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スウォッチの使用と作成

  1. Illustrator ユーザーガイド
  2. Illustrator とは
    1. Illustrator の概要
      1. Illustrator の新機能
      2. よくある質問
      3. Illustrator の必要システム構成
      4. Apple Silicon での Illustrator の使用
      5. GPU パフォーマンス
    2. ワークスペース
      1. ワークスペースの基本
      2. ドキュメントの作成
      3. Illustrator のもっと知るパネルで学習を高速化
      4. コンテキストタスクバーを使用してワークフローを加速
      5. ツールバー
      6. デフォルトのショートカットキー
      7. ショートカットキーのカスタマイズ
      8. アートボード入門
      9. アートボードの管理
      10. ワークスペースのカスタマイズ
      11. プロパティパネル
      12. 環境設定の指定
      13. タッチワークスペース
      14. Illustrator での Microsoft Surface Dial のサポート
      15. 編集の取り消しとデザインヒストリーの管理
      16. ビューを回転
      17. 定規、グリッド、ガイド
      18. Illustrator でのアクセシビリティ
      19. アートワークの表示
      20. Illustrator での Touch Bar の使用
      21. ファイルとテンプレート
    3. Illustrator のツール
      1. ツール一覧
      2. 選択ツール
        1. 選択
        2. ダイレクト選択
        3. グループ選択
        4. 自動選択
        5. 投げ縄
        6. アートボード
      3. ナビゲートツール
        1. 手のひら
        2. ビューを回転
        3. ズーム
      4. ペイントツール
        1. グラデーション
        2. メッシュ
        3. シェイプ形成
      5. テキストツール
        1. 文字
        2. パス上文字
        3. 縦書き文字
      6. 描画ツール
        1. ペン
        2. アンカーポイントの追加
        3. アンカーポイントの削除
        4. アンカーポイント
        5. カーブ
        6. 直線セグメント
        7. 長方形
        8. 角丸長方形
        9. 楕円形ツール
        10. 多角形
        11. スター
        12. ペイントブラシ
        13. 塗りブラシ
        14. 鉛筆
        15. Shaper
        16. スライス
      7. 変更ツール
        1. 回転
        2. リフレクト
        3. 拡大/縮小
        4. シアー
        5. 自由変形
        6. スポイト
        7. ブレンド
        8. 消しゴム
        9. はさみ
        10. Dimension
    4. 生成 AI(中国本土ではご利用いただけません)
      1. テキストプロンプトを使用したシーン、被写体、アイコンの生成
      2. テキストプロンプトを使用したベクターパターンの生成
      3. テキストプロンプトを使用したベクターシェイプの塗りつぶしの生成
      4. テキストプロンプトを使用したアートワークの再配色
    5. クイックアクション
      1. レトロテキスト
      2. ネオン光彩テキスト
      3. 学校の古いテキスト
      4. アートワークを再配色
      5. スケッチをベクターに変換
  3. Illustrator iPad 版
    1. Illustrator iPad 版のご紹介
      1. Illustrator iPad 版の概要
      2. Illustrator iPad 版についてのよくある質問
      3. 必要システム構成 | Illustrator iPad 版
      4. Illustrator iPad 版で実行できる操作とできない操作
    2. ワークスペース
      1. Illustrator iPad 版のワークスペース
      2. タッチショートカットとジェスチャー
      3. Illustrator iPad 版のキーボードショートカット
      4. アプリ設定を管理
    3. ドキュメント
      1. Illustrator iPad 版でのドキュメントの操作
      2. Photoshop および Fresco ドキュメントの読み込み
    4. オブジェクトの選択と配置
      1. リピートオブジェクトの作成
      2. オブジェクトのブレンド
    5. 描画
      1. パスの描画と編集
      2. シェイプの描画と編集
    6. 文字
      1. テキスト編集とフォントの操作
      2. パス上のテキストデザインの作成
      3. カスタムフォントを追加
    7. 画像を操作
      1. ラスタライズ画像のベクター化
    8. カラー
      1. カラーとグラデーションの適用
  4. クラウドドキュメント
    1. 基礎知識
      1. Illustrator クラウドドキュメントの操作
      2. Illustrator クラウドドキュメントの共有と共同作業
      3. ドキュメントをレビュー用に共有
      4. Adobe Illustrator 用のクラウドストレージのアップグレード
      5. Illustrator クラウドドキュメント | よくある質問
    2. トラブルシューティング
      1. Illustrator クラウドドキュメントの作成または保存時のトラブルシューティング
      2. トラブルシューティング:Illustrator クラウドドキュメントで発生する問題
  5. コンテンツの追加と編集
    1. 描画
      1. 描画の基本
      2. パスの編集
      3. ピクセルパーフェクトなアートの描画
      4. ペンツール、曲線ツール、または鉛筆ツールを使用した描画
      5. 単純な線とシェイプの描画
      6. 長方形グリッドと同心円グリッドの描画
      7. フレアの描画と編集
      8. 画像をトレース
      9. パスの単純化
      10. シンボルツールとシンボルセット
      11. パスセグメントの調整
      12. 5 つの簡単なステップで花をデザイン
      13. 遠近グリッドの作成と編集
      14. 遠近法グリッド上でのオブジェクトの描画と変更
      15. 繰り返し使用するためのシンボルとしてのオブジェクトの使用
      16. Web ワークフローのピクセル整合パスの描画
    2. 計測
      1. 寸法を測定して入力
    3. 3D オブジェクトおよびマテリアル
      1. Illustrator の 3D 効果について
      2. 3D グラフィックの作成
      3. 3D オブジェクトへのアートワークのマッピング
      4. 3D テキストの作成
      5. 3D オブジェクトの作成
    4. カラー
      1. カラーについて
      2. カラーの選択
      3. スウォッチの使用と作成
      4. カラー調整
      5. Adobe Color テーマパネルの使用
      6. カラーグループ(カラーハーモニー)
      7. Color テーマパネル
      8. アートワークの再配色
    5. ペイント
      1. ペイントについて
      2. 塗りと線を使用したペイント
      3. ライブペイントグループ
      4. グラデーション
      5. ブラシ
      6. 透明と描画モード
      7. オブジェクトにストロークを適用する
      8. パターンの作成と編集
      9. メッシュ
      10. パターン
    6. オブジェクトの選択と配置
      1. オブジェクトの選択
      2. レイヤー
      3. オブジェクトの展開、グループ化、グループ化解除
      4. オブジェクトの移動、整列、分布
      5. パス上でオブジェクトを整列、配置、移動
      6. オブジェクトをグリフにスナップ
      7. オブジェクトを日本語のグリフにスナップ
      8. オブジェクトの重ね合わせ    
      9. オブジェクトのロック、非表示、および削除
      10. オブジェクトのコピーと複製
      11. オブジェクトの回転とリフレクト
      12. オブジェクトのクロスと重なり
      13. 写実的なアートのモックアップを作成
    7. オブジェクトのリシェイプ
      1. 画像の切り抜き
      2. オブジェクトの変形
      3. オブジェクトの組み合わせ
      4. オブジェクトのカット、分割、トリミング
      5. パペットワープ
      6. オブジェクトの拡大・縮小、傾斜、および変形
      7. オブジェクトのブレンド
      8. エンベロープを使用した変形
      9. 効果を使用したオブジェクトの変形
      10. Shaper ツールやシェイプ形成ツールを使ったシェイプの新規作成
      11. ライブコーナーの操作
      12. リシェイプワークフローの強化とタッチ操作のサポート
      13. クリッピングマスクの編集
      14. ライブシェイプ
      15. シェイプ形成ツールを使用したシェイプの作成
      16. オブジェクトを一括選択
    8. 文字
      1. テキストの追加とテキストオブジェクトの操作
      2. 文字組み更新
      3. 箇条書きの作成
      4. テキストエリアの管理
      5. フォントとテキスト編集
      6. 画像内のテキストを編集可能なテキストに変換
      7. テキストへの基本的な書式の追加
      8. テキストへの詳細フォーマットの追加
      9. テキストの読み込みと書き出し
      10. 段落の書式設定
      11. 特殊文字
      12. パステキストの作成
      13. 文字スタイルと段落スタイル
      14. タブ
      15. Adobe Fonts から環境にないフォントを追加
      16. アラビア語およびヘブライ語のテキスト
      17. フォント | FAQ とトラブルシューティングのヒント
      18. クリエイティブなタイポグラフィデザイン
      19. 文字の拡大・縮小と回転
      20. 行間と字間
      21. ハイフネーションと改行
      22. スペルチェックと言語の辞書
      23. 日本語の書式設定
      24. アジア言語スクリプト用コンポーザー
      25. ブレンドオブジェクトを使用したテキストデザインの作成
      26. 画像トレースを使用したテキストポスターの作成
    9. 特殊効果の作成
      1. 効果の操作
      2. グラフィックスタイル
      3. アピアランス属性
      4. スケッチとモザイクの作成
      5. ドロップシャドウ、光彩、ぼかし
      6. 効果のまとめ
    10. Web グラフィック
      1. Web グラフィック作成に対する最善の取り組み
      2. グラフ
      3. SVG
      4. スライスと画像マップ
  6. 読み込み、書き出し、保存
    1. インポート
      1. 複数ファイルの配置
      2. リンクされたファイルと埋め込みファイルの管理
      3. リンク情報
      4. 画像の埋め込み解除
      5. Photoshop からのアートワークの読み込み
      6. ビットマップ画像の読み込み
      7. Adobe PDF ファイルの読み込み
      8. EPS ファイル、DCS ファイルおよび AutoCAD ファイルの読み込み
    2. Illustrator の Creative Cloud ライブラリ 
      1. Illustrator の Creative Cloud ライブラリ
    3. 保存と書き出し
      1. アートワークの保存
      2. アートワークの書き出し
      3. Adobe PDF ファイルの作成
      4. Adobe PDF オプション
      5. Photoshop での Illustrator アートワークの使用
      6. アセットの収集と一括書き出し
      7. ファイルのパッケージ
      8. CSS の抽出 | Illustrator CC
      9. ドキュメント情報パネル
  7. プリント
    1. プリントの準備
      1. プリントするドキュメントの設定
      2. 用紙のサイズと方向の変更
      3. 切り抜きまたは整列用のトリムマークの指定
      4. 大きなカンバスサイズの使用
    2. プリント
      1. オーバープリント
      2. カラーマネジメントを使用したプリント
      3. PostScript によるプリント
      4. プリントプリセット
      5. トンボと裁ち落とし
      6. 透明が使用されているアートワークのプリントおよび保存
      7. トラッピング
      8. 色分解のプリント
      9. グラデーション、メッシュ、カラーブレンドのプリント
      10. 白のオーバープリント
  8. 自動処理
    1. 変数パネルを使用したデータ結合
    2. スクリプトによる自動処理
    3. アクションによる自動処理
  9. トラブルシューティング 
    1. 修正された問題
    2. 既知の問題
    3. クラッシュの問題
    4. クラッシュ後のファイルの回復
    5. セーフモード
    6. ファイルの問題
    7. サポートされるファイル形式
    8. GPU デバイスドライバーの問題
    9. Wacom デバイスの問題
    10. DLL ファイルの問題
    11. メモリの問題
    12. 環境設定ファイルの問題
    13. フォントに関する問題
    14. プリンターの問題
    15. クラッシュレポートをアドビと共有
    16. Illustrator のパフォーマンスの改善

デザイン全体のカラー、グラデーション、パターンをより適切に管理するには、スウォッチを使用します。

スウォッチとは、カラーや濃度(色合い)、グラデーション、パターンに名前を付けたものです。ドキュメントに関連付けられたスウォッチはスウォッチパネルに表示されます。スウォッチの表示方法には個別表示とグループ表示があります。

Adobe Illustrator ディープリンク

アプリで試す
サンプルファイルを入手して操作しながら、スウォッチパネルの使用方法を学習してください。

別の Illustrator ドキュメントや各種カラーシステムのスウォッチライブラリを開くこともできます。スウォッチライブラリは別のパネルに表示され、ドキュメントと一緒には保存されません。

注意:

Pantone カラーライブラリについては、「Pantone カラーブック」を参照してください。

スウォッチパネルおよびスウォッチライブラリパネルには、次の種類のスウォッチが表示されます。

  • プロセスカラー:シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの 4 色の標準プロセスインキを混合してプリントされます。初期設定では、新規スウォッチはプロセスカラーとして定義されます。
  • グローバルプロセスカラー:グローバルカラーを編集すると、オブジェクト全体で該当するカラーが自動的に更新されます。特色はすべてグローバルカラーですが、プロセスカラーにはグローバルカラーと非グローバルカラーがあります。グローバルカラースウォッチには、パネルがリスト表示の場合はグローバルカラーアイコン が表示され、サムネール表示の場合は右下に三角形が表示されます。
  • 特色:特色(スポットカラー)とは、あらかじめ混合された特殊なインキのことで、CMYK プロセスインキの代わりとして、または CMYK プロセスインキに追加して使用されます。特色スウォッチには、パネルがリスト表示の場合は特色アイコン が表示され、サムネール表示の場合は右下に点が表示されます。
  • グラデーション:グラデーションとは、1 つのカラーから他のカラーに徐々に変化させもの、または 1 つのカラーや複数のカラーの濃度を徐々に変化させたものです。グラデーションカラーには、CMYK プロセスカラー、RGB カラーまたは特色を割り当てることができます。グラデーション分岐点に適用された透明は、グラデーションをグラデーションスウォッチとして保存したときに保持されます。円形のグラデーションの縦横比と角度を調整して作成した楕円形のグラデーションの縦横比と角度の値は、保存されません。
  • パターン:パターンの種類には、繰り返し(タイルされた)パス、複合パス、単色の塗りが適用されたテキスト、塗りが適用されていないテキストがあります。
  • なし:なしスウォッチを選択すると、オブジェクトから線や塗りが削除されます。このスウォッチを編集または削除することはできません。
  • レジストレーション:レジストレーションスウォッチ は組み込みのスウォッチです。レジストレーションの塗りや線が適用されたオブジェクトは、PostScript プリンターから各色版にプリントされます。例えば、レジストレーションマークにレジストレーションカラーを使用すると、プリントプレート(刷版)を印刷機に正確に配置することができます。このスウォッチは削除できません。
注意:

文字にレジストレーションカラーを設定してからファイルを色分解してプリントすると、文字が正常に出力されない場合や、ブラックインキがくすんだ色になる場合があります。これを回避するため、文字にはブラックインキを使用してください。

  • スウォッチグループ:スウォッチ グループには、プロセスカラー、特色およびグローバルプロセスカラーを含めることができます。パターンまたはグラデーションのどちらも含めることができます。スウォッチグループは、スウォッチパネルを使用することで、ハーモニーを基にして作成できます。既存のスウォッチをスウォッチグループに統合するには、スウォッチを選択し、スウォッチパネルの新規スウォッチグループアイコン をクリックします。スウォッチグループには、フォルダーアイコン が表示されます。

スウォッチパネルでは、濃度を作成することもできます。濃度とは、輝度が変更されたグローバルプロセスカラーまたは特色です。各カラーの濃度はすべて関連付けられているため、1 つの濃度スウォッチのカラーを編集すると、関連付けられているすべての濃度スウォッチ(およびこれらのスウォッチでペイントされているオブジェクト)のカラーが変更されます。ただし、濃度値は変更されません。濃度は、スウォッチパネルがリスト表示の場合は、パーセント値で示されます。

Adobe Illustrator logo

まずは試してみる
新機能を活用して、アイデアを形にしてみましょう

スウォッチパネルの概要

スウォッチパネル(ウィンドウスウォッチ)を使用して、ドキュメントのすべてのカラー、グラデーションおよびパターンを設定します。これらの項目に名前を付けてスウォッチパネルに保存しておくと、後から簡単に使用できます。選択したオブジェクトの塗りや線に、スウォッチパネルから適用したカラー、グラデーション、パターンまたは濃度が含まれている場合は、スウォッチパネル上で該当するスウォッチが強調表示されます。

スウォッチの表示の変更

  1. スウォッチパネルメニューから、次のいずれかの表示オプションを選択します:「サムネール(小)を表示」、「サムネール(中)を表示」、「サムネール(大)を表示」、「リスト(小)を表示」、「リスト(大)を表示」。

特定の種類のスウォッチの表示とその他すべてのスウォッチの非表示

  1. スウォッチの種類メニューを表示ボタン をクリックし、次のいずれからのオプションを選択します:「すべてのスウォッチを表示」、「カラースウォッチを表示」、「グラデーションスウォッチを表示」、「パターンスウォッチを表示」または「カラーグループを表示」。

オブジェクトで使用されていないスウォッチの選択

ドキュメントで使用されているカラーのみをスウォッチパネルに表示するには、使用されていないスウォッチをすべて選択し、削除します。

  1. スウォッチパネルメニューから「未使用項目を選択」を選択します。

カラーグループの選択

  • カラーグループ全体を選択するには、カラーグループ をクリックします。

  • カラーグループ内のスウォッチを選択するには、個々のスウォッチをクリックします。

カラーグループを編集するには、選択されているオブジェクトがないことを確認して、カラーグループを編集 を選択するか、カラーグループフォルダーをダブルクリックします。選択したカラーグループを編集し、その編集内容を選択したオブジェクトに適用するには、カラーを編集または適用 をクリックするか、カラーグループフォルダーをダブルクリックします。詳しくは、「カラーを編集ダイアログでのカラーの編集」を参照してください。

スウォッチの名前による選択

  1. スウォッチパネルメニューから「「検索」フィールドを表示」を選択します。スウォッチ名の先頭の 1 文字または数文字をパネル上部の「検索」テキストボックスに入力します。

    注意:

    この手順では、2 バイト文字は使用できません。

スウォッチ情報の作成

スウォッチ情報を作成を使用すると、カード上の複数のカラーのカラー仕様を作成し、共同作業者と共有することができます。

  1. スウォッチパネルからカラーを選択し、スウォッチパネルメニューからスウォッチ情報を作成を選択します。

  2. 表示されたダイアログで、カードの幅、高さ、テキストカラー、重なり順、各カード間の間隔を調整できます。

カラーのスウォッチグループへの移動

  1. 個々のカラースウォッチを既存のカラーグループフォルダーにドラッグします。

  2. 新規カラーグループに含めるカラーを選択し、新規スウォッチグループを選択します。

スウォッチの順序の変更

個々のスウォッチとカラーグループ内のスウォッチの順序を変更できます。

  1. スウォッチパネルメニューから「名前順」または「種類別」を選択します。これらのコマンドは、個々のスウォッチに使用します。カラーグループ内のスウォッチには使用できません。

スウォッチライブラリとは、プリセットカラーの集合体で、HKS、TRUMATCH、FOCOLTONE、DIC、TOYO などのインクライブラリやカモフラージュトーン、自然トーン、ギリシャトーン、宝石トーンなどのテーマライブラリもこれに含まれます。

スウォッチライブラリを開くと、スウォッチパネルとは別の新しいパネルが現れます。スウォッチライブラリのスウォッチは、スウォッチパネルのスウォッチと同じように選択したり、並べ替えたり、表示したりできます。ただし、スウォッチライブラリパネルでは、スウォッチの追加、編集、削除は行えません。

注意:

Illustrator を起動するたびにスウォッチライブラリを表示するには、スウォッチライブラリのパネルメニューで「固定」を選択します。

スウォッチライブラリを開く

  1. 次のいずれかの操作を行います。

    • スウォッチパネルメニューで、スウォッチライブラリを開く/[ライブラリ名] を選択します。

    • スウォッチパネルで、スウォッチライブラリメニューボタン をクリックし、リストからライブラリを選択します。

スウォッチライブラリの作成

現在のドキュメントをスウォッチライブラリとして保存することによってスウォッチライブラリを作成できます。

  1. スウォッチライブラリに必要なスウォッチのみがスウォッチパネルに表示されるようにスウォッチパネルのスウォッチを編集します。

  2. スウォッチパネルメニューの「スウォッチライブラリを保存」を選択します。

    ドキュメントで使用されていないスウォッチをすべて削除するには、スウォッチパネルメニューの「未使用項目を選択」を選択し、スウォッチを削除ボタン をクリックします。

スウォッチライブラリの編集

  1. ファイル開くを選択し、ライブラリファイルを見つけて開きます。初期設定では、スウォッチライブラリファイルは Illustrator¥Presets¥Swatches フォルダーに格納されています。

  2. スウォッチパネルでカラーを編集し、変更を保存します。

スウォッチのスウォッチライブラリからスウォッチパネルへの移動

必要に応じて次の操作を行います。

  • スウォッチライブラリパネルからスウォッチパネルに、1 つ以上のスウォッチをドラッグします。

  • スウォッチライブラリパネルから追加するスウォッチを選択して、ライブラリのパネルメニューの「スウォッチに追加」を選択します。

  • スウォッチライブラリパネルのスウォッチをドキュメント内のオブジェクトに適用します。そのスウォッチは、グローバルカラースウォッチまたは特色スウォッチである場合は、自動的にスウォッチパネルに追加されます。

プロセスカラー、特色またはグラデーションカラーのスウォッチを作成できます。

プロセスカラースウォッチの作成

次のいずれかの操作を行います。

  • カラーピッカーまたはカラーパネルを使用してカラーを選択するか、目的のカラーを含むオブジェクトを選択します。次に、ツールパネルまたはカラーパネルからスウォッチパネルにカラーをドラッグします。

  • スウォッチパネルで、新規スウォッチボタンをクリックするか、パネルメニューから「新規スウォッチ」を選択します。スウォッチをグローバルカラーにする場合は、表示されたダイアログで「グローバル」を選択します。その他のスウォッチオプションを設定して「OK」をクリックします。(スウォッチオプションを参照してください)。

特色スウォッチの作成

次のいずれかの操作を行います。

  • カラーピッカーまたはカラーパネルを使用してカラーを選択するか、目的のカラーを含むオブジェクトを選択します。Ctrl キー(Windows)または Command キー(Mac OS)を押しながらツールパネルまたはカラーパネルからスウォッチパネルにカラーをドラッグします。

  • スウォッチパネルで、Ctrl キー(Windows)または Command キー(Mac OS)を押しながら新規スウォッチボタンをクリックするか、パネルメニューから「新規スウォッチ」を選択します。表示されたダイアログでカラータイプから「特色」を選択します。その他のスウォッチオプションを設定して「OK」をクリックします。(スウォッチオプションを参照してください)。

グラデーションスウォッチの作成

  1. グラデーションパネルを使用してグラデーションを作成するか、目的のグラデーションを含むオブジェクトを選択します。

  2. 次のいずれかの操作を行います。

    • ツールパネルまたはカラーパネルの塗りボックスからスウォッチパネルにグラデーションの塗りをドラッグします。

    • グラデーションパネルで、グラデーションボックスの横のグラデーションメニューをクリックし、スウォッチライブラリに保存ボタン をクリックします。

    • スウォッチパネルの新規スウォッチボタンをクリックするか、スウォッチパネルメニューから「新規スウォッチ」を選択します。表示されたダイアログでスウォッチ名を入力し、「OK」をクリックします(スウォッチオプションを参照してください)。

カラーガイドパネルからのスウォッチの作成

  1. カラーガイドパネルのハーモニールールメニューからハーモニールールを選択します。

  2. カラーガイドパネルの下部にあるカラーグループをスウォッチパネルに保存ボタン をクリックします。

選択されているオブジェクトまたはドキュメントのすべてのカラーを自動的にスウォッチパネルに追加できます。Illustrator により、スウォッチパネルにないカラーが検索され、プロセスカラーはグローバルカラーに変換されて、パネルに新しいスウォッチとして追加されます。

ドキュメントのカラーを自動的にスウォッチパネルに追加するとき、次のカラーは除外されます。

  • 不透明マスク内のカラー(不透明マスク編集モードではないとき)

  • ブレンドの補間カラー

  • 画像ピクセルのカラー

  • ガイドカラー

  • 複合シェイプ内にあり、表示されないオブジェクトのカラー

グラデーションの塗り、パターンの塗りまたはシンボルインスタンスを新しいグローバルカラーに変更した場合、そのカラーは新規スウォッチとして追加され、元のカラースウォッチは保持されます。

ドキュメントのすべてのカラーの追加

  1. 何も選択されていないことを確認し、スウォッチパネルメニューから「使用したカラーを追加」を選択します。

選択されているオブジェクトのカラーの追加

  1. スウォッチパネルに追加するカラーを含むオブジェクトを選択し、次のいずれかの操作を行います。

    • スウォッチパネルメニューから「選択したカラーを追加」を選択します。

    • スウォッチパネルの新規カラーグループボタン をクリックします。表示されたダイアログでオプションを指定します。

      カラーは、色相優先の規則に従って配置および保存されます。

別のドキュメントからのスウォッチの読み込み

別のドキュメントからすべてのスウォッチまたは個々のスウォッチを読み込むことができます。

  • 別のドキュメントからスウォッチをすべて読み込むには、スウォッチパネルメニューでスウォッチライブラリを開くその他のライブラリを選択します。読み込むスウォッチを含むファイルを選択し、「開く」をクリックします。読み込んだスウォッチはスウォッチライブラリパネル(スウォッチパネルではなく)に表示されます。

  • 別のドキュメントから個々のスウォッチを読み込むには、そのスウォッチを使用しているオブジェクトをコピー&ペーストします。読み込んだスウォッチはスウォッチパネルに表示されます。

読み込んだ特色またはグローバルプロセスカラーのスウォッチがドキュメント内の既存のスウォッチと同じ名前で異なるカラー値を持つ場合、スウォッチの競合が発生します。特色同士が競合する場合、既存のスウォッチのカラー値が保持され、読み込んだスウォッチは自動的に既存のスウォッチに結合されます。プロセスカラーが競合した場合は、スウォッチの競合ダイアログが表示され、既存のスウォッチのカラー値が自動的に保持されます。「スウォッチを追加」を選択すると、競合しているスウォッチ名に数字が追加されたスウォッチが追加され、「スウォッチを結合」を選択すると、既存のスウォッチのカラー値に結合されます。

アプリケーション間でのスウォッチの共有

交換用のスウォッチライブラリを保存することによって、Photoshop、Illustrator および InDesign で作成した単色のスウォッチを共有できます。カラー設定を同期している限り、これらのアプリケーション間ではカラーが同じように表示されます。

注意:

Color テーマパネル(以前の Kuler パネル)を使用して、カラーグループスウォッチを作成して共有することもできます。Color テーマパネルを参照してください。

  1. スウォッチパネルで、共有するプロセスカラースウォッチや特色スウォッチを選択します。

    アプリケーション間で共有できない種類のスウォッチもあります。このようなスウォッチとしては、パターン、グラデーション、Illustrator または InDesign のレジストレーションスウォッチ、Photoshop のカラーブック参照、HSB、XYZ、ダブルトーン、モニター RGB、不透明度、インキの総使用量、および webRGB スウォッチがあります。このような種類のスウォッチは、交換用のスウォッチを保存するときに自動的に除外されます。

  2. 次のいずれかの操作を行います。

    • スウォッチパネルで、現在のライブラリに選択したスウォッチとカラーグループを追加アイコンをクリックします。
    • パネルメニューから「スウォッチ設定」を選択し、「ライブラリに追加」を選択します。「OK」をクリックします。
    • スウォッチパネルメニューから「スウォッチライブラリを交換用として保存」または「スウォッチライブラリを Illustrator として保存」を選択し、容易にアクセスできる場所にスウォッチライブラリを保存します。

    同じ名前のスウォッチを含むライブラリを読み込むと、同じ名前のスウォッチの定義が上書きされます。スウォッチ名には一意の名前を指定してください。

  3. Photoshop、Illustrator または InDesign のスウォッチパネルにスウォッチライブラリを読み込みます。

スウォッチパネルでは、スウォッチの複製、グループ化、置換、統合、削除などの管理を行うことができます。スウォッチ名、カラータイプ、カラーモード、プレビューなどのスウォッチオプションを指定することもできます。

スウォッチの複製

  1. 複製するスウォッチを選択します。

  2. 次のいずれかの操作を行います。

    • スウォッチパネルメニューの「スウォッチを複製」を選択します。

    • スウォッチパネルの新規スウォッチボタンにスウォッチをドラッグします。

スウォッチのグループ化

スウォッチパネルで複数のカラーをまとめておくには、カラーグループを作成します。例えば、カラーガイドパネルで選択したカラーのカラーグループを作成することができます。カラーを編集ダイアログでカラーグループを保存すると、そのカラーグループは自動的にスウォッチパネルに保存されます。複数の単色のスウォッチを手作業でグループ化することもできます。

  1. スウォッチパネルで少なくとも 1 つのスウォッチを選択します。

  2. 新規カラーグループボタンをクリックするか、パネルメニューから「新規カラーグループ」を選択します。

スウォッチの置換、結合または削除

  • スウォッチを置き換えるには、カラーパネル、グラデーションパネル、オブジェクトまたはツールパネルから、Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押しながら、カラーまたはグラデーションをスウォッチパネルにドラッグします。置き換えるスウォッチが強調表示されたらドロップします。

    スウォッチパネル内の既存のカラー、グラデーションまたはパターンを置き換えると、そのスウォッチが適用されているファイル内のすべてのオブジェクトが、新しいカラー、グラデーションまたはパターンに置き換えられます。ただし、スウォッチオプションダイアログで「グローバル」オプションが選択されていないプロセスカラーは変化しません。

  • 複数のスウォッチを結合するには、スウォッチを複数選択し、スウォッチパネルメニューの「スウォッチを結合」を選択します。選択したすべてのスウォッチが、最初に選択したスウォッチの名前とカラー値に置き換えられます。

  • スウォッチを削除するには、スウォッチを選択します。パネルメニューで「スウォッチを削除」を選択、スウォッチを削除ボタンをクリック、または選択したスウォッチをスウォッチを削除ボタンにドラッグします。

    特色やグローバルプロセスカラーのスウォッチ(またはこれらを含むパターンやグラデーション)を削除すると、そのカラーでペイントされているオブジェクトには、対応する非グローバルプロセスカラーが適用されます。

スウォッチオプション

スウォッチオプションを設定するには、既存のスウォッチをダブルクリックするか、スウォッチパネルメニューの「新規スウォッチ」を選択します。

スウォッチ名:スウォッチパネルに表示されるスウォッチの名前を指定します。

カラータイプ:スウォッチがプロセスカラーか特色かを指定します。

グローバル:グローバルプロセスカラースウォッチを作成します。

カラーモード:スウォッチのカラーモードを指定します。 カラーモードを選択したあと、カラースライダーを使用してカラーを調整します。Web セーフでないカラーを選択した場合は、警告の立方体マーク が表示されます。この立方体マークをクリックすると、選択したカラーがそれに最も近い Web セーフカラーに変換されます(このカラーは立方体の右側に表示されます)。色域外カラーを選択した場合は、警告の三角形マーク が表示されます。この三角形マークをクリックすると、選択したカラーがそれに最も近い CMYK カラーに変換されます(このカラーは三角形の右側に表示されます)。

プレビュー:スウォッチを適用したすべてのオブジェクトで、色調補正を表示します。

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