Adobe Camera Rawの新機能の概要(2025年6月リリース)

Adobe Camera Raw の 2025年6月リリースの新機能と強化機能について説明します。

被写体への注意をそらす人物を素早く削除 

AI を活用した人物の削除ツールを使用すると、わずか数ステップで画像内の被写体への注意をそらす人物が自動的に検出および削除されます。 これにより、プロレベルのすっきりとした写真に仕上がり、思い出を理想どおりに表現できます。  

鮮やかな青空の下に立つ、複雑な構造の記念碑。前景には、気になる箇所の削除のために、人物が赤のオーバーレイでハイライト表示されています。右側の UI 要素には、ヒストグラム、反射設定、気になる箇所の削除ツールが含まれています。
人物の削除ツールを使用して、ハイライト表示された領域上のピンを選択してその領域を削除します。

写真内の反射を素早く削除

反射の削除機能を使用すると、ガラスの窓越しに撮影された写真から不要な反射を簡単に削除できます。 この機能では、大きく目立つ反射を削除し、写真の被写体を際立たせることで、画像の明瞭度を向上できます。 

反射がある窓から撮影された複雑なアートワーク画像は、Adobe Camera Raw で利用できます。 Adobe Camera Raw の気になる箇所の削除ツールを使用して、反射を削除します。
反射を削除するには、反射パネルで「適用」を選択します。

写真の AI 編集設定の更新

ノイズ除去削除ぼかし(レンズ)などの AI を活用したツールで実行した編集を素早く表示して更新します。 AI 編集に影響する編集の変更がある場合、アイコンが黄色に変わり、一部の編集をレビューまたは更新する必要があることが示されます。 この機能を使用すると、すべての AI 編集設定を一元的に管理および更新できます。

反射がある窓から撮影された複雑なアートワーク画像は、Adobe Camera Raw で利用できます。
AI 編集ステータスアイコンには、更新が必要な関連する AI 編集をすべて表示

カラー分散によるトーンの一貫性の実現(早期アクセス)

写真内の色の範囲を調整してトーンを調整し、一貫した自然な肌のトーンを確保できるようになりました。 この機能は、顔のパーツや肌の別の領域を編集するときに使用します。

映り込みが目立つ窓から撮影された画像。 Camera Raw の編集パネルで、ハイライト表示されているポイントカラーパネル。
ポイントカラーパネルの分散スライダーを使用すると、写真のカラー分散を調整可能

サポート対象のカメラとレンズ

新たに追加されたカメラとレンズについては、サポート対象プロファイルの一覧で確認できます。

その他の機能強化

  • 編集パネルで、ノイズ除去スーパー解像度などの AI を活用した編集設定にアクセスできるようになりました。 これにより、改善するたびに個別のファイルを作成する代わりに、写真の部分編集調整を直接行えます。 

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