クラッシュレポートの提出

InDesign に問題が発生した場合は、クラッシュレポートを提出します。

InDesign に問題が発生した場合、Adobe Crash Reporter ダイアログでクラッシュレポートを調べて提出できます。

クラッシュレポートを送信する理由

クラッシュレポートをアドビに提出する際に、メールアドレスと、問題が発生したときに行われた操作の説明も提出するのはなぜですか?

  • 既知の問題については、問題を修正するための解決策をメールでお知らせします。
  • 不明の問題については、詳細な説明と連絡先情報を含むレポートをより多く入手することが、問題の原因を突き止め、解決策を提供できる可能性を高めることにつながります。
  • InDesign チームは、レポートとともにメール連絡先情報と詳細な説明を提出していただいたユーザーに感謝しております。 この情報によって、InDesign を改善し、安定性を向上させることができました。 

クラッシュレポートの提出方法

問題が発生してから数分後に Adobe Crash Reporter ダイアログが表示されます。

注意:

クラッシュレポートダイアログが表示されない場合、ダイアログを表示しないオプションが選択されている可能性があります。 クラッシュレポートダイアログを表示するには、「環境設定を設定する方法」を参照してください。

InDesign 15.0.3 およびそれ以降のバージョンのクラッシュレポート

クラッシュレポート win 2020
Windows InDesign 2021 のクラッシュレポート

macOS InDesign 2020 のクラッシュレポート
macOS InDesign 2021 のクラッシュレポート

クラッシュレポート win 2020
Windows InDesign 2020 のクラッシュレポート

macOS InDesign 2020 のクラッシュレポート
macOS InDesign 2020 のクラッシュレポート

InDesign 15.0.2 および以前のバージョンのクラッシュレポート

Windows の InDesign 2019 Crash Reporter ダイアログ
Windows InDesign 2019 のクラッシュレポート

mac InDesign 2019 のCrash Reporter ダイアログ
macOS InDesign 2019 のクラッシュレポート

クラッシュレポートの提出

クラッシュレポートを提出するには、以下の手順に従います。 

  1. 詳細な説明を入力します。

    特定の手順で問題を一貫して再現できる場合は、この手順を提出してください。 問題を一貫して再現できる正確な手順がわからない場合でも、問題が発生したときに何を行っていたか、できる限り詳しく説明してください。問題が発生したときにどのような操作を行っていましたか? 使用するドキュメントの種類は何ですか? 最近、プラグインを使用しましたか? 問題が特定のファイルに固有のものである場合は、ご遠慮なくいつでも Creative Cloud、Dropbox などのファイル共有サービス経由でファイルを共有してください(そのファイルへのリンクを問題の説明にご記入ください)。

  2. メールアドレスを含めてください。

    メールを通じて、製品チームからご連絡してさらに詳細な情報を収集することもありますし、また、チームから修正または回避策をお伝えすることもあります。

  3. アプリケーション使用関連データ(InDesign 15.0.2 以前のバージョン)を提供してください

    これによって、クラッシュ時のワークフローが提供され、問題の根本原因を正確に絞り込むことができます。

クラッシュレポートダイアログの表示するための環境設定

次の手順に従って、環境設定を「このダイアログを常に表示」に設定します:

macOS

  1. InDesign アプリアイコンを右クリックし、「パッケージコンテンツを表示」を選択します。

  2. コンテンツフレームワークAdobeCrashReporter.framework を選択します。

  3. AdobeCrashReporter というエイリアス名を右クリックし、「オリジナルを表示」を選択します。

  4. Adobe Crash Reporter」(黒の AdobeCrashReporter UNIX 実行可能ファイルではなく、赤色の A アプリのアイコン)をダブルクリックします。

  5. 常にこのダイアログを表示」を選択し、「完了」を選択します。

Windows

  1. スタート」を開きます。

  2. コマンドプロンプトを検索して起動します。

  3. 次のコマンドを入力して、Enter キーを押します。

    • REG ADD HKEY_CURRENT_USER\Software\Adobe\CommonFiles\CRLog /v "Never Ask" /t REG_SZ /d 0
  4. Value Never Ask exists, overwrite(Yes/No)?」、というメッセージが表示された場合、 「はい」を選択します。

Adobe Crash Reporter について

なんらかの障害によって InDesign が  クラッシュ すると、Adobe Crash Reporter によって、クラッシュ発生時にアプリが行っていた処理のログを収集することができます。 収集された情報はデータベースにアップロードされるため、エンジニアリングチームは、その情報を使用してクラッシュを分析し解決策を策定できます。

Adobe Crash Reporter は、InDesign 開発チームを支援し、ほとんどのクラッシュバグを特定して 修正 することを可能にする、貴重なツールです。

注意:

Adobe Crash Reporter については、Apple クラッシュレポーターまたは Microsoft クラッシュレポーターのいずれかと混同しないでください。これらのクラッシュレポーターから情報がアドビに直接送信されることはありません。

Adobe Crash Reporter のプライバシー

Adobe Crash Reporter を使用してお客様の活動をモニターしていないことを保証いたします。 InDesign はクラッシュを検出しますが、アドビは、クラッシュに関するレポートがお客様から送信されるまでクラッシュについて一切わかりません。 レポートの作成はお客様のコンピューターから始まります。 レポート送信を選択した場合(ご送信いただけると大変助かります)でも、個人を特定できない情報のみがアドビに送信されます。 これには、ソフトウェアのどの部分で問題が発生したかなどの情報が含まれています。

エラーが発生したときに行われた操作などの詳細な情報の追加していただくと、問題の診断に役立ちます。 メールアドレスなどの連絡先情報を入力した場合、アドビは、クラッシュについての連絡、または修正策や回避策についてお知らせする必要がある場合にのみ、このメールアドレスを使用します。 ユーザーの個人情報は、マーケティング目的には使用されません。 ご希望であれば、レポートは匿名で送信できます。

これらのレポートは、技術チームに直接送信され、製品の向上に役立つ素晴らしいリソースとなります。

Windows でのクラッシュダンプの提供方法および macOS でのクラッシュログの提供方法

Windows でクラッシュの DMP ファイルを取得するには:

  1. タスクマネージャーを開く

    • タスクバーの空の領域を右クリックし、「タスクマネージャーを開く」を選択するか、CTRL + Shift + ESC キーを押します。
  2. ダンププファイルの作成

    • プロセス」タブを選択します。
    • プロセスの名前を右クリックします(この場合は InDesign)、「ダンプファイルの作成」を選択します。
    • 管理者パスワードまたは確認を求められた場合は、パスワードを入力するか、「続行」を選択します。
  3. ダンプファイルの場所

    • プロセスのダンプファイルが次のフォルダーに作成されます:%USERPROFILE%\AppData\Local\Temp\<ファイル名>.DMP
    • ダンプファイルが正常に作成されたというメッセージが表示されたら、「OK」を選択します。

macOS でクラッシュログを取得するには:

アプリがクラッシュした直後:

  1. クラッシュした後、macOS では多くの場合、「アプリケーションが予期せず終了しました。」などのダイアログが表示されます。

  2. レポート」を選択して、クラッシュログを表示します。

  3. レポートウィンドウで、Command+A キーを押してすべてを選択し、Command+C キーを押してコピーします。

  4. テキストエディター(テキストエディットなど)を開き、コピーされたクラッシュログをペーストします(Command + V キー)。

  5. 保存」を選択します。

保存されたクラッシュレポートを手動で検索するには:

Finder の使用:

  1. Finder を開きます。

  2. Shift + Command + G キーを押して、フォルダへ移動ダイアログを開きます。

  3. 次のパスを(一度に 1 つずつ)入力し、Enter 押します。

    • ~/Library/Logs/DiagnosticReports/
    • /Library/Logs/DiagnosticReports/
  4. .crash または.ips という拡張子を持つファイルを検索します。これらのファイルのファイル名「Adobe InDesign 2025-2025-07-08-235510.ips」に通常、アプリ名およびタイムスタンプが含まれます。

コンソールアプリの使用:

  1. Command + スペースキーを押して Spotlight を開いてから、「コンソール」と入力し、Enter キーを押します。

  2. コンソールアプリで、サイドバーから「クラッシュレポート」を選択します。アプリ名や時刻など、フィルターを使用して、関連するクラッシュを検出できます。

  3. クラッシュログを選択し、右クリックします。

  4. Finder に表示」を選択し、.ips ファイルをコピーします。 

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