- Adobe Media Encoder ユーザーガイド
- ベータ版のリリース
- 概要
- エンコーディングのクイックスタートと基本
- Adobe Media Encoder の概要
- Media Encoder の Media Intelligence
- プリセットブラウザーの使用
- ソース設定
- Media Encoder の読み込みでサポートされるファイル形式
- サードパーティのオーディオプラグインの管理
- Media Encoder を使用した Team Projects からのメディアの書き出し
- ログファイルの使用
- Media Encoder による書き出しでサポートされるファイル
- デフォルトのキーボードショートカット
- ビデオとオーディオのエンコードと圧縮について
- 圧縮のヒント
- 環境設定の設定
- 環境設定のリセットおよび復元
- キーボードショートカット
- エンコーディングと書き出し
アピアランス、メディア、ハードウェアといった環境設定を構成することによって、Adobe Media Encoder を最大限に利用する方法を説明します。
Media Encoder の外観と動作は、様々な方法でカスタマイズできます。例えば、キューを自動的に開始したり、ユーザーインターフェイスの明るさを設定したりできます。ほとんどの環境設定は、変更するまで維持されます。
環境設定ダイアログボックスを開くには、編集/環境設定(Windows)または Adobe Media Encoder/環境設定(macOS)を選択します。
デフォルトの環境設定に戻すには、アプリケーションの起動中に Shift キーを押したままにします(Windows と macOS の両方)。
環境設定、保存されたワークスペース、プリセットグループ、監視フォルダー、既存のバッチキューなど、Media Encoder ドキュメントフォルダーの内容全体が削除されます。ユーザープリセットのみが保存されますが、グループ化は行われません。 これを実行しない場合は、選択したファイルを手動で削除することを検討する必要があります。
ユーザーの環境設定ファイルとプリセットフォルダーは、お使いのコンピューターの次のパスにあります。
- Windows の場合:\Users\<username>\Documents\Adobe\Adobe Media Encoder\25.0\
- macOS の場合:<drive>/Users/<username>/Documents/Adobe/Adobe Media Encoder/25.0/
一般
次の時間アイドルだった場合にキューを自動的に開始
アイテムをキューに追加した後、指定した時間内に自動的にエンコード処理が開始します。 アプリケーションを操作すると、カウントダウンタイマーがリセットされます。 この自動開始機能を無効にするには、このオプションの選択を解除します。 この環境設定はデフォルトではオフになっています。
キューのエンコード経過時間を表示
エンコードが開始された後に経過した時間を表示します。
エンコード時にプレビュー
エンコーディングパネルでビデオをエンコードしているときにビデオフレームを表示します。
エンコードの終了時にチャイムを鳴らす
エンコードの終了時にチャイムが鳴ります。
完了したファイルを終了時にキューから削除
アプリケーションの終了時に、エンコードしたアイテムをエンコードキューから削除します。
並列エンコーディングを有効にする
並列エンコーディングは、ソースのすべての出力を同時にエンコーディングすることで、処理を高速化します。 出力形式が並列エンコーディングをサポートしていない場合は、各出力が個別にレンダリングされます(順次エンコーディング)。
デコードエラーが検出された場合は現在のアイテムを停止する
一部の MXF ソースでは、デコーディングエラーが検出されると、重複するフレームが挿入されます。 このオプションを使用して、重複するフレームを挿入する代わりに、デコーディングエラーが検出された場合にエンコードを停止します。 このオプションはデフォルトで有効になっています。
画像シーケンスを監視フォルダーから読み込む
このオプションを有効にすると、監視フォルダー内のファイル名が連番になっている画像ファイルが、単一のソースとして読み込まれます。 タイマーを設定して、すべての連続ファイルを読み込む前に AME が待つ時間を調整します。
シーケンスをネイティブに読み込む
Premiere Pro がインストールされていないシステムに Premiere のシーケンスを読み込めるようにします。
見つからないアイテムが検出された場合は、出力をエンコードしない
見つからないアイテム(オフラインメディア、見つからないフォントなど)が検出されたときに、特定のソースや出力に関する警告を表示します。 見つからないアイテムを含む出力をエンコードしない場合は、この設定を有効にします。
プリセット名をファイル名に追加
出力ファイル名にエンコードプリセット名を自動的に追加します。
同じ名前のファイルが存在する場合は出力ファイル名に連番を付ける
初期設定では、出力ファイルを既存のファイルと同じ場所に同じ名前で作成すると、新しいファイルの名前に連番が付けられます。 例えば、ビデオクリップをエンコードし、video.avi という出力ファイルを作成したとします。その後、その video.avi を削除せずに同じファイルを再エンコードすると、新たに video_1.avi というファイルが作成されます。
「同じ名前のファイルが存在する場合は出力ファイル名に連番を付ける」チェックボックスをオフにする場合は、ファイルを誤って上書きしてしまわないよう、ファイル名に連番を付けてください。
出力ファイルの保存先を指定
初期設定では、書き出したファイルはソースビデオクリップと同じフォルダーに配置されます。エンコードしたメディアクリップの別の出力先フォルダーを選択するには、システム上の目的のフォルダーに移動します。
アピアランス
カラーテーマ
インターフェイスの明るさを調整します。
言語
アプリケーションで使用する言語を指定します。
オーディオハードウェア
デバイスクラス
ハードウェアへのアクセスに使用するオーディオドライバーのタイプを選択します。
デフォルト出力
デフォルト出力デバイスを選択します。
待ち時間
入力と出力のオーディオ信号間の遅延時間(ミリ秒単位)を設定します。
設定
再生デバイスの設定を変更します。
カラー
ビューアガンマ
メディアプレビューの明るさとコントラストを制御するためのガンマレベルを設定します。
自動検出されたログと Raw メディアのカラー管理
ログおよび RAW メディア形式の自動カラーマネジメントを許可します。
カラーマネジメントの表示
モニターのカラープロファイルに基づいて、正確な色表示を可能にします。
メディア
メディアキャッシュファイル - 可能な場合は、元のファイルの横にあるメディアキャッシュファイルを保存します
デフォルトの場所が表示されます。 「参照」を選択して、目的の場所に移動します。
メディアキャッシュデータベース
データベースのデフォルトの場所が表示されます。 「参照...」を選択して、目的の場所に移動します。「クリーンアップ」を選択して、データベースをクリーンアップします。
不確定メディアのタイムベース
イメージシーケンスなどのタイムベースを継承せずにソースのフレームレートを設定します。
読み込みにキャプションを含める
Media Encoder にファイルを読み込むときにキャプションを含める場合に選択します。
埋め込まれた CEA-708 クローズドキャプションを常にワイドアスペクトで読み込みます
ワイドアスペクトの CEA-708 キャプションが正しくインポートされるようにするには、このオプションを選択します。
ハードウェアによる高速処理のデコードを有効にする (再起動が必要)
AMD からのハードウェアデコーディングを有効にするには、このオプションを選択します。Media Encoder は、システムのカード可用性に基づいて AMD を表示します。このオプションは、デフォルトで有効になっており、Windows でのみ使用できます。
可能な場合は、ProRes ハードウェアによる高速処理のエンコードを有効にする
ハードウェアエンコーディングを有効にするには、このオプションを選択します。デフォルトでは、このオプションは有効になっており、Windows でのみ利用可能です。
詳しくは、メディアキャッシュデータベースの管理を参照してください。
メタデータ
読み込み時に XMP ID をファイルに書き込む
識別子が付いていないファイルの読み込み時に、ファイルに固有の識別子を書き込みます。
「メタデータ」カテゴリのその他の設定については、XMP メタデータの書き出しと簡略化を参照してください。
メモリ
他のアプリケーション用に確保する RAM
Media Encoder は、Adobe Premiere Pro、After Effects、Photoshop などの他のアプリとメモリプールを共有します。「他のアプリケーション用に確保する RAM」の値は、このメモリプールのメモリ容量を示します。 他のアプリケーション(およびオペレーティングシステム)用の RAM 容量を変更して、この値を変更することができます。 メモリプールを共有するアプリケーション用の RAM 容量を増やすには、他のアプリケーション用に確保する RAM の値を小さくします。
メモ:他のアプリケーションの環境設定用に確保する RAM の値を小さくしすぎないでください。オペレーティングシステムと他のアプリケーション用のメモリ容量を小さくしすぎると、パフォーマンスが低下します。
通知
キュー内のすべての項目のエンコーディングが完了したときに通知を送信 Media Encoder は、すべてのエンコーディングジョブが完了したときに 1 回の通知を送信します。これは、頻繁に中断されることのないバッチ処理に最適です。
キュー内の各項目のエンコーディングが完了すると通知を送信Media Encoder は、各ファイルのエンコーディングが完了すると通知を送信し、個々のファイルの進行状況と優先度を追跡するのに役立つリアルタイムの更新を提供します。