マニュアル キャンセル

サイトおよびビジー接続数のリストの表示

  1. ColdFusion ツールユーザーガイド
  2. Performance Monitoring Toolset
    1. ColdFusion Performance Monitoring Toolset の概要
    2. ColdFusion ノードおよびクラスターの自動検出
    3. ColdFusion パフォーマンス監視ツールセットのコードプロファイラー
    4. ColdFusion Performance Monitoring Toolset の設定
    5. ColdFusion Performance Monitoring Toolset のインストール
    6. クラウド指標の表示
    7. Performance Monitoring Toolset での GraphQL の監視
    8. Performance Monitoring Toolset での Elasticsearch 8.x の TLS/SSL および認証の設定
    9. クラスターおよびノードの指標の表示
    10. データソース指標の表示
    11. 外部サービスの表示
    12. 受信サービスの表示
    13. サイトおよびビジー接続数のリストの表示
    14. サイトのトポロジの表示
    15. データストアの正常性監視
    16. Performance Monitoring Toolset アップデート 1
    17. HTTPS/SSL でセキュリティ保護された Performance Monitoring Toolset
    18. Performance Monitoring Toolset デプロイメントガイド
  3. ColdFusion API Manager
    1. Adobe ColdFusion API Manager の概要
    2. ColdFusion API Manager の機能
    3. ColdFusion API Manager 入門
    4. ColdFusion API Manager のインストール
    5. 認証タイプ
    6. API の作成とパブリッシュ
    7. Administrator
    8. サブスクライバー
    9. スロットルとレートの制限
    10. 通知
    11. コネクタ
    12. クラスターサポートの設定
    13. ColdFusion と API Manager を統合する
    14. API Manager での指標とログ
    15. Swagger ドキュメントの生成
    16. SSL の設定
    17. このリリースの既知の問題
    18. ColdFusion API Manager のポリシー
    19. Redis クラスターの作成
    20. API Manager のマルチテナント機能
    21. ColdFusion API Manager の Docker イメージ

コネクタの自動調整

サイトへの負荷が高い場合、多くのリクエストによってサイトがクラッシュし、ビジー接続数が、事前に設定した接続プールサイズを超えます。そのため、本番環境で ColdFusion サーバーやアプリケーションをデプロイする場合、コネクタを調整することが極めて重要です。

ColdFusion の過去のリリースでは、次の手順に従う必要がありました。

  • アプリケーションプールを停止する。
  • 接続プールサイズを手動で大きくする。
  • 何らかの判断に基づいて接続を再利用する。
  • Web サーバーを再起動する。

ColdFusion 2018 リリースの Performance Monitoring Toolset では、設定ページで 「自動調整を有効にする」 オプションを有効にすることができます。

自動調整を有効にする
自動調整を有効にする

このページで、しきい値の割合やプールサイズの増加率などのパラメーターを設定できるようになりました。

Performance Monitoring Toolset は、負荷の高いトラフィックに対処し、プールサイズをすばやく増加させます。

また、プールサイズの最大値を設定することもできます。サイトのプールサイズの最大値は 2000 です(デフォルト)。

自動調整がトリガーされるしきい値はプールサイズの 90 %で、プールサイズは 20 %増加します。

例えば、プールサイズが 100 の場合、次の条件で自動調整がトリガーされます。

  • ビジー接続数が 90 を超えている。
  • プールサイズが 120 に増加される。

自動調整中、プールサイズは自動的に増加されます。IIS を再起動する必要はありません。

注意:
  • サイトがアイドルタイムアウトを超えると、自動調整中に増加されたプールサイズは、ユーザーがコネクタ設定時に設定したプールサイズにリセットされます。
  • コネクタの設定時に、設定したすべてのサイトのプールサイズの合計が 500 を超える場合、server.xml にある AJP コネクタの maxThreads 属性を手動で増加させます。
  • 自動調整中、プールサイズは IIS コネクタレベルで自動調整されます。CF サーバーページに は maxThreads 属性があり、これは自動調整されません。ColdFusion サーバーレベルにキューがあり、使用できるワーカースレッドがない場合、リクエストはキューに入れられます。ただし、mod_jk コネクタレベルにはこのようなキューはありません。

Apache では、ドキュメントには、「接続プールサイズの最大値は、connection_pool_size 属性を使用して設定できます。一般的に、この属性を Apache HTTP サーバーと併用することは推奨されません。Apache の場合、ツールセットはプロセスごとにスレッド数を自動検出し、最大プールサイズをこの値に設定します」と明記されています。

参照:https://tomcat.apache.org/connectors-doc/common_howto/timeouts.html

したがって、接続プールサイズは調整されません。

注意:コネクタの自動調整は IIS のみに適用されます。Apache には適用されません。

トポロジ/サイト ビュー では、どのサイトがどの ColdFusion インスタンスまたは ColdFusion クラスターに接続しているかを確認できます。

コネクタページ

概要ページには、クラスター、サイトまたはグループで設定されたすべてのサイトが表示されます。概要ページにサイトを表示するには、ColdFusion で設定されたサイトから 1 つ以上のリクエストを行います。

そのサイトのみの詳細ビューを表示するには、サイトをクリックします。クラスター内の複数のサイトに関する統合された情報を表示するには、左パネルの「コネクタ」をクリックします。

コネクタ
コネクタ

コネクタページには、最大 4 つまでサイトが表示されます。他にもサイトがある場合は、サイトドロップダウンをクリックして、各サイトを選択するか、選択を解除します。選択は自動保存されます。

サイトがクラスターに設定されている場合、ドリルダウンして各ワーカーの接続の詳細を確認できます。

ビジー接続数

ビジー接続数のグラフは、その時点におけるビジー接続数とサイトのプールサイズを表示します。グラフの自動調整マーカーにマウスポインターを合わせると、一定期間内にサイトが自動調整された回数が表示されます。アイコンの値は、選択した期間に基づいて集計されます。

ビジー接続数
ビジー接続数

平均応答時間

この時系列グラフは、サイトの ART を経時的に表示します。

平均応答時間
平均応答時間

クラスターのサイトリスト

クラスターでは、任意のサイトをクリックするとそのサイトの詳細ビューが表示されます。任意のサイトをクリックすると、ビジー接続数とワーカースレッドの状態が表示されます。

クラスターのサイトリスト
クラスターのサイトリスト

注意:

ローカル Apache を監視するには、jvm.config に -Dlocal_connector=true を追加します。これにより、Apache コネクタからのデータを表示できるようになります。

コネクタをインスタンスに設定してから、インスタンスをクラスターに追加した場合、コネクタは監視されません。クラスターを作成し、コネクタを設定します。

サイトの自動調整

ビジー接続数のグラフには自動調整というアイコンがあり、サイトの自動調整を示します。

グラフに表示される新しいプールサイズは、サイトの自動調整回数と、設定ページのプールサイズ割合の積です。

サイトの自動調整は、設定ページで指定した最大プールサイズに到達するまで行われます。

アラートの設定

最大プールサイズが特定のしきい値に達したときにアラートがトリガーされるように、Performance Monitoring Toolset を設定できます。

アラートの設定
アラートの設定

サイトの状態スコア

状態スコアセクションは、サイトの負荷に基づいて、サイトの状態を示します。サイトが IIS のアイドルタイムアウトを超えた場合、サイトは非アクティブとして表示されます。

状態スコアの計算について詳しくは、状態スコアを参照してください。

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