InDesign の機能の概要（2024 年 10 月リリース）

境界線を越えて画像を拡張することで複雑な編集を自動化

生成拡張を活用して、画像のサイズを変更するときに欠落している領域を自動的に塗りつぶして、周囲のピクセルを分析してシームレスな背景またはオブジェクトの拡張を実現し、時間を節約して、まとまりのある拡張機能で構成を強化します。

シンプルなテキストプロンプトでの画像の生成

テキストから画像生成パネルに詳細オプションが追加され、より多くのサンプルプロンプトを表示したり、参照画像を追加したり、スタイル効果を選択したりできるようになりました。すべてのバリエーションがリンクされ、Documents\InDesign GenAI Assets フォルダーに保存されます。これらは、リンクパネルの OK   アイコンで表示できます。

InDesign ドキュメントを Adobe Express に書き出し

ほんの数ステップでInDesign ドキュメントを Adobe Express に書き出します。要素をロックし、様々な関係者向けに複数のリンクを作成してリアルタイムのコラボレーションを実現したり、デザインツールにアクセスして Adobe Express でテキストや画像を強化したりできます。編集後は、Adobe Express からソーシャルメディアプラットフォームにドキュメントを共有できます。

MathML サポートを使用してドキュメントに数式を追加

お客様のご要望にお応えしました。新しい MathML パネルを使用して、InDesign 内で数式を作成、編集、スタイル設定できるようになりました。対応する MathML を使用して式を入力し、式のプレビューを確認してから、それをドキュメントに配置することができます。必要に応じて、数式のフォントサイズやカラーを変更することもできます。

HTML5 パッケージへの書き出し

InDesign ドキュメントを HTML5 パッケージとして書き出すと、web サイトやサーバー上で簡単にホストでき、SEO とアクセシビリティが向上します。テキストを HTML テキストまたは SVG タグとして書き出すことを選択できます。

クラウドドキュメントのワークフローの機能強化

InDesign デスクトップアプリケーションからクラウドドキュメントを編集できるように共同編集者を招待できます。また、公開リンクを作成して、いつでもどこからでもクラウドドキュメントを表示することができます。

コンテキストタスクバーによる集中的な創作

コンテキストタスクバーは、次の重要なアクションを表示することで、集中力を維持するのに役立ちます。作業内容に応じて自動的に更新されるため、作業の流れを確実に維持できます。ワークスペースに固定されていますが、必要に応じて移動したり非表示にしたりすることができます。

「スプレッドを隠す」の機能強化

新しい切り替えオプションを使用すると、カンバス上の非表示のスプレッドの表示を制御できます。ワークスペースを整理するのに役立ちます。自動ページ番号付けでは、表示ステータスに関係なく、非表示のスプレッドはスキップされます。

アクセシビリティの最新情報

InDesign のアクセシビリティが向上し、改ページ、表、図が強化されてナビゲーションがスムーズになり、図および 図キャプションタグがサポートされるようになりました。支援テクノロジーにより、図キャプションが即座に読み上げられるようになり、ユーザーが図を入力するとすぐにコンテキストを理解できるようになりました。

UXP の機能強化

フライアウトメニューオプションによりパネルのスペースが節約され、永続的なストレージによりプラグインデータは対応する InDesign バージョンに保存されます。プラグインストレージ移行機能を使用すると、plugindata フォルダーを以前のバージョンから現在のバージョンに自動的にコピーできます。