Lightroom の機能の概要(2024年10月リリース)

Lightroom の新機能および機能強化について説明します。

クイックアクションを使用して外出先で写真を編集する

Lightroom モバイル版および Lightroom web ギャラリーで利用可能なクイックアクションでは、被写体背景レタッチなどの AI の技術を利用した機能を使用して、写真を素早く編集できます。写真編集を始めて間もない方や、外出先で画像をすぐにレタッチしたい場合は、第一歩としてクイックアクションが役に立ちます。

現在は早期アクセスとして利用可能です。Lightroom モバイル版アプリを開き、  早期アクセスで、クイックアクションボタンを切り替えて、Lightroom モバイル版(iOS)および Lightroom モバイル版(Android)で機能を使用します。Lightroom web ギャラリーでもクイックアクションにアクセスできます。

注意:

クイックアクションは、Lightroom モバイル版では「アクション」と呼ばれます。

生成 AI 削除による写真内の気になる箇所の削除

削除では、選択とオブジェクト検出の機能が向上しました。オブジェクトを検出により、オブジェクトを丸で囲むか手書きで指定して、写真から素早く削除できます。最適な結果を得るには、削除するオブジェクト周辺の影や余分なスペースも含めて手書きで指定します。

  1. Lightroom を開き、編集する写真を選択します。 

  2. を選択し、「オブジェクトを検出」を選択します。

    オブジェクトを検出」と「生成 AI を使用」を同時に適用すると、最適な結果が得られます。

  3. ブラシのサイズを調整して、削除するオブジェクトを大まかに手書きで指定します。オブジェクトが自動的に検出されます。 

  4. 選択済みメニューから、選択した領域の追加または削除を選択し、オーバーレイのカラーを変更して、「削除」を選択します。

    Lightroom の「オブジェクトを検出」ツールがハイライトされています。オブジェクトを検出ツールを使用してナイフが選択されています。
    選択済みメニューのツールを使用して、オブジェクトの選択を調整します。

  5. 選択したオブジェクトが写真から削除されます。「更新」を選択すると、削除したスポットが別のコンテンツバリエーションで更新されます。

オブジェクトを検出機能は、Lightroom デスクトップ版Lightroom モバイル版(iOS)および Lightroom モバイル版(Android)で使用できます。

Content Credentials によるデジタルアセットの保護

Content Credentials は、画像をオンラインで書き出したり共有したりする際に、デジタル署名などの認証情報や編集情報などを添付できるようにすることで、作者のデジタルアセットを保護するのに役立ちます。Lightroom では、JPEG ファイル形式で写真を書き出すときに、Content Credentials を簡単に写真に追加することを選択できます。

Content Credentials は、Lightroom デスクトップ版Lightroom モバイル版(iOS)Lightroom モバイル版(Android)Lightroom web ギャラリー早期アクセス機能として使用できます。

Lightroom デスクトップ版でスマートアルバムを作成

Lightroom デスクトップ版では、スマートアルバムを作成して、写真を素早く検索して見つけることができます。検索をスマートアルバムとして保存すると、写真の整理と見つけやすさが向上します。詳細は、「写真を整理する」を参照してください。

新しいカメラとレンズのサポート

サポートされているプロファイルの詳細な一覧で、新しく追加されたカメラとレンズをご確認ください。

その他の拡張機能

Lightroom デスクトップ版

  • 「他のツールで編集」機能を使用すると、写真を Lightroom から別のアプリケーションにシームレスに転送し、編集して、Lightroom に簡単に戻すことができます。
  • ノイズ除去機能では、iPhone カメラの Apple ProRaw など、より多くのファイル形式がサポートされるようになりました。詳細については、「Lightroom での簡単な画質の向上」を参照してください。
  • Lightroom でスクリーンリーダーを使用し、キーボードを使用してアプリケーションを操作します。
  • 結合ダイアログボックスに HDR で写真が表示されるようになりました(該当する場合)。 
  • 「HDR で書き出し」で ISO ゲインマップがサポートされるようになりました。 
  • macOS で HDR ビデオがサポートされるようになりました。 
  • プリセットパネルの機能が強化されました。
  • フィルムストリップのサムネールに、特定のメタデータをオーバーレイとして表示します。 
  • 写真へのフラグ付けまたは評価後、選択を自動的に切り替えます。

Lightroom モバイル版(iOS および Android)

  • (iOS)デバイスの写真または編集した写真を簡単にスワイプして、選択できます。
  • (iOS)アルバム共有のリンクの生成が高速化されました。
  • (iOS)写真アプリから Lightroom に写真を直接送信します。
  • (iOS および Android)HDR 表示および書き出しの品質が向上しました。
  • (Android)Google Pixel 9 デバイスで HDR がサポートされるようになりました。

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