ColdFusion Administrator を使用する

ColdFusion システムプローブは非推奨になりました

非推奨になった機能の完全なリストについては、非推奨の機能を参照してください。

基本的な管理作業を行うには、Adobe ColdFusion Administrator を使用します。また、Administrator アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)を使用して、プログラムから Administrator の機能を実行することもできます。

最初の管理作業

ColdFusion をインストールした直後に、次の表に示す管理タスクの一部または全部を実行する必要があります。

タスク

説明

データベース接続の確立

ColdFusion アプリケーションでは、クエリを実行したりデータベースに書き込んだりするためにデータソース接続が必要です。データベース接続の作成、検査、編集および削除を行うには、データソースページを使用します。詳細については、ColdFusion のデータソース管理を参照してください。

ディレクトリマッピングの指定

ディレクトリマッピングによって、サーバーの物理ディレクトリへの相対ファイルパスにリダイレクトできます。サーバー全体のディレクトリのエイリアスを指定するには、マッピングページを使用します。詳細については、マッピングページを参照してください。

デバッグ情報の設定

デバッグ情報によって、CFML ページ処理に関する重要なデータを取得できます。表示するデバッグ情報を選択し、デバッグ情報を受け取る IP アドレスを指定するには、「デバッグとロギング」セクションを使用します。詳細については、デバッグ出力の設定ページを参照してください。

電子メールのセットアップ

電子メールにより、ColdFusion アプリケーションで自動電子メールメッセージを送信できます。電子メールサーバーおよびメールのオプションを設定するには、メールサーバーページを使用します。詳細については、メールページを参照してください。

パスワードの変更

ColdFusion のインストール時には、ColdFusion Administrator および Remote Development Service(RDS)用のパスワードを設定しますが、必要な場合はこれらのパスワードを後から変更できます。パスワードを変更するには、「セキュリティ」セクションを使用します。詳細については、Administrator ページおよび RDS ページを参照してください。

ColdFusion Administrator へのユーザー固有のアクセスの定義

ColdFusion Administrator へのアクセス権をユーザーごとに設定するには、ユーザーを作成してユーザー名、パスワード、適用可能なサンドボックス、各ユーザーがアクセスできる ColdFusion Administrator のセクションを指定します。詳細については、「セキュリティ」セクションを参照してください。

Java の設定

(サーバー構成のみ)場合によっては、アプリケーションでの必要性に応じて、クラスパス情報など Java の設定をカスタマイズする必要があります。Java 設定を変更するには、Java と JVM ページを使用します。詳細については、「拡張機能」セクションを参照してください。

タグアクセスの制限

一部の CFML タグは、サーバーにセキュリティ上のリスクを与える可能性があります。特定のタグを無効にするには、サンドボックスセキュリティページを使用します。詳細については、ColdFusion のセキュリティの管理を参照してください。

オンラインヘルプへのアクセス

ColdFusion Administrator の左上にあるボタンを使用して、オンラインヘルプ、追加の情報源に関する情報およびシステム情報にアクセスできます。

  • オンラインヘルプ 状況依存型オンラインヘルプにアクセスするには、ColdFusion Administrator ページにある疑問符アイコンをクリックします。このオンラインヘルプには、現在表示されている ColdFusion Administrator ページの操作手順や簡単な説明が表示されます。このヘルプは別のブラウザーウィンドウに表示され、標準の「目次」、「索引」、および「検索」タブがあります。
  • システム情報「システム情報」をクリックすると、バージョン番号、シリアル番号、JVM の詳細などの ColdFusion サーバーの情報を確認できます。
メモ:JDK 17 を含んだ JEE デプロイメントの場合、システム情報アイコンをクリックすると、エラーメッセージが表示されます。これを解決するには、jvm.config に次の行を追加します。
--add-opens=java.base/java.net=ALL-UNNAMED --add-exports=java.desktop/sun.awt=ALL-UNNAMED
  • 情報源 「情報源」をクリックすると、情報源ページが表示されます。このページには、次の項目へのリンクがあります。
    • ファーストステップ
    • サンプルアプリケーション
    • 製品情報
    • テクニカルサポートとトレーニング
    • その他のインストーラ
    • 製品アップデート
    • コミュニティの情報源
    • セキュリティ関連情報

「サーバーの設定」セクション

「サーバーの設定」セクションでは、クライアント変数、メモリ変数、マッピング、チャート、およびアーカイブを管理できます。また、電子メールと Java の設定も行えます。

「設定」ページ

ColdFusion Administrator の「設定」ページにはいくつかの設定オプションがあり、このオプションを設定したり有効にすることによって、ColdFusion を管理できます。これらのオプションは、サーバーのパフォーマンスに著しい影響を及ぼす可能性があります。次の表にオプションを示します。

オプション

説明

リクエストタイムアウト(秒)

通常より時間のかかるリクエストがサーバーリソースを占領するのを防ぎます。リクエスト強制終了までの ColdFusion の待ち時間の制限を入力します。タイムアウト時間よりも時間がかかるリクエストは終了します。

アプリケーションごとの設定の有効化

開発者がプログラムを記述して、アプリケーションごとのマッピングとデバッグなどの ColdFusion 設定を定義できるようにします。

cftoken 用の UUID の使用

cftoken に対して乱数ではなく UUID(Universally Unique Identifier)を使用するかどうかを 指定します 。

HTTP ステータスコードの有効化

このオプションを有効にすると、未処理のエラーに対してステータスコード「500 Internal Server Error」を設定されます。このオプションを無効にすると、未処理のエラーを含むすべてに対して、ステータスコード「200 OK」が設定されます。

空白抑制の有効化

連続するスペース、タブ、および復帰/改行が圧縮されます。空白を圧縮すると、ColdFusion ページの出力がはるかに小さくなります。このオプションはデフォルトで有効になります。

ColdFusion Java 内部コンポーネントへのアクセスの無効化 CFML コードによって ColdFusion 内部の実装の一部である Java オブジェクトにアクセスしたり Java オブジェクトを作成できないようにします。これにより、認証されていない CFML テンプレートを使用して、このサーバーの管理情報と設定情報を読み込んだり修正することができないようになります。

CFC 型チェックの無効化

CFC を引数としてメソッドを呼び出す場合の CFC タイプの検証を無効にします。正しいインターフェイスを実装するオブジェクトの検証も無効になります。このオプションを有効にするとアプリケーションのパフォーマンスを向上させることができますが、 本番サーバーでのみ 有効にしてください。

ColdFusion Java 内部コンポーネントへのアクセスの無効化

CFML コードによって ColdFusion 内部の実装の一部である Java オブジェクトにアクセスしたり Java オブジェクトを作成できないようにします。これにより、認証されていない CFML テンプレートを使用して、このサーバーの管理情報と設定情報を読み込んだり修正することができないようになります。

シリアル化用の構造体キーで大文字小文字を保持

構造体のキーを定義済みの場合は、大文字小文字が保持されます。オンになっていない場合は、キーが大文字に変換されます。 

ColdFusion の以前のバージョンでは、構造体キーの大文字小文字は保持されません。構造体キーは自動的に大文字に変換されます。

例えば、次のコードについて考えてみます。

<cfscript>

data = {};

data.empName = "";

data.age=26 ;

data.SomeValue = "";

serializedStr = serializejson(data);

writeoutput(serializedStr);

</cfscript>

ColdFusion 10 以前のバージョンでは、このコードによって生成される出力は次のようになります。

{'EMPNAME'='', 'AGE'=''}

ColdFusion 11 以降では、生成される出力は次のようになります。

{'empName'='', 'age'=''}

構造体キーの大文字小文字の保持を有効にするには、前述のように、ColdFusion Administrator の設定を変更します。

メモ:この設定は CFML ページのコンパイル中に使用されるので、このフラグが(Administrator またはプログラムで)変更されると、変更に関連するすべてのページを再コンパイルする必要があります。通常、この処理では、単にファイルが編集(すべてを変更)され、それが再実行されます。ColdFusion Administrator の「信頼できるキャッシュ」が有効な場合、(少なくとも影響を受けたファイル)のテンプレートキャッシュをクリアする必要があります。これらは、ColdFusion Administrator のキャッシュ機能ページ内でも実行できます。

 アプリケーションレベルで構造体キーの大文字小文字の保持を有効にするには、application. cfc ファイルを変更し、次のように設定します。

this.serialization. preservecaseforstructkey = true

シリアル化 JSON への接頭辞付加

シリアル化 JSON 文字列にカスタムの接頭辞を付加することで、JSON データを返す Web サービスをクロスサイトスクリプティング攻撃から保護します。

メモリ内ファイルシステムの有効化

メモリ内仮想ファイルシステムのサポートを有効にします。このオプションはデフォルトで有効になっています。

メモリ内仮想ファイルシステムのメモリ制限

メモリ内仮想ファイルシステムのメモリ制限を メガバイト(MB)単位で 指定できます。

設定ファイルの変更の監視(確認間隔:n 秒)

設定ファイルを監視し、変更された場合は自動的にリロードします。WebSphere ND の垂直クラスターに ColdFusion をデプロイする場合は、 複数の インスタンスの ColdFusion が同じ設定ファイルを共有するので、この設定が必要になります。ほとんどの環境ではこの機能を有効にしないことをお勧めします。

グローバルなスクリプト保護

Form、URL、CGI、Cookie の各スコープ変数をクロスサイトスクリプティング攻撃から保護します。このような保護ロジックがアプリケーションに備わっていない場合は、このオプションを選択します。

グローバルなサイト保護を有効にすると、Null バイト(%00)が すべて %20 に置き換えられます。  この保護機能の一環として、Null バイトインジェクション攻撃を防ぐための設定です。

この保護機能を Cookie スコープでのみ無効にする場合は、回避策として以下を実行できます。

  • CF Administrator からスクリプト保護を有効にする
  • CF_HOME\cfusion\lib ディレクトリに移動し、neo-security. xml を開いてから、 FORM,URL,COOKIE,CGI という文字列を 検索し、この文字列を FORM, URL,CGI に変更する
  • サーバーを再起動する

AttributeCollection での追加属性の許可

ColdFusion タグを使用して attributecollection 構造体に 非標準の属性を渡せるようにするかどうかを しているからです。

CFaaS の間に作成された一時ファイルをクリアする期間

CFaaS(CF as a Service)操作中に作成された一時ファイルを削除するまでの時間を分単位で指定します。デフォルト値は 30 分です。

ORM 検索インデックスディレクトリ

サーバーレベルまたはアプリケーションレベルで、インデックスディレクトリ(インデックス作成できるアプリケーションデータのすべての永続エンティティが保存されているディレクトリ)を指定します。

デフォルト ScriptSrc ディレクトリ

cfform.js ファイルが含まれているディレクトリへのデフォルトのパス(Web ルートからのパス)を指定します。このファイルは cfform タグ の ScriptSrc 属性で 参照されています。ホスティング環境では、CFIDE 以外のディレクトリに cfform.js ファイルを移動することが必要な 場合が あります。

Google Map API キー

Google Map へのアクセスに必要な Google Map API ライセンスキーを指定します。

onServerStart( ) メソッドを含むコンポーネント

onServerStart() メソッドを持つ CFC への絶対パスを指定するか、Web ルートより下の CFC パスをドット区切りで指定します(例:"a.b.server")。デフォルトでは、Web ルートより下から server.cfc が検索されます。

<cfinclude> タグで許可されるファイル拡張子(ColdFusion 11 の新機能) <cfinclude> タグを使用する際は、(カンマ区切りのリストとして)許可されるファイル拡張子のリストを指定します。リスト内にワイルドカード('*')を指定すると、<cfinclude> タグを使用してインクルードされたすべてのファイルがコンパイル対象になります。<cfinclude> タグを使用してインクルードされたその他のファイルがこのリストにない場合、その内容はスタティックにインクルードされます。デフォルトでは、拡張子が cfm および cfml のファイルは この設定と関係なく常にコンパイルされます。この値 は、 Application.cfc または Application.cfm ファイルのキー compileExtFor Include   を使用してアプリケーションレベルでオーバーライドできます。

Application.cfc および Application. cfm の 検索順序

現在のプロジェクトフォルダーで見つからない場合に、Application.cfm または Application.cfc を検索する順序を選択します。ColdFusion では次のように検索方法を設定できます。

  • デフォルトの検索順序:Application.cfc または Application.cfm ファイルを、 現在のフォルダーから システムルートディレクトリまで検索します。例えば、Windows では C:¥、UNIX では /opt などがルートディレクトリになります。
  • Web ルートまで:Application.cfc または Application.cfm ファイルを、 現在のフォルダーから Web ルートまで検索します。
  • Web ルート内:Application.cfc または Application.cfm ファイルを、 現在のフォルダー内または Web ルート内で検索します。

見つからないテンプレートハンドラ

リクエストされたページを ColdFusion が見つけられない場合に実行するページを指定します。これは Web ルートからの相対パスで指定します。メモ:ユーザーが Microsoft Internet Explorer で「HTTP エラー メッセージを簡易表示する」をオンにしている場合、このページは 512 バイトを超えるデータを含んでいる場合にのみ表示されます。

サイト全体のエラーハンドラ

リクエストの処理中に ColdFusion でエラーが発生した場合に実行するページを指定します。これは Web ルートからの相対パスで指定します。サイト全体のエラーハンドラーまたはテンプレート欠如エラーのハンドラーを定義した場合、ページが見つからないエラーおよび例外は ColdFusion によってログに記録されません。メモ:ユーザーが Internet Explorer で「HTTP エラー メッセージを簡易表示する」をオンにしている場合、このページは 512 バイトを超えるデータを含んでいる場合にのみ表示されます。

送信データの最大サイズ

1 回のリクエストでサーバーに送信できるデータのサイズを制限します。ColdFusion は、指定された制限を超える単一のリクエストを拒否します。

リクエストのスロットルしきい値

指定された制限よりも小さいリクエストは、キューに入れられず、合計メモリの一部としてカウントされません。指定された制限を超えるリクエストは合計メモリの一部としてカウントされ、リクエストのスロットルメモリサイズを超えている場合はキューに入れられます。

リクエストのスロットルメモリ

スロットルの合計メモリサイズを制限します。使用可能な合計メモリが十分でない場合、リクエストは十分なメモリの空き容量ができるまでキューに入れられます。

名前なしアプリケーションの作成を無効にする

名前なしアプリケーションの作成を禁止します。

REST 確認を許可

Adobe API Manager が ColdFusion で公開されている REST サービスを確認できるようにするかどうかを指定します。

 

null サポートを有効化

ColdFusion が null サポートを有効化する必要がある場合は指定します。これは、null が空の文字列に変換されていないことを意味しています。

CFFile アップロードのブロック済みファイルエクステンション

ファイル拡張子のカンマ区切りリストを指定します。指定されたファイルは、cffile タグ/関数によるアップロードがブロックされます。

すべてのファイルをブロックするには、"*"(アスタリスク)を使用します。また、すべての拡張子を許可するには、""(空の文字列)を使用します。

デフォルトでは、次の拡張子がブロックされます。

AS、ASP、ASPX、BIN、CFC、CFM、CFML、CFR、CFSWF、DMG、EXE、HBXML、JSP、JSPX、JWS、MXML、PHP、SWC、SWS。

デフォルト拡張子の復元

アップロードをブロックするファイルの拡張子のリストをトリミングしている場合は、ボタンをクリックして、すべてのファイル拡張子のリストを復元できます。

Java を Regex エンジンとして使用

Java を Regex(正規表現)エンジンとして使用するかどうかを指定します。このオプションが選択されていない場合は、Apache ORO がデフォルトの正規表現エンジンとして使用されます。

ColdFusion(2018 リリース)の新機能

イグゼキュタープール構成 (非同期 プログラミングフレームワーク用)

コアプールサイズ

コアプールサイズはキープアライブするワーカースレッドの最小数です。この値は、「最大プールサイズ」に指定した値よりも小さくする必要があります。デフォルト値は 10 です。

最大プールサイズ

プールで使用可能にできるスレッドの最大数。デフォルト値は 50 です。

キープアライブ時間

作業を待っているアイドルスレッドのタイムアウトです(ミリ秒単位)。プールに corePoolSize を超えるスレッドが存在する場合にこのタイムアウトが使用されます。デフォルト値は 6000 ミリ秒です。

これらの設定を使用すると、要件に応じて非同期 executor を細かく調整できます。また、これらのプロパティの変更は、サーバーを再起動しなくても反映されます。

さらに、上記のプロパティをサポートする次の Admin API も追加されています。これらの API は runtime.cfc に含まれています。

このリリースでは、プール設定をサポートするために、getRuntimeProperty(required propertyName) API に 3 つのプロパティが新しく追加されています。追加されたのは、次のプロパティです。

  • corePoolSize
  • maxPoolSize
  • keepAliveTime

ColdFusion(2018 リリース)アップデート 2 の新機能

モバイル向けの設定。

秘密キー

モバイルアプリで使用する必要のある秘密キー。キーを自動生成するか、既に生成済みのキーを貼り付けます。

モバイルのサーバーワークフローを有効化

このオプションを有効にすると、モバイルアプリがサーバーに対して通話を行うことができます。オプションを有効にした後でサーバーを再起動します。

CORS を有効化

このオプションを有効にすると、サーバーが任意のドメインからリクエストを受信することができます。オプションを有効にした後でサーバーを再起動します。

モバイルサーバーコンテキスト

モバイルアプリがサーバーに通話を行うことができるコンテキスト。

リクエストの調整

同時リクエストの調整の概要

次の各タイプのリクエストに対して処理できる同時リクエスト数を指定できます。

  • CFM ページリクエスト
  • CFC メソッド呼び出し(HTTP GET 経由)
  • Flash Remoting リクエスト
  • Web サービスリクエスト
    設定は完全に ColdFusion コード内に含まれており、すべての J2EE アプリケーションサーバーにわたって機能します。設定変更を有効にするために ColdFusion サーバーを再起動する必要はありません。JSP 処理はこれらの変更の影響は受けません。

    メモ:Flash Remoting リクエストの制御設定は、ActionScript 2.0 および ActionScript 3.0 を使用する Remoting に、タイプごとに独立に適用されます。例えば、5 に設定すると、最大 5 個の ActionScript 2.0 Flash Remoting および 5 個の ActionScript 3.0. Flash Remoting リクエストが同時に許可されます。

版ごとの機能
  • スタンダード版:非同期 CFML、DirectoryWatcher、ソケット、ユーザー書き込みの各イベントゲートウェイだけが有効になっています。cfthread タグのプール内のスレッドの最大数は 10 に制限されています。CFM ページリクエスト制限だけを調整できます。
  • エンタープライズ版:すべてのイベントゲートウェイがサポートされます。cfthread タグのプール内のスレッドの数は無制限です。各リクエストタイプ(CFM ページ、CFC、Flash Remoting、Web サービス)の制限を個別に調整できます。

「リクエストの調整」ページ

Administrator の「リクエストの調整」ページにはいくつかの設定オプションがあり、このオプションを使用することによって、ColdFusion が同時に処理できる異なるタイプのリクエストとスレッドの数を指定できます。

オプション

説明

同時テンプレートリクエストの最大数

同時に処理可能な CFML ページリクエスト数です。この設定を使用して、高負荷のアプリケーションの全体的なシステムパフォーマンスを向上させます。指定された制限を超えるリクエストはキューに入れられます。

同時 Flash Remoting リクエストの最大数

同時処理可能な Adobe Flash Remoting リクエスト数です。

同時 Web サービスリクエストの最大数

同時に処理可能な Web サービスリクエスト数です。

同時 CFC 関数リクエストの最大数

HTTP 経由で同時に処理可能な ColdFusion コンポーネントのメソッド数です。このオプションは、CFML からの CFC メソッドの起動には影響しません。HTTP リクエスト経由でリクエストされたメソッドのみが対象になります。

同時レポートスレッドの最大数

同時に処理可能な ColdFusion レポートの最大数です。

CFTHREAD に使用できるスレッドの最大数

同時に実行される CFTHREAD です。指定された制限を超えて CFTHREAD によって作成されたスレッドはキューに入れられます。

キューで実行待ちのリクエストのタイムアウト(n 秒)

キューで実行待ちのリクエストは、指定された最大値を過ぎるとタイムアウトします。この値は、「リクエストのタイムアウト」設定(現在は 60 秒)以上の値にする必要があります。

リクエストキューのタイムアウトページ

テンプレートのリクエストが実行されずにタイムアウトしたときにクライアントに送信する HTML ページへの相対パスを指定します。例えば、「/CFIDE/timeout.html」と指定します。このページに CFML を含めることはできません。ここでページが指定されていない場合、リクエストを実行できなかったときは、クライアントに「500 Request Timeout」というエラーが返されます。

「キャッシュ機能」ページ

Administrator の「キャッシュ機能」ページにはいくつかの設定オプションがあり、このオプションを設定したり有効にすることによって、テンプレート、クエリ、およびデータソースをキャッシュに格納できます。これらのオプションは、サーバーのパフォーマンスに著しい影響を及ぼす可能性があります。次の表は、設定項目を示します。

オプション

説明

キャッシュされるテンプレートの最大数

値を入力して ColdFusion でキャッシュされるテンプレートの数を指定します。最高のアプリケーションパフォーマンスを得るには、アクセス頻度が高い ColdFusion ページを格納できるだけの大きさを持ち、なおかつリロードが必要以上に発生しない程度の値に設定してください。開発サーバー上で、様々な値を指定して実験することをお勧めします。最初は Java 仮想マシン(JVM)サイズの 1 MB あたり 1 ページ程度の値から試してみるのが適切と考えられます。

信頼できるキャッシュ

キャッシュされたテンプレートを、変更されたかどうかを確認せずに使用します。頻繁に更新されないサイトの場合は、このオプションによって、ファイルシステムのオーバーヘッドを最小限に抑えることができます。

要求にテンプレートをキャッシュ

これをオンにすると、要求されたファイルが更新されているかどうかが 1 回の要求の間に 1 度だけ検査されます。これをオフにすると、要求されたファイルが変更されているかどうかが 1 回の要求の間でもアクセスされるたびに確認されます。1 回の要求の間にテンプレートやコンポーネントに更新が反映される可能性がないアプリケーションの場合は、こうすることによりファイルシステムのオーバーヘッドを最小限に抑えることができます。この設定を変更しても、サーバーを再起動する必要はありません。

コンポーネントキャッシュ

これをオンにすると、コンポーネントパスを解決した結果がキャッシュされて再び解決されることがなくなります。この設定を変更しても、サーバーを再起動する必要はありません。

クラスファイルの保存

ColdFusion バイトコードコンパイラにより生成されるクラスファイルをディスクに保存します。開発段階では、このオプションを無効にするほうが通常は高速になります。

Web サーバーパスのキャッシュ

単一サーバーに対する ColdFusion ページパスをキャッシュします。複数の Web サイトまたは複数の仮想 Web サイトを持つ Web サーバーに ColdFusion を接続する場合は、このオプションの選択をオフにします。

キャッシュされるクエリの最大数

値を入力して、サーバーが保守するキャッシュクエリの最大数を制限します。キャッシュクエリでは、データベーストランザクションからではなくメモリから結果セットを取得することができます。クエリはメモリ内に存在しており、クエリ結果セットのサイズは異なるので、キャッシュされるクエリの数を制限する必要があります。キャッシュクエリを有効にするには cfquery タグの cachedwithin 属性または cachedafter 属性を使用します。キャッシュされるクエリの最大数に達すると、最も古いクエリがキャッシュから削除され、指定したクエリで置き換えられます。キャッシュされるクエリの最大数を 0 に設定すると、クエリのキャッシングは無制限になります。

内部キャッシュを使用してクエリを保存する

このオプションを選択した場合は、サーバーレベルで、キャッシュクエリが内部キャッシュを使用して保存されます。デフォルトでは、キャッシュクエリは Ehcache によってサポートされる QUERY 領域に保存されます。

テンプレートキャッシュを直ちにクリア

テンプレートキャッシュを空にします。その後にテンプレートがリクエストされたとき、ColdFusion はテンプレートをメモリにリロードし、修正されていれば再コンパイルを実行します。

特定のフォルダーのテンプレートキャッシュをクリア

以前のリリースでは、信頼できるキャッシュをクリアするオプションしかなく、システム全体のキャッシュがクリアされていました。このオプションを使用すると、フォルダーレベルにクリアを限定できるようになりました。

コンポーネントキャッシュを直ちにクリア

コンポーネントキャッシュを空にします。既に解決されたコンポーネントへのパスが無視されて、再び解決が試みられます。

クエリキャッシュを今すぐクリア

サーバーのクエリキャッシュを削除します。

サーバー全体 キャッシュエンジン

サーバー全体でデフォルトで使用されるキャッシュエンジン。選択できるオプション:

  • Ehcache
  • JCS
  • Redis
  • Memcached

Memcached サーバー

同時に処理できる 区切りで IP アドレス( memcached サーバーのもの。例:localhost:11211 ,localhost :11212)を指定します。

最大アイドル時間(秒)

アイドル状態になる最長時間。

最大持続時間(秒)

持続する最長時間。

最大要素数

メモリ内の最大要素数。

Redis サーバー

ホスト名 または Redis がインストールされているサーバー。

Redis サーバーのポート

Redis がインストールされているサーバーのポート番号。

パスワード

Redis がインストールされているサーバーのもの。

Is Cluster

Redis がインストールされているサーバーが は クラスターの一部であるかどうかを指定します。

JCS キャッシュ設定 - データソースを選択

JCS を使用するとデータベース内にキャッシュを常駐させて、複数のノードを経由してキャッシュにアクセスできるようになります。 

「クライアント変数」ページ

ColdFusion Administrator の「クライアント変数」ページでは、クライアント変数のデフォルト値を設定できます。ColdFusion では、次の方法でクライアント変数を保管できます。

  • データベーステーブルに保管

    メモ:ColdFusion 10 にバンドルされた JDBC ドライバーをデータソースで使用する場合、ColdFusion では必要なテーブルを自動的に作成できます。ご使用のデータソースが ODBC ソケットまたはサードパーティの JDBC ドライバを使用している場合は、必要な CDATA および CGLOBAL データベーステーブルを手動で作成してください。

  • Web ブラウザーに Cookie として保管
  • オペレーティングシステムレジストリに保管

    メモ:サーバーのパフォーマンスを大幅に低下させる可能性があるので、クライアント変数をレジストリに保管することはお勧めできません。クライアント変数の保管にレジストリを使用する場合は、十分なメモリとディスク容量を割り当ててください。

    クライアント変数ページで指定した設定をオーバーライドするには、Application.cfc ファイルまたは cfapplication タグを使用します。詳しくは、『ColdFusion アプリケーションの開発』を参照してください。

データソースへのクライアント変数の保存

  1. クライアント変数ページの「クライアントストアとして追加するためのデータソースの選択」テーブルで、ドロップダウンからデータソースを選択します。
  2. 「追加」をクリックします。データソースのクライアントストアを追加/編集ページが表示されます。
  3. 次の表に示されているとおり、データソースのオプションを選択します。(変更を保存せずに、このページを終了するには、左向き矢印アイコンをクリックします。)

オプション

説明

説明

クライアントデータストアおよびその設定の説明です。レジストリには表示されません。

クライアントデータベーステーブルの作成

使用するデータベースでデータベーステーブルの SQL 作成がサポートされていることを ColdFusion で特定できる場合は、このオプションが表示され、クライアント変数テーブルを使用する前にテーブルを作成する必要がなくなります。この場合、「クライアントデータベーステーブルの作成」オプションがクライアントストアを追加 / 編集ページに表示されます。このオプションを選択すると、必要なテーブルがデータベースに作成されます。SQL テーブルの作成がデータベースでサポートされていない場合に、必要なテーブルがデータベースに既にある場合、またはレジストリを使用している場合には、このオプションは表示されません。

アクセスされなかったクライアントのデータを破棄 n

通常、クライアントデータは期間限定で保存されます。指定した日数アクセスされていないクライアントデータを削除(破棄)するには、このオプションを選択して、日数の値を入力します。ColdFusion サーバーのクラスタがこのデータソースを使用する場合は、クライアントデータを破棄するように設定されているサーバーが 1 台のみであることを確認してください。

グローバルクライアント変数更新の無効化

デフォルトでは、すべてのページリクエストに対して、クライアント変数が更新されます。変数が更新されないようにするには、このオプションを選択します。更新を無効にすると、グローバルクライアント変数が最初に作成されたときおよび更新されたときのみに変数が更新されます。このようにすると、アプリケーションのパフォーマンス向上に役立ちます。

  1. 「変更の送信」をクリックします。クライアント変数ページが表示され、リストにデータソースが表示されます。
  2. 「クライアントセッション用のデフォルトのストレージメカニズムを選択」テーブルでデータソースを選択します。
  3. 「適用」をクリックします。

Cookie またはシステムレジストリへのクライアント変数の保存

  1. クライアント変数ページで、「Cookie」または「レジストリ」を選択します。
  2. 「適用」をクリックします。

クライアント変数ストレージオプション

保管タイプ

利点

欠点

データソース

  • 既存のデータソースを使用できます。
  • 移植が可能です。ホストシステムやオペレーティングシステムの種類を問いません。
  • 変数の読み取りや書き込みを行うには、データベーストランザクションが必要です。
  • 実装がより複雑です。

ブラウザーの Cookie

  • 簡単に実装できます。
  • 高いパフォーマンスが期待できます。
  • 自動的にタイムアウトとなるように設定できます。
  • クライアントサイドで制御できます。
  • ブラウザーが Cookie を使用するかどうかをユーザーが変更できるため、設定を統一させることが困難な場合があります。
  • Cookie データには 4 KB のサイズ制限があります。
  • Netscape Navigator では、1 つのホストからの Cookie が 20 個までしか許可されません。ColdFusion は、読み取り専用データの保管に 3 個の Cookie を使用するため、追加できる Cookie は 17 個までです。

システムレジストリ

  • 簡単に実装できます。
  • 高いパフォーマンスが期待できます。
  • レジストリは、他のシステムに簡単にエクスポートできます。
  • サーバー側で制御できます。
  • 「システム」コントロールパネルで、レジストリの最大サイズ制限を確認しておく必要があります(Windows)。
  • ホストシステムと統合されています。ただし、クラスタ構成のサーバーでは実用的ではありません。
  • UNIX では使用できません。
  • Windows のみに適用できます。

クライアント変数データの移行

クライアント変数データを別のデータソースに移行するには、この情報を保管するデータベーステーブルの構造を把握する必要があります。外部に保管されるクライアント変数には、次の表に示すような 2 つの単純なデータベーステーブルが使用されます。

CDATA

データ型

cfid

CHAR(64)、TEXT、VARCHAR、またはこれと同等のデータ型

app

CHAR(64)、TEXT、VARCHAR、またはこれと同等のデータ型

data

MEMO、LONGTEXT、LONG VARCHAR、またはこれと同等のデータ型

 

CGLOBAL

データ型

cfid

CHAR(64)、TEXT、VARCHAR、またはこれと同等のデータ型

data

MEMO、LONGTEXT、LONG VARCHAR、またはこれと同等のデータ型

lvisit

TIMESTAMP、DATETIME、DATE、またはこれと同等のデータ型

 

クライアント変数テーブルの作成

次の ColdFusion ページのサンプルを、独自のデータベース内でのクライアント変数データベーステーブル作成のモデルとして使用することができます。ただし、すべてのデータベースで同じ列のデータ型名がサポートされているわけではありませんので注意してください。正しいデータ型については、データベースのドキュメントを参照してください。

メモ:バンドルされた JDBC ドライバーのいずれかをデータソースで使用する場合は、ColdFusion Administrator でクライアント変数テーブルを作成できます。詳細については、オンラインヘルプを参照してください。

サンプルテーブル作成ページ

This example applies to Microsoft Access databases. 

 
( 
cfid char(20), 
app char(64), 
data memo 
) 
</cfquery> 
 
<cfquery name=“data2” datasource=“#DSN#”>  
	CREATE UNIQUE INDEX id1  
	ON CDATA (cfid,app) 
</cfquery> 
	 
<cfquery name=“global1” datasource=“#DSN#”> 
CREATE TABLE CGLOBAL 
( 
cfid char(20), 
data memo, 
	lvisit date 
) 
</cfquery> 
 
<cfquery name=“global2” datasource=“#DSN#”>  
	CREATE INDEX id2  
	ON CGLOBAL (cfid) 
</cfquery> 
 
<cfquery name=“global2” datasource=“#DSN#”>  
	CREATE INDEX id3  
	ON CGLOBAL (lvisit) 
</cfquery>

メモリ変数ページ

アプリケーション変数およびセッション変数のタイムアウトの最大値とデフォルト値を指定できます。Application.cfc ファイルまたは Application.cfm ファイルでタイムアウト値を定義しない限り、アプリケーション変数は 2 日でタイムアウトとなります。セッション変数は、ユーザーセッションの終了時にタイムアウトとなります。これらの動作を変更する場合は、Administrator のメモリ変数ページでタイムアウトの新規デフォルト値および最大値を入力してください。

J2EE セッション変数を使用するかどうかを指定することもできます。J2EE セッション変数を有効にした場合、ColdFusion により、各セッションの識別子が作成され、CFToken や CFID Cookie 値は使用されません。詳細については、『ColdFusion アプリケーションの開発』を参照してください。また、ColdFusion がセッション変数を格納する方法(メモリまたは Redis)を決定することもできます。「セッションストレージ」ドロップダウンリストから、オプションを選択します。詳細については、外部セッションストレージを参照してください。

注意:

J2EE セッションを使用する場合、WEB–INF/web.xml の session-timeout 要素で指定するセッションタイムアウトは、必ず ColdFusion Administrator でのタイムアウトの指定より長くしてください。また、cfapplication タグで指定したいずれの sessiontimeout 属性よりも長くなるようにしてください。

マッピングページ

サーバー上のディレクトリへのパスに対する論理エイリアスの追加、更新、および削除を行うには、ColdFusion Administrator の「マッピング」ページを使用します。ColdFusion マッピングは、ColdFusion が cfinclude タグや cfmodule タグで処理するページのみに適用されます。web_root(または "/" にマップされるディレクトリ)以外に CFML ページを保存する場合は、サーバー上でそれらのファイルを保存する場所へのマッピングを追加してください。
例えば、ご使用のサーバー上で "/" マッピングは C:\coldfusion2018\wwwroot を指しているのに、すべての ColdFusion ヘッダーページは C:\foo\newpages\headers に存在するとします。ColdFusion がこれらのヘッダーページを見つけられるようにするには、ColdFusion Administrator で C:\foo\newpages\headers を指すマッピングを追加します。例えば 、 C:\foo\newpages\headers を指す /headers のマッピングを追加します。C:\coldfusion2018\wwwroot に存在する ColdFusion ページでは、これらのヘッダページを参照する場合、 cfinclude タグや cfmodule タグで処理するページのみに適用されます。

注意:

ColdFusion のマッピングは、Web サーバーの仮想ディレクトリとは異なります。Web ブラウザーで URL を使用して特定のディレクトリにアクセスするための仮想ディレクトリを作成する方法については、ご使用の Web サーバーのドキュメントを参照してください。

「メール」ページ

ColdFusion エンタープライズ版では、メールサーバーのフェイルオーバーと、追加のメール配達オプションをサポートしています。
ColdFusion では、SMTP メール機能を実装するためにスプールアーキテクチャを利用しています。スプールアーキテクチャでは、cfmail タグがアプリケーションページ内で処理されても、生成されたメッセージはすぐには送信されない可能性があります。ColdFusion のキューに大量のメッセージが蓄積されている場合は、配送されるまでにしばらく時間がかかることがあります。

メモ:cfmail タグについて詳しくは、『ColdFusion アプリケーションの開発』の「電子メールの送受信」で「cfmail タグによる SMTP 電子メールの送信」を参照してください。

「メールサーバーの設定」領域

次の表で、基本的なメールサーバーの設定について説明します。

オプション

説明

メールサーバー

ダイナミック SMTP メールメッセージを送信するための有効なメールサーバー名を入力します。インターネットアドレス(mail.company.com など)やメールサーバーの IP アドレス(127.0.0.1 など)を入力できます。

ユーザー名

必要に応じてメールサーバーを利用するためのユーザー名を入力します。

パスワード

必要に応じてメールサーバーを利用するためのパスワードを入力します。

署名

メールにデジタル署名を追加するように ColdFusion を設定する場合は、このチェックボックスをオンにします。

キーストア

秘密キーと証明書が格納されているキーストアの場所です。サポートされているタイプは JKS(java key store)と pkcs12 です。

キーストアパスワード

キーストアのパスワードです。

キーエイリアス

証明書と秘密キーをキーストアに保存するために使用するキーのエイリアスです。これを指定しない場合は、キーストアの最初のエントリが使用されます。

キーパスワード

秘密キーを保存するために使用するパスワードです。これを指定しない場合は、「キーストアパスワード」がキーパスワードとして使用されます。

メールサーバーの接続の確認

指定したメールサーバーに ColdFusion から接続できるかどうかを、このフォームの送信後に確認します。このオプションを使用しない場合でも、テストメッセージを送信してメールサーバーへの接続が機能することを確認してください。

サーバーポート

メールサーバーを実行するポート番号を入力します。正しいポート番号がわからない場合は、サーバー管理者に確認してください。

バックアップメールサーバー(エンタープライズ版のみ)

SMTP メールメッセージを送信するためのバックアップサーバーを入力します(省略および複数指定も可)。インターネットアドレス(mail.company.com など)やメールサーバーの IP アドレス(127.0.0.1 など)を入力できます。複数のサーバーを指定する場合は、カンマで区切ります。メールサーバーが認証を必要とする場合は、username:password@mailserveraddress のように、メールサーバーアドレスの前にユーザー名とパスワードを追加します。デフォルト(25)以外のポート番号を使用する場合は、mailserveraddress:portnumber という形式で指定します。

メールサーバーへの接続を維持します(エンタープライズ版のみ)

メールメッセージの送信後に、メールサーバーへの接続を開いたままにします。このオプションを有効にすると、複数のメッセージを配達する際のパフォーマンスが向上します。

接続タイムアウト(秒)

ColdFusion がメールサーバーからのレスポンスを待つ際のタイムアウトまでの時間を秒単位で指定します。

メールサーバーへの SSL ソケット接続の有効化

メールサーバーへの接続で SSL の暗号化を有効にします。

メールサーバーへの TLS 接続の有効化

メールサーバーへの接続で TLS(Transport Layer Security)を有効にします。

「メールスプールの設定」領域

次の表で、メールサーバーのスプールの設定について説明します。

オプション

説明

スプール間隔(秒)

スプールされたメールがメールサーバーによって処理される間隔を秒単位で指定します。

メール配達スレッド(エンタープライズ版のみ)

スプールされたメールを配達するために同時に使用するスレッド数の最大値を入力します。

配達されるメールメッセージをスプールします(メモリへのスプールはエンタープライズ版のみ)

送信メールメッセージをメールスプーラに送ります。このオプションを無効にすると、送信されるメールメッセージは直ちに配達されます。ColdFusion エンタープライズ版では、ディスク(低速であるがシャットダウンしてもメッセージは保持される)またはメモリ(高速であるがシャットダウンするとメッセージは失われる)にメッセージをスプールすることができます。この設定を cfmail タグで上書きできます。

メモリにスプールできるメッセージの最大数(エンタープライズ版のみ)

メモリにスプールできるメッセージの最大数を入力します。この数を超えるとディスクへのスプールに切り替わります。

未配達メールの表示

クリックすると、配信されなかったメールが表示されます。

「メールロギングの設定」領域

次の表の説明に従って、電子メールログ処理の基本設定を指定します。

オプション

説明

エラーログの厳格度

ドロップダウンリストオブジェクトから、ログファイルに書き込む SMTP 関連エラーメッセージのタイプを選択します。これには次のオプションがあります。

  • 「デバッグ」(「情報」、「警告」、「エラー」が含まれます)
  • 「情報」(「警告」、「エラー」が含まれます)
  • 「警告」(「エラー」が含まれます)
  • エラー

ColdFusion から送信されるメールメッセージをすべてロギング

すべての電子メールメッセージの「宛先」、「差出人」、「件名」フィールドをログファイルに保存します。

ColdFusion は、送信済みメールおよびメールエラーログを次のディレクトリに書き込みます。

  • ¥coldfusion10¥logs(Windows、サーバー設定)
  • /opt/coldfusion10/log(Solaris および Linux、サーバー設定)
  • cf_webapp_root/WEB-INF/cfusion/logs(J2EE 設定、すべてのプラットフォーム)
    次の表は、電子メールログファイルを示します。

Log

説明

mailsent.log

送信済み電子メールメッセージを記録します。

mail.log

一般的な電子メールエラーを記録します。

「メール文字セット設定」領域

次の表の説明に従って、メール文字セットのデフォルトの設定を選択します。

オプション

説明

デフォルト CFMail 文字設定

ドロップダウンリストオブジェクトから、cfmail タグで使用されるデフォルトの文字セットを選択します。デフォルト値は UTF-8 です。電子メールクライアントのほとんどが特定の文字セットを使用する場合は、この設定を使用して、ロケール特有の文字セットに切り替えることができます。例えば、日本語のメールの多くは ISO-2022-JP 文字セットを使用して送信されます。

スケジュールされたタスクpage

タスクのスケジューリングは、書き込みよりも読み取りの頻度が高い情報に適しています。ページがリクエストされるたびに ColdFusion がデータベースに対するクエリを実行するのではなく、スケジューリングされたイベントによって生成される情報を含んだスタティックページを表示します。データベーストランザクションが発生しないので、レスポンス時間が短縮されます。 

スケジュールされたタスクは、指定した日に 1 回のみ実行、毎日、毎週または毎月の指定時間に実行、指定した時間ごとに実行、また、指定した日付の間の期間に実行できます。
スケジュールされたページが実行されると、schedule.log というログファイルにメッセージが自動的に書き込まれます。このファイルには、スケジュールされたアクション、実行されるページ、スケジュールされたタスクが正常に実行されたかどうかが示されます。 スケジュールされたタスクは 一時停止および再開できます。

詳細については、 cfschedule あります。

スケジュールされたタスクページでは、スケジュールされたタスクの作成、編集、一時停止、再開、および削除が可能です。このページには、次の領域があります。

領域

説明

新規タスクのスケジューリング

クリックすると、スケジュールされたタスクを新しく追加できます。

すべてのタスクを一時停止

クリックすると、実行中のすべてのタスクを一時停止できます。

すべてのタスクを再開

クリックすると、一時停止されたタスクを再開できます。

アクション

クリックすると、スケジュールされたタスクを実行、一時停止、編集または削除できます。

タスク名

実行するようにスケジュールされている既存のタスクの名前が表示されます。

期間

タスクを実行する期間が表示されます。

間隔

このタスクが実行される頻度が表示されます。この列には、Once、毎日または DailyEvery のいずれかの値を指定できます。

  • アプリケーションレベルでスケジュールされたタスク:スケジュールしたアプリケーション固有のタスクのリストが、タスクの詳細とともにテーブル形式で表示されます。このテーブルには、アクション、アプリケーション名、グループ、タスク名、期間、間隔、最後の実行、次の実行、反復カウントおよびクラスターが有効どうかが表示されます。

    メモ:ColdFusion Administrator を使用して、アプリケーション固有のタスクを作成することはできません。ただし、タスクの一時停止、再開または削除は可能です。

  • サーバーレベルでスケジュールされたタスク:スケジュールしたサーバー固有のタスクのリストが、タスクの詳細とともにテーブル形式で表示されます。このテーブルには、グループ、次の実行、反復カウント、クラスターが有効どうかおよび残りのタスクカウントなどの新しい詳細が表示されます。
  • クラスター設定を有効にする:少なくとも 1 つのデータソースが設定されている場合に適用されます。次の詳細を指定します。
    • データソースを選択:接続しているすべてのデータソースがリストされます。
    • クラスター設定用のテーブルを作成:チェックを付けると、スケジューラー固有のテーブルがクラスターに対して作成されます。

      メモ:このオプションは、クラスターの 1 つのノードに対してのみ有効にしてください。そうしないと、テーブルが上書きされます。1 つのノードから表を作成した場合、他のノードでは、データソースの選択のみを行う必要があります。すべてのノードが同じデータソースを指すので、クラスタの一部になります。

    • 詳細を指定した後、「送信」をクリックします。
      クラスターを無効にするには、「クラスターを無効にする」オプションを選択します。

スケジュールされたタスクの追加/編集ページ

スケジュールされたタスクの追加/編集ページでは、タスクを追加または編集できます。次のタスクを指定した後、「送信」をクリックします。ページを最初に読み込むと、タスクを作成するための最小限のオプションのみが表示されます。すべての設定を表示するには、「追加設定を表示」をクリックします。

オプション

説明

タスク名

「タスク名」テキストボックスにタスクの名前を入力します。

期間

タスクの開始日と終了日を入力します。終了日はオプションです。このタスクを継続的に実行する場合は、「終了日」テキストボックスを空白のままにしておきます。

頻度

このタスクを実行するスケジュールを選択します。

  • 1 回のみ 指定された開始日およびスケジュール時刻にタスクを 1 回のみ実行するようにスケジュールします。日付と時刻を指定します。タスクを正常に実行するには、15 分以上先にタスクを設定する必要があります。
  • 繰り返し 毎日、毎週または毎月の指定された時間にタスクを実行するようにスケジュールします。
  • 指定間隔 1 日の間にタスクが反復されるようにスケジュールします。開始時刻と終了時刻を指定して、タスクの開始時刻と終了時刻を指定します。時間、分、秒を指定して、タスクが反復される間隔を設定します。

URL

実行する ColdFusion ページの URL を入力します。正しいアクセス権があれば、ローカルページまたはリモート ColdFusion サーバーのページを実行できます。

ユーザー名

(オプション)実行するページがセキュリティ保護された場所にある場合にのみ、ユーザー名を指定します。

パスワード

(オプション)実行するページがセキュリティ保護された場所にある場合にのみ、パスワードを指定します。

タイムアウト

(オプション)タイムアウト設定を指定します。これは、Web サーバーのオーバーロード、ネットワークの問題、またはページの実行に時間がかかりすぎることが原因でリクエストが応答しなくなることを防ぐのに役立ちます。

プロキシサーバー:ポート

(オプション)このリクエストをプロキシサーバー経由でルーティングする必要がある場合は、そのプロキシサーバーの URL およびポート番号を入力します。

パブリッシュ; ファイル

(オプション)このタスクの出力ファイルをパブリッシュするには、「出力をファイルに保存」オプションを選択してから、出力ファイルの絶対パスおよびファイル名を「ファイル」テキストボックスに入力します。スケジュールされたタスクのファイルの公開では、.txt および .log の拡張子のみがデフォルトで付くようになったことに注意してください。cfusion¥lib¥neo-cron xml に拡張子を追加できます。

URL の変換

(オプション)「URL の変換」オプションを選択して、結果ページに返されたリンクで使用されている相対 URL を絶対 URL に置換します。

グループ

スケジュールされたタスクが属するグループです。タスク名とグループの組み合わせが一意であることを確認してください。

Crontime

cron ジョブシンタックスでタスクスケジューリング時刻を指定します。

上書き

選択しないと、タスクが実行されるたびに新しい出力ファイルが作成されます。選択すると、新規出力ファイルを作成する代わりに、既存の出力ファイルが上書きされます。

イベントハンドラー

タスク実行中の様々なイベントに対して、事前に定義されたメソッドが起動される CFC ファイルです。Web ルートに対する相対パスを指定することができます。例えば schedulerdemo.eventhandler と指定します。または、ColdFusion マッピングを使用します。

除外

スケジュール期間から除外する日付また日付範囲のカンマ区切りリストです。

誤実行時

スケジュールされたタスクが誤実行された場合のサーバーの処理を指定します。

例外時

タスクでエラーが発生した場合の処理を指定します。

完了時

現在のタスクの完了後に実行するアクションです。次のフォーマットで詳細を指定します。Task1:Group1,Task3:Group3

優先度

タスクの優先度を示す整数です。

再試行回数

タスクでエラーが発生した場合の再試行回数です。

クラスタ

クラスタ設定でタスクを実行するには、有効にします。

WebSocket ページ

ColdFusion Administrator(サーバー設定/WebSocket)を使用して、次の WebSocket 関連の詳細を指定します。

オプション

説明

ポート

WebSocket サーバーがリスンするポートです。

最大データサイズ

送受信されるパケットのデータサイズです。

Flash Policy Server を起動

Flash クロスドメイン Policy Server をポート 1243 で起動します。これは、ネイティブの WebSocket サポートがクライアントサイドにない場合に、Flash のフォールバックで必要になります。

Flash Port

Flash Policy サーバーをデフォルト以外の別のポートで実行する場合は、<cf_home>/cfusion/lib ディレクトリにある neo-websocket.xml ファイルで設定できます。

「チャート」ページ

次の表では、ColdFusion のチャートおよびグラフ作成サーバーのためのキャッシュとスレッドの設定について説明しています。

オプション

説明

キャッシュタイプ

キャッシュタイプを設定します。チャートをメモリまたはディスクにキャッシュできます。メモリキャッシュはより高速ですが、メモリを多く使用します。

キャッシュされるイメージの最大数

キャッシュに保管するチャートの最大数を指定します。キャッシュが一杯になってから新規チャートを生成すると、ColdFusion によりキャッシュ内の一番古いチャートが破棄されます。

チャートを処理するスレッドの最大数

同時に処理できる チャートリクエストの最大数を指定します。最小値は 1 で、最大値は 5 です(大きい数値を指定するほど、多くのメモリが必要となります)。

ディスクキャッシュの位置

ディスクにキャッシュする場合にチャートを保存する場所。ColdFusion(2018 リリース)および ColdFusion(2016 リリース)では、指定された場所を変更することはできません。ColdFusion 10 では、場所を変更できます。

「フォント管理」ページ

ColdFusion は自動的に Acrobat の常駐フォントと通常の場所(Windows¥fonts ディレクトリなど)にあるフォントを登録します。通常以外の場所にフォントがインストールされている場合は、ColdFusion Administrator でそれらのフォントを登録します。これにより、cfdocument タグと cfreport タグを使用してフォントを検索し、PDF レポートと FlashPaper レポートをレンダリングできるようになります。
このページには、次のトピックが含まれています。

  • 新規フォントを ColdFusion で登録 フォントが格納されているディレクトリを参照するか、特定のフォントを指定します。
  • ユーザー定義のフォント 明示的に登録したフォントが表示されます。
  • 現在のシステムフォント プラットフォームに特有のシステムフォントディレクトリに格納されているフォントが表示されます。次の表で、フォント管理ページのフィールドについて説明します。

領域

説明

新規フォント/フォントディレクトリ

フォントファイルを含むディレクトリまたは特定のフォントファイルへの完全修飾パスを指定します。ColdFusion Administrator では、次のタイプのフォント形式を登録できます。

  • TTF:TrueType フォント
  • TTC:TrueType フォントまたは OpenType フォントのコレクション
  • OTF:OpenType フォント
  • PFB:(Adobe プリンターフォント)
  • AFM:Adobe Font Metrics

フォントファミリー

概要フォント名(Arial または Times New Roman など)。

フォントスタイル

固有のフォントスタイル(Arial Italic または Times New Roman Bold など)。

ポストスクリプト名

フォントのポストスクリプト名を指定します。

フォントタイプ

フォントタイプ(TrueType または Adobe ビルトインなど)

使用先

PDF、FlashPaper または両方のフォーマットでフォントを使用できるかどうかを指定します。Adobe ビルトインフォントは、FlashPaper の出力フォーマットでは使用できないことに注意してください。

パス

フォントファイルへの完全修飾パスです。

フォント管理ページには、PDF のみで使用できるビルトイン Acrobat フォントも表示されます。ColdFusion のレポート作成機能の詳細については、『ColdFusion アプリケーションの開発』の「印刷用のレポートとドキュメントの作成」を参照してください。

フォント管理について

ColdFusion では、PDF と FlashPaper の両方のフォーマットでドキュメントとレポートを作成できます。これら両方のフォーマットでは、HTML スタイル(cfdocument タグ)またはレポート定義(ColdFusion Report Builder)で使用されているフォントにサーバーコンピューターがアクセスできる必要があります。ColdFusion では、PDF および FlashPaper のドキュメントを正しく表示したり、指定時に PDF ファイルにフォントを埋め込むために、これらのフォントにアクセスする必要があります。

フォントおよびフォント拡張子のタイプ

ColdFusion Administrator では、次のタイプのフォントを登録できます。

タイプ

ファイル拡張子

説明

使用先

True Type

TTF

Apple 社によって開発され、すべての Macintosh および Windows オペレーティングシステムでサポートされているスケーラブルフォントフォーマットです。

PDF および FlashPaper

True Type Collection

TTC

複数の TrueType または OpenType フォントを含むファイルです。

PDF および FlashPaper

Open Type

OTF

TrueType フォントフォーマットの拡張型です。

PDF および FlashPaper

Adobe プリンターフォント

PFB

Adobe プリンターフォント

PDF のみ

Adobe Font Metrics

AFM

一般的なフォント情報およびフォントメトリック情報を含むフォントフォーマットです。通常は、UNIX のみで使用されます。

PDF のみ

フォント管理ページには、PDF のみで使用できるビルトイン Acrobat フォントも表示されます。ColdFusion では、PFM または FFT フォントは使用されません。

フォントの場所

ColdFusion Administrator では、プラットフォーム固有の次のデフォルトの場所で見つかったフォントが自動的に表示されます。

  • Windows - Windows/Fonts ディレクトリ(WINDOWS/Fonts や WINNT/Fonts など)
  • Unix - 次のディレクトリ
  • /usr/X/lib/X11/fonts/TrueType
  • /usr/openwin/lib/X11/fonts/TrueType
  • /usr/share/fonts/default/TrueType
  • /usr/X11R6/lib/X11/fonts/ttf
  • /usr/X11R6/lib/X11/fonts/truetype
  • /usr/X11R6/lib/X11/fonts/TTF
    さらに、サーバーの別の場所に保存されているフォントを定義できます。これらは、ユーザー定義フォントと呼ばれます。例えば、Sun JDK の jdk_root/jre/lib/fonts ディレクトリに提供される TrueType フォントの Lucida ファミリーを登録する場合があります。
PDF 出力へのフォントの埋め込み

レポート開発者は、ColdFusion で PDF ファイルにフォントを埋め込むようにオプションで指定できます(FlashPaper では常にフォントが埋め込まれます)。cfdocument タグを使用する際には、fontEmbed が yes または selective に設定されている場合にフォントが埋め込まれます。Report Builder で定義されたレポートを使用する際には、レポート定義ファイルに指定されている場合にフォントが埋め込まれます。フォントを埋め込むとファイルサイズが大きくなりますが、クライアントコンピューターにフォントがインストールされているかどうかに関係なく、レポートは必ず適切に表示されます。

メモ:一部のフォントライセンスでは埋め込みが禁止されています。ColdFusion では、not-for-embedding というマークが付いているフォントは埋め込まれません。

クライアント要件

フォントが PDF ファイルに埋め込まれていない場合は、レポートが適切に表示されるようにするために、クライアントコンピューターにフォントをインストールする必要があります。ほとんどの Windows コンピューターには、Internet Explorer が同梱されており、一連の TrueType フォントを含む Microsoft コアフォントが含まれています。

UNIX についての注意事項

ColdFusion を UNIX コンピューターにインストールする場合は、コンピューターがコンソールアクセスのみを提供している場合でも、適切なフォントがインストールされていることを確認する必要があります。UNIX の TrueType フォントについて詳しくは、/http://corefonts.sourceforge.net/ を参照してください。

ColdFusion Report Builder についての注意事項

ColdFusion Report Builder では、サーバー上で使用可能なフォントが自動的には認識されないので、レポート定義の開発者が ColdFusion MX 管理者に問い合わせて、サーバーで使用可能なフォントを特定する必要があり、必要に応じて Administrator でフォントを登録するか、Report Builder を実行するコンピューターにフォントをインストールする必要があります。

セントラル設定サーバー(CCS)ページ

アイテム 説明
現在の環境 設定を変更する環境タイプを選択します。使用できるタイプは、development(開発)、production(本番)、beta(ベータ版)のいずれかです。
シークレットキー ノードの登録時に指定する必要があるキー。
CCS クラスター名 ノードが属するクラスターの名前。
CCS サーバー セントラル設定サーバーの IP アドレス。
CCS ポート セントラル設定サーバーが動作するポート。
CCS 有効 ノードの CCS を有効にするか無効にするかを選択します。
ステータス ノードで CCS がアクティブに動作しているかどうかを示します。
環境 ノードの設定の読み込み元となるデプロイメントのタイプを指定します。使用できるタイプは、開発、製作、ベータです。
バージョン ノードの設定の読み込み元となるデプロイメントのバージョンを指定します。

ドキュメントページ

ColdFusion サーバーがローカルサーバーとリモートサーバーのどちらにインストールされているかに応じて、ColdFusion サーバーインスタンスに OpenOffice を設定できます。

OpenOffice を ColdFusion で設定する方法について詳しくは、『ColdFusion インストール』の OpenOffice の設定を参照してください。

Java と JVM ページ

「Java と JVM」ページでは、ColdFusion と Java を連動させるために次の設定を行えます。

オプション

説明

Java 仮想マシンのパス

Java 仮想マシン(JVM)のルートディレクトリの場所を絶対ファイルパスで指定します。デフォルト値は cf_root/runtime/jre です。

最小 JVM ヒープサイズ

JVM の初期ヒープサイズです。

最大 JVM ヒープサイズ

JVM の最大ヒープサイズです。デフォルト値は 512 MB です。

ColdFusion クラスパス

ColdFusion で使用する JAR ファイルが含まれるディレクトリのファイルパスを指定します。必要な JAR ファイルが含まれるディレクトリの完全修飾名か、完全修飾 JAR ファイル名を指定します。複数のエントリを区切るにはカンマを使用します。

JVM 引数

JVM への引数。複数のエントリは、空白で区切ります(例:-Xint -Xincgc)。

変更したら、ColdFusion サーバーを再起動します。

' aArgs[i] contains '-Xms'
aArgs[i] contains "-Djava.security.manager"
aArgs[i] contains "-Djava.security.policy"
aArgs[i] contains "-Djava.security.auth.policy"
aArgs[i] contains '-Djava.awt.graphicsenv'
aArgs[i] contains '-Djava.awt.headless'
aArgs[i] contains '-Dcoldfusion.classPath'
aArgs[i] contains '-Dcoldfusion.rootDir'
aArgs[i] contains '-Dcoldfusion.libPath'
aArgs[i] contains '{application.home}/lib/webchartsJava2D.jar'

Java と JVM の設定ページを更新すると、cf_root¥runtime¥bin にある jvm.config に変更が書き込まれます。変更内容が保存される前に、現在の jvm.config ファイルのコピーが jvm.bak として保存されます。変更によって ColdFusion を再起動できなくなった場合は、jvm.bak を使用してシステムを復元してください。例えば、jvm.config を jvm.config_BAD という名前に変更してから、jvm.bak を jvm.config という名前に変更します。
ColdFusion では、次のような jvm.args 属性のデフォルト設定が jvm.config ファイルからフィルターで除外されます。

Oracle 10g の ColdFusion の J2EE デプロイメントでサーバーモニターまたはマルチサーバーモニターを使用するには、JVM 引数を -Doc4j.jmx.security.proxy.off=true に設定します。

「設定要約」ページ

「設定要約」ページには、すべての ColdFusion 設定が表示されます。グループ名をクリックすると、そのグループの Administrator セクションが開き、設定を編集できます。このページは、スタンダード版では使用できません。

ColdFusion では、このページの「PDF として保存」ボタンをクリックして、サーバー設定を PDF にエクスポートできます。

「データとサービス」セクション

ColdFusion Administrator の「データとサービス」セクションは、ColdFusion、データソース、検索、インデックス作成機能のインターフェイスです。次の表は、ColdFusion Administrator の「データとサービス」セクションセクションで実行できる一般的なタスクの一部を示します。

タスク

説明

JDBC データソースの作成および管理

「データソース」ページでは、ColdFusion 用の JDBC データソース接続の確立、編集、および削除が可能です。詳細については、ColdFusion のデータソース管理を参照してください。

NoSQL データソースの設定

このセクションでは、NoSQL データソース接続の設定、追加、管理を行えます。詳細については、NoSQL データソース を参照してください。

ColdFusion コレクションの作成と保守

ColdFusion コレクションページでは、Solr コレクションの作成と削除、および作成したコレクションの保守作業が可能です。詳細については、ColdFusion コレクションページを参照してください。

Web サービスへのマッピングの定義

「Web サービス」ページを使用すると、インターネット経由でリモートアプリケーション機能の提供と利用が可能です。詳細については、Web サービスページを参照してください。

クラウド資格情報の指定

このセクションでは、Cloud Service の資格情報を追加および管理できます。詳細については、クラウド資格情報を参照してください。

クラウド設定の指定

このセクションでは、Cloud Service の設定を追加および管理できます。詳細については、クラウド設定を参照してください。

GraphQL

このセクションでは、GraphQL クライアントおよびサービスの設定を定義できます。

「データソース」ページ

データソースページでは、JDBC データソースの作成、編集、および削除が可能です。ColdFusion アプリケーションでデータベースを使用するには、まず ColdFusion Administrator でデータソースを登録します。詳細については、ColdFusion のデータソース管理を参照してください。
ColdFusion アプリケーションでデータベースにアクセスする前に、次のことをおこないます。

  1. データソースとやり取りするために必要なデータベースドライバーを把握して決定します。ColdFusion では、JDBC データベースドライバーを使用してデータソースと通信します。
  2. ドライバーを指定し、データソース情報を追加し、データベースに接続することにより、データベースを ColdFusion データソースとして設定します。
  3. データソースを確認します。
    データソースの追加について詳しくは、データソースの追加を参照してください。

「ColdFusion コレクション」ページ

このページを使用すると、Solr コレクションを作成して管理できます。 

ColdFusion Administrator では、コレクションの管理を実行できます。ColdFusion に接続されている Solr コレクションのインデックス作成、最適化、破棄、リロード、または削除が可能です。「アクション」列内のアイコンを使用して、次のアクションを実行します。

アクション

説明

リロード

コレクションをリロードします。

インデックス作成

コレクション内のファイルを分析し、メタデータおよびそのファイルを指すポインタを組み立てます。

最適化

検索をさらに高速化するために、コレクションのインデックスを統合することによって、ファイルの削除や変更後にできたメモリ空間を再度要求します。コレクションを定期的に最適化する必要があります。

破棄

コレクション内のすべてのドキュメントを削除しますが、コレクション自体は削除しません。コレクションのディレクトリ構造を保持します。

削除

コレクションを削除します。

ColdFusion には、インデックス作成と検索のテクノロジーを提供する Solr が含まれています。そのため、高速かつ効率的なサイト検索を行えるように最適化されたインデックス付きデータコレクションの作成、挿入、管理が可能です。
コレクション」 とは、ドキュメントの論理グループおよびドキュメントについてのメタデータです。メタデータには、単語のインデックス、ドキュメントフィールド情報の内部ドキュメントテーブル、ドキュメントファイルに対する論理ポインターが含まれます。
検索インターフェイスの構築の詳細については、『ColdFusion アプリケーションの開発』の「検索インターフェイスの構築」および「Solr 検索のサポート」を参照してください。
ColdFusion コレクションページでコレクションを取得できない場合は、Solr 検索サーバーが動作しているか確認してください。

Solr コレクションの値の設定

コレクションを作成した後、「Solr コレクション」セクションを使用して、指定したディレクトリのテキストファイルおよびバイナリファイルのデータでコレクションに値を設定(またはインデックス作成)します。コレクションは、インデックス作成されたドキュメントを説明するメタデータで構成されています。ColdFusion クエリのデータは、ColdFusion の cfindex タグを使用してのみインデックス作成できます。コレクションに値を設定またはインデックス作成するには:

  1. Solr コレクションのリストで、コレクションの名前またはその「コレクションのインデックス作成」ボタンをクリックします。Solr コレクションのインデックス作成ページが表示されます。
  2. 「ファイル拡張子」フィールドの拡張子を確認します。コレクションのファイルの拡張子を追加、編集または削除できます。
  3. インデックス作成するディレクトリへのパスを「ディレクトリパス」フィールドに入力します。パスを検索して入力するには、「サーバーのブラウズ」をクリックします。
  4. 指定したディレクトリのサブディレクトリを含めるには、「サブディレクトリを再帰的にインデックス」オプションを選択します。
  5. (オプション)ブラウザー内の検索で見つかったドキュメントを表示するために使用された URL 接頭辞を「返信先 URL」フィールドに入力します。例えば、ColdFusion のマニュアルディレクトリのインデックスを作成する場合は、C:\ColdFusion2018\cfusion\wwwroot\cfexample がインデックスを作成するディレクトリになります。返信先 URL には http://localhost:8500/cfexample/ と入力します。ここでは、ボート 8500 でビルトイン Web サーバーを使用しているものと仮定しています。
  6. 「送信」をクリックします。指定したディレクトリのデータでコレクションの値が設定されます。次に、ColdFusion コレクションページが表示されます。
    変更を保存せずにページを閉じるには、「キャンセル」をクリックします。

Solr コレクションのエイリアスの名前変更または作成

  1. ColdFusion コレクションページで、名前を変更する ColdFusion コレクションをクリックします。「コレクションの管理」ページが表示されます。
  2. 「コレクション名の変更」セクションの「コレクションの新しい名前」フィールドに新しい名前を入力して、「送信」をクリックします。
  3. コレクションのエイリアスを指定するには、「コレクションのエイリアス」フィールドにエイリアスを入力して、「送信」をクリックします。

Solr サーバーページ

Solr サーバーインスタンスは、サービスとして起動または停止できる、独立したサーバーとして動作します。ColdFusion Administrator を使用すると、インデックス作成および検索機能用の Solr コレクションを設定できます。

Solr コレクション

ColdFusion Administrator では、「データとサービス」領域の次のパネルを使用して Solr サポートを実装します。

  • ColdFusion コレクション Solr コレクションが作成されたら、パネルの下部にある Solr コレクション領域で、インデックス作成、最適化、破棄、削除のいずれかのアクションを使用できます。また、ColdFusion Administrator では、Solr コレクションの名前の変更やエイリアスの設定も行えます。作業手順は次のとおりです。
  1. 「ColdFusion コレクション」ページで、名前を変更する ColdFusion コレクションをクリックします。「コレクションの管理」ページが表示されます。
  2. 「コレクション名の変更」セクションの「コレクションの新しい名前」フィールドに新しい名前を入力して、「送信」をクリックします。
  3. コレクションのエイリアスを指定するには、「コレクションのエイリアス」フィールドにエイリアスを入力して、「送信」をクリックします。
  • Solr サーバー Solr サーバーページでは、Solr サーバーのホスト名、ホームディレクトリおよびその他の詳細設定を指定できます。

Solr サーバー

Solr サーバーページで、Solr サーバーのホスト名とホームディレクトリを指定します。また、管理ポート、Web アプリケーション名、バッファー制限などの詳細設定も指定できます。

「詳細設定の表示」をクリックし、次の詳細を追加します。

  • Solr Admin ポート
  • Solr Webapp
  • Solr バッファー制限
  • 認証に関する詳細
  • HTTPS 接続を使用するかどうか、使用する場合は Solr HTTPS ポート
    また、言語名と接尾辞を提供することで、インデックス作成言語を設定することもできます。

コレクションの移行

コレクションを移行するには、古い Solr ホームを参照して選択した後、「Solr コレクションを移行」をクリックします。詳しくは、『Adobe ColdFusion アプリケーションの開発』の「ColdFusion 10 での Solr の機能強化」を参照してください。

「Web サービス」ページ

Web サービスを使用すると、リモートアプリケーションの機能をインターネットを介して公開したり利用したりできます。ユーザーは、リモートアプリケーションにリクエストを行って、アクションを実行させることができます。ColdFusion Administrator を使用して Web サービスを登録できるので、Web サービスを参照するときに WSDL の URL 全体をクライアントで指定する必要はありません。ColdFusion を使用した Web サービスのパブリッシュおよび使用について詳しくは、『ColdFusion 開発ガイド』を参照してください。

Web サービスの追加

  1. Web サービスの名前を「Web サービス名」ボックスに入力します。
  2. Web Services Description Language(WSDL)の URL を「WSDL URL」ボックスに入力します。
  3. ユーザー名とパスワードを入力します。
  4. (必要に応じて)プロキシサーバーの詳細および資格情報を指定します。
  5. (オプション)Web サービスリクエストのタイムアウト値を秒単位で指定します。
  6. 「Web サービスの追加」をクリックします。アクティブな ColdFusion Web サービスのリストに、Web サービス名が表示されます。

Web サービスの編集

  1. 「アクティブな ColdFusion Web サービス」領域で、Web サービス名をクリックします。ColdFusion Administrator のウィンドウの上部に Web サービスが表示されます。
  2. 設定を変更します。
  3. 「Web サービスの更新」をクリックします。

Web サービスの WSDL の表示

  1. 「アクティブな ColdFusion Web サービス」領域で、「WSDL URL」をクリックします。新規ブラウザーウィンドウで、WSDL が開きます。

Web サービスを登録すると、コードを短縮でき、コードを編集せずに Web サービスの URL を変更できるようになります。詳細については、『ColdFusion アプリケーションの開発』の「Web サービスの使用」を参照してください。

REST サービスページ

REST を有効にする CFC を作成した後、ColdFusion Administrator で Web サービスとして登録するフォルダーを指定します。

ColdFusion が CFC を検索するアプリケーションパスまたはルートフォルダーを参照して選択します。フォルダーを指定した場合、rest または restPath を指定したフォルダーまたはサブフォルダーにあるすべての CFC が登録されます。

  1. (オプション)「サービスマッピング」セクションで、アプリケーション名の代わりに仮想マッピングを指定します。Application.cfc とアプリケーション名がフォルダーにある場合は、アプリケーション名でサービスが識別されます。サービスマッピングを指定すれば、これを上書きできます。この場合、指定されたサービスマッピングでサービスが識別されます。Applicaiton.cfc がフォルダーにない場合は、サービスマッピングの指定が必須になります。
  2. (オプション)デフォルト REST サービスとしてアプリケーションを指定します。1 つのサーバーインスタンスに対してデフォルトとして設定できるアプリケーションは 1 つだけです。デフォルトアプリケーションはいつでも変更できます。「デフォルトアプリケーションを設定する」を選択し、「サービスを追加」をクリックします。デフォルトとしてのサービスを削除するには、選択を解除します。
  3. 詳細を指定した後、「サービスを追加」をクリックして登録します。「アクティブな ColdFusion REST サービス」セクションで、すべての登録済み Web サービスの詳細を指定します。
    登録が済むと、すべての CFC は RESTful サービスとして公開されます。登録後に起動すると、登録されたサービスが自動的に公開されます。

「NoSQL データソース」セクション

ColdFusion(2021 リリース)の新機能

データソース名を指定したあと、ドライバードロップダウンリストから MongoDB を選択します。

MongoDB のすべての設定とその説明を次の表に示します。

設定 説明
ホスト mongod インスタンス(シャードクラスターの場合は mongos インスタンス)が動作するホスト。
ポート mongod インスタンス(シャードクラスターの場合は mongos インスタンス)が動作するポート。デフォルトは 27017 です。
レプリカセット名 mongod がレプリカセットのメンバーである場合は、そのレプリカセットの名前を指定します。MongoDB のレプリカ セットは、同じデータ セットを保持する mongod プロセスのグループです。レプリカセットは冗長性と高可用性を提供し、すべての本番環境デプロイメントの基礎となります。
SSL の有効化 mongod 接続の SSL/TSL を有効または無効にします。
DNS シードリスト シードリストを有効または無効にします。MongoDB のシードリストでは、DNS を使用してサーバーのリストを作成します。このリストは、クライアントを再設定せずに変更できます。
認証メカニズム

Mongo データソースの認証方法です。次の方法があります。

  • ユーザー名/パスワード
  • プレーン
  • SCRAM-SHA-1
  • SCRAM-SHA-256
  • MONGODB-X509
  • GSSAPI。 

詳細については、MongoDB の認証方式を参照してください。

読み取り確認

レプリカセットからの読み取りの分離レベルを選択します。次のオプションがあります。

  • ローカル:インスタンスの最新のデータコピーを返します。
  • 過半数:レプリカセットの過半数のメンバーに書き込まれたことが確認された、インスタンスの最新のデータコピーを返します。
  • 線形化可能:読み取り操作の開始前に完了した過半数確認済みの正常なすべての書き込みを反映したデータを返します。
  • スナップショット:複数ドキュメントトランザクションに使用するオプションです。トランザクション操作は、マジョリティコミットデータのスナップショットから読み取られたものが保証されます。
  • 使用可能:レプリカセットの過半数のメンバーにデータが書き込まれた保証がないインスタンスからデータを返します。

詳細については、MongoDB の読み取り確認を参照してください。

読み取り設定

読み取り設定では、レプリカセットに関する読み取り操作の動作を指定します。次のオプションがあります。

  • プライマリ:すべての読み取り操作で、現在のレプリカセットのプライマリメンバーのみが使用されます。これがデフォルトの読み取りモードになります。
  • プライマリ優先:ほとんどの状況でプライマリメンバーから読み取られますが、プライマリメンバーが使用できない場合は、セカンダリメンバーから読み取られます。
  • セカンダリ:すべての操作で、レプリカセットのセカンダリメンバーから読み取られます。
  • セカンダリ優先:セカンダリメンバーから読み取られますが、セカンダリメンバーが使用できない場合は、プライマリメンバーから読み取られます。
  • 最近傍: メンバーのタイプに関係なく、ネットワークレイテンシが最も小さいレプリカセットメンバーから読み取られます。

詳細については、MongoDB の読み取り設定を参照してください。

書き込み確認

スタンドアロンの mongod、レプリカセット、シャードクラスターのいずれかへの書き込み操作の場合に MongoDB に要求される確認のレベルを指定します。

w オプションの場合は、指定した数の mongod インスタンスまたは指定したタグを持つ mongod インスタンスに書き込み操作が伝播したことの確認を要求します。w が取る値は次のとおりです。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 過半数

詳細については、MongoDB の書き込み確認を参照してください。

書き込みタイムアウト 書き込み確認の時間制限をミリ秒単位で指定します。
ジャーナル ジャーナルオプションを指定すると、書き込み操作がジャーナルに書き込まれたことの確認が MongoDB に要求されます。ジャーナル処理は、すべての書き込みのログ/トラックを作成します。
接続タイムアウト 接続を試みてからタイムアウトするまでの時間(ミリ秒単位)です。
最大接続プールサイズ 接続プール内の接続の最大数です。
最小接続プールサイズ 接続プール内の接続の最小数です。
最大接続有効期間 プールされた接続の最大有効期間です。
最大接続アイドル時間 プール内の接続をアイドル状態のままにしておくことができる最大時間(ミリ秒単位)です(この時間が過ぎると、接続は解除され閉じられます)。
最大接続プール待機時間 プールされた接続の最大待機時間です。
最大接続プール待機キューサイズ プールされた接続が内部で待機できるキューの最大サイズです。
ハートビート頻度 ドライバーが MongoDB デプロイメントの状態をチェックするタイミングを制御します。
最小ハートビート頻度 ハートビートの最小頻度です。

「クラウド資格情報」セクション

ColdFusion(2021 リリース)の新機能

設定

説明

資格情報エイリアス

クラウドサービスの資格情報を文字列として定義します。

クラウドベンダー

クラウドサービスプロバイダー(AWS または Azure)を選択します。

AWS のオプション

  • AWS リージョン: AWS アカウントが設定されているリージョン
  • AWS アクセスキー:シークレットキー
  • AWS シークレットキー:アクセスキー

詳しくは、AWS キーを参照してください。

GCP オプション

  • プロジェクト ID:GCP プロジェクトの一意の識別子。プロジェクト ID は、プロジェクトを Google Cloud 上の他のすべてのものと区別するために使用される一意のストリングです。
  • 資格情報 JSON ファイルパス:GCP 資格情報ファイル(JSON ファイル)へのパスです。

詳しくは、GCP のプロジェクトを参照してください。

Azure のオプション

接続文字列:接続文字列を入力します。接続文字列には、アプリケーションから Azure Storage アカウントのデータにアクセスするために必要な認証情報が含まれています。詳細については、Azure の接続文字列を参照してください。

「クラウド設定」セクション

ColdFusion(2021 リリース)の新機能

AWS 設定オプション - S3、DynamoDB、SQS、SNS

* アスタリスクが付いている設定は S3 にのみ適用されます。

設定 説明
API 呼び出し試行タイムアウト HTTP リクエストが完了するまで待機する時間を指定します(この時間が過ぎると、リクエストはタイムアウトします)。例えば、10m や 10s といった値を指定できます。
使用できる形式:m(ミリ秒)、s(秒)、M(分)、h(時間)、d(日)
API 呼び出しタイムアウト クライアントが API 呼び出しの実行を完了するために割り当てられる時間。例えば、10m や 10s といった値を指定できます。
使用できる形式:m(ミリ秒)、s(秒)、M(分)、h(時間)、d(日)
リクエストヘッダー リクエストのたびに一緒に送信される HTTP ヘッダーのセット。文字列の配列を値とするヘッダーのリストを指定します。
* パス形式でのアクセスが有効 すべてのリクエストに対してパス形式でのアクセスを使用する場合に有効にします。パススタイルの URL では、バケット名はドメインの一部ではありません(リージョン固有のエンドポイントを使用しない限り)。例えば、http://s3-aws-region.amazonaws.com/bucket など。
* アクセラレーションモードが有効 バケット内のオブジェクトのアップロードとダウンロードを高速化する場合に有効にします。
* デュアルスタック有効 IPv6 および IPv4 で S3 バケットにリクエストを送信する場合に有効にします。
* チェックサム検証が有効 S3 バケットにアップロードされたオブジェクトの整合性をチェックする場合に有効にします。
* チャンクエンコーディングが有効 このフラグを設定すると、チャンク化されたエンコードがすべてのリクエストに対して有効になります。
接続取得タイムアウト プールから接続を取得する際に待機する時間を指定します(この時間が過ぎると、リクエストはタイムアウトします)。
最大接続アイドル時間 接続をアイドル状態で開いたままにすることができる最大時間を指定します。
接続タイムアウト 最初に接続を確立してからタイムアウトするまでの待機時間です。
接続有効期間 使用頻度に関係なく、接続を開いたままにすることができる最大時間です。
Expect-Continue が有効 各リクエストの前にクライアントが HTTP の Expect-Continue ハンドシェイクを送信するかどうかを指定します。
最大接続数 接続プール内で許可される接続の最大数です。
非プロキシホスト クライアントがプロキシを経由せずにアクセスできるホストです。
NTLM ドメイン NTLM プロキシの場合、プロキシでの認証時に使用する Windows ドメイン名が値になります。
NTLM ワークステーション NTLM プロキシの場合、プロキシでの認証時に使用する Windows ワークステーション名が値になります。
ユーザー名 プロキシ経由での接続時に使用するユーザー名です。
パスワード プロキシ経由での接続時に使用するパスワードです。
エンドポイント プロキシのエンドポイントです。
プリエンプティブ基本認証が有効 基本認証を使用してプロキシサーバーに対するプリエンプティブ認証を試みるかどうかを指定します。
システムプロパティ値を使用 プロキシパスワード、プロキシポート、プロキシサーバー、プロキシユーザーなど、デフォルトのプロキシシステムプロパティを使用する場合に有効にします。
アイドル接続リーパーを使用 接続プール内のアイドル接続を非同期的に閉じるかどうかを指定します。
ソケットタイムアウト 確立され開いた接続を介してデータが転送されるまで待機する時間(この時間を過ぎると接続がタイムアウトします)。
再試行回数 再試行の最大回数を指定します。
再試行条件
  • AND
  • OR
  • カスタム:カスタム条件を JSON 形式で指定します。
バックオフ戦略

バックオフ戦略を使用すると、障害を軽減および最小限に抑えることができます。例えば、リクエストがリソースを長時間占有している場合、サーバーはそれらのリソースを使い果たすおそれがあります。 

バックオフを管理するには、ジッターを使用します。ジッターは、再試行を時間的に分散させるために、ある程度のランダム性をバックオフに付加します。 

次のいずれかを選択します。

  • 均一ジッター:現在の再試行回数、ベース遅延、最大バックオフ時間に基づいて、最初に指数関数的遅延を計算します。
  • 完全ジッター:後続のリクエストごとに、0 と計算された指数関数的バックオフの間の新しいランダム遅延を計算します。
  • 固定遅延:バックオフで各リクエスト間の固定遅延を使用します。
スロットルバックオフ戦略

次のいずれかを選択します。

  • 均一ジッター
  • 完全ジッター
  • 固定遅延

ColdFusion(2021 リリース)の新機能

Azure 設定オプション - BLOB

設定 説明
同時リクエスト数 BLOB 操作で許可される同時リクエストの数です。
単一ブロックサイズ(バイト) 単一のブロックを書き込む場合に使用するサイズです。1 MB から 64 MB までの範囲です。
タイムアウト間隔(ミリ秒) リクエスト送信時に使用するタイムアウトです。
最大実行時間(ミリ秒) リクエストの実行に使用できる最大時間です。指定したしきい値に達すると、リクエストはタイムアウトします。
暗号化を有効にする BLOB に対する RSA 暗号化を有効にします。
コンテンツ検証を無効にする BLOB の ContentMD5 ヘッダーを無視します。
BLOB コンテンツを保存 ファイルアップロード用に BLOB の ContentMD5 ヘッダーを設定する場合に有効にします。
再試行時に条件付きエラーを吸収 リクエストの再試行時に条件付きエラーを吸収するかどうかを指定します。
ETag ロックをスキップ BLOB のダウンロードでは、ダウンロード中に BLOB が変更されないように ETag ロックが自動的に使用されます。ダウンロード中に ETag ロックをスキップする場合は、このフラグを有効にします。
トランザクションコンテンツを使用 範囲の PUT または GET 操作で Content-MD5 ヘッダーを使用してトランザクションのセキュリティを適用するかどうかを指定します。
ロケーションモード

どの場所でリクエストを受信する必要があるかを示します。次のオプションがあります。

  • PRIMARY_ONLY:リクエストはプライマリロケーションにのみ送信されます。
  • PRIMARY_THEN_SECONDARY:リクエストは常にまずプライマリロケーションに送信されます。リクエストが失敗した場合はセカンダリロケーションに送信されます。
  • SECONDARY_ONLY:リクエストはセカンダリロケーションにのみ送信されます。
  • SECONDARY_THEN_PRIMARY:リクエストは常にまずセカンダリロケーションに送信されます。リクエストが失敗した場合はプライマリロケーションに送信されます。
再試行ポリシーの種類
  • 線形:リクエストを線形的に再試行するようにクライアントに指示します。例えば、デルタバックオフ間隔(ミリ秒)を 20 に、最大試行回数を 4 に指定した場合、線形ポリシーでは 20 秒ごとに最大 4 回までリクエストを再試行します。
  • 指数関数的:これはバックオフ再試行ポリシーで、リクエスト間の待機時間が指数関数的に長くなります。
ログを有効にする リクエストのログを作成する場合に有効にします。

Azure 設定オプション - Service Bus

設定

説明

操作タイムアウト

すべての Service Bus クライアント操作に使用する操作タイムアウトです。例えば、10s や 10m などと指定します。
使用できる形式:n(ナノ秒)、m(ミリ秒)、s(秒)、M(分)、h(時間)、d(日)

再試行ポリシー

リクエストの再試行ポリシーを選択します。

GCP 設定 - ストレージ

オプション 説明
初期再試行遅延 初期再試行遅延は、最初の再試行に至るまでの遅延を制御します。後続の再試行では、この値を再試行遅延乗数に従って調整して使用します。例:10m、10s など。使用できる形式:m(ミリ秒)、s(秒)、M(分)、h(時間)、d(日)。
最大再試行遅延
最大再試行遅延は、再試行遅延乗数を掛けた再試行遅延がこの値を超えないように、再試行遅延の値に制限を設定します。例:10m、10s など。使用できる形式:m(ミリ秒)、s(秒)、M(分)、h(時間)、d(日)。
再試行遅延乗数
再試行遅延乗数は再試行遅延の変更を制御します。前回の呼び出しの再試行遅延に再試行遅延乗数を掛けて、次回の呼び出しの再試行遅延が計算されます。
初期 RPC タイムアウト
初期 RPC タイムアウトは初期 RPC のタイムアウトを制御します。以降の呼び出しでは、この値を RPC タイムアウト乗数に従って調整して使用します。例:10m、10s など。使用できる形式:m(ミリ秒)、s(秒)、M(分)、h(時間)、d(日)。
最大 RPC タイムアウト 最大 RPC タイムアウトは、RPC タイムアウト乗数を掛けた RPC タイムアウトがこの値を超えないように、RPC タイムアウトの値に制限を設定します。例:10m、10s など。使用できる形式:m(ミリ秒)、s(秒)、M(分)、h(時間)、d(日)。
RPC タイムアウト乗数 RPC タイムアウト乗数は RPC タイムアウトの変更を制御します。前回の呼び出しのタイムアウトに RPC タイムアウト乗数を掛けて、次回の呼び出しのタイムアウトが計算されます。
最大試行回数
最大試行回数は、実行する試行の最大回数を定義します。この値が 0 より大きく、試行回数がこの上限に達した場合は、再試行時間の合計がまだ合計タイムアウトより小さくても、再試行を放棄します。
合計タイムアウト 合計タイムアウトは、完全に放棄するまでリモート呼び出しの試行を続ける時間を最終的に制御します。この値が大きければ大きいほど、可能な再試行の回数が増えます。例:10m、10s など。使用できる形式:m(ミリ秒)、s(秒)、M(分)、h(時間)、d(日)。
接続タイムアウト
接続を確立する際のタイムアウトをミリ秒単位で設定します。
読み取りタイムアウト
確立した接続からデータを読み取る際のタイムアウトをミリ秒単位で設定します。

GCP 設定 - Firestore

オプション 説明
エミュレーターホスト Firebase Local Emulator Suite は単一 Firebase プロジェクト用の製品をエミュレートします。このフィールドは、この Firestore クライアントで使用するエミュレーターホストを設定します。想定される形式は [hostname:port] です。
データベース ID この Firestore クライアントで使用するデータベース ID を設定します。
初期再試行遅延 初期再試行遅延は、最初の再試行に至るまでの遅延を制御します。後続の再試行では、この値を再試行遅延乗数に従って調整して使用します。例:10m、10s など。使用できる形式:m(ミリ秒)、s(秒)、M(分)、h(時間)、d(日)。
最大再試行遅延
最大再試行遅延は、再試行遅延乗数を掛けた再試行遅延がこの値を超えないように、再試行遅延の値に制限を設定します。例:10m、10s など。使用できる形式:m(ミリ秒)、s(秒)、M(分)、h(時間)、d(日)。
再試行遅延乗数
再試行遅延乗数は再試行遅延の変更を制御します。前回の呼び出しの再試行遅延に再試行遅延乗数を掛けて、次回の呼び出しの再試行遅延が計算されます。
初期 RPC タイムアウト
初期 RPC タイムアウトは初期 RPC のタイムアウトを制御します。以降の呼び出しでは、この値を RPC タイムアウト乗数に従って調整して使用します。例:10m、10s など。使用できる形式:m(ミリ秒)、s(秒)、M(分)、h(時間)、d(日)。
最大 RPC タイムアウト 最大 RPC タイムアウトは、RPC タイムアウト乗数を掛けた RPC タイムアウトがこの値を超えないように、RPC タイムアウトの値に制限を設定します。例:10m、10s など。使用できる形式:m(ミリ秒)、s(秒)、M(分)、h(時間)、d(日)。
RPC タイムアウト乗数 RPC タイムアウト乗数は RPC タイムアウトの変更を制御します。前回の呼び出しのタイムアウトに RPC タイムアウト乗数を掛けて、次回の呼び出しのタイムアウトが計算されます。
最大試行回数
最大試行回数は、実行する試行の最大回数を定義します。この値が 0 より大きく、試行回数がこの上限に達した場合は、再試行時間の合計がまだ合計タイムアウトより小さくても、再試行を放棄します。
合計タイムアウト 合計タイムアウトは、完全に放棄するまでリモート呼び出しの試行を続ける時間を最終的に制御します。この値が大きければ大きいほど、可能な再試行の回数が増えます。例:10m、10s など。使用できる形式:m(ミリ秒)、s(秒)、M(分)、h(時間)、d(日)。
キープアライブ時間 読み取りアクティビティがない状態でキープアライブ ping を送信するまでの時間。例:10m、10s など。使用できる形式:m(ミリ秒)、s(秒)、M(分)、h(時間)、d(日)。
キープアライブタイムアウト キープアライブ ping の送信後に読み取りアクティビティがない状態の時間。例:10m、10s など。使用できる形式:m(ミリ秒)、s(秒)、M(分)、h(時間)、d(日)。
呼び出しなしのキープアライブ
未処理の RPC がない場合にキープアライブを実行するかどうかを指定します。
最大着信メッセージサイズ
チャネルで受信できるメッセージの最大サイズ(バイト単位)。

GCP 設定 - PubSub

オプション 説明
エミュレーターホスト Firebase Local Emulator Suite は単一 Firebase プロジェクト用の製品をエミュレートします。このフィールドは、この Firestore クライアントで使用するエミュレーターホストを設定します。想定される形式は [hostname:port] です。
データベース ID この Firestore クライアントで使用するデータベース ID を設定します。
初期再試行遅延 初期再試行遅延は、最初の再試行に至るまでの遅延を制御します。後続の再試行では、この値を再試行遅延乗数に従って調整して使用します。例:10m、10s など。使用できる形式:m(ミリ秒)、s(秒)、M(分)、h(時間)、d(日)。
最大再試行遅延
最大再試行遅延は、再試行遅延乗数を掛けた再試行遅延がこの値を超えないように、再試行遅延の値に制限を設定します。例:10m、10s など。使用できる形式:m(ミリ秒)、s(秒)、M(分)、h(時間)、d(日)。
再試行遅延乗数
再試行遅延乗数は再試行遅延の変更を制御します。前回の呼び出しの再試行遅延に再試行遅延乗数を掛けて、次回の呼び出しの再試行遅延が計算されます。
初期 RPC タイムアウト
初期 RPC タイムアウトは初期 RPC のタイムアウトを制御します。以降の呼び出しでは、この値を RPC タイムアウト乗数に従って調整して使用します。例:10m、10s など。使用できる形式:m(ミリ秒)、s(秒)、M(分)、h(時間)、d(日)。
最大 RPC タイムアウト 最大 RPC タイムアウトは、RPC タイムアウト乗数を掛けた RPC タイムアウトがこの値を超えないように、RPC タイムアウトの値に制限を設定します。例:10m、10s など。使用できる形式:m(ミリ秒)、s(秒)、M(分)、h(時間)、d(日)。
RPC タイムアウト乗数 RPC タイムアウト乗数は RPC タイムアウトの変更を制御します。前回の呼び出しのタイムアウトに RPC タイムアウト乗数を掛けて、次回の呼び出しのタイムアウトが計算されます。
最大試行回数
最大試行回数は、実行する試行の最大回数を定義します。この値が 0 より大きく、試行回数がこの上限に達した場合は、再試行時間の合計がまだ合計タイムアウトより小さくても、再試行を放棄します。
合計タイムアウト 合計タイムアウトは、完全に放棄するまでリモート呼び出しの試行を続ける時間を最終的に制御します。この値が大きければ大きいほど、可能な再試行の回数が増えます。例:10m、10s など。使用できる形式:m(ミリ秒)、s(秒)、M(分)、h(時間)、d(日)。
キープアライブ時間 読み取りアクティビティがない状態でキープアライブ ping を送信するまでの時間。例:10m、10s など。使用できる形式:m(ミリ秒)、s(秒)、M(分)、h(時間)、d(日)。
キープアライブタイムアウト キープアライブ ping の送信後に読み取りアクティビティがない状態の時間。例:10m、10s など。使用できる形式:m(ミリ秒)、s(秒)、M(分)、h(時間)、d(日)。
呼び出しなしのキープアライブ
未処理の RPC がない場合にキープアライブを実行するかどうかを指定します。
最大着信メッセージサイズ
チャネルで受信できるメッセージの最大サイズ(バイト単位)。

GraphQL

設定

説明

サービス設定を追加

次の設定が含まれます。

サービス名

GraphQL サービスは、GraphQL クエリ言語のサーバーサイド実装です。GraphQL は、クライアントが必要なデータのみを要求して予測可能かつ効率的な方法で取得するための、API のクエリ言語です。通常、GraphQL サービスでは、クエリ可能なデータのタイプとそのデータに対して実行可能な操作を定義するスキーマを公開しています。

GraphQL サービスは、クライアントからクエリを受け取り、解析し、スキーマに照らして検証し、実行して、要求されたデータをバックエンドから取得します。その後、サービスは、要求されたデータを元のクエリの構造と一致する応答で返します。

このサービスの名前を指定します。

エンドポイント URL/スキーマパス

GraphQL スキーマは、GraphQL API の構造と動作を定義します。これはサーバーとクライアントの間の契約であり、クエリ可能なデータのタイプとそのデータに対して実行可能な操作を指定します。スキーマは、データに対して実行可能なクエリー、mutations、サブスクリプションも定義します。 クエリはデータの取得に使用され、ミューテーションはデータの変更に使用されます。また、サブスクリプションは、データの変更に関するリアルタイム更新を受信するために使用されます。

スキーマのローカルパスが必要な場合と、スキーマがサーバーにホストされている場合があります。必要なパスを指定します。

クライアント設定を追加

次のクライアント設定が含まれます。

設定エイリアス:作成した GraphQL サービスのエイリアスを入力します。

サービス設定:既に作成してある設定を選択します。

「デバッグとロギング」セクション

デバッグ出力の設定ページおよびデバッグする IP アドレスページでは、ブラウザーによってリクエストされたすべてのアプリケーションページにデバッグ情報を提供するように ColdFusion を設定できます。次のページを使用してデバッグの基本設定を指定します。

  • デバッグ出力の設定ページで、デバッグ出力オプションを選択します。デバッグが有効な場合、デバッグ出力は、通常のページ出力に続いてブロック形式で表示されます。
  • デバッグする IP アドレスページで、デバッグ出力へのアクセスを制限します。デバッグオプションが有効な場合はデフォルトで、すべてのユーザーがデバッグ出力を見ることができます。
  • ロギングの設定ページで、有益なデバッグ情報を含むエラーログファイルのディレクトリを指定します。

    メモ:デバッグを有効にするとパフォーマンスが低下します。本番サーバーではデバッグを有効にしないことをお勧めします。

「デバッグ出力の設定」ページ

「デバッグ出力の設定」ページには、次のデバッグオプションがあります。

オプション

説明

Robust 例外情報の有効化

例外ページに詳細情報を表示します。詳細情報には、テンプレートの物理パスと URI、行番号と行スニペット、使用される SQL ステートメント(ある場合のみ)、データソース名(ある場合のみ)、Java スタックトレースなどが含まれます。

リクエストのデバッグ出力の有効化

ColdFusion デバッグサービスを有効にします。

デバッグ出力形式の選択

デバッグ形式を制御します。次のいずれかの形式を選択します。

  • classic.cfm - ColdFusion 5 以前のバージョンで使用可能です。この形式では基本的な表示が出力され、ブラウザーの制限はほとんどありません。
  • dockable.cfm - ドッキング可能なツリーベースのデバッグパネルです。このパネルとブラウザー制限の詳細については、オンラインヘルプを参照してください。

実行時間のレポート

指定した時間制限を超えた実行時間をレポートします。

一般的なデバッグ情報

ColdFusion MX のバージョン、テンプレート、タイムスタンプ、ユーザーロケール、ユーザーエージェント、ユーザー IP、およびホスト名に関する一般情報を表示します。

データベースアクティビティ

デバッグ出力に SQL クエリイベントとストアドプロシージャイベント用のデータベースアクティビティを表示します。

例外情報

リクエストで発生したすべての ColdFusion 例外をデバッグ出力に表示します。

トレース情報

トレースイベント情報をデバッグ出力に表示します。cftrace タグを使用してトレースすることにより、プログラムフローおよび効率を追跡することができます。

タイマー情報

cftimer タグからの出力を表示します。

Flash フォームコンパイルエラーとメッセージ

(開発用のみ)Flash フォームのコンパイル時にブラウザーに ActionScript エラーが表示されます。このため、ページの表示時間に影響が出ます。

変数

パラメーター、URL パラメーター、Cookie、セッション変数、および CGI 変数などについての情報をデバッグ出力に表示します。

パフォーマンス監視の有効化(サーバー設定の場合のみ)

標準の NT パフォーマンスモニターアプリケーションを使用して、実行中のサーバーについての情報を表示できるようにします。ヒント:この設定を変更した場合は、ColdFusion を再起動してください。

CFSTAT の有効化(サーバー設定の場合のみ)

NT パフォーマンスモニターがサポートされないプラットフォームに関するパフォーマンス情報を表示します。詳細については、cfstat ユーティリティの使用を参照してください。ヒント:この設定を変更した場合は、ColdFusion を再起動してください。

cfstat ユーティリティの使用

cfstat コマンドラインユーティリティを使用すると、ColdFusion のリアルタイムパフォーマンス測定データを収集できます。cfstat ユーティリティは、ソケット接続を使用して測定データを取得します。cfstat ユーティリティを使用すると、System Monitor アプリケーションを使用せずに、ColdFusion から System Monitor に出力される情報を表示できます。次の表に cfstat ユーティリティが返す測定データを示します。

略称

測定データ名

説明

Pg/Sec

1 秒あたりのページヒット数

1 秒間に処理される ColdFusion ページの数。HTML ページにスタティックコンテンツを移動することによってこの値を下げることができます。

DB/Sec

1 秒あたりのデータベースアクセス数

ColdFusion が 1 秒あたりにデータベースにアクセスする回数。呼び出し間での複雑さおよびリソースロードの違いはすべて無視されます。

Req Q'ed

実行待ちのリクエスト数

現在 ColdFusion による処理を待っているリクエストの数。この値は、CFML を効率化することで小さくできます。値が小さいほど望ましい状態です。

Req Run'g

実行中のリクエスト数

ColdFusion が現在アクティブに処理しているリクエストの数。

Req TO'ed

タイムアウトとなったリクエスト数

タイムアウトになった ColdFusion リクエストの総数。不要なダイナミックオペレーションおよびサードパーティイベントを削除する積極的なキャッシングにより、この値がより小さくなるようにします。

AvgQ Time

平均キュー時間

ColdFusion によるリクエストの処理待ちに要する平均時間(単位はミリ秒)。この値は、CFML を効率化し、キャッシュを拡張することで小さくできます。値が小さいほど望ましい状態です。最後に完了した 2 つのリクエストの平均が表示されます。

AvgReq Time

平均リクエスト時間

ColdFusion がリクエストの処理に要する平均時間(単位はミリ秒で、待ち時間を含む)。この値は、CFML を効率化することで小さくできます。値が小さいほど望ましい状態です。最後に完了した 2 つのリクエストの平均が表示されます。

AvgDB Time

平均データベーストランザクション時間

ColdFusion が、データベース関連の ColdFusion のリクエストの処理に要する平均時間。最後に完了した 2 つのリクエストの平均が表示されます。

Bytes In/Sec

1 秒あたりの着信バイト

直前の 1 秒間に ColdFusion が読み込んだバイト数(平均ではありません)。

Bytes Out/Sec

1 秒あたりの送信バイト

直前の 1 秒間に ColdFusion が書き込んだバイト数(平均ではありません)。

cfstat ユーティリティを使用する前に、ColdFusion Administrator の「パフォーマンス監視の有効化」オプションがオンになっていることを確認してください(デバッグとロギング/デバッグ出力の設定を選択)。このオプションをオンにした後は、変更を有効にするために ColdFusion を再起動してください。

cfstat のオプション

cfstat ユーティリティは cf_root/bin ディレクトリにあります。このディレクトリで、「cfstat」と入力して次のスイッチを使用します。

スイッチ

説明

コメント

-n

列ヘッダを表示しません。

ファイルへの出力を減らすのに役立ちます。

-s

出力を 1 行ずつ表示します。

出力を 1 行ずつ表示し、cfstat ユーティリティが 1 秒あたりのカウンタで有意な値を表示できるように最初の行の表示を遅らせます。

#

# は整数です。出力を # 秒おきに表示します。

整数値を指定しないと、cfstat ユーティリティは 1 行だけ返します。このスイッチは s スイッチの有無にかかわらず指定できます。

-x

様々なリクエストスレッドが区切られた拡張出力で表示されます。

ColdFusion エンタープライズ版で使用できます。ColdFusion スタンダード版では無視されます。

-port

ColdFusion が cfstat 通信をリスンするポートを指定できます。

2 つの異なる ColdFusion サーバーインスタンスから cfstat を使用するときは、サーバーインスタンスのポート番号を明示的に指定する必要があります。

この例では、cfstat ユーティリティを実行して 20 秒ごとに新しい行を表示します。

cfstat 20

開発者プロファイルページ

開発者プロファイルの有効化

REST Playground アプリを使用するには、このオプションを有効化します。REST Playground を無効化するために本番/ロックダウン環境で開発者プロファイルを無効にすることはお勧めしません。

開発者プロファイルを有効化すると、次の設定が変更されます。

  • 信頼できるキャッシュが無効
  • Robust 例外が有効
  • REST 確認が有効

「デバッグする IP アドレス」ページ

「デバッグする IP アドレス」ページでは、デバッグを出力する IP アドレスを制限できます。IP アドレスを追加および削除できます。 

デバッグする IP アドレスを指定するには:

  1. デバッグ出力を受信する IP アドレスを、デバッグする IP アドレスページに入力します。デフォルト IP アドレスは 127.0.0.1 です。
  2. 「追加」をクリックします。
  3. (オプション)使用しているコンピューターの IP アドレスを追加するには、「現在のものを追加」をクリックします。追加した IP アドレスが「IP アドレス」フィールドの下のリストに表示されます。
    デバッグする IP アドレスを削除するには:
  4. リストから IP アドレスを選択します。
  5. 「選択の削除」をクリックします。アドレスがリストに表示されなくなります。

「デバッガの設定」ページ

注意:

デバッグオプションが有効な状態で IP アドレスを指定しない場合、ColdFusion はデバッグ出力をすべてのユーザーに対して表示します。

Eclipse で動作する ColdFusion デバッガを使用するには、「ラインデバッグの許可」オプションをオンにします。
ポートと同時デバッグセッションの最大数を指定します。デバッガのポートはアプリケーションサーバーの JVM の設定で指定します。次に例を示します。

-Xrunjdwp:transport=dt_socket,server=y,suspend=n,address=#portNum#

現在実行中のデバッグセッションを停止するには、「デバッガサーバーの停止」をクリックします。
このページで指定した変更を有効にするには、ColdFusion サーバーを再起動します。

「ロギングの設定」ページ

ColdFusion のロギングオプションを変更するには、Administrator の「ロギングの設定」ページを使用します。次の表は、設定項目を示します。

オプション

説明

ログディレクトリ

エラーログファイルを書き込むディレクトリを指定します。ヒント:この設定を変更した場合は、ColdFusion を再起動してください。

最大ファイルサイズ(KB)

ログファイルの最大ファイルサイズを設定します。この制限に達したファイルは自動的にアーカイブされます。

アーカイブの最大数

作成するログのアーカイブの最大数を設定します。この最大数に達すると、ファイルは古い順に削除されます。

処理時間の遅いページのロギング n

処理に一定以上の時間を要するページの名前をログに記録します。処理が遅いページをログに記録することによって、ColdFusion アプリケーションに関する潜在的な問題やボトルネックを診断できます。エントリは server.log ファイルに書き込まれます。

すべての CORBA 呼び出しをロギング

すべての CORBA 呼び出しをロギングします。

スケジュールされたタスクのロギングを有効化

ColdFusion Executive タスクのスケジューリングをロギングします。

 

ログファイルページ

ログファイルページでは、ログファイルの表示、ダウンロード、検索、アーカイブ、削除などの操作を実行できます。
「使用可能なログファイル」テーブルの「アクション」列の「ログファイル」アイコンをクリックすると、ログファイルの検索、表示、ダウンロード、アーカイブ、または削除が可能です。
次の表に説明するように、ロギングの設定ページを使用して管理ロギングオプションを有効または無効にします。

オプション

説明

ログディレクトリ

ColdFusion のログファイルが書き込まれる場所を変更するには、このオプションを選択します。このフィールドに指定する場所には、十分なディスク容量および ColdFusion システムサービスに対するセキュリティ権限が必要です。

最大ファイルサイズ(KB)

ログファイルの最大ファイルサイズを設定します。ファイルがこのサイズに到達すると、自動的にアーカイブされます。

アーカイブの最大数

作成するログアーカイブの最大数を設定します。この制限に到達すると、最も古いファイルから順に削除されます。

(UNIX のみ)オペレーティングシステムのロギング機能の使用

UNIX の Syslog ロギング機能を使用してメッセージをロギングするには、このオプションを選択します。標準の ColdFusion ログファイルにもログメッセージが書き込まれます。

処理時間の遅いページのロギング n 秒

指定した処理間隔よりも長くかかっているページの名前のロギングを開始する前に ColdFusion が待機する秒数を指定します。処理が遅いページをログに記録することによって、ColdFusion アプリケーションに関する潜在的な問題を診断できます。エントリは server.log に書き込まれます。

すべての CORBA 呼び出しをロギング

すべての CORBA 呼び出しをロギングするには、このオプションを選択します。

スケジュールされたタスクのロギングを有効化

ColdFusion Executive タスクのスケジューリングをロギングするには、このオプションを選択します。

次の表は、ColdFusion ログファイルの説明です。

ログ ファイル 説明
application.log ユーザーに報告された ColdFusion のエラーがすべて記録されます。このログファイルには、ColdFusion シンタックスエラー、ODBC エラー、および SQL エラーを含むすべてのアプリケーションページエラーが書き込まれます。
audit.log 管理者のログイン/ログアウト追跡を記録し、アクションを更新します。
axis2.log Web サービスコールが記録されます。
car.log サイトのアーカイブおよび復元に関するエラーが記録されます。
coldfusion -error.log ColdFusion サーバーエラーが記録されます。ColdFusion アプリケーション内で返されたすべての例外が exception.log に記録されます( coldfusion -error.log を除く)。
coldfusion -out.log サーバーの起動/停止アクティビティが記録されます。
customtag.log カスタムタグの処理中に発生したエラーが記録されます。
derby.log Derby データベースのアクティビティが記録されます。
esapiconfig.log セキュリティに使用される esapi ライブラリから設定の詳細が記録されます。
eventgateway.log イベントゲートウェイに関連するイベントとエラーが記録されます。
exception.log ColdFusion で発生した例外に対するスタックトレースが記録されます。
feed.log ColdFusion へのフィードが記録されます。
flash.log Flash Remoting のエントリが記録されます。
ftp.log FTP/SFTP 接続の詳細が記録されます。
hibernatesql.log Hibernate ライブラリからの情報が記録されます。
http.log HTTP 呼び出しが記録されます。
mail.log SMTP メールサーバーによって発生したエラーが記録されます。
mailsent.log ColdFusion によって送信されたメッセージが記録されます。
migration.log 以前のバージョンの ColdFusion からのアップグレードに関連するエラーが記録されます。
migrationException.log 以前のバージョンの ColdFusion からアップグレードした後の、ColdFusion アプリケーションの実行に関連するエラーが記録されます。
monitor.log ColdFusion サーバー監視アクティビティ(メモリ、データのリクエスト)が記録されます。
portlet.log ColdFusion ポートレットの情報が記録されます。
probes.log ご使用の ColdFusion アプリケーションのステータスの評価を支援するシステムプローブが記録されます。
rdservice.log ColdFusion リモート開発サービス(RDS)において発生するエラーが記録されます。RDS は、ファイルとデータベースに HTTP ベースでリモートアクセスする手段を提供します。
restservice.log REST Web サービス関連のメッセージが記録されます。
server.log ColdFusion のエラーが記録されます。
scheduler.log スケジュールされたイベントで、実行のために既に送信されたものが記録されます。タスクの送信が開始されたか、またそれが成功したかどうかが示されます。スケジュールされたページの URL、実行された日時、およびタスク ID が表示されます。
security.log セキュリティ関連のイベントが記録されます。
update.log アップデートの適用中に発生した情報が記録されます。
webservice.log Web サービスを呼び出す際に作成された情報が記録されます。
websocket.log WebSocket 呼び出しが 記録されます。
exception.log アプリケーションの例外が記録されます。

ロギングの有効化と無効化

ログファイルページの処理列の開始/停止のアイコンを使用して、特定のログタイプのロギングを開始 / 停止します。

ログ内容のフィルタリング

  1. ログフィルターを開くには、ログビューアページの「フィルタの開始」をクリックします。
  2. ログフィルターで、次のオプションを 1 つ以上指定します。

オプション

説明

厳格度の表示

フィルターを適用する厳格度レベルを 1 つ以上選択します。

キーワード

「キーワード」テキストボックスに単語を 1 つ以上入力します。「検索」ドロップダウンリストボックスをクリックして、「語句に完全に一致」、「いずれかの語句に一致」または「すべての語句に一致」のいずれかのオプションを選択します。

アプリケーション

必要に応じて、フィルターを適用するアプリケーション名を入力します。必要に応じて、ログファイルの 5 番目の(エントリ)列として、アプリケーション名が表示されます。

スレッド ID

スレッド ID 番号は、Adobe テクニカルサポートの担当者が、問題を追跡してトラブルシューティングするために使用します。スレッド ID 文字列は、ログファイルの 4 番目のエントリ(列)に表示されます。

最近のログ

含まれるファイルの相対年齢を指定します。

日にちの範囲

特定の日にちの範囲のログ内容を表示するには、開始日と終了日を入力します。年月日(YYYY-MM-DD)の書式で日付を入力します。例えば、2002 年 4 月 21 日を指定するには、2002-04-21 と入力します。

時間の範囲

特定の時間の範囲のログ内容を表示するには、開始時刻と終了時刻を入力します。時分秒の書式(HH:MM:SS)で時間の範囲を入力します。例えば、午後 2 時を指定するには、14:00:00 と入力します。

  1. フィルター処理を開始するには、次のいずれかのオプションをクリックします。
  • 「一致を表示」では、タブに指定されているフィルター基準に一致する結果が表示されます。
  • 「一致を隠す」では、タブに指定されているフィルター基準に一致する情報を除外した結果が表示されます。

ColdFusion 9.0.1 に導入されたログファイル

ColdFusion 9.0.1 の次のサービスに対してログファイルを生成できます。

  • http
  • ftp
  • Web サービス
  • ポートレット
  • Derby
  • フィード

[システムプローブ] ページ

システムプローブは、ご使用の ColdFusion アプリケーションのステータスの評価を支援します。スケジュールされたタスク同様、指定された間隔で URL にアクセスし、URL 内にある文字列の存在と欠落もチェックできます。URL コンテンツが予想外の場合、また、URL にアクセス中にエラーが発生した場合は、プローブにより、システムプローブページで指定されたアドレスに警告の電子メールを送信できます。プローブは、サーバーの再起動などの修復アクションのためのスクリプトを実行することもできます。すべてのプローブアクションは logs/probes.log ファイルに記録されます。また、システムプローブページにも各プローブのステータスが表示されます。
「システムプローブ」テーブルにある「アクション」列内のボタンを使用して、次のアクションを実行します。

アクション

説明

編集

プローブを編集できます。

実行

プローブを(以前に無効化されたものであっても)即座に実行します。

有効/無効

指定された間隔でのプローブの自動実行を開始または停止します。

削除

プローブを削除します。

プローブはスケジュールされた ColdFusion タスクとして実行されるため、プローブをホスティングしているサーバーがクラッシュした場合、ホスト Web サーバーがクラッシュした場合、または何らかの原因で応答しない場合は、プローブは実行されません。

「システムプローブ」ページ

システムプローブページを使用して、Web サイトのリソースの可用性を監視するために作成された ColdFusion システムプローブを管理します。

アイテム

説明

新規のプローブの定義

プローブ設定を作成するには、このボタンをクリックします。

アクション

既存のプローブ設定を実行、編集、削除また無効化するには、これらのボタンをクリックします。

プローブ名

作成された ColdFusion プローブの名前が表示されます。

ステータス

1 つ以上の設定済みプローブの現在の動作状態が URL ごとに次のように表示されます。

  • OK(プローブがアクティブな場合)
  • 失敗(指定した URL にプローブがアクセスできない場合)
  • 無効(プローブが無効な場合)
  • 不明
    (プローブが非アクティブで、最後のサーバー再起動から実行されていない場合)

間隔

プローブとプローブの間の期間が表示されます。

URL

各プローブが監視している URL パスが表示されます。

通知

指定した URL にプローブがアクセスできない場合の電子メールの受信者アドレスを「通知電子メールの受信者」に指定します。

電子メール

送信者の電子メールアドレスを指定します。デフォルトでは、メールサーバーページに指定したアドレスがこのアドレスになります。

probe.cfm URL

CFIDE ディレクトリにある probe.cfm ページを指定します。ColdFusion では、このページでプローブ設定が正常に実行される必要があります。

probe.cfm ユーザー名

CFIDE ディレクトリがセキュリティ保護されている場合は、そのディレクトリのユーザー名が必要です。

probe.cfm パスワード

CFIDE ディレクトリがセキュリティ保護されている場合は、そのディレクトリのパスワードが必要です。

プローブ操作の一時停止

「システムプローブ」テーブルで、一時停止するプローブの名前を選択して、プローブの無効化アイコンをクリックします。

システムプローブの追加/編集ページ

  1. ColdFusion Administrator のナビゲーションペインで、「システムプローブ」をクリックします。システムプローブページが表示されます。
  2. システムプローブページで、次のいずれかを行います。
    • 新規プローブを定義します。「新規のプローブの定義」をクリックします。システムプローブの追加/編集ページが表示されます。
    • 既存のプローブ設定を編集します。プローブ名を探してクリックします。システムプローブの追加/編集ページが表示されます。
  3. システムプローブの追加/編集ページで、次の設定を指定するか編集します。

オプション

説明

プローブ名

プローブ設定の名前を指定します。

頻度

このプローブを実行するスケジュールを選択します。

  • URL リソースの可用性をプローブが確認する頻度(時間、分、秒)
  • URL リソースを確認するためにプローブが実行される期間(開始時刻と終了時刻)

URL

各プローブが監視している URL パスが表示されます。

ユーザー名

URL がセキュリティ保護されたパスの場合は、ユーザー名を指定します。

パスワード

URL がセキュリティ保護されたパスの場合は、パスワードを指定します。

タイムアウト(秒)

失敗を登録する前にプローブが待機する時間を秒単位で指定します。

プロキシサーバー

このリクエストをプロキシサーバー経由でルーティングする必要がある場合は、そのプロキシサーバーの URL およびポート番号を入力します。

ポート

プロキシサーバーのポート番号です。

プローブの失敗

URL リソースをテストするために使用する引数を指定する場合は、このオプションを選択します。

失敗時のアクション

失敗が検出されたときに実行される次のアクションのどちらかまたは両方を指定します。

  • 「電子メールによる通知の送信」。失敗が検出されたときに電子メールメッセージを送信するように ColdFusion に指示する場合に選択します。ColdFusion は、システムプローブページに指定された電子メールアドレスを使用します。
  • 「プログラムの実行」。プローブが失敗したときにプログラムを実行するには、プログラムのパスと名前を指定します。

パブリッシュ

出力結果をファイルに書き込む場合に選択します。

ファイル

「パブリッシュ」オプションを選択した場合は、出力ファイル名を指定します。

URL の変換

内部 URL へのリンクを変更しないようにする場合に選択します。

 

「コードアナライザ」ページ

「コードアナライザ」ページは、ColdFusion ページを評価して、ColdFusion 10 と以前のバージョンの ColdFusion の間で互換性の問題が発生する可能性があるかどうか判断します。これにより、指定した CFML ページが確認され、互換性の問題が発生する可能性がある箇所がすべて報告されます。それに加え、サポートされていない CFML 機能や非推奨の CFML 機能もコード互換性アナライザーで検出され、スムーズに移行するために必要な実装変更の概要が表示されます。
アナライザーは次のように使用します。

  1. 左ナビゲーションペインで、デバッグとロギング/コードアナライザを選択します。
  2. 分析する ColdFusion があるディレクトリを入力するか参照します。
  3. (オプション)「拡張オプション」をクリックして、次の項目を指定します。
  • サブディレクトリを分析するかどうか。
  • 分析するファイルタイプ(複数のファイルはセミコロンで区切ります)。
  • 厳格度別にフィルターを適用するかどうか。「すべて」では、エラーと情報のデータがレポートされます。「エラー」では、正しく実行されないコードがレポートされます。「情報」では、非推奨のタグなど、正しく実行されるが、編集を考慮する必要があるものがレポートされます。
  • CFML を検証するかどうか。例えば、ColdFusion の開きコメントタグに HTML の閉じタグがあるコメントなど、CFML の無効なシンタックスがレポートされます。
  • 分析する製品機能。

「ライセンススキャナー」ページ

「ライセンススキャナー」ページでは、ローカルサブネットを検索し、現在動作している別の ColdFusion インスタンスを探し出します。この情報を使用して、サブネット内の ColdFusion インスタンスが正しくライセンスされているかを判定できます。

ColdFusion Administrator では、UDP(Universal Datagram Protocol)マルチキャストを使用して、そのサブネット内で動作中の ColdFusion インスタンスすべてについてのライセンスとバージョンの情報を収集します。

パフォーマンス監視ツールセット

監視設定

パフォーマンス監視ツールセットは、ランタイムでのアプリケーションの実行状況を開発者が 把握 できるようにする アプリケーション 監視スイート です。

このセクションでは、次の設定を修正できます。

ColdFusion ホスト名:ColdFusion がインストールされているインスタンスの IP/アドレス。

データベースに接続:パフォーマンス監視ツールセットがデータストアで設定されているかどうかを指定します。データストアには、様々なノードやクラスターのパフォーマンスに関する情報が含まれます。この情報は、ColdFusion 2018 パフォーマンス監視ツールセットによって収集および表示されます。

共有シークレットの監視:ColdFusion でパフォーマンス監視ツールセットを設定するためのシークレット。

監視有効:パフォーマンス監視ツールセットが ColdFusion インスタンスまたはサーバーを監視する場合に指定します。

「ColdFusion サーバーの監視」セクション

注意:

ColdFusion(2018 リリース)では、「サーバーの監視」セクションが削除されました。ただし、ColdFusion(2016 リリース)以前のバージョンでは引き続きサーバーモニターをご利用いただけます。

詳しくは、以前のセクションの「パフォーマンス監視ツールセット」を参照してください。

「ColdFusion サーバーの監視」セクションでは、次のアプリケーションを実行できます。

  • サーバーモニター
  • マルチサーバーモニター

サーバーモニターは Adobe SWF アプリケーションの 1 つで、ColdFusion サーバー上のアクティビティを追跡するために使用できます。リクエスト、クエリ、メモリ使用量、エラーといった、サーバーについての情報を確認できます。また、サーバー情報の収集を開始および終了したり、サーバーのスナップショットを撮ったりできます。

マルチサーバーモニターも SWF アプリケーションです。このアプリケーションを使用すると、複数のサーバーのステータスを追跡できます。

「拡張機能」セクション

ColdFusion で Java や CORBA のような他の技術を使用するように設定するには、ColdFusion Administrator の「拡張機能」セクションを使用します。

「Java アプレット」ページ

Administrator の「Java アプレット」ページでは、アプレットの登録、およびアプレット登録の編集と削除が可能です。ColdFusion アプリケーションで Java アプレットを使用するには、あらかじめ Java アプレットページでアプレットを登録しておく必要があります。

ColdFusion にアプレットを登録しておくと、すべてのパラメーターが事前に定義されるので、CFML コードで簡単に cfapplet タグを使用できるようになります。使用するアプレットソースとフォーム変数名を入力します。

このページには、次の領域があります。

  • 新規アプレットの登録:ColdFusion アプリケーションに含める Java アプレットを登録します。
  • アクション:編集アイコンをクリックすると、Java アプレットの登録フィールドを編集できます。削除アイコンをクリックすると、Java アプレットの登録を削除できます。
  • アプレット:Java アプレットの名前をクリックすると、そのアプレットの登録フィールドを表示または編集できます。
  • *コード:*アプレットサブクラスが含まれるファイルの名前が表示されます。
  • メソッド:必要に応じて、cfapplet タグの名前属性で使用されるメソッドがこの列に表示されます。
  • コードベース:この領域には、アプレットコンポーネントを含むディレクトリが表示されます。

ColdFusion で Java アプレットを追加または変更するには、登録された Java アプレットの追加/編集ページを使用します。アプレットを登録すると、cfapplet タグを使用できるようになります。

Java アプレットの登録または登録の変更

  1. 新規 Java アプレットを登録する場合は、Java クラスファイルおよびクラスに必要な他のファイルをインストールします。アプレットを登録する際にコードベースの引数を指定する必要があるので、インストールパスをメモしておきます。
  2. 登録された Java アプレットの追加/編集ページにアクセスするには:
  • 新規登録の場合は、拡張機能/Java アプレットを選択して、「新規アプレットの登録」をクリックします。登録された Java アプレットの追加/編集ページが表示されます。
  • 既存の登録の場合は、「登録された Java アプレット」テーブルで、表示または変更する Java アプレット登録の名前をクリックします。
  1. 登録された Java アプレットの追加/編集ページで、次の情報を指定または変更します。

オプション

説明

アプレット名

Java アプレットの名前を指定します。

コード

アプレットサブクラスを含むファイルの名前を指定します。このファイル名は、コードベースの URL に対する相対指定です。*.class ファイル拡張子は不要です。

コードベース

アプレットコンポーネントを含むディレクトリである、コードベースの URL を指定します。アプレットクラスファイルは、例えば、http://<servername>/classes のように Web ブラウザーのルートディレクトリ内に存在する必要があります。Java アプレットコンポーネントが JAR ファイルに含まれている場合、このフィールドは不要です。詳しくは、「アーカイブ」オプションの説明を参照してください。

アーカイブ

(オプション)Java アプレットコンポーネントが jar ファイルに保存されている場合は、jar ファイル名を「アーカイブ」テキストボックスに入力します。

メソッド

(オプション)文字列値を返すアプレット内のメソッドを指定します。このメソッド名は、メソッドの値でフォーム変数の値を設定するために cfapplet タグの名前属性で使用されます。アプレットにメソッドがない場合は、このフィールドを空白にしておきます。

高さ

アプレットの垂直方向の寸法をピクセル単位で入力します。

アプレットの水平方向の寸法をピクセル単位で入力します。

垂直方向の余白

アプレットの上下の空白の寸法をピクセル単位で入力します。

水平方向の余白

アプレットの両側の空白の寸法をピクセル単位で入力します。

行揃え

行揃えオプションを選択します。

サポートされないときのメッセージ

Java アプレットをサポートしないブラウザーに表示されるメッセージを指定します。cfapplet タグの notsupported 属性に別のメッセージを指定すると、このメッセージを上書きできます。

パラメーター名

各必須アプレットパラメーターの名前を入力します。通常、Java アプレットには、アプレットを使用するために必要なパラメーターが用意されています。個別のパラメーターフィールドに各パラメーターを入力します。

指定したすべてのパラメーター名に対して、デフォルト値を入力します。「追加」をクリックすると、パラメーターの値を追加できます。有効なエントリに関するガイドラインは、アプレットのマニュアルに説明されています。

 

「CFX タグ」ページ

ColdFusion アプリケーションで CFX タグを使用するには、その前に CFX タグを登録する必要があります。C++ および Java で作成した ColdFusion カスタムタグの登録および管理には、CFX タグページを使用します。
CFX タグは次の 2 つの方法で作成できます。

  • Windows の場合は、C++ をダイナミックリンクライブラリ(DLL)として使用する方法。Solaris および Linux の場合は、C++ を共有オブジェクト(.so または .sl 拡張子)として使用する方法。
  • cfx.jar ファイルで定義した Java インターフェイスを使用する方法。
    このページには、次の領域があります。

領域

説明

Java CFX の登録

このボタンをクリックすると、ColdFusion アプリケーションに含める CFX Java タグを登録できます。

C++ CFX の登録

このボタンをクリックすると、ColdFusion アプリケーションに含める CFX C++ タグを登録できます。

アクション

編集アイコンをクリックすると、CFX タグの登録フィールドを編集できます。削除アイコンをクリックすると、CFX タグの登録を削除できます。

タグ名

CFX タグの名前をクリックすると、タグの登録フィールドを表示または編集できます。

タイプ

CFX タグ(C++ または Java)を作成するために使用する言語のタイプが表示されます。

説明

CFX タグの使用方法が表示されます。

Java CFX タグの追加/編集ページ

オプション

説明

タグ名

タグ名(cfx_prefix の後)を入力します。登録する CFX タグの名前を指定します。

クラス名

インターフェイスを実装するクラス名(.class 拡張子は不要)を入力します。クラスファイルは、Java と JVM ページのクラスパス設定からアクセスできる必要があります。通常、.class ファイルは .jar ファイルにパッケージ化して、cf_root/lib(サーバー設定)または cf_webapp_root/WEB-INF/cfusion/lib(J2EE 設定)ディレクトリに保存します。

説明

この CFX タグの使用を示すメッセージを入力します。

C++ CFX タグの追加/編集ページ

オプション

説明

タグ名

登録する CFX タグの名前を指定します。タグ名には、cfx_ という接頭辞を付ける必要があります。

サーバーライブラリ(.dll)

ライブラリへのパスを入力するか、「サーバーのブラウズ」をクリックして、使用するライブラリを見つけます。

操作

CFX タグを実装する操作を入力します。操作名は、DLL に関連付けられている操作または指定した共有オブジェクトに対応している必要があります。操作名では、大文字と小文字が区別されることに注意してください。

ロードしたライブラリの維持

このオプションを選択すると、ライブラリを RAM に維持できます。

説明

このテキストボックスには、この CFX タグの使用を示すメッセージを入力します。

 

「カスタムタグのパス」ページ

Administrator の「カスタムタグのパス」ページでは、カスタムタグのディレクトリパスの追加、編集、および削除が可能です。

デフォルトでは、cf_root/ CustomTags(サーバー設定)または cf_webapp_root/WEBINF/cfusion/CustomTags(J2EE 設定)ディレクトリにすべてのカスタムタグが保存されます。ただし、このページを使用して、カスタムタグの場所に追加のパスを指定できます。次の表で、このページの領域について説明します。

領域

説明

新規パス

カスタムタグのパスを指定します。

サーバーのブラウズ

クリックすると、カスタムタグの場所を探すために、システムをすばやく参照できます。

パスの追加

クリックすると、「パス」テキストボックスに指定されているパスを追加できます。

アクション

「編集」をクリックすると選択したパスを編集でき、「削除」をクリックすると削除できます。

パス

ColdFusion に登録されているカスタムタグのパスが表示されます。

 

「CORBA コネクタ」ページ

「CORBA コネクタ」ページでは、CORBA コネクタの登録、編集、および削除が可能です。ColdFusion アプリケーションで CORBA コネクタを使用するには、事前に CORBA コネクタを登録し、CORBA コネクタの設定が完了したらサーバーを再起動します。

ColdFusion では、コネクタを使用してダイナミックに ORB(Object Request Broker)ライブラリをロードするので、ColdFusion 開発者が利用できる ORB は特定ベンダーの製品に限定されません。コネクタは、ベンダーによって提供される ORB ランタイムライブラリによって異なります。Borland VisiBroker 用のコネクタは、ColdFusion に組み込まれています。ORB ランタイムライブラリは、必ず cf_root/runtime/lib 内(サーバー設定の場合)、または cf_webapp_root/WEB-INF/cfusion/lib 内(マルチサーバーおよび J2EE 設定の場合)に配置してください。
次の表は、ライブラリおよびコネクタに関する情報を示します。

オペレーティングシステム

ベンダ

ORB

ColdFusion コネクタ

ORB ライブラリ

Windows NT 以降

Borland

VisiBroker 4.5

coldfusion.runtime.corba.VisibrokerConnector(組み込み済み)

vbjorb.jar

Solaris

Borland

VisiBroker 4.5

coldfusion.runtime.corba.VisibrokerConnector(組み込み済み)

vbjorb.jar

VisiBroker 用の CORBA コネクタの設定例を次に示します。

ORB Name visibroker
ORB Class Name coldfusion.runtime.corba.VisibrokerConnector
ORB Property File c:\ColdFusion10\runtime\cfusion\lib\vbjorb.properties
Classpath [blank]

ColdFusion は vbjorb.properties ファイルをインクルードします。このファイルには、ORB を設定する次のプロパティが含まれています。

org.omg.CORBA.ORBClass=com.inprise.vbroker.orb.ORB
org.omg.CORBA.ORBSingletonClass=com.inprise.vbroker.orb.ORB
SVCnameroot=namingroot

「イベントゲートウェイ」セクション

ColdFusion Administrator の「イベントゲートウェイ」セクションでは、イベントゲートウェイの設定、ゲートウェイタイプ、およびゲートウェイインスタンスに関する設定ができます。

ColdFusion イベントゲートウェイは、ColdFusion が非同期で外部のイベントやメッセージに応答したり、イベントやメッセージを生成したりするために使用する ColdFusion 要素です。ColdFusion アプリケーションでイベントゲートウェイを使用すると、HTTP リクエスト以外の方法で情報を受け取って処理することができます。例えば、イベントゲートウェイを使用して、インスタントメッセージ、モバイルデバイスからのショートメッセージ、TCP/IP ポートに送信されたメッセージなどを処理することができます。ColdFusion には、携帯電話やポケットベルなどのワイヤレスデバイス間で(テキスト)ショートメッセージを送受信するための Short Message Service(SMS)ゲートウェイ、Extensible Messaging and Presence Protocol(XMPP)インスタントメッセージプロトコル用のゲートウェイなど、いくつかのイベントゲートウェイが含まれています。

イベントゲートウェイの設定ページ

イベントゲートウェイの設定ページでは、すべてのイベントゲートウェイに対する設定の変更と、SMS(Short Message Service)テストサーバーを起動および停止することができます。次の表は、設定項目を示します。

オプション

説明

ColdFusion イベントゲートウェイサービスの有効化

サービスを有効化するかどうかを指定します。この設定を変更すると、サービスが再起動します。

イベントゲートウェイ処理スレッド

イベントが到着したときに ColdFusion 関数を実行するために使用されるスレッドの最大数を指定します。大きい数値を設定するほど、リソースの消費量は大きくなりますが、スループットは向上します。

キューに入れるイベントの最大数

イベントキューに格納できるイベントの最大数を指定します。キューの長さがこの値を超えると、ゲートウェイのイベントは処理キューに追加されません。

SMS テストサーバーの起動/SMS テストサーバーの停止

SMS(Short Message Service)テストサーバーを起動および停止します。

「ゲートウェイタイプ」ページ

「ゲートウェイタイプ」ページでは、そのシステム上で使用可能なゲートウェイのタイプを設定できます。タイプの設定後は、設定したタイプのゲートウェイインスタンスをいくつでも作成できます。

オプション

説明

タイプ名

イベントゲートウェイタイプの名前(例えば、SMS イベントゲートウェイの場合は SMS)を指定します。

説明

ゲートウェイタイプの説明を指定します。

Java クラス

ゲートウェイクラスの完全 Java クラス名の完全修飾名(例えば、SMS イベントゲートウェイの場合は、coldfusion.eventgateway.sms.SMSGateway)を指定します。

スタートアップタイムアウト n

スタートアップタイムアウトを秒単位で指定します。

スタートアップタイムアウト時に停止

有効にした場合、スタートアップ時にタイムアウトすると、ゲートウェイクラスが停止されます。無効にした場合、タイムアウト値を超過すると警告メッセージがログに記録されます。

次の表で、ColdFusion に付属するイベントゲートウェイタイプについて説明します。

ゲートウェイタイプ

説明

CFML

ColdFusion から非同期イベントをトリガします。

DataManagement

ColdFusion アプリケーションにより、Flex の宛先にその宛先が管理するデータの変更を通知するようにします。

DataServicesMessaging

Flex アプリケーションとの間でメッセージを送受信します。

FMS ゲートウェイ

ColdFusion アプリケーションまたは Flash クライアントを通じてデータを修正し、Flash Media Server 共有オブジェクトに変更を反映します。

SMS

SMS メッセージを送信および受信するために使用します。

SAMETIME

Lotus SameTime 経由のインスタントメッセージを送信および受信するために使用します。

XMPP

XMPP(Extensible Messaging and Presence Protocol)経由のインスタントメッセージを送信および受信するために使用します。

サンプル

サンプルのゲートウェイタイプです。次のタイプがあります。

  • DirectoryWatcher - 特定のディレクトリ内にあるファイルの変更を監視します。
  • JMS - Java Messaging Service のコンシューマーまたはプロデューサーとして機能します。
  • Socket - TCP/IP ポートをリスンします。

「ゲートウェイインスタンス」ページ

「ゲートウェイインスタンス」ページでは、ColdFusion イベントゲートウェイインスタンスを設定して、様々なソースからのイベントを、記述した ColdFusion コンポーネント(CFC)に送ることができます。次の表は、設定項目を示します。

オプション

説明

ゲートウェイ ID

イベントゲートウェイインスタンスの名前。この値は、ColdFusion GetGatewayHelper 関数および SendGatewayMessage 関数で使用します。

ゲートウェイタイプ

イベントゲートウェイのタイプ。

CFC パス

受信メッセージを処理するリスナー CFC への絶対パスです。

設定ファイル

(オプション)設定ファイル。選択したイベントゲートウェイインスタンスで必要となる場合に指定します。

スタートアップモード

イベントゲートウェイの起動ステータス。次のいずれかです。

  • 自動 - ColdFusion の起動時にイベントゲートウェイを起動します。
  • 手動 - ColdFusion の起動時にはイベントゲートウェイを起動しませんが、ゲートウェイインスタンスページから起動できます。
  • 無効 - イベントゲートウェイを起動できないようにします。

「セキュリティ」セクション

ColdFusion Administrator の「セキュリティ」セクションでは、ColdFusion のセキュリティの枠組みを設定できます。

セキュリティの詳細については、「ColdFusion のセキュリティの管理」を参照してください。

RDS ページ

Adobe Macromedia Dreamweaver MX、Adobe Macromedia HomeSite+、Eclipse 用 ColdFusion 拡張機能、または ColdFusion Report Builder からサーバーリソースにアクセスする場合について、パスワードによる制限を有効または無効にするには、RDS ページを使用します。このページで RDS パスワードを変更することもできます。
また、すべてのユーザーが同じ RDS パスワードを使用するように設定したり、ユーザーマネージャーで定義されたユーザーのみに RDS 経由でのアクセスを許可するように設定したりすることもできます。最小文字制限は 5、最大文字制限は 50 です。
ColdFusion 10 では、ColdFusion Administrator を使用して RDS を有効化または無効化できます。つまり、ColdFusion Administrator を使用して、インストール時に行った設定を変更できます。
ColdFusion Administrator の RDS ページ(セキュリティ/RDS)で、RDS サービスを有効化または無効化できます。

サンドボックスセキュリティページ

データソース、タグ、関数、ファイル、ディレクトリ、IP アドレス、ポート、および実行時権限などのセキュリティ権限を指定するには、サンドボックスセキュリティページ(スタンダード版では「リソースセキュリティ」)を使用します。
サンドボックスセキュリティは、ColdFusion ページの場所を使用して機能を調べます。"サンドボックス" とは、セキュリティ制限の適用対象となる、サイト内の所定の領域(CFM ファイル、または CFM ファイルを含むディレクトリ)です。デフォルトでは、サブディレクトリ("" ディレクトリ)は、1 つ上のレベルのディレクトリ("" ディレクトリ)のサンドボックス設定を継承します。サブディレクトリのサンドボックス設定を定義すると、親ディレクトリから継承したサンドボックス設定は上書きされます。
サンドボックスセキュリティは、次の要素へのアクセスの管理に使用します。

  • データソース
  • タグ
  • 関数
  • ファイルとディレクトリ
  • IP アドレスと IP ポート
    ColdFusion ページの実行時権限も編集できます。

    メモ:サンドボックスセキュリティを有効にした場合、Administrator API を使用するには、CFIDE/adminapi ディレクトリへのアクセスを有効にします。

    詳しくは、サンドボックスセキュリティの使用を参照してください

ユーザーマネージャーページ

ユーザーマネージャーページを使用すると、個々のユーザーのユーザー名、パスワード、説明、アクセス権、公開サービス、サンドボックス、および許可されたロールを指定できます。このページは、Web ホスティングによって 1 つのサーバー上に複数の ColdFusion アプリケーションを配置し、それぞれを異なるユーザーまたは組織が管理する場合に特に便利です。
ここでは、ColdFusion Administrator や Administrator API へのアクセスを許可できます。
ログイン中のユーザーのロールを管理者が取り消した場合、その効果は、ユーザーが次にログインしたときに適用されます。
デフォルトの管理者ユーザー ID は "admin" です。管理者ユーザー ID を変更するには、neo-security.xml ファイルに次のエントリを追加し、admin を、使用するユーザー ID に置き換えます。

<var name='admin.userid.root'>
<string>admin</string>
</var>

ユーザーの追加

ユーザーマネージャーでは、ColdFusion Administrator、Administrator API または RDS アクセスの特定の部分に対するアクセスを個別にカスタマイズしてユーザーを作成できます。

メモ:ColdFusion Administrator の権限を複数のユーザーに付与するには、ユーザーマネージャーページでユーザーを作成することに加えて、セキュリティ/Administrator ページで「別のユーザー名とパスワードで認証する」オプションを選択する必要があります。同様に、複数のユーザーに RDS アクセスを付与する場合も、RDS ページで「別のユーザー名とパスワードで認証する」オプションを選択を選択する必要があります。

  1. セキュリティ/ユーザーマネージャで、「ユーザーの追加」をクリックします。
  2. 外部ユーザーの場合は、SAML または LDAP を選択します。これにより、ユーザーは、選択したメカニズムを使用して Administrator にログインできるようになります。
  3. ユーザー名とパスワードを指定して、パスワードを確認します。
  4. オプションで、説明を入力します。
  5. 次のオプションを選択します。
  • RDS アクセスを許可
  • 管理アクセスを許可:「Administrator コンソールと API アクセス」か「API アクセスのみ」のどちらかを選択します。
  1. ユーザーにアクセスを許可する ColdFusion Administrator のページを選択します。
  2. ユーザーにアクセスを許可するサンドボックスを選択します。
  3. ユーザーにアクセスを許可するサービスを選択します。
  4. 「ユーザーを追加」をクリックします。

    メモ:連続した複数のサンドボックスまたはロールを選択するには、Shift キーを押しながら選択します。連続していない複数のサンドボックスまたはロールを選択するには、CTRL キーを押しながら選択します。

    ユーザーを作成した後は、ユーザー名とパスワードの両方を使用して ColdFusion Administrator にログインする必要があります。ルート管理者のデフォルトユーザー名は admin です。これを変更するには、neo-security.xml ファイルを編集して、admin.userid.root の「admin」という文字列を次のように変更する必要があります。

    <var name="admin.userid.root">
    <string>admin</string>
    </var>

    Administrator の特定のページへのアクセスを付与すると、ユーザーが Administrator にログインした後に、それらのページのみが表示されます。Administrator API へのアクセスを付与してロールを選択すると、指定したページの API のみにユーザーがアクセスできるようになります。
    既存のユーザー設定の編集について詳しくは、「ユーザー設定の編集」を参照してください。

ユーザーサンドボックス

ユーザーが Administrator にログインしている間に、ユーザーがアクセスできるページやサンドボックスを変更した場合は、ユーザーがログアウトして、再びログインした後に変更が有効になります。サンドボックス作成について詳しくは、ColdFusion のセキュリティの管理を参照してください。

公開サービス

ColdFusion では、既存のエンタープライズサービスが Web サービスとして公開されます。これらのサービスには、SOAP および AMF/Flash Remoting を使用してアクセスできます。ユーザーが使用できるサービスは、「Exposed Services」セクションから選択できます。デフォルトでは、すべてのサービスが許可されているサービスリストボックスに表示されます。CTRL キーを押しながら、ユーザーによるアクセスを許可するサービスを選択して、>> ボタンをクリックします。「ユーザーの編集」をクリックして、ユーザー設定の変更を有効にします。公開されるサービスには次のものがあります。

  • 許可されているサービス:メールサービス、ドキュメントサービス、PDF サービス、イメージサービス、Chard サービス、POP サービス
  • 禁止されているサービス:Exchange サービス
    公開されているサービスをセキュリティで保護すると、不明なアプリケーションやユーザーによるアクセスを防止できます。これを行うには、サービスへのアクセスを許可するクライアントの IP アドレスの範囲を設定します。また、サービスに対するユーザーアクセス制御を設定することもできます。セキュリティ/ユーザーマネージャーページの「公開サービス」セクションから、ユーザーが使用できるサービスを選択できます。デフォルトでは、すべてのサービスが「禁止されているサービス」リストボックスにリストされます。CTRL キーを押しながら、ユーザーによるアクセスを許可するサービスを選択して、「<<」ボタンをクリックします。「ユーザーの編集」をクリックして、ユーザー設定の変更を有効にします。

ユーザー設定の編集

ユーザーマネージャーページで、ユーザー列などにあるユーザー名をクリックするか、アクション列の編集アイコンをクリックします。ユーザーマネージャーページが編集モードで開きます。ここでは、ユーザーのパスワード、RDS Administrator へのアクセス、サンドボックスの追加、公開サービスのリセットを行えます。

メモ:編集モードでは、ユーザーの認証タイプはリセットできません。

使用できる IP アドレス

公開されているサービスにアクセスする権限があるクライアント IP アドレスを指定します。

CFIDE URL の IP 制限も参照してください。

IDP 設定

設定

説明

名前

作成する ID プロバイダー設定の名前を指定します。

説明

ID プロバイダーの説明です。

SAML URL からインポート

サービスプロバイダーの SAML URL インターフェイスです(ここから ID プロバイダーが認証トークンを送信します)。

既存の SAML 定義からインポート

ID プロバイダー(IdP)とサービスプロバイダー(SP)の間で設定情報を共有するには、SAML メタデータを使用します。  詳細については、OASIS による SAML メタデータガイドを参照してください。

メタデータ」フィールドに、IDP から得られる SAML メタデータを貼り付けます。

ローカル システムの XML ファイルからインポート

IDP メタデータ XML ファイルには、IdP 証明書、エンティティ ID、リダイレクト URL、ログアウト URL が記述されています。メタデータ定義の XML ファイルをインポートします。

独自の SAML 定義を作成

次の情報を指定して、カスタム SAML を作成します。

  • エンティティ ID:IDP の一意識別可能な識別子です。
  • SSO URL:IDP のシングルサインオンサービスを指す URL です。
  • SLO URL:IDP のシングルログアウトサービスを指す URL です。
  • SSO バインディング: サインオンリクエストに使用されるバインディングです。
  • SLO バインディング: ログアウトリクエストに使用されるバインディングです。
  • HTTP POST バインディング:SAML リクエストは、ID プロバイダーで指定された設定に従って準備され、Base 64 文字列にエンコードされて、フォーム入力フィールドの 1 つとして HTML フォームに読み込まれます。
  • HTTP リダイレクトバインディング: SAML リクエストは、ID プロバイダー設定に従って準備され、ID プロバイダー URL のクエリパラメーターに埋め込まれます。
  • リクエストに署名:リクエストへの署名が必要な場合は、このオプションを有効にします。
  • リクエストを暗号化:リクエストの暗号化が必要な場合は、このオプションを有効にします。
  • 証明書に署名し証明書を暗号化: keytool などで独自の証明書を作成して、ColdFusion Administrator にアップロードします。

SP 設定

設定 説明

名前

作成する ID プロバイダー設定の名前を指定します。

説明

ID プロバイダーの説明です。

エンティティ ID

IDP の一意識別可能な識別子です。

SSO URL

IDP のシングルサインオンサービスを指す URL です。

SLO URL

IDP のシングルログアウトサービスを指す URL です。

SSO バインディング

サインオンリクエストに使用されるバインディングです。

SLO バインディング

ログアウトリクエストに使用されるバインディングです。

HTTP POST バインディング

SAML リクエストは、ID プロバイダーで指定された設定に従って準備され、Base 64 文字列にエンコードされて、フォーム入力フィールドの 1 つとして HTML フォームに読み込まれます。

HTTP リダイレクトバインディング

SAML リクエストは、ID プロバイダー設定に従って準備され、ID プロバイダー URL のクエリパラメーターに埋め込まれます。

リクエストに署名

リクエストへの署名が必要な場合は、このオプションを有効にします。

リクエストを暗号化

リクエストの暗号化が必要な場合は、このオプションを有効にします。

証明書に署名し証明書を暗号化

keytool などで独自の証明書を作成して、ColdFusion Administrator にアップロードします。

リクエストストア

リクエストストアを使用すると、送信リクエストと受信応答を ID プロバイダーで照合して再生攻撃を防止できます。
SAML リクエストは、次のいずれかの保存方法を使用して追跡することができます。

  1. デフォルトオプションでは、<instance_home>/lib/auth-ehcache.xml で設定可能な「samlcache」というキャッシュにリクエストが保存されます。
  2. Redis - ColdFusion に Redis が既に設定されていて、アプリケーションレベルでセッション管理が有効になっている場合は、Redis をストアとして設定できます。
  3. キャッシュ - アプリケーションのキャッシュプロパティで指定されたキャッシュを使用します。アプリケーションレベルのキャッシュオプションが見つからない場合は、デフォルトでサーバー全体のキャッシュエンジンに設定されます。

外部認証

なし ColdFusion Administrator にアクセスするための認証メカニズムがありません。
SAML

以下を選択します。

  • ID プロバイダー:SAML ID プロバイダーは、SSO プロファイルと併せて認証アサーションを発行するシステムエンティティです。
  • サービスプロバイダー:サービスプロバイダーは、エンドユーザーに対してサービスを提供するフェデレーションパートナーです。通常、サービスプロバイダーはユーザーを認証するのではなく、ID プロバイダーに認証の決定を要求します。サービスプロバイダーは、ID プロバイダーに頼ってユーザーの ID をアサートするのです。
  • SAML エイリアス:追加されたグループのユーザーが設定された権限でログインできるようになります。
LDAP

LDAP 認証とは、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)サーバーに対してユーザーを認証するプロセスのことです。LDAP は、IP ネットワーク上の分散型ディレクトリ情報サービスへのアクセスと同サービスの維持管理に使用されるプロトコルです。

ユーザーが LDAP を使用して認証を試みると、ユーザーの資格情報(ユーザー名とパスワードなど)が LDAP サーバーに送信されます。サーバーは、その資格情報が正しいかどうかを確認し、認証の成功または失敗のメッセージを返します。

「パッケージとデプロイ」セクション

Administrator の「パッケージとデプロイ」セクションでは、CAR ファイルを作成してデプロイできます。また、既存の ColdFusion アプリケーションと ColdFusion ランタイムシステムを含んだ J2EE EAR ファイルまたは WAR ファイルも作成できます。

「ColdFusion アーカイブ」ページ

「ColdFusion アーカイブ」ページには、ファイルをすばやくバックアップするために、ColdFusion アプリケーション、環境設定、データソース情報、およびその他のタイプの情報をアーカイブしてデプロイできるツールがあります。アーカイブ可能な情報の一覧は次のとおりです。

  • 名前およびファイルの場所
  • サーバーの設定
  • ColdFusion マッピング
  • データソース
  • Solr コレクション
  • スケジュールされたタスク
  • イベントゲートウェイインスタンス
  • Java アプレット
  • CFX タグ
  • アーカイブのための必要事項リスト

一度情報をアーカイブすると、ColdFusion Administrator を使用して、同じ ColdFusion サーバー、または異なるコンピューター上で実行されている ColdFusion サーバー上に Web アプリケーションをデプロイできます。また、この機能は ColdFusion のアーカイブファイルのデプロイおよび受信をオンラインで実行できるようにします。
アーカイブの設定ページでは、すべてのアーカイブおよびデプロイオペレーションに適用する様々なアーカイブシステム設定を行います。詳細については、オンラインヘルプを参照してください。

アーカイブの作成

定義をアーカイブするには:

  1. ColdFusion アーカイブページにアクセスするには、ColdFusion Administrator の左側のナビゲーションペインで、パッケージとデプロイ/ColdFusion アーカイブを選択します。
  2. ColdFusion アーカイブページで、アーカイブするアーカイブ定義の名前を見つけて、アーカイブの構築アイコンをクリックします。アーカイブウィザードが表示されます。
  3. アーカイブウィザードで、アーカイブの要約情報を確認して、「次へ」をクリックして続行します。アーカイブファイルの位置の選択ページが表示されます。
  4. アーカイブファイルの位置の選択ページで、次のようにします。
  • 「ファイル名」テキストボックスに、アーカイブを保存する場所の完全パスとアーカイブの名前を続けて指定します。アーカイブ名には、.car 拡張子を付ける必要があります。
  • UNIX ユーザーの場合のみ:特権ユーザーとしてこのアーカイブを実行する必要がある場合は、「Run This Archive As A Specific User」オプションを選択して、任意のシステムアカウント名を「ユーザー名」テキストボックスに入力し、対応するアカウントパスワードを「パスワード」テキストボックスに入力します。ユーザー名とパスワードは、そのユーザーでこのアーカイブプロセスを実行する、このシステムの既存のユーザー名とパスワードに完全に一致している必要があります。ユーザー名とパスワードが、このシステムアカウントの既存のユーザー名とパスワードと一致していない場合は、構築操作が失敗します。
  1. 「次へ」をクリックして、アーカイブを作成します。
    アーカイブ操作が完了すると、次のいずれかのアーカイブメッセージが表示されます。
  • ビルドに成功しました:アーカイブが正常に作成されて、手順 4 で指定した場所に保存されました。「OK」をクリックしてから、ウィザードページの「閉じる」をクリックします。
  • ビルドに失敗しました:アーカイブは作成されませんでした。問題の原因を特定するには、ページに表示される情報を確認し、「詳細」をクリックして、問題の原因をさらに分析します。

JEE アーカイブページ

ColdFusion では、アプリケーション全体を含んだ EAR または WAR ファイルを作成できます。このアーカイブファイルには、ColdFusion Web アプリケーション、ColdFusion の設定(データソース定義など)、アプリケーションが使用する CFM ページ(テキストまたはコンパイル済みの Java)およびオプションで ColdFusion Administrator が含まれています。この機能により、J2EE の管理者が ColdFusion アプリケーションをデプロイするために使用できるアーカイブをすばやく作成できます。 

J2EE アーカイブは ColdFusion アーカイブ(CAR)ファイルとは異なります。CAR ファイルについて詳しくは、ColdFusion アーカイブページを参照してください。

コンテキストルート:J2EE 環境では、複数の独立した Web アプリケーションを 1 台のサーバーインスタンスで実行できるので、サーバーで実行されている各 J2EE Web アプリケーションのルートは、コンテキストルート(またはコンテキストパス)と呼ばれる固有のベース URL になります。J2EE アプリケーションサーバーでは、URL の最初の部分(つまり、http://_hostname_ のすぐ後の部分)を使用して、どの Web アプリケーションが着信リクエストを処理しているかが判断されます。例えば、cfmx というコンテキストルートで ColdFusion を実行している場合は、http://_hostname_/_cfmx_/CFIDE/administrator/index.cfm という URL を使用して ColdFusion Administrator を表示します。ほとんどの J2EE アプリケーションサーバーでは、各サーバーインスタンスで 1 つのアプリケーションが /(スラッシュ)をコンテキストルートとして使用できるようになっています。コンテキストルートとして / を使用する場合、RDS(Remote Development Services)Web アプリケーションは必要ありません。

J2EE アーカイブページでは、次の項目を含んだ、EAR(Enterprise Application Archive)ファイルまたは WAR(Web Application Archive)ファイルを作成できます。

  • ColdFusion Web アプリケーション。
  • サーバー設定(データソース、カスタムタグのパスなど)。
  • ColdFusion Web アプリケーションのルートディレクトリに格納された、アプリケーションの CFML ページ。
    この EAR または WAR ファイルを J2EE 管理者が使用して、ColdFusion MX アプリケーションを J2EE アプリケーションサーバー上にデプロイします。

    メモ:マルチサーバー構成を使用している場合、サーバーインスタンスのクラスターを作成するには、クラスター内の個々のサーバーを作成するために必要な WAR または EAR ファイルを、このページを使用して作成します。

    J2EE アーカイブを作成することは、ColdFusion MX をサーバー構成で使用する場合にも、J2EE 構成で使用する場合にも可能です。ただし、EAR または WAR ファイルをデプロイするには J2EE 構成で動作している必要があります。

オプション

説明

アーカイブ名

J2EE アーカイブ定義の名前を指定します。これは、EAR または WAR ファイルに付けられた名前でもあります。

アプリケーションディレクトリ

ColdFusion Web アプリケーションの Web ルートの下に含まれる CFM ファイルの場所を指定します。

デプロイディレクトリ

ColdFusion が EAR または WAR ファイルを配置するディレクトリを指定します。ColdFusion では、アーカイブタイプに応じて、archivename.ear または archivename.war という名前が使用されます。

アーカイブタイプ

ColdFusion で、Web Application Archive(WAR)ファイルまたは Enterprise Application Archive(EAR)ファイルのどちらが作成されるかを指定します。

コンテキストルート(EAR に有効)

EAR ファイルを作成する場合は、ColdFusion Web アプリケーションのコンテキストルートをオプションで指定できます。デフォルトでは、コンテキストルートは空になります。詳しくは、J2EE アーカイブを参照してください。WAR ファイルを作成する場合は、アプリケーションサーバー固有の方法でコンテキストルートが処理されます。一部のアプリケーションサーバーでは、WAR ファイルの名前がデフォルトのコンテキストルートになります。また、デプロイツールまたはサーバー固有の設定ファイルを使用して、コンテキストルートを指定する場合もあります。

シリアル番号

ColdFusion エンタープライズ版の有効なシリアル番号を指定します。

以前のシリアル番号(アップグレードの場合)

ColdFusion の以前のインストールのシリアル番号を指定します。

COM サポートを含める

「COM サポートを含める」では COM サポートを実現するモジュールを含めるかどうかを指定します。COM サポートを含めないと、アーカイブのサイズが約 12 MB 小さくなります。

デバッグの無効化

ColdFusion Web アプリケーションでデバッグを無効にするかどうかを指定します。

CFML ソースを含める

元の CFM ファイルを使用するか、ページを Java バイトコードに変換するかを指定します。

CF Administrator を含める

ColdFusion Administrator のモジュールおよびディレクトリ(CFIDE ディレクトリ構造)を含めるかどうかを指定します。ColdFusion Administrator を含めないと、アーカイブのサイズが約 2 MB 小さくなります。

アーカイブに含めるデータソースの設定

J2EE アーカイブに含めるデータソースを指定します。右向きおよび左向きの矢印ボタンを使用して、データソースを選択および削除します。二重矢印ボタンを使用すると、ワンクリックで、すべてのデータソースを選択および削除できます。

パッケージマネージャー

ColdFusion(2021 リリース)の新機能

ColdFusion Administrator のパッケージマネージャーページで、ユーザーインターフェイスを使用してパッケージをインストールまたはアンインストールすることができます。詳しくは、ColdFusion パッケージマネージャーを参照してください。

「パッケージマネージャー」をクリックすると、インストールオプションが表示されます。

パッケージ

コアサーバー

コアパッケージのアップデートがあるかどうかを確認します。「アップデートを確認」ボタンをクリックすると、使用可能なアップデートの一覧が表示されます。

インストール済みパッケージ

「インストール済みパッケージ」セクションに、既にインストールされているすべてのパッケージの一覧が表示されます。また、インストールされているすべてのパッケージをアンインストールすることもできます。

使用可能なパッケージ

「使用可能なパッケージ」セクションには、まだインストールされていないパッケージが一覧表示されます。「すべてインストール」をクリックすると、すべてのパッケージが同時にインストールされます。

設定

このセクションには、アップデートを通知するかどうかやアップデートを自動的に確認するかどうかなど、アップデートの環境設定を指定するオプションが用意されています。

ローカルアップデートサイトを設定した場合は、そのサイトの URL を指定してアップデートを取得することもできます。

自動確認

「自動確認」をクリックすると、インストール可能なパッケージアップデートがあるかどうかを確認できます。新しいアップデートがダウンロード可能になったときに、通知が表示されます。

通知

アップデートを通知するかどうかやアップデートを自動的に確認するかどうかなど、アップデートの環境設定を指定するオプションが用意されています。

アップデートサイト

ローカルアップデートサイトを設定してある場合は、そのサイトの URL を指定してアップデートを取得します。

プロキシ設定

プロキシサーバーの内側にあるサーバーにパッケージをホストする場合は、次の詳細情報を入力します。

  • プロキシホスト
  • プロキシポート
  • プロキシユーザー名
  • プロキシパスワード

ライセンスとアクティベーション

ColdFusion(2021 リリース)の新機能

詳しくは、ライセンスとアクティベーションを参照してください。

「エンタープライズマネージャー」セクション

ColdFusion Administrator の「エンタープライズマネージャ」セクションでは、デプロイ済みの ColdFusion を使用した Tomcat サーバーインスタンスの作成、リモート Tomcat サーバーインスタンスの登録、Tomcat サーバーインスタンスのクラスタの作成を行えます。

「インスタンスマネージャ」ページ

インスタンスマネージャーページでは、動作中の cfusion サーバーからアクセスできる、ローカルおよびリモートの Tomcat サーバーを表示できます。
次のようにして、新規ローカル Tomcat サーバーを定義したり、リモートコンピューター上で動作する既存の Tomcat サーバーを登録したりできるページに、このページからアクセスできます。

  • 新規インスタンスの追加 Tomcat サーバーを作成し、現在の ColdFusion MX アプリケーションのコピーをそのサーバーに自動的にデプロイします。
  • リモートインスタンスの登録 クラスターに追加するために、既存のリモート Tomcat サーバーをインスタンスマネージャーに対して定義します。対象のリモート Tomcat サーバーインスタンスは、インスタンスマネージャーに定義する際に動作している必要はありません。ただし、クラスターに追加する際には動作している必要があります。
  • ColdFusion サーバーの編集:サーバーインスタンスのビルトイン Web サーバー設定を変更します。

使用可能なサーバー

領域

説明

アクション

Tomcat サーバーを開始、停止、再起動および削除できます。

名前

Tomcat サーバー名を指定します。サーバーが開始している場合は、この名前をクリックして、Tomcat サーバーの Web ルートをブラウザーウィンドウで開けます。

サーバーディレクトリ

サーバーディレクトリを指定します。

HTTP ポート

ビルトイン Web サーバーのポートを指定します。

リモートポート

サーバーインスタンスのリモートポートです。

ホスト

サーバーインスタンスのホスト名または IP アドレスを指定します。

クラスタ

「クラスタ」ではサーバーが含まれているクラスタの名前を指定します。

  • デフォルトでは、インスタンスマネージャーは、現在の cfusion アプリケーション(データソース、設定、管理者パスワードなど)のコピーをデプロイします。
  • 「EAR/WAR からの作成」オプションを使用して、以前にアーカイブされたアプリケーションからサーバーを作成することもできます。

「クラスタマネージャ」ページ

ColdFusion Administrator のクラスタマネージャページでは、同じ ColdFusion アプリケーションを含んだ個々の Tomcat サーバーから構成されるクラスタを作成および管理できます。

  1. 「クラスタ名」ボックスに名前を入力し、「追加」をクリックして、クラスタを追加します。こうすると、クラスタが作成されて、「設定済みクラスタ」テーブルに追加されます。
  2. 「設定済みクラスタ」テーブルのクラス名の横の編集アイコンをクリックして、クラスタにサーバーを追加します。こうすると、クラスタの編集ページが表示されます。

クラスタの編集ページ

ColdFusion Administrator のクラスタの編集ページでは、クラスタのサーバーインスタンスを定義して、クラスタ設定をカスタマイズできます。

クラスタの管理

ColdFusion Administrator を使用してクラスターを管理します。ColdFusion アプリケーションがセッションレプリケーションを使用している場合、通常、スティッキーセッションは必要ありません。

セッションレプリケーションが有効になっていると、Tomcat は、セッション変数が変化するたびに、セッション変数の情報をクラスタ内のすべてのサーバーに反映します。アプリケーションのビジネス要件でセッションレプリケーションが必要かどうか、およびセッションレプリケーションを有効にする前にネットワークのトラフィックが増加しているかどうかを検討してください。セッション変数の代わりにクライアント変数の使用を検討してください。

ColdFusion Administrator で、エンタープライズマネージャー/クラスターマネージャーをクリックします。スティッキーセッションおよびセッションレプリケーションオプションを利用するには、クラスターに参加しているすべてのインスタンスが J2EE セッションを使用する必要があります。J2EE セッションを有効にするには、メモリ変数ページで「J2EE セッション変数の使用」オプションを有効にします。これをクラスター内のサーバーごとに行います。

  1. クラスタ名を入力して、「追加」をクリックします。
  2. クラスタ名をクリックして、要件に基づいてサーバーをクラスタに移動します。
  3. (必要であれば)マルチキャストポートを編集します。マルチキャストポートは、クラスターメンバーのグループ化に使用します。マルチキャストポートのデフォルト値は 45564 です。クラスターを作成すると、cf_install_dir¥cfusion¥config¥cluster.xml ファイルにポートが追加されます。マルチキャストポートについて詳しくは、http://tomcat.apache.org/tomcat-6.0-doc/config/cluster-membership.html を参照してください。
  4. スティッキーセッションが必要かどうかを指定します。スティッキーセッションを指定した場合、クライアントのセッションが最初に確立されたインスタンスに、そのクライアントのすべての後続リクエストがマッピングされるようになります。
  5. 「送信」をクリックします。

クラスターへのリモートインスタンスの追加

リモートインスタンスをクラスターに追加するには、クラスターブロックをリモートインスタンスの server.xml に追加します。次に、リモートインスタンスを登録して、インスタンスをクラスターに追加します。Tomcat でのクラスター設定について詳しくは、http://tomcat.apache.org/tomcat-5.5-doc/cluster-howto.html を参照してください。

  1. リモートインスタンスをローカルマシンに登録します。
  2. ローカルマシンでクラスタを作成します。
  3. リモートインスタンスの cf_install_dir_instance-name_runtime¥conf¥server.xml ファイルを開きます。
  4. </host>}} エントリと {{</engine> エントリの間に次のブロックを追加します。

<Cluster className=&quot;org.apache.catalina.ha.tcp.SimpleTcpCluster&quot; 
channelSendOptions=&quot;8&quot;>
<Manager notifyListenersOnReplication=&quot;true&quot; expireSessionsOnShutdown=&quot;false&quot; className=&quot;org.apache.catalina.ha.session.DeltaManager&quot;>
</Manager>
<Channel className=&quot;org.apache.catalina.tribes.group.GroupChannel&quot;>
<Membership port=&quot;45565&quot; dropTime=&quot;3000&quot; address=&quot;228.0.0.4&quot; className=&quot;org.apache.catalina.tribes.membership.McastService&quot; frequency=&quot;500&quot;>
</Membership>
<Receiver port=&quot;4003&quot; autoBind=&quot;100&quot; address=&quot;auto&quot; selectorTimeout=&quot;5000&quot; 
maxThreads=&quot;6&quot; className=&quot;org.apache.catalina.tribes.transport.nio.NioReceiver&quot;>
</Receiver>
<Sender className=&quot;org.apache.catalina.tribes.transport.ReplicationTransmitter&quot;>
<Transport className=&quot;org.apache.catalina.tribes.transport.nio.PooledParallelSender”> </Transport> </Sender> <Interceptor className=“org.apache.catalina.tribes.group.interceptors.
TcpFailureDetector”> </Interceptor> <Interceptor className=“org.apache.catalina.tribes.group.interceptors.
MessageDispatch15Interceptor&quot;>
</Interceptor>
</Channel>
<Valve className=&quot;org.apache.catalina.ha.tcp.ReplicationValve&quot; filter=&quot;&quot;>
</Valve>
<Valve className=&quot;org.apache.catalina.ha.session.JvmRouteBinderValve&quot;>
</Valve>

<ClusterListener className=&quot;org.apache.catalina.ha.session.JvmRouteSessionIDBinderListener&quot;>
</ClusterListener>
<ClusterListener className=&quot;org.apache.catalina.ha.session.ClusterSessionListener”>
</ClusterListener>

</Cluster>

     5.エントリ内のメンバーシップポートをクラスターのマルチキャストポートで更新します。

     6.ローカルホストの ColdFusion Administrator を使用して、ローカルインスタンスとリモートインスタンスをクラスターに追加します。

     7.すべてのインスタンスを再起動します。

サーバー更新

ColdFusion 10 以上には、ブラウザーインターフェイス自身で製品アップデートを検証して適用できるようにする ColdFusion Administrator が用意されています。

詳細については、「Adobe ColdFusion リリースのホットフィックスのインストール」を参照してください。

更新ページ

ColdFusion Administrator(サーバー更新/更新)を使用して、製品アップデートがあるかどうかを確認します。アップデートには、ColdFusion 10 のホットフィックスおよびセキュリティホットフィックスが含まれる場合があります。
更新ページには、次のオプションがあります。

  • 使用可能なアップデート:「アップデートを確認」をクリックすると、インストール可能なアップデートがあるかどうかが表示されます。ColdFusion 10 では、http://www.adobe.com/support/coldfusion/downloads_updates.html という URL を使用して RSS フィードをサブスクライブすると、新しいホットフィックスがダウンロードできるようになったときに通知を受け取ることができます。マルチサーバー設定の場合、メインインスタンスからアップデートを適用する際に、ホットフィックスを適用するすべてのローカルインスタンスを選択することもできます。デフォルトでは、メインインスタンスのみにアップデートが適用されます。新規作成したローカルインスタンスからアップデートを適用する場合は、そのインスタンスのみにホットフィックスが適用されます。他のインスタンスには、メインインスタンスからホットフィックスを適用するか、各インスタンスから個別に適用する必要があります。アップデートの前に、ColdFusion のメインインスタンスは自動的に停止します。しかし、(アップデートを適用する)他のすべてのインスタンスは手動で停止する必要があります。
  • ダウンロード:後でインストールするために、ファイルをダウンロードして <cf_home>/hf-updates/ に置いておきます。

    メモ:サーバーがファイアウォールの内側にある場合や、アウトバウンドのインターネットアクセスがない場合は、http://download.adobe.com/pub/adobe/coldfusion/xml/updates.xml という URL を使用して他のマシンからホットフィックスファイルをダウンロードできます。その後、ColdFusion サーバーにホットフィックスファイルを配置し、管理インターフェイスまたはコマンドラインを使用してホットフィックスを適用することができます。Web にアクセスできるローカルの場所にホットフィックスを配置した場合は、ColdFusion がアップデートを探す場所として、そのローカルの URL を参照するようにアップデーターの設定を設定できます。下の「設定」セクションの説明を参照してください。

    また、ColdFusion がプロキシを越えてホットフィックスのパブリック URL にアクセスできるように、プロキシ情報を指定する必要がある場合は、Administrator を使用している ColdFusion サーバー上の jvm.config を変更して、その情報(プロキシホスト、ポート、ユーザーおよびパスワード)を指定できます。

  • ダウンロードとインストール:ホットフィックスをダウンロードして、サイレントインストールを実行します。

    メモ:このオプションは、J2EE のインストールには適用できません。また、マルチサーバーインストールの場合は、ホットフィックスをインストールするサーバーを選択する必要があります。

  • インストール済みアップデート:インストール済みの ColdFusion 10 のすべてのアップデートがリストされます。マルチサーバー設定の場合、ColdFusion Administrator からログインしているインスタンスに対するアップデートのリストが表示されます。(必要な場合に)「アンインストール」オプションを使用すると、インストールされているホットフィックスを使用します。
  • 設定:アップデートを通知するかどうかやアップデートを自動的に確認するかどうかなど、アップデートの環境設定を指定するオプションが用意されています。

    ローカルアップデートサイトを設定した場合は、そのサイトの URL を指定してアップデートを取得することもできます。これを行うには、updates..xml に値を設定して(次のサンプルを参照)、Administrator の URL を更新します(サーバー更新/更新/設定/サイトを更新/サイト URL)。例えば、http://IPAddress:Port/updates/updates.xml です。updates.xml の例を次に示します。

<?xml version=&quot;1.0&quot; encoding=&quot;UTF-8&quot;?>
<rss version=&quot;2.0&quot;>
<channel>
<title>ColdFusion_10_Update</title>
<description>Upload_description</description> <item>
<title>Hot_Fix_Name</title>
<description>Hotfix_Description</description>
<pubDate>Tue, 19 Oct 2011 11:09:11 -0400</pubDate>
<cfhf_id>HotFix_ID</cfhf_id>
<cfhf_type>Cumulative</cfhf_category>
<cfhf_updatelevel>Integer indicating Hotfix Chronology</cfhf_updatelevel>
<cfhf_filename>Hotfix_installer_file_name</cfhf_filename>
<cfhf_technotelink>Link_to_Technote</cfhf_technotelink>
<cfhf_servers>
<cfhf_server version=&quot;10,0,0&quot;>

<cfhf_downloadlink>http://localhost:8500/updates/install060811.jar
</cfhf_downloadlink> <cfhf_checksum>20f33dd56597b68c3634be08116bc84a</cfhf_checksum>
<cfhf_filename>hotfix_1.jar</cfhf_filename>
<cfhf_installinput>
<OPTIONAL_![CDATA[ HTML for input fields ]]> 
                </cfhf_installinput> 
             </cfhf_server> 
         </cfhf_servers> 
             
        </item> 
   </channel> 
 </rsst>

後でインストールするためのホットフィックスのダウンロード

  1. JRE がシステムパスに入っていることを確認するか、ColdFusion のインストールディレクトリから Java に直接アクセスします。
  2. 次の場所からダウンロードファイルにアクセスします。<cf_home>/hf-updates/
  3. コマンドプロンプトが表示されたら、次のようにします。

スタンドアローンインストールの場合

プラットフォーム

説明

Windows の場合(GUI でもサイレントモードでもインストールできます)

GUI モードの場合:

  • コマンドプロンプトが表示されたら、java -jar <jar-file-name> というコマンドを実行します。こうすると、ホットフィックスインストーラーが起動します。
  • 画面の手順に従います。
    サイレントモードの場合:
  • コマンドプロンプトが表示されたら、java -jar<jar-file-name> -i silent -f <install_properties_file_path> というコマンドを実行します。サイレントモードでインストールされます。
    プロパティファイルの例を次に示します。

    INSTALLER_UI=SILENT
    USER_INSTALL_DIR=<ColdFusion_Home>
    DOC_ROOT=<ColdFusion_Home>/cfusion/wwwroot
    #The following applies only to multi server scenarios.
    INSTANCE_LIST=cfusion,cfusion1

     

Linux/Solaris/UNIX の場合(コンソールモードでもサイレントモードでもインストールできます)

コンソールモードの場合:

  • コマンドプロンプトが表示されたら、java -jar<jar-file-name> というコマンドを実行します。コンソールに手順が表示されます。
  • コンソールの手順に従います。
    サイレントモードの場合:
  • コマンドプロンプトが表示されたら、java -jar<jar-file-name> -i silent -f <install_properties_file_path> というコマンドを実行します。サイレントモードでインストールされます。
    プロパティファイルの例を次に示します。

    INSTALLER_UI=SILENT
    USER_INSTALL_DIR=<ColdFusion_Home>
    DOC_ROOT=<ColdFusion_Home>/cfusion/wwwroot
    #The following applies only to multi server scenarios.
    INSTANCE_LIST=cfusion,cfusion1

Mac OSX の場合(GUI、サイレントモード、コンソールモードのいずれでもインストールできます)

GUI モードの場合:

  • コマンドプロンプトが表示されたら、java -jar<jar-file-name> -i GUI というコマンドを実行します。これにより、ホットフィックスインストーラーが起動します。
  • 画面の手順に従います。
    コンソールモードの場合:
  • コマンドプロンプトが表示されたら、java -jar <jar-file-name> というコマンドを実行します。コンソールに手順が表示されます。
  • コンソールの手順に従います。
    サイレントモードの場合:
    コマンドプロンプトが表示されたら、java -jar<jar-file-name> -i silent -f <install_properties_file_path> というコマンドを実行します。サイレントモードでインストールされます。
    プロパティファイルの例を次に示します。

    INSTALLER_UI=SILENT
    USER_INSTALL_DIR=<ColdFusion_Home>
    DOC_ROOT=<ColdFusion_Home>/cfusion/wwwroot
    #The following applies only to multi server scenarios.
    INSTANCE_LIST=cfusion,cfusion1

デフォルトでは、ホットフィックスを適用した後にサーバーが再起動します。サーバーを再起動しない場合は、追加で次のコマンドを指定します。

  • コンソールモードおよび GUI モードの場合:DDONOT_START_SERVERS_POST_INSTALL=true という引数を実行します。
  • サイレントインストールの場合:DONOT_START_SERVERS_POST_INSTALL=true というプロパティをプロパティファイルに追加します。

J2EE インストールの場合

プラットフォーム

説明

Windows の場合(GUI でもサイレントモードでもインストールできます)

GUI モードの場合(展開された EAR/WAR をデプロイする場合):

  • コマンドプロンプトが表示されたら、java -jar <jar-file-name> というコマンドを実行します。こうすると、ホットフィックスインストーラーが起動します。
  • 画面の手順に従います。
    GUI モードの場合(展開されていない EAR/WAR をデプロイする場合):
  • コマンドプロンプトが表示されたら、java -jar <jar-file-name> -DINSTALL_FILES_OUTSIDE_CF=true というコマンドを実行します。こうすると、ホットフィックスインストーラーが起動します。
  • 画面の手順に従います。
    サイレントモードの場合(展開された EAR/WAR をデプロイする場合):
  • コマンドプロンプトが表示されたら、java -jar <jar-file-name> -i silent -f <install_properties_file_path> というコマンドを実行します。サイレントモードでインストールされます。
    プロパティファイルの例を次に示します。

    INSTALLER_UI=SILENT
    #For the following, specify the folder that contains META-INF folder which contains application.xml
    USER_INSTALL_DIR=<ColdFusion_Deployment_Root_Path>

    *サイレントモードの場合(展開されていない EAR/WAR をデプロイする場合):*まず、EAR/WAR 以外のホットフィックスファイルをシステムにインストールしてから、EAR/WAR を手動で更新します。

  • コマンドプロンプトが表示されたら、{{java -jar<jar-file-name> -i silent -f<install_properties_file_path>}} というコマンドを実行します。サイレントモードでインストールされます。
    プロパティファイルの例を次に示します。

    INSTALLER_UI=SILENT
    USER_INSTALL_DIR=<Any directory on your system>
    INSTALL_FILES_OUTSIDE_CF=true

Linux/Solaris/UNIX の場合(コンソールモードでもサイレントモードでもインストールできます)

コンソールモードの場合(展開された EAR/WAR をデプロイする場合):

  • コマンドプロンプトが表示されたら、java -jar <jar-file-name> というコマンドを実行します。コンソールに手順が表示されます。
  • コンソールの手順に従います。
    コンソールモードの場合(展開されていない EAR/WAR をデプロイする場合):
  • コマンドプロンプトが表示されたら、java -jar <jar-file-name> -DINSTALL_FILES_OUTSIDE_CF=true というコマンドを実行します。コンソールに手順が表示されます。
  • コンソールの手順に従います。
    サイレントモードの場合(展開された EAR/WAR をデプロイする場合):
  • コマンドプロンプトが表示されたら、{{ java -jar<jar-file-name> -i silent -f <install_properties_file_path>}} というコマンドを実行します。サイレントモードでインストールされます。
    プロパティファイルの例を次に示します。

    INSTALLER_UI=SILENT
    #For the following, specify the folder that contains META-INF folder which contains application.xml
    USER_INSTALL_DIR=<ColdFusion_Deployment_Root_Path>

    *サイレントモードの場合(展開されていない EAR/WAR をデプロイする場合):*まず、EAR/WAR 以外のホットフィックスファイルをシステムにインストールしてから、EAR/WAR を手動で更新します。

  • コマンドプロンプトが表示されたら、{{java -jar<jar-file-name> -i silent -f<install_properties_file_path>}} というコマンドを実行します。サイレントモードでインストールされます。
    プロパティファイルの例を次に示します。

    INSTALLER_UI=SILENT
    USER_INSTALL_DIR=<Any directory on your system>
    INSTALL_FILES_OUTSIDE_CF=true

Mac OSX の場合(GUI、サイレントモード、コンソールモードのいずれでもインストールできます)

GUI モードの場合(展開された EAR/WAR をデプロイする場合):

  • コマンドプロンプトが表示されたら、{{java -jar<jar-file-name> -i GUI}} というコマンドを実行します。これにより、ホットフィックスインストーラーが起動します。
  • 画面の手順に従います。
    GUI モードの場合(展開されていない EAR/WAR をデプロイする場合):
  • コマンドプロンプトが表示されたら、java -jar <jar-file-name> -DINSTALL_FILES_OUTSIDE_CF=true -i GUI というコマンドを実行します。こうすると、ホットフィックスインストーラーが起動します。
  • 画面の手順に従います。
    コンソールモードの場合(展開された EAR/WAR をデプロイする場合):
  • コマンドプロンプトが表示されたら、{{java -jar <jar-file-name>}} というコマンドを実行します。コンソールに手順が表示されます。
  • コンソールの手順に従います。
    コンソールモードの場合(展開されていない EAR/WAR をデプロイする場合):
  • コマンドプロンプトが表示されたら、java -jar <jar-file-name> -DINSTALL_FILES_OUTSIDE_CF=true というコマンドを実行します。コンソールに手順が表示されます。
  • コンソールの手順に従います。
    サイレントモードの場合(展開された EAR/WAR をデプロイする場合):
  • コマンドプロンプトが表示されたら、java -jar <jar-file-name> -i silent -f <install_properties_file_path> というコマンドを実行します。サイレントモードでインストールされます。
    プロパティファイルの例を次に示します。

    INSTALLER_UI=SILENT
    #For the following, specify the folder that contains META-INF folder which contains application.xml
    USER_INSTALL_DIR=<ColdFusion_Deployment_Root_Path>

    *サイレントモードの場合(展開されていない EAR/WAR をデプロイする場合):*まず、EAR/WAR 以外のホットフィックスファイルをシステムにインストールしてから、EAR/WAR を手動で更新します。

  • コマンドプロンプトが表示されたら、{{java -jar<jar-file-name> -i silent -f<install_properties_file_path>}} というコマンドを実行します。サイレントモードでインストールされます。
    プロパティファイルの例を次に示します。

    INSTALLER_UI=SILENT
    USER_INSTALL_DIR=<Any directory on your system>
    INSTALL_FILES_OUTSIDE_CF=true

メモ:ColdFusion Administrator から新しいインスタンスを作成すると、デフォルトのインスタンスに適用されるホットフィックスが、作成した新しいインスタンスに自動的に適用されます。

コマンドプロンプトからのアンインストール

1. コンソールまたは UI モードのコマンドプロンプトで ColdFusion ルートディレクトリからインストールした場合は、次のコマンドを実行します。

<CF_ROOT>\jre\bin\java -jar <CF_ROOT>\cfusion\hf-updates\hf-11-xxxxx\uninstall\uninstaller.jar

(実際のパス、OS、ホットフィックスに合わせて、コマンドを変更してください)


2. ColdFusion Administrator で ColdFusion ルートディレクトリからインストールした場合は、次のコマンドを実行します。

<CF_ROOT>\jre\bin\java -jar <CF_ROOT>\cfusion\hf-updates\hf-11-xxxxx\uninstall\uninstaller.jar

3. 自分でサイレントインストールを使用してホットフィックスをインストールした場合は、アンインストールもサイレントモードで実行できます。次のコマンドを実行します。

<CF_ROOT>\jre\bin\java -jar <CF_ROOT>\cfusion\hf-updates\hf-11-xxxxx\uninstall\uninstaller.jar -i SILENT

1 つのスクリプトを使用して 5 つのインスタンスにホットフィックスをインストールした場合でも、これら 5 つすべてのインスタンスに対する特定のアップデートのホットフィックスアンインストーラーは 1 つだけです(通常、これは cfusion インスタンスの下にあります。ホットフィックスに対して cfusion を選択しなかった場合は、他のインスタンスの下にあります)。前述のコマンドを呼び出すと、5 つすべてのインスタンスからホットフィックスがアンインストールされます。

「拡張機能」セクション

ColdFusion Administrator の機能は、他の Web アプリケーションおよびサイトへのリンクを追加することによって拡張できます。これらのリンクは、Administrator の左側のナビゲーションペインにある「カスタム拡張機能」セクションに表示されます。

Administrator の拡張

  1. HTML リンクコードを含むファイルを作成します(各リンクの後には <BR> を付加し、1 行ごとに 1 つのリンクを記述します)。<head> タグや <body> タグなど他の HTML コードは含めないでください。target 属性はリンクごとに必須です。target="content" と指定すると、Administrator のメインペインにページが表示されます。その他の値を target 属性に指定すると、ページは別のウィンドウに表示されます。
  2. このファイルを extensionscustom.cfm という名前で Administrator ルートディレクトリ(/CFIDE/administrator/)に保存します。
    例えば、次のファイルでは、Bowdoin College、Universidad Complutense de Madrid、および La Sapienza へのリンクを追加します。

    <a href="http://www.bowdoin.edu/" target="content">Bowdoin College</a><br>
    <a href="http://www.http://www.ucm.es/" target="_blank">Universidad Complutense de Madrid</a><br>
    <a href="http://www.uniroma1.it/" target="_blank">La Sapienza</a><br>

    リンクをクリックすると、リンク先のページが表示されます。
    また、ColdFusion Administrator を拡張するには、wwwroot/CFIDE/administrator/custommenu.xml ファイルを編集する方法もあります。

Administrator API

ColdFusion Administrator のほとんどのタスクは、Administrator API を使用することでプログラムから実行できます。Administrator API は、Administrator タスクを実行するために呼び出すことが可能なメソッドを含んだ ColdFusion コンポーネント(CFC)のセットで構成されています。例えば、"datasource.cfc" の setMSQL メソッドを使用すると SQL Server のデータソースを追加できます。
Administrator API の CFC は cf_web_root/CFIDE/adminapi ディレクトリにあります次の表に示すように、個々の CFC は ColdFusion Administrator の 1 つの領域に対応しています。

CFC

説明

accessmanager.cfc

個々のユーザーのユーザー名、パスワード、説明、アクセス権、サンドボックス、および許可されたロールを指定します。

administrator.cfc

Administrator の基本的な機能(ログイン、ログアウト、移行ウィザード、およびセットアップウィザード)が含まれます。Administrator API の他のメソッドを呼び出すときは、先に login メソッドを呼び出す必要があります。

base.cfc

他の Administrator API CFC すべてに対する基本オブジェクトです。

collection.cfc ColdFusion コレクションを管理します。アクションには、コレクションのリロードやコレクションの強調表示の有効化があります。

datasource.cfc

ColdFusion データソースを追加、変更、および削除します。

debugging.cfc

デバッグの設定を管理します。

eventgateway.cfc

イベントゲートウェイを管理します。

extensions.cfc

カスタムタグ、マッピング、CFX、アプレット、CORBA、および Web サービスを管理します。

flex.cfc(ColdFusion(2020 リリース)では削除されました) データサービス統合設定を管理します(ColdFusion(2020 年リリース)で削除)

office.cfc

OpenOffice の設定を管理します。

mail.cfc

ColdFusion メール設定を管理します。

runtime.cfc

フォント、キャッシュ、チャート、設定、その他の設定項目に関するランタイムの設定を管理します。

scheduler.cfc

タスクの検索、タスクの更新、クラスター管理の有効化など、スケジューラータスクサービス統合設定を管理します。

security.cfc

パスワード、RDS、およびサンドボックスセキュリティを管理します。

serverinstance.cfc

Tomcat サーバーを起動、停止、および再起動します。この CFC は、デベロッパー版とエンタープライズ版に対してのみ動作します。

servermonitoring.cfc

プログラムによってサーバーモニターの多数のタスクを実行します。

  adminapi ディレクトリには、Application.cfm ファイルと 2 つのサブディレクトリも含まれています。

注:サンドボックスセキュリティを使用している場合は、Administrator API を使用するには cf_web_root/CFIDE/ adminapi ディレクトリへのアクセスを有効化します。

Administrator API に含まれるメソッドのスタイルは次のとおりです。

  • メソッド引数 複雑な値や変化する値を設定する場合、Administrator API ではメソッド引数を使用します。
  • 単純な値の設定と取得 単純な値を設定する場合(例えば、true または false のデバッグ設定など)、Administrator API では get および set プロパティメソッドを使用します。Administrator API CFC のメソッド、メソッド引数およびマニュアルを参照するには、CFC Explorer を使用してください。例えば、サーバー設定を使用している場合に datasource .cfc を参照するには、ブラウザーを開いて http://localhost:8500/CFIDE/adminapi/datasource.cfc にアクセスします。

Administrator API の使用

  1. 次のようにして、administrator.cfc をインスタンス化します。

    <cfscript>
    // ログインは毎回必須です。
    adminObj = createObject("component","cfide.adminapi.administrator");


    メモ:
    次のように、administrator.cfc のインスタンス化と login メソッドの呼び出しを 1 行のコードで実行することもできます。

    createObject("component","cfide.adminapi.administrator").login("admin");

    注意:適切な権限があれば、管理者以外のユーザーとして、次のようにログインできます。パスワードの後にユーザー名を指定します。

    createObject("component","cfide.adminapi.administrator").login
    ("#password#","#username#")

     

  2. administrator.cfc の login メソッドを呼び出す際には、次のように ColdFusion Administrator パスワードまたは RDS パスワードを渡します。

    adminObj.login("admin");

  3. 使用する CFC をインスタンス化します。

    myObj = createObject("component","cfide.adminapi.debugging");

  4. 目的の CFC メソッドを呼び出します(この例では、デバッグを有効にしています)。

    myObj.setDebugProperty(propertyName="enableDebug", propertyValue="true");

次の例では、SQL Server データソースを追加します。

<cfscript> // 常にログインが必要。この例では 次の 2 行のコードを使用するadminObj = createObject(&quot;component&quot;,&quot;cfide.adminapi.administrator&quot;);
adminObj.login(&quot;admin&quot;);

// Instantiate the data source object.myObj = createObject(&quot;component&quot;,&quot;cfide.adminapi.datasource&quot;);

// Create a DSN.myObj.setMSSQL(driver=&quot;MSSQLServer&quot;,
name=&quot;northwind_MSSQL&quot;,
host = &quot;xx.x.xxx.xx&quot;,
port = &quot;1433&quot;,
database = &quot;northwind&quot;,
username = &quot;sa&quot;,
login_timeout = &quot;29&quot;,
timeout = &quot;23&quot;,
interval = 6,
buffer = &quot;64000&quot;,
blob_buffer = &quot;64000&quot;,
setStringParameterAsUnicode = &quot;false&quot;,
description = &quot;Northwind SQL Server&quot;,
pooling = true,
maxpooledstatements = 999,
enableMaxConnections = &quot;true&quot;,
maxConnections = &quot;299&quot;,
disable_clob = true,
disable_blob = true,
disable = false,
storedProc = true,
alter = false,
grant = true,
select = true,
update = true,
create = true,
delete = true,
drop = false,
revoke = false );
</cfscript>

次の例でも同じ SQL Server データソースを追加しますが、argumentCollection 属性を使用し、すべてのメソッド引数を 1 つの構造体として渡しています。

<cfscript> // 常にログインが必要。This example uses a single line of code. 
	createObject(&quot;component&quot;,&quot;cfide.adminapi.administrator&quot;).login(&quot;admin&quot;);

// Instantiate the data source object.myObj = createObject(&quot;component&quot;,&quot;cfide.adminapi.datasource&quot;);

// Required arguments for a data source.stDSN = structNew();
stDSN.driver = &quot;MSSQLServer&quot;;
stDSN.name=&quot;northwind_MSSQL&quot;;
stDSN.host = &quot;xx.x.xxx.xx&quot;;
stDSN.port = &quot;1433&quot;;
stDSN.database = &quot;northwind&quot;;
stDSN.username = &quot;sa&quot;;

// Optional and advanced arguments.stDSN.login_timeout = &quot;29&quot;;
stDSN.timeout = &quot;23&quot;;
stDSN.interval = 6;
stDSN.buffer = &quot;64000&quot;;
stDSN.blob_buffer = &quot;64000&quot;;
stDSN.setStringParameterAsUnicode = &quot;false&quot;;
stDSN.description = &quot;Northwind SQL Server&quot;;
stDSN.pooling = true;
stDSN.maxpooledstatements = 999;
stDSN.enableMaxConnections = &quot;true&quot;;
stDSN.maxConnections = &quot;299&quot;;
stDSN.enable_clob = true;
stDSN.enable_blob = true;
stDSN.disable = false;
stDSN.storedProc = true;
stDSN.alter = false;
stDSN.grant = true;
stDSN.select = true;
stDSN.update = true;
stDSN.create = true;
stDSN.delete = true;
stDSN.drop = false;
stDSN.revoke = false;
 
	//DSN を作成します。
	myObj.setMSSQL(argumentCollection=stDSN); 
</cfscript> 
<! --- オプションとして stDSN 構造体を削除します。--->
<! ---
<cfoutput>
<cfdump var=&quot;#stDSN#&quot;>
</cfoutput>
--->

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