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PDF のインデックスの作成

  1. Acrobat ユーザーガイド
  2. Acrobat の概要
    1. デスクトップ、モバイル、web から Acrobat にアクセス
    2. 新しい Acrobat エクスペリエンスについて
    3. Acrobat の新機能
    4. ショートカットキー
    5. システム要件
  3. ワークスペース
    1. ワークスペースの基本
    2. PDF を開いて表示
      1. PDF を開く
      2. PDF ページのナビゲーション
      3. PDF の環境設定の表示
      4. PDF の表示の調整
      5. PDF のサムネールプレビューを有効にする
      6. PDF をブラウザーで表示
    3. オンラインアカウントで操作
      1. Box からファイルにアクセス
      2. Dropbox からファイルにアクセス
      3. OneDrive からファイルにアクセス
      4. SharePoint からファイルにアクセス
      5. Google ドライブからファイルにアクセス
    4. Acrobat および macOS
    5. Acrobat 通知
    6. PDF のグリッド、ガイド、ものさし
    7. PDF での日中韓言語、キリル文字および右から左に表記されるテキスト
  4. PDF の作成
    1. PDF 作成の概要
    2. Acrobat での PDF の作成
    3. PDFMaker による PDF の作成
    4. Adobe PDF プリンターの使用
    5. Web ページを PDF に変換
    6. Acrobat Distiller による PDF の作成
    7. Adobe PDF 変換設定
    8. PDF のフォント
  5. PDF の編集
    1. PDF のテキストの編集
    2. PDF の画像またはオブジェクトの編集
    3. PDF ページの回転、移動、削除およびページ番号の付け直し
    4. スキャンされた PDF の編集
    5. モバイルデバイスのカメラで撮影した文書内の写真の補正
    6. PDF の最適化
    7. PDF のプロパティとメタデータ
    8. PDF 内のリンクと添付ファイル
    9. PDF レイヤー
    10. PDF のサムネール画像としおり
    11. Web ページから変換された PDF
    12. プレゼンテーション用の PDF の設定
    13. PDF のアーティクル
    14. 地図情報 PDF
    15. PDF へのアクションおよびスクリプトの適用
    16. テキスト追加時にデフォルトのフォントを変更
    17. PDF からページを削除
  6. スキャンと OCR
    1. 文書をスキャンして PDF に変換
    2. 文書の写真を補正
    3. Acrobat を使用してスキャンする際のスキャナーの問題のトラブルシューティング
  7. フォーム
    1. PDF フォームの基本
    2. Acrobat で新規フォームを作成
    3. PDF フォームの作成と配布
    4. PDF フォームに入力
    5. PDF フォームフィールドのプロパティ
    6. PDF フォームの入力と署名
    7. PDF フォームでの操作ボタンの設定
    8. インタラクティブな PDF Web フォームの公開
    9. PDF フォームフィールドの基本
    10. PDF バーコードフォームフィールド
    11. PDF フォームデータの収集と管理
    12. フォームトラッカーについて
    13. PDF フォームヘルプ
    14. 電子メールまたは内部サーバーを使用して PDF フォームを受信者に送信する
  8. ファイルの結合
    1. 単一 PDF へのファイルの結合
    2. PDF ページの回転、移動、削除およびページ番号の付け直し
    3. PDF へのヘッダー、フッターおよび通し番号の追加
    4. PDF ページのトリミング
    5. PDF への透かしの追加
    6. PDF への背景の追加
    7. PDF ポートフォリオ内のコンポーネントファイルでの作業
    8. PDF ポートフォリオの公開と共有
    9. PDF ポートフォリオの概要
    10. PDF ポートフォリオの作成およびカスタマイズ
  9. 共有、レビュー、およびコメント
    1. オンラインでの PDF の共有とトラック
    2. 校正箇所の指示
    3. PDF レビューの準備
    4. PDF レビューの開始
    5. SharePoint または Office 365 サイトでの共有レビューのホスト
    6. PDF レビューへの参加
    7. PDF への注釈の追加
    8. PDF へのスタンプの追加
    9. 承認プロセス
    10. 注釈の管理 | 表示、返信、印刷
    11. 注釈の取り込みと書き出し
    12. PDF レビューのトラックと管理
  10. PDF の保存と書き出し
    1. PDF の保存
    2. PDF を Word に変換
    3. PDF を PPTX に変換
    4. PDF を XLSX または XML に変換
    5. PDF を JPG に変換
    6. PDF を PNG に変換
    7. 他のファイル形式への PDF の変換または書き出し
    8. PDF 書き出し時のファイル形式オプション
    9. PDF コンテンツの再使用
  11. セキュリティ
    1. PDF の拡張セキュリティ設定
    2. パスワードによる PDF の保護
    3. デジタル ID の管理
    4. 証明書による PDF の保護
    5. 保護された PDF を開く
    6. PDF 内の機密情報の削除
    7. PDF のセキュリティポリシーの設定
    8. PDF のセキュリティ方法の選択
    9. PDF を開くときのセキュリティ警告
    10. Adobe Experience Manager による PDF の保護
    11. PDF の保護ビュー機能
    12. Acrobat と PDF のセキュリティの概要
    13. セキュリティリスクとしての PDF の JavaScript
    14. セキュリティリスクとしての添付ファイル
    15. PDF のリンクの許可またはブロック
  12. 電子サイン
    1. PDF 文書への署名
    2. モバイルデバイスでキャプチャした署名をあらゆるデバイスで使用
    3. 電子サイン用に文書を送信
    4. Web フォームを作成
    5. 一括の電子サイン依頼
    6. オンラインで支払いを受け取る
    7. アカウントのブランディング
    8. 証明書の署名について
    9. 証明書ベースの署名
    10. デジタル署名の検証
    11. Adobe Approved Trust List
    12. 信頼済み証明書の管理
  13. 印刷中
    1. 基本の PDF 印刷処理
    2. 小冊子と PDF ポートフォリオの印刷
    3. PDF 印刷の詳細設定
    4. PDF に印刷
    5. PDF のカラー印刷(Acrobat Pro)
    6. カスタムサイズでの PDF の印刷
  14. アクセシビリティ、タグ、および折り返し
    1. アクセシビリティ対応の PDF の作成および検証
    2. PDF のアクセシビリティ機能
    3. PDF の読み上げ順序ツール
    4. 折り返しおよびアクセシビリティ機能を使用した PDF の読み上げ
    5. コンテンツパネルとタグパネルでの文書構造の編集
    6. アクセシブルな PDF の作成
    7. クラウドベースの自動タグ付け
  15. 検索とインデックスの作成
    1. PDF のインデックスの作成
    2. PDF ファイルの検索
  16. マルチメディアと 3D モデル
    1. PDF にオーディオ、ビデオおよびインタラクティブオブジェクトを追加
    2. PDF への 3D モデルの追加(Acrobat Pro)
    3. PDF での 3D モデルの表示
    4. 3D モデルのインタラクティブな操作方法
    5. PDF での 3D オブジェクトの測定
    6. PDF での 3D ビューの設定
    7. PDF 内の 3D コンテンツの有効化
    8. PDF へのマルチメディアの追加
    9. PDF での 3D デザインへの注釈の追加
    10. PDF でのビデオ、オーディオ、マルチメディアの再生
    11. ビデオへの注釈の追加
  17. 印刷工程ツール(Acrobat Pro)
    1. 印刷工程ツールの概要
    2. トンボとヘアライン
    3. 出力のプレビュー
    4. 透明の分割・統合
    5. カラー変換とインキの管理
    6. トラップ
  18. プリフライト(Acrobat Pro)
    1. PDF/X、PDF/A、PDF/E 準拠ファイル
    2. プリフライトプロファイル
    3. プリフライトの詳細な検査
    4. プリフライトレポート
    5. プリフライト結果、オブジェクトおよびリソースの表示
    6. PDF の出力インテント
    7. プリフライトツールでの問題のある領域の修正
    8. ドロップレットまたはプリフライトアクションによる文書の分析の自動化
    9. プリフライトツールを使用した文書の分析
    10. プリフライトツールでの追加のチェック
    11. プリフライトライブラリ
    12. プリフライト変数
  19. カラーマネジメント
    1. 一貫した色の保持
    2. カラー設定
    3. 文書のカラーマネジメント
    4. カラープロファイルでの作業
    5. カラーマネジメントの解説

はじめる前に

アドビは、より直感的で新しい製品エクスペリエンスの提供を開始します。表示された画面が製品インターフェイスと一致していない場合は、現在の機能のヘルプを選択してください。

新しい機能では、ツールが画面の左側に表示されます。

PDF インデックスの作成と管理

長い PDF ファイルの検索処理を高速化するために、文書内の単語のインデックスを含めることができます。このインデックスでは、実際の文書を検索するよりも Acrobat を使用したほうが、検索を高速化できます。インデックスは、PDF ファイルのすべてのコピーに含まれています。ユーザーは、インデックスが埋め込まれていない PDF と同様に、インデックスのある PDF を検索できます。

PDF へのインデックスの追加

  1. すべてのツールメニューから「検索インデックスを追加」を選択します。

    インデックスのツールセットが左側のパネルに表示されます。

  2. インデックスツールパネルから、「埋め込みインデックスを管理」を選択します。

  3. 埋め込みインデックスの管理ダイアログボックスで、「インデックスの埋め込み」をクリックします。

  4. 表示されたメッセージを読んで、「OK」を選択します。

    注意:

    Outlook および Lotus Notes では、電子メールメッセージまたはフォルダーを PDF に変換する際に、インデックスを埋め込むこともできます。フォルダー内に大量の電子メールメッセージが含まれている場合は、このオプションの使用をお勧めします。

PDF 内のインデックスの更新または削除

  1. すべてのツールメニューから「検索インデックスを追加」を選択します。

    インデックスのツールセットが左側のパネルに表示されます。

  2. インデックスツールパネルから、「埋め込みインデックスを管理」を選択します。

  3. 必要に応じて、「インデックスの更新」または「インデックスの削除」を選択します。

カタログ機能について(Acrobat Pro)

特定の PDF グループをカタログと定義し、文書全体に統一されたインデックスを作成できます。特定情報についてカタログ PDF を検索する場合、インデックスがあれば、検索処理をより高速に実行できます。

そのカタログを CD に配布する場合、PDF にインデックスを含めることができます。

ローマ字、中国語、日本語、韓国語で書かれた文書をカタログにできます。カタログにできる項目には、文書のテキスト、コメント、しおり、フォームフィールド、タグ、オブジェクトと文書のメタデータ、添付ファイル、文書情報、デジタル署名、画像 XIF(拡張画像ファイル形式)メタデータおよび文書のカスタムプロパティがあります。

インデックス作成用 PDF の準備(Acrobat Pro)

PDF にインデックスを作成するには、まずリンク、ブックマーク、検索可能なテキストなどの電子機能を備えた PDF 全体を含むフォルダーを作成します。スキャンした文書については、テキストが検索可能であることを確認してください。検索のパフォーマンスを高めるには、長い文書を小さな章単位のファイルに分割するとよいでしょう。また、文書のプロパティに情報を追加すると、ファイルの検索性能を高めることもできます。

文書のグループに対するインデックスを作成する前に、ディスクドライブまたはネットワークサーバーボリューム上に文書構造を設定し、クロスプラットフォーム形式のファイル名であるかどうかを確認してください。クロスプラットフォームのファイル名は、切り捨てられることがあります。これにより、検索が困難になります。この問題を回避するには、次のガイドラインに従ってください。

  • MS-DOS® ファイル命名規則(8 文字以内のファイル名と、その後に 3 文字のファイル拡張子)を使用して、ファイル、フォルダー、インデックスの名前を変更します。特に、ISO 9660 フォーマットの CD-ROM ディスクで文書のグループとインデックスを配布する場合はこれに従うことが重要です。
  • ファイル名やフォルダー名からアクセント文字や英語以外の文字などの拡張文字を削除します(カタログ機能で使用するフォントは、文字コード ISO 8859 133 ~ 159 をサポートしていません)。
  • macOS ユーザーが検索する可能性がある場合、深くネストされたフォルダーや、256 文字を超えるパスを使用しないでください。
  • OS/2® LAN サーバーで macOS を使用する場合、IBM® LAN Server Macintosh(LSM)が MS-DOS® ファイル命名規則を必ず使用するように構成するか、File Allocation Table(FAT)ボリュームのみにインデックスを作成するようにします(High Performance File System(HPFS)ボリュームには長くて検索不可能なファイル名が含まれることがあります)。
  • 文書構造にインデックスを作成したくないサブフォルダーが含まれている場合は、インデックス作成処理でそれを除外できます。

文書のプロパティへのメタデータの追加(Acrobat Pro)

PDF の検索を簡単にするために、メタデータと呼ばれるファイル情報を文書のプロパティに追加できます(現在開いている PDF のプロパティは、ファイルプロパティを選択し、「概要」タブをクリックすると表示されます)。

文書のプロパティにデータを追加する場合は、以下の項目を参考に入力することをお勧めします。

  • 「タイトル」フィールドには、わかりやすいタイトルを入力します。文書のファイル名は、検索結果ダイアログボックスに表示されます。
  • 共通した情報がある複数の文書がある場合は、その情報を常に同じフィールドに入力します。例えば、重要な語句をある文書では「サブタイトル」オプションに追加し、別の文書では「キーワード」オプションに追加したりしないでください。
  • 同一情報については、単一の一貫した語句を使用します。例えば、ある文書に「生物学」を使用し、他の文書に「生命科学」を使用したりしないでください。
  • 文書を担当するグループを示すには、「作成者」オプションを使用します。例えば、採用の方針が書かれた文書の場合は、作成者に「人事部」と入力します。
  • 文書のパート番号を使用する場合は、キーワードとして追加します。例えば、「doc#=m234」という番号を「キーワード」フィールドに追加すると、特定のサブタイトルに関する数百通の一連の文書内で特定の文書を示すことができます。
  • 「サブタイトル」および「キーワード」オプションのいずれかまたは両方を使用して、文書を種類別に分類します。例えば、ある文書で「サブタイトル」に「ステータスレポート」と入力し、「キーワード」に「月次」または「週次」と入力します。
  • 既に Adobe PDF に慣れている場合は、インデックスの作成時に「データ型」、「数値」、「ID」などのカスタムデータフィールドを定義できます。上記の操作は上級ユーザーに推奨されるもので、Acrobat のヘルプトピックでは扱われていません。

コレクション用のインデックスの作成(Acrobat Pro)

新しいインデックスを作成する場合、Acrobat では .Pdx 拡張子の付いたファイルと、.idx 拡張子のついた 1 つ以上のファイルを含む新しいサポートフォルダーが作成されます。IDX ファイルにはインデックス項目が含まれます。インデックスを検索するユーザーがこれらのすべてのファイルを使用できる必要があります。

  1. すべてのツールメニューから「検索インデックスを追加」を選択します。

    インデックスのツールセットが左側のパネルに表示されます。

  2. インデックスパネルで、「カタログ付き全文インデックス」を選択します。

  3. カタログ」ダイアログボックスで、「新規インデックス」を選択します。

    新規インデックスの定義ダイアログボックスが表示されます。

    Acrobat の新規インデックスの定義
    新規インデックスの定義ダイアログボックス

  4. インデックスのタイトル」に、インデックスファイルの名前を入力します。

  5. インデックスの説明」に、インデックスの種類やその目的について簡単な説明を入力します。

  6. オプション」を選択して、インデックスに適用する詳細オプションを選択します。完了したら、「OK」を選択します。

    Acrobat のオプションダイアログボックス
    オプションダイアログボックスで、新規インデックスの詳細オプションを指定できます。

  7. 含めるディレクトリ」で「追加」をクリックし、インデックスを作成するすべてのファイルまたは一部のファイルを含むフォルダーを選択し、「OK」をクリックします。さらにフォルダーを追加するには、この手順を繰り返します。

    注意:

    含められたフォルダーにネストされたフォルダーも、このインデックス作成処理で処理されます。インデックスまたは文書のグループ内の項目を移動する予定がない場合は、複数のサーバーまたはディスクドライブからフォルダーを追加することができます。

  8. 除外するサブディレクトリ」で、「追加」をクリックし、インデックスを作成したくない PDF ファイルを含むネストされたフォルダーを選択します。「OK」をクリックし、必要に応じてこの操作を繰り返します。

  9. 選択した項目を確認します。含めるまたは除外するフォルダーの一覧を編集するには、変更するフォルダーを選択し、「削除」をクリックします。

  10. 作成」をクリックして、インデックスファイルを保存する場所を指定します。「保存」をクリックして、次の操作を行います。

    • インデックス作成が終了したら、「閉じる」をクリックします。

    • インデックス作成処理をキャンセルするには、「停止」をクリックします。

    注意:

    インデックス作成処理を停止すると、同じインデックス作成セッションを再開することはできませんが、作業をやり直す必要はありません。オプションとフォルダーの選択はそのまま残されます。「インデックスを開く」をクリックし、一部終了したインデックスを選択し、それを変更できます。

    注意:

    「含めるディレクトリ」オプションおよび「除外するサブディレクトリ」オプションで長いパスの一部が表示されていない場合は、その省略符号(...)の上にポインターを置いてツールヒントを表示すると、含めるフォルダーまたは除外するフォルダーの完全なパスを確認することができます。

インデックスオプションダイアログボックス

  • 数値を含めない文書のテキストに表示されるすべての数値をインデックスから除外するには、このオプションを選択します。数値を除外すると、インデックスのサイズが大幅に小さくなり、検索が高速になります。
  • Adobe PDF v1.0 ファイルに ID を追加Acrobat 2.0 より前に作成された PDF がコレクション内に含まれている場合、自動的に ID 番号が追加されていないので、このオプションを選択してください。ID 番号は、長い macOS ファイル名を MS-DOS® ファイル名に変換するときに名前が短縮される場合に必要です。Acrobat 2.0 以降のバージョンでは、ID が自動的に追加されます。
  • 検索時に変更された文書を警告しないこのオプションを選択しない場合、最新のインデックスを作成した後に変更した文書があると、検索時にメッセージが表示されます。
  • カスタムプロパティインデックスに文書のカスタムプロパティを含める場合に、このオプションを使用します。インデックスを作成する PDF 内に既に存在している文書のカスタムプロパティのみ、インデックスが作成されます。プロパティを入力し、データ型メニューから種類を選択し、「追加」をクリックします。これらのプロパティは、結果のインデックスを検索する際、PDF を検索ウィンドウのその他の条件ポップアップメニューに検索オプションとして表示されます。例えば、「Document Name」というカスタムプロパティを入力し、データ型から「文字列」を選択すると、インデックスを検索するユーザーは、インデックスを選択し、その他の条件を使用メニューから「Document Name」を選択して、カスタムプロパティ内を検索することができます。
注意:

PDFMaker アプリケーションで「文書情報を追加」オプションが選択されているカスタムフィールドを Microsoft® Office アプリケーションで作成するとき、フィールドは、作成する任意の PDF ファイルに変換されます。 

  • XMP フィールド:XMP フィールドを含める場合に、このオプションを使用します。カスタム XMP フィールドには、インデックスが作成され、選択したインデックスで検索できるように、その他の条件ポップアップメニューにこのフィールドが表示されます。
  • 除外する単語:インデックスの検索結果から特定の単語(最大 500 語)を除外する場合に使用します。単語を入力し、「追加」をクリックします。必要に応じてこの手順を繰り返します。単語を除外すると、インデックスが 10~15% 縮小されます。除外する単語には 128 文字まで含めることができ、大文字と小文字は区別されます。
  • 構造タグ:タグ付きの論理構造を持つ文書内での特定のリーフ要素のタグノードを検索可能にするには、このオプションを使用します。
注意:

ユーザーがこれらの単語を含む語句を検索しないように、カタログの ReadMe ファイルにインデックスが作成されない単語を一覧表示します。

注意:

「カスタムプロパティ」、「除外する単語」、「タグ」設定は、現在のインデックスにのみ適用されます。これらの設定を作成するすべてのインデックスに適用するには、環境設定ダイアログボックスのカタログパネルでカスタムフィールド、除外する単語、タグのデフォルト設定を変更することができます。 

カタログの Readme ファイル(Acrobat Pro)

個別の Readme ファイルを作成し、インデックスと共にフォルダーに配置すると便利なことがあります。この Readme ファイルで、次のようなインデックスについての詳細をユーザーに知らせることができます。

  • インデックスを作成した文書の種類。

  • サポートされている検索オプション。

  • 問い合わせ先の担当者名または質問を受け付ける電話番号。

  • インデックスから除外されている数字または単語の一覧。

  • LAN ベースのインデックスに含まれる文書があるフォルダーの一覧またはディスクベースのインデックスに含まれる文書の一覧。各フォルダーまたは文書の内容に関する簡単な説明も含めることができます。

  • 「文書情報」フィールドに値を割り当てている場合は、各文書の値の一覧。

    カタログに特に多数の文書がある場合は、各文書に割り当てた値を示す表を用意すると便利です。この表は、Readme ファイルに含めたり、個別の文書として作成したりできます。インデックスを作成する際に、この表を使用して一貫性を維持することができます。

インデックスの変更(Acrobat Pro)

既存のインデックスを更新、再構成、またはクリアすることができます。

  1. すべてのツールメニューから「検索インデックスを追加」を選択します。

    インデックスのツールセットが左側のパネルに表示されます。

  2. インデックスパネルで、「カタログ付き全文インデックス」を選択します。

    カタログダイアログボックスが表示されます。

  3. カタログダイアログボックスで、「インデックスを開く」を選択します。

  4. 目的のインデックスのインデックス定義ファイル(PDX)を選択して、「開く」を選択します。

  5. インデックスの定義ダイアログボックスで、目的の変更を行い、Acrobat で実行したい機能を選択します。

    • 作成既存の情報で IDX ファイルを作成し、新しい項目を追加して更新し、変更したデータや古いデータを無効としてマークします。多数の変更をおこなったり、新しくインデックスを作らずにこのオプションを繰り返し使用したりすると、検索時間が長くなる可能性があります。
    • 再構成既存のインデックスフォルダーとその内容(IDX ファイル)を上書きし、新しいインデックスを作成します。
    • クリアインデックスファイル自体(PDX)は削除せず、インデックスの内容(IDX ファイル)を削除します。

カタログの環境設定(Acrobat Pro)

作成するすべてのインデックス全体に適用される、インデックス作成用の環境設定をおこなうことができます。インデックスを作成する際に新しいオプションを選択して、一部の環境設定を個々のインデックスに対して無効にすることもできます。

環境設定ダイアログボックスの「分類」から「カタログ」を選択します。多くのオプションは、インデックス作成処理で説明したオプションと同じです。

注意:

「ISO 9660 準拠のフォルダー名を使用」オプションは、インデックスを作成する文書を準備する際、長い PDF ファイル名を MS-DOS® ファイル名に変更したくない場合に便利です。ただし、ファイル名の場合は必要ありませんが、フォルダー名に対しては MS-DOS® ファイル命名規則(8文字以内)に従う必要があります。

インデックスの更新のスケジュール(Acrobat Pro)

インデックスの作成、再構成、更新、クリアのプロセスを自動化するために、カタログ機能とともにカタログバッチ PDX ファイル(.bpdx)を使用できます。このファイルには、カタログインデックスファイルのパスとフラグのリストが含まれています。Windows® scheduler のようなスケジューリング用アプリケーションを使用して、これらのタスクを自動的に実行する時期と頻度を設定することができます。これを行うには、BPDX ファイルを Acrobat で表示するだけです。すると、BPDX ファイルに含まれているフラグに従ってインデックスが再作成されます。

BPDX ファイルを使用するには、環境設定カタログに移動し、「カタログバッチファイル(.bpdx)の再実行を許可」チェックボックスを選択します。

文書のグループとそのインデックスの移動(Acrobat Pro)

インデックス付き文書のグループをローカルのハードディスクで作成およびテストしてから、完成した文書のグループをネットワークサーバーまたはディスクに移動することができます。インデックス定義には、インデックス定義ファイル(PDX)とインデックス付き文書を含むフォルダー間の相対パスが含まれています。これらの相対パスが変更されていない場合は、インデックス付き文書のグループを移動した後にインデックスを再構成する必要はありません。PDX ファイルとインデックス付き文書を含むフォルダーが同じフォルダー内にある場合は、そのフォルダーを移動するだけで相対パスを維持できます。

相対パスが変わる場合は、インデックス付き文書のグループを移動した後に、インデックスを作成する必要があります。ただし、元の PDX ファイルは引き続き使用できます。元の PDX ファイルを使用するには、まずインデックス付き文書を移動します。次に、インデックスを作成するフォルダーに PDX ファイルをコピーし、必要に応じて、含めるまたは除外するディレクトリおよびサブディレクトリの一覧を編集します。

インデックスが、適用されるグループとは別のドライブまたはサーバーボリューム上にある場合は、グループまたはインデックスを移動するとインデックスが壊れます。文書のグループをネットワーク上の別の場所または CD に移動する場合は、グループと同じ場所にインデックスを作成してください。

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2025 年 2 月 13 日
東京ビッグサイト