Font-display の値
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font-display 設定を使用して、web フォントのパフォーマンスを変更する方法を説明します。
font-display 設定を使用すると、web フォントを web ブラウザーに読み込んで web サイトに適用する方法を指定できます。font-display には、次の 5 つのオプションがあります。
|
ビヘイビアー |
---|---|
Auto |
ブラウザーで、デフォルトの方法を使用してフォントを読み込むことができます。 |
Block |
Web フォントがダウンロードされるまで、web サイトのテキストを非表示にします。Web サイトにアクセスしたユーザーには、このオプションで、非表示テキストを示す Flash、つまり FOIT が表示される場合があります。 |
Swap |
Web フォントがダウンロードされるまで、CSS で設定したフォールバックフォントを表示します。Web サイトにアクセスしたユーザーには、このオプションで、スタイルなしのテキストを示す Flash、つまり FOUT が表示される場合があります。 |
Fallback |
block ビヘイビアーを短時間使用し、swap ビヘイビアーに切り替えて、フォールバックフォントをテキストに適用します。Web フォントがスワップ期間の終わりまでに読み込まれていない場合、フォールバックフォントが使用されたままになります。 |
Optional |
block ビヘイビアーを短時間使用した後、フォールバックフォントをテキストに適用します。この値を指定すると、web サイトにアクセスしたユーザーが低速のインターネット接続を使用している場合に、web ブラウザーで web フォントをまったくダウンロードしないように設定することができます。 |
font-display とサポートされている値の技術的な詳細については、CSS Fonts Module Level 4 の仕様を参照してください。
デフォルトでは、web フォントプロジェクトは、font-display が auto に設定された状態で作成されます。
font-display 設定をカスタマイズするには、次の手順に従います。
-
web プロジェクトページで「プロジェクトを編集」をクリックします。
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サイドバーから次の font-display 値のいずれかを選択します。 デフォルトでは、web フォントプロジェクトの font-display 設定は auto に設定されています。
-
「変更を保存」をクリックすると、font-display の値が数分以内に web サイトに適用されます。
新しい font-display 設定は、既存の埋め込みコードの一部として web サイトに自動的に含まれます。
既存の web プロジェクトの更新
2020 年 9 月に、アドビの web フォントの読み込みに font-display のサポートが追加されました。2020 年 9 月より前に作成された web プロジェクトは、デフォルトの font-display である auto ビヘイビアーを使用するように更新されました。
既存のプロジェクトの font-display 設定は、上記の手順に従って変更できます。変更を保存すると、新しい font-display 設定が既存の埋め込みコードの一部として web サイトに含まれます。Web サイト自体を変更する必要はありません。