし、次の操作を実行すれば、手動でアップデートをアンインストールできます。

  1. {cf_install_home}/{instance_name}/lib/updates からアップデート jar を削除します。
  2. {cf_install_home}/{instance_name}/hf-updates/{hf-2023-00003-330486}/backup ディレクトリから {cf_install_home}/{instance_name}/ にすべてのフォルダーをコピーします。

コネクタ設定

2023 年アップデート コネクタの再作成が必要
アップデート 3 いいえ
アップデート 2 いいえ
アップデート 1 いいえ

パッケージの更新

アップデート パッケージの更新
アップデート 3 いいえ
アップデート 2 いいえ
アップデート 1 いいえ

ヘルプをすばやく簡単に入手

新規ユーザーの場合

Adobe MAX 2025

Adobe MAX Japan
クリエイターの祭典

2025 年 2 月 13 日
東京ビッグサイト