- ColdFusion のインストールと設定ユーザーガイド
- ColdFusion のインストール
- ColdFusion サーバープロファイル
- ColdFusion のインストール
- システムの設定
- ColdFusion のライセンスとアクティベーション
- ColdFusion 設定のインストール
- ColdFusion のサイレントインストール
- 統合テクノロジのインストール
- ColdFusion を設定するには
概要
Adobe ColdFusion には、まったく新しい軽量のインストーラーが付属しており、これを使用すると、必要最小限のサービスを備えた ColdFusion をインストールできます。
スタンドアローンインストール
- ColdFusion をインストールするには、管理者としてログインする必要があります。
- まず、VC 2012 ランタイムをインストールする必要があります。このランタイムを使用しないと、コネクタと htmltopdf パッケージが正常に機能しません。
ColdFusion インストーラーには、Windows および非 Windows 用の署名済み zip ファイルが付属しています。プラットフォームに応じて、次の手順に従います。
Windows の場合
- ファイル ColdFusion_2021_WWEJ_win64.zip を解凍します。
- ColdFusion2021.zip を解凍します。
- ColdFusion/cfusion/bin に移動します。
- cfinstall.bat と入力し、画面の指示に従います。
Solaris および Linux
- ColdFusion_2021_WWEJ_linux64.zip/ColdFusion_2021_WWEJ_solaris64.zip ファイルを解凍します。
- ColdFusion2021.zip を解凍します。
- ColdFusion/cfusion/bin に移動します。
- ターミナルで/cfinstall.sh と入力し、画面の指示に従います。
メモ: ./cfinstall.sh の実行中、実行可能な権限を付与する必要がある可能性があります。詳しくは、このナレッジベースを参照してください。
Mac OS X
- ColdFusion_2021_WWEJ_osx10.zip ファイルを解凍します。
- ColdFusion2021.zip を解凍します。
- 端末で ColdFusion/cfusion/bin に移動します。
- ターミナルで/cfinstall.sh と入力し、画面の指示に従います。
ヘルプ
プロンプトで、cfinstall.bat/cfinstall.shhelp と入力し、Enter キーを押します。
ColdFusion サーバーを起動するには、EULA(エンドユーザー使用許諾契約)に同意する必要があります。EULA の使用条件に同意するには、<CFHome/cfusion/bin> に移動し、cfinstall スクリプトを実行します。
インストーラーのプロパティ
cfinstall.bat または cfinstall.sh ユーティリティを使用すると、次のような様々なプロパティを設定できます。
- EULA の同意。EULA ファイル:CF_HOME/Readme/EN/license.txt。
メモ:cfinstall スクリプトの絶対パスを指定した場合は、zip インストーラーに正しい EULA 承認パスが表示されません。
- インストールタイプ:
- ColdFusion の新バージョン(2021 リリース)のインストール
- 30 日間トライアル
- デベロッパー版
- ColdFusion サーバープロファイル:
- 本番プロファイル + セキュアプロファイル
- 本番プロファイル
- 開発プロファイル
- 内部 web ポート
- 管理者パスワード
- RDS パスワード
- Windows のサービス名
- Linux および Solaris のランタイムユーザー
- デプロイメントタイプ
詳しくは、ColdFusion のライセンスとアクティベーションを参照してください。
サイレントインストール - Zip インストーラー
サービスをサイレントモードでインストールするには、次のコマンドを入力します。
Windows の場合
- cfinstall.bat --file-name <file name> --installer-mode silent を実行します
- cfinstall.bat -f <file name> -i silent を実行します
Windows 以外の場合
- ./cfinstall.sh --file-name <file name> --installer-mode silent を実行します
- ./cfinstall.sh -f <file name> -i silent を実行します
サービスをサイレントモードでインストールするには、このファイルで以下のプロパティを特定の形式で指定する必要があります。
例えば、次のように指定します。
Windows の場合
# Standard から Enterprise に、または ColdFusion 2018 から ColdFusion 2021 にアップグレードする際に使用 PREVIOUS_SERIAL_NUMBER= # ColdFusion Administrator パスワード COLDFUSION_ADMIN_PASSWORD=Adm1n$123 # 内部 web サーバーポート COLDFUSION_ADMIN_PORT=8500 # インストールタイプ - 1:新しいバージョンの Adobe ColdFusion 2021 をシリアル番号と共にインストール、2:30 日間体験版、3:デベロッパー版 INSTALL_TYPE=1 # EULA への同意 - true。続行するには、EULA に同意する必要があります EULA_ACCEPTED=true # シリアル番号を入力 SERIAL_NUMBER= # Administrator にアクセスできる IP アドレス IP_ADDRESSES= # デプロイメントタイプを指定 - Production(本番)、Development(開発)、Staging(ステージング)、Testing(テスト)、Disaster recovery(障害回復) DEPLOYMENT_TYPE=Production # ColdFusion サービスの名前 COLDFUSION_WIN_SERVICE_NAME=cf2021 # サーバープロファイル - 1:本番+セキュア、2:本番、3:開発。 SERVER_PROFILE=1 # RDS パスワードを指定 COLDFUSION_RDS_PASSWORD=Adm1n$123 # ColdFusion のインストール場所 COLDFUSION_INSTALL_LOCATION=C\:\\ColdFusion_2021_WWEJ_win64\\ColdFusion\\
Windows 以外の場合
# 旧バージョンの ColdFusion のシリアル番号。アップグレードする際に使用 PREVIOUS_SERIAL_NUMBER= # ColdFusion Administrator パスワード COLDFUSION_ADMIN_PASSWORD=Adm1n$123 # 内部 web サーバーポート COLDFUSION_ADMIN_PORT=8500 # ColdFusion ランタイムユーザー。Linux および Solaris に適用 COLDFUSION_RUNTIME_USER= # インストールタイプ - 1:新しいバージョンの Adobe ColdFusion 2021 をシリアル番号と共にインストール、2:30 日間体験版、3:デベロッパー版 INSTALL_TYPE=1 # EULA への同意 - true。続行するには、EULA に同意する必要があります EULA_ACCEPTED=true # ColdFusion の新しいバージョンのシリアル番号 SERIAL_NUMBER= # Administrator にアクセスできる IP アドレス IP_ADDRESSES= # デプロイメントタイプを指定 - Production(本番)、Development(開発)、Staging(ステージング)、Testing(テスト)、Disaster recovery(障害回復) DEPLOYMENT_TYPE= # サーバープロファイル - 1:本番+セキュア、2:本番、3:開発。 SERVER_PROFILE=1 # RDS パスワードを指定 COLDFUSION_RDS_PASSWORD=Adm1n$123 # ColdFusion のインストール場所 COLDFUSION_INSTALL_LOCATION=
ファイルパスは次のとおりです。
Windows の場合
- COLDFUSION_INSTALL_LOCATION= C\:\\ColdFusion_2021_WWEJ_win64\\ColdFusion\\
Linux および Solaris
- COLDFUSION_INSTALL_LOCATION=/opt/ColdFusion/
Mac OS X
- COLDFUSION_INSTALL_LOCATION=/Applications/ColdFusion/
サイレントインストール - GUI インストーラー
silent.properties ファイルは、インストールパラメーターを定義する ASCII テキストファイルです。このファイルに下記のように詳細を指定します。インストールタイプに当てはまるもののみを選択します。
# ColdFusion 2021 のサイレントプロパティ INSTALLER_UI=SILENT # 有効な値は full、trial、developer のいずれか SILENT_LICENSE_MODE=full SILENT_SERIAL_NUMBER= # アップグレードの場合に使用 SILENT_PREV_SERIAL_NUMBER= # デプロイメントタイプを指定 - Production(本番)、Development(開発)、Staging(ステージング)、Testing(テスト)、Disaster recovery(障害回復) SILENT_DEPLOYMENT_TYPE=Production # 有効な値は ear、war、standalone のいずれか SILENT_INSTALLER_TYPE=standalone SILENT_INSTALL_ODBC=true SILENT_INSTALL_JNBRIDGE=true # サーバーのリモート起動/停止に使用するリモート Administrator コンポーネント SILENT_INSTALL_ADMIN=true SILENT_INSTALL_SOLR=true SILENT_INSTALL_PDFG=true # Linux の場合は /opt/coldfusion2021(実際のパスに従って変更) SILENT_INSTALL_FOLDER=C:\\ColdFusion2021 # prod(secure または default)または dev のいずれかのプロファイルを有効にする。これら 3 つは相互排他的で、このうちの 1 つだけが ture になり、他は false になる。SILENT_ENABLE_PROD_SECURE_PROFILE=true SILENT_ENABLE_PROD_DEFAULT_PROFILE=false SILENT_ENABLE_DEV_PROFILE=false # Administrator にアクセスできる IP アドレス。 SILENT_ADMIN_IP= # PDFG/Solr サービスにリモートでアクセスできる ColdFusion インストールマシンの IP アドレス。 SILENT_JETTY_IP= SILENT_ADMIN_USERNAME=admin SILENT_ADMIN_PASSWORD=Adm1n$12 SILENT_ENABLE_RDS=true SILENT_RUNTIME_USER= # SILENT_ENABLE_RDS が true の場合はパスワードを指定 SILENT_RDS_PASSWORD=Adm1n$12 # サーバーのリモート起動/停止に使用するリモート Administrator コンポーネントのユーザー名/パスワード SILENT_JETTY_USERNAME=admin SILENT_JETTY_PASSWORD=Adm1n$12 # JEE インストールの場合のコンテキストルート SILENT_CONTEXT_ROOT= SILENT_AUTO_ENABLE_UPDATES=true # Linux の場合は /opt/coldfusion2021(実際のパスに従って変更) SILENT_PREV_CF_MIGR_DIR=C:\\ColdFusion2021 # サーブレットがアプリケーションで使用されるかどうかに応じて、サーブレットを有効/無効にする。 # 本番プロファイルまたは本番 + セキュアプロファイルが有効な場合にのみ適用可能。開発プロファイルの場合はすべてがデフォルトで有効。 ENABLE_RDS=false ENABLE_WSRP=false ENABLE_JSDEBUG=false ENABLE_CFR=false ENABLE_CFSWF=false ENABLE_CFFORMS=false
プロパティファイルの保存
インストーラープロパティファイル silent.properties に名前を付けて ColdFusion インストールプログラムと同じディレクトリに保存する場合、インストーラーは自動的にそのファイルを使用します。
別の名前を使用したり、別のディレクトリに保存したりできます。インストールで使用するファイルパスを指定します。
複数のインストーラープロパティファイルが必要な場合、各ファイルにわかりやすい名前を付けます。
インストーラーの実行
次のいずれかの方法で、サイレントインストーラーを実行します。
- コマンドラインを使用して。
- バッチファイルまたはスクリプトを使用して。
次の表に、様々なオペレーティングシステムでインストーラーを実行する場合のコマンドラインオプションを示します。
OS | コマンド |
UNIX
|
./coldfusion_installer.bin [-f propertiesFilePath]
|
Windows
|
coldfusion_installer.exe [-f propertiesFilePath]。例えば、ColdFusion(2021 リリース)をサイレントインストールする場合、コマンド ColdFusion_2021_WWEJ_win64.exe -f silent.properties を実行します。
|
Solaris
|
java -jar jar_name [-f propertiesFilePath]
|
macOS 版 | .zip を抽出してインストールします。 |
サイレントインストーラーがインストールを完了したら、ColdFusion Administrator を開いて設定ウィザードを実行します。「システム情報」をクリックして、サイレントインストーラーが適切なエディションをインストールしたことを確認することをお勧めします。エディションが適切でない場合、「新規のライセンス」テキストボックスにシリアル番号を入力して、「変更の送信」をクリックします。
インストールを確認
ColdFusion インストールが完了したら、インストールディレクトリにあるログファイル(Adobe_ColdFusion_2021_Install*)を開いて、インストールを検証します。silent.properties ファイルに、ログファイルの場所が指定されています。
ColdFusion のアンインストール
Windows の場合
- cfuninstall.bat
Windows 以外の場合
- ./cfuninstall.sh
cfuninstall スクリプトは、Windows サービスの設定を解除するだけです。Linux では、init スクリプトが削除されます。
以下が必要です。
- ColdFusion フォルダーを削除します。
- インスタンスが設定されている場合は、サービスを削除する必要があります。
- コネクタが設定されている場合は、設定を解除します。
- ODBC サービスがインストールされている場合は、削除します。
- ログファイルと、ユーザーが wwwroot フォルダー内に作成した可能性のあるあらゆるファイルを保存します。
移行
インストーラーの移行ウィンドウは正常に表示されません。
回避策として、以下を実行します。
- <cf2021_home>/cfusion/lib にフォルダー cf2018settings を作成します。
- その場所に neo-* ファイルと seed.properties をコピーします。
- ColdFusion サーバーを停止します。
- adminconfig.xml で次のように変更します。
- <migratecf2018>true</migratecf2018>
- <runsetupwizard>true</runsetupwizard>
- <runmigrationwizard>true</runmigrationwizard>
- CFPM を使用して、パッケージをインストールします。
- ColdFusion を再起動し、ColdFusion Administrator を起動します。
JEE のインストール
このインストールモードでは、ColdFusion は JEE 設定をサポートしなくなりました。以前のインストーラーでは、JEE(WAR ファイルおよび EAR ファイル)をインストールするか、J2EE インストールのアドオンサービスをインストールすることができました。
現在は、WAR zip ファイルを取得します。詳しくは、JEE 設定を参照してください。
- アプリケーションサーバーの起動後にのみ WAR が展開されるアプリケーションサーバーの場合は、アプリケーションサーバーを停止し、EULA に同意してから、アプリケーションサーバーを再起動します。
- 手動で WAR を拡張する必要があるアプリケーションサーバーの場合は、cfinstall スクリプトを実行し、EULA に同意して、アプリケーションサーバーを起動します。
サイレントプロパティ - Wildfly
# ColdFusion の新しいバージョンのシリアル番号 SERIAL_NUMBER= # EULA への同意 - true。続行するには、EULA に同意する必要があります EULA_ACCEPTED=true IP_ADDRESSES= # デプロイメントタイプを指定 - Production(本番)、Development(開発)、Staging(ステージング)、Testing(テスト)、Disaster recovery(障害回復) DEPLOYMENT_TYPE=Production COLDFUSION_ADMIN_PASSWORD=Admi1n$123 # サーバープロファイル - 1:本番+セキュア、2:本番、3:開発。有効な値は 1、2、3 のいずれかです。SERVER_PROFILE=1 COLDFUSION_RDS_PASSWORD= # インストールタイプ - 1:新しいバージョンの Adobe ColdFusion 2021 をシリアル番号と共にインストール、2:30 日間体験版、3:デベロッパー版 INSTALL_TYPE=1 # WEB-INF までのパスを選択 COLDFUSION_INSTALL_LOCATION=/opt/wildfly-20.0.0.Final/standalone/deployments/cfusion.war/WEB-INF/
絶対パスを使用して cfinstall スクリプトを実行する場合は、ColdFusion のパスを WEB-INF フォルダーまで指定します。
Wildfly や JBoss などとは異なり、Tomcat では、WAR はアプリケーションサーバーの起動後にのみ展開されます。ライセンスに同意しない場合は、アプリサーバーの起動に失敗します。まず、いったんアプリケーションサーバーを起動してから強制終了し、EULA に同意した後、サーバーを再起動する必要があります。
管理者パスワードの変更
管理者パスワードを変更するには、コマンド passwordreset.bat を入力します。
- リセットの選択肢として Admin か jetty のいずれを入力します。
- 管理者および RDS の新しいパスワードを入力し、それらが確認します。
- 変更を有効にするために、サーバーを再起動します。