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概要
『Salesforce 用 Adobe Acrobat Sign:フィールドマッピングおよびテンプレートガイド』では、テンプレートの使用方法と、データおよび結合マッピング機能の設定方法について説明します。
Acrobat Sign では、署名者からのデータ収集、文書内の署名フィールドとイニシャルフィールドの位置設定、送信者と署名者の両当事者の情報収集などの操作を、インタラクティブフォームを使用して行うことができます。
独自の Acrobat Sign テンプレートライブラリを作成するには、「Salesforce 文書」タブで Acrobat Sign フォームとテンプレートを保存します。
『Salesforce 用 Adobe Acrobat Sign:フィールドマッピングおよびテンプレートガイド』では、次の手順について説明します。
マッピングを適切におこなうには、SFDC オブジェクトフィールドと Acrobat Sign フォームフィールドを論理的に関連付けられるように、フィールド名を定義したフォームをあらかじめ作成しておく必要があります。
シンプルなフォームを以下に示します。 フィールドは、片側に 2 つずつ配置した中括弧(フィールドの幅を定義)とフィールド名(中括弧の間の文字列)によって定義されます。
Acrobat Sign テキストタグを使用して、以下を実行できます。
- 顧客が署名とイニシャルを追加できるように、文書上の特定の場所を設定
- 署名者のデータを収集し、後で Salesforce アカウントに戻す
- 署名用に送信する前に、Salesforce のデータを文書のフィールドに結合
Acrobat Sign を使用して送信する文書(Word、PDF、テキストなど)に特殊なテキストタグを追加することで、Acrobat Sign フォームを作成できます。
テキストタグには、名前の値のほかに、検証、計算、正規表現などの追加の引数を含めることができます。詳細なフォームの作成方法を習得すると、署名プロセス中に取得するデータの品質が大幅に向上します。
テキストタグの短縮機能を使用すると、フィールドマッピングによってフォームを作成し、文書間で繰り返し使用されるフィールド名の標準規則を確立できます。この機能には次のメリットがあります。
- 正式なタグを再作成する必要がなくなり、時間を節約できる
- 複数のフォーム間でデータマッピングの一貫性が向上し、今後のフォームの参考として使用できる
詳細については、『Adobe Acrobat Sign テキストタグガイド』を参照してください。
次の設定を使用して、Salesforce 用 Sign アカウントで結合およびデータマッピングを設定できます。
オプション設定
- マッピングエラー通知を有効にする(デフォルトで有効):この設定を有効にすると、マッピングの実行でエラーが発生した場合に必ず電子メール通知がデータマッピングまたは結合マッピングの所有者に送信されます。
- フィールド API 名を表示(デフォルトで無効):データマッピングおよび結合マッピングを設定する際に各フィールドの API 名および Salesforce オブジェクトの関係を表示するには、このオプションを有効にします。
推奨される設定
- Salesforce フォームへのフィールド名のアップロード:フィールド名を Salesforce にアップロードすることで、結合およびデータマッピングフィールド名が SFDC オブジェクトフィールドに入力されるようになります。これによって、フィールド名を選択リストから選択できます。テキストフィールドにフィールド名を手入力する必要がありません。
Salesforce オブジェクトフィールドにフィールド名をアップロードするには、次の手順を実行します。- すべてのフィールドが定義されたフォームを作成します。
- フォームにわかりやすい契約名(W4 フィールドテンプレートなど)を付けて、Salesforce 経由で署名用に送信します。フィールドのマッピング中に適切なテンプレートを見つけるのに役立ちます。
- マッピングするすべてのフィールドにコンテンツを入力し、契約書に署名すると、その契約書は Salesforce に完了済みとして登録されます。
データ/結合マッピングの読み込み機能を使用するときにテンプレートを選択できるようになりました。
Acrobat Sign の結合マッピングを使用して、Salesforce のフィールドデータを文書フィールドに結合してから、署名用に送信することができます。
例えば、契約書を署名用に送信する前に、Salesforce レコードに登録されているそのリードの住所と電話番号を契約書に自動的に入力することができます。契約書が完全に署名され、契約が履行されたら、商談のステータスを変更することもできます。署名者の更新を Salesforce に戻すように選択すると、署名者が結合データフィールドを更新できます(オプション)。
さらに、結合マッピングを使用して、商談に関連付けられている製品リストを自動的に追加することもできます。契約に含める製品属性(数量、価格など)を設定できます。関連製品の並べ替えやフィルターの適用方法も指定できます。
結合マッピングについて
結合マッピングのデータソースタイプには、特定の定数値、または Acrobat Sign 契約書から参照できる Salesforce オブジェクトフィールドの値を使用できます。結合マッピング項目の対象となるのは、Acrobat Sign 契約書の指定されたフィールドです。
例えば、以下のマッピングでは、Acrobat Sign 文書の「FirstName」フィールドと「LastName」フィールドが、Salesforce の「受信者(取引先担当者)」フィールドのデータで更新されます。また、文書の「company」フィールドには取引先の名前が入力されます。
マッピングするオブジェクトを選択するときは、契約書オブジェクトから開始して、親/参照オブジェクトに進んでいきます。オブジェクト間の関連付けは、実行時に確立する必要があります。
結合マッピングを作成するには:
-
-
「結合マッピング」タブを選択します。
-
結合マッピングホームページで、「新規」をクリックします。
新しい結合マッピングページが表示されます。
-
「マッピング情報」セクションで次の操作を行います。
- マッピングの名前を入力します。
- 署名用に契約書を送信するときにデフォルトでマッピングを実行するには、「デフォルトの結合マッピング」チェックボックスをオンにします。
-
既存の文書のフォームフィールド名を読み込んでマッピングするには、署名用に送信され、署名された契約書を選択します。
次のように、別の契約書からフィールドを読み込んで、フィールドを追加することができます。
- 「文書フォームフィールドの読み込み」ヘッダーを選択して、「文書フォームフィールドの読み込み」セクションを表示します。
- 「フィールドの読み込み元」の検索アイコンを選択します。
- フィールドを読み込む契約書を選択します。
- 「フォームフィールドの読み込み」を選択します。
読み込まれたフォームフィールドの数が表示されます。
注意:名前が重複しているフィールドが 2 回読み込まれることはありません。
-
「Salesforce オブジェクトフィールドを文書フィールドにマッピング」セクションで、Acrobat Sign 契約オブジェクトから参照できるフィールド(カスタムフィールドを含む)からのマッピングを作成します。マッピングルールを追加して、データを Acrobat Sign 文書に結合することもできます。
-
新しい空白行を追加するには、「フィールドマッピングを追加」を選択します。
-
次のフィールドで、マッピングとマッピングルールを定義します。
- ターゲット文書フィールド - フォームフィールドを読み込んだ場合は、これらのフィールドを選択します。または、特定のフィールド名を入力します。「ターゲット文書フィールド」の左側にあるアイコンを選択すると、テキスト入力フィールドと、使用可能な読み込み済みフォームフィールド値が表示されたドロップダウンを切り替えることができます。
- ソースタイプ - 「Salesforce オブジェクトフィールド」と「定数」のどちらかを選択します。
- ソース値 - 選択したソースタイプに応じて、次を指定する必要があります。
- ソースタイプが「Salesforce オブジェクトフィールド」の場合は、値を選択します。これを行うには、「選択したオブジェクト」を選択し、表示されるオブジェクトセレクターダイアログで「Salesforce ソースオブジェクト」フィールドを選択します。
- ソースタイプが「定数」の場合は、「ソース値」フィールドに値を入力します。
- 無効にする - オンにすると、このマッピング行は実行されません。
- アクション - 行を削除するには、これを選択します。
-
さらにマッピング行を追加するには、手順 1 ~ 2 を繰り返します。
「Salesforce 商品品目フィールドを Adobe 文書フィールドにマッピング」セクションでは、商談に関連付けられている製品リストを追加できます。
-
新しい空白行を追加するには、「フィールドマッピングを追加」を選択します。
-
「選択したオブジェクト」を選択します。
-
表示されるオブジェクトセレクターダイアログで、Salesforce ソースフィールドである「商談」、「商談商品」を選択し、契約書に含まれる数量、価格、説明などの製品属性を追加します。並べ替えフィールドと並べ替え順序を指定することもできます。
-
「完了」を選択します。
-
さらにマッピング行を追加するには、手順 1 ~ 4 を繰り返します。
結合マッピングテンプレートを完成したら、「保存」を選択します。
結合マッピングは必要なだけ作成し、そのいずれかを、契約が署名用に送信された場合に必ず実行されるデフォルトマッピングとして定義できます。デフォルトとして指定できるマッピングは 1 つだけです。
契約の「結合マッピング」(echosign_dev1__Merge_Mapping__c)フィールドで結合マッピングを参照して、契約に使用する結合マッピングを明示的に指定することもできます。Salesforce ワークフローを使用すると、任意のカスタムビジネスロジックを実行して、使用するテンプレートを決定することができます。デフォルトマッピングを参照するようにそのフィールドを設定する必要はありません。デフォルトマッピングは、このフィールドが空白の場合に実行されます。
大規模または複雑な導入の場合にのみ、初回試用/概念実証でデフォルトマッピングを使用することをお勧めします。通常はテンプレートを明示的に関連付けます。
Salesforce フィールドには検証ルールがあり、このルールによってマッピングが失敗することがあります。たとえば、Salesforce の電子メールフィールドを Adobe Acrobat Sign のテキストフィールドにマッピングすると、電子メールアドレスが無効になることがあります。
何らかの理由でマッピングが失敗した場合、エラーメッセージが、Adobe Acrobat Sign 契約オブジェクトの「結合マッピングエラー」(echosign_dev1__Merge_Mapping_Error__c)フィールドに記録され、結合マッピングの所有者に電子メールでエラーが通知されます。
注意:レポートまたはリストビューを作成して、失敗したマッピングフィールドを表示することもできます。
Acrobat Sign フォームのフィールドデータマッピングを使用すると、署名者データを使用して Salesforce オブジェクトを更新する方法を定義できます。例えば、Salesforce.com の署名者の取引先担当者レコードを、文書の完了および署名時に指定した住所と電話番号を使用して更新できます。また、ファイルマッピングを設定して、Acrobat Sign 署名済み契約書、監査証跡およびアップロードされた補足文書を受信者から Salesforce オブジェクトに戻すこともできます。
データマッピングについて
Acrobat Sign データマッピングでは、Acrobat Sign 契約書が署名されたとき、または契約ワークフローの特定のステージに到達したときに Salesforce オブジェクトが更新されます。データマッピングは事前に設定されており、各データマッピングにデータマッピングルールが含まれています。各データマッピングルールでは、データソースと、更新する必要があるターゲット Salesforce フィールドが定義されています。
マッピングのデータソースには、Acrobat Sign フォームフィールド、特定の定数値または Adobe Sign 契約書フィールドの値を使用できます。各データマッピング項目の対象には、Acrobat Sign 契約書から参照できる Salesforce オブジェクトのフィールドを使用できます。
例えば、以下のマッピングでは、取引先担当者オブジェクトの署名者の姓と名が(署名者が入力したとおりに)更新されます。また、契約書に署名が行われると、商談フェーズが更新され、署名済み契約書および監査証跡が商談に追加されます。
データマッピングを使用して Salesforce を更新するその他の例には、以下があります。
- 受信者の連絡先情報の更新
- 商談への PO 番号の追加
- 取引先への支払情報の更新
- 契約が署名された際の商談フェーズの変更
- 取引先担当者への署名済み PDF と監査証跡の追加
データマッピングを使用して署名者のデータとファイルを Salesforce レコードに転送するには、次の方法を習得する必要があります。
Acrobat Sign データマッピングを作成するには、次の手順を実行します。
-
アプリケーションランチャーページの左上隅から、「Adobe Acrobat Sign」を選択します。
-
「データマッピング」タブを選択します。
-
データマッピングホームページで「新規」をクリックします。
-
新しいデータマッピングページで、次の操作を行います。
- マッピングのわかりやすい名前を指定します。
- デフォルトマッピングとして設定するには、「デフォルトのデータマッピング」チェックボックスを選択します。契約書が署名されると、デフォルトでマッピングが実行されます。
- また、データマッピングを、契約書の作成時に使用する契約テンプレートに割り当てることもできます。
-
フィールドを定義せずに今すぐマッピングを保存するには、「保存」を選択します。
または、続行してフィールド間のマッピングの定義を実行します。注意:読み込み元の文書にカスタムの Acrobat Sign フィールドがない場合は、署名済みの各契約書に付属するデフォルトの Acrobat Sign フィールド(署名日、電子メール、名、姓、役職、会社など)を読み込むことはできません。
「フィールドマッピング」セクションでは、Salesforce 環境のフィールドと契約書フォームフィールドとのフィールド間の関係を定義できます。カスタムフィールドを含む、Salesforce の任意のフィールドのマッピングルールを作成できます。
契約書フォームフィールドを Salesforce 環境のフィールドにマッピングするには、次の操作を実行する必要があります。
- データの取得元となるターゲット Salesforce オブジェクトフィールドを選択します。
- データのソースを定義します。
- ソースフィールドのコンテンツをターゲットフィールドに転送するトリガーとなるステータスイベントを設定します。
署名済み契約書からフィールド名を読み込み、選択リストからフィールド名を選択できるようにするには、管理者はフォームフィールドを Salesforce にアップロードする必要があります。
署名済みの契約書からフィールド名を読み込んで、フィールドをフォームで使用できるようにすることができます。フィールド名を読み込むと、署名プロセス中に更新されたフィールドだけが返され、変更されていないフィールドは無視されます。
契約書からフィールドを読み込むには:
-
「フォームフィールドの読み込み」の横にある検索アイコンを選択して、最近使用した契約書のリストを含むルックアップページを開きます。
-
フィールド名を読み込む契約書を選択します。
-
「フォームフィールドの読み込み」を選択します。
読み込まれたフィールドの数が表示されます。
フィールド間の関係を定義するには:
-
「フィールドマッピング」で、「マッピングを追加」を選択してレコードを追加します。
-
ターゲット、ソース、トリガーを次のように指定します。
- 「どの Salesforce オブジェクトをアップデートしますか?」で、データをアップデートするターゲット Salesforce オブジェクトを選択します。
- 「どの Salesforce フィールドをアップデートしますか?」で、データをアップデートするターゲット Salesforce フィールドを選択します。
- 「データの送信元はどこですか?-タイプを選択」で、次のオプションのいずれかを選択します。
- 契約書フィールド:Salesforce の契約書オブジェクトのオブジェクトリストが表示されます。
- 定数:定数(リテラル)値を挿入できます。
- EchoSign フォームフィールド:署名済み契約書からインポートされたフィールド名のリストを表示できます。
メモ:各フィールドの値を手動で入力することもできます。
- 契約書フィールド:Salesforce の契約書オブジェクトのオブジェクトリストが表示されます。
- 「データの値」で、選択した「データの送信元」オプションに基づいて、次のいずれかのオプションを選択します。
- データが生成された場所に「EchoSign フォームフィールド」を選択した場合 - EchoSign フォームフィールドを選択するか、特定のフィールド名を入力します。フィールドの左側にあるアイコンを選択すると、テキスト入力フィールドと、使用可能な読み込み済みフォームフィールド値を選択できるドロップダウンを切り替えることができます。
- データが生成された場所に「定数」を選択した場合 - 特定の値を入力します。例えば、変更する Salesforce 選択リストのフィールド値を入力します。または、Salesforce フィールドで更新する数値またはテキストを入力します。
- データが生成された場所に「契約フィールド」を選択した場合 - ドロップダウンから契約フィールドを選択します。
- 「マッピングをいつ実行しますか?– 契約ステータスを選択」で、次のいずれかのステータスオプションを選択します。契約ステータスが指定したステータスに変化したときにマッピングが実行されます。
- 署名済み/承認済み/同意済み/フォーム入力済み/配信済み
- 副署名/承認/同意/フォーム入力/配信待ち
- 署名/承認/同意/フォーム入力/配信用に送信
- 取り消し済み/拒否済み
- 期限切れ
- 署名済み/承認済み/同意済み/フォーム入力済み/配信済み
-
すべてのフィールド関係が定義されるまで手順 1 から 2 を繰り返し、「保存」を選択します。
レコードレベルで、コンテンツ更新の転送を制御できます。次の手順に従います。
- 「アクション」で、設定(ギア)アイコンを選択します。
- 表示されるフィールドマッピング値の設定ダイアログで、次のいずれかのオプションを選択します。
- 既存を上書きしない - ターゲット Salesforce フィールドに値がすでに存在する場合、値が上書きされないようにします。
- 空白にしない - Acrobat Sign 契約書のソース値が空白の場合に、ターゲット Salesforce フィールドに空白の値が書き込まれないようにします。
- 実行されないようにマッピング行を無効にするには、「無効にする」を選択します。
Acrobat Sign 署名済み契約書または監査記録を、選択したターゲット Salesforce オブジェクトにマッピングできます。これを行うには、以下の操作を行います。
-
「ファイルマッピング」セクションで、「マッピングを追加」を選択します。
-
次のように、追加するファイル、ファイルを追加する先のターゲットオブジェクト、追加のスタイルを定義します。
- 「どの Salesforce オブジェクトをアップデートしますか?」で、ファイルでアップデートするターゲット Salesforce オブジェクトを選択します。
- 「ファイルの追加方法」で、次のいずれかのオプションを選択します。
- ファイルへの参照リンクを追加 - 契約書の PDF を取得するための URL が提供されます。参照リンクを文字列やピックリストなどのテキストベースのフィールドにマッピングする必要があります。参照リンクがサポートするファイルタイプは、署名済み契約書 - マージされた PDF だけです。
- オブジェクトにファイルを直接添付 - PDF 文書がマッピング先のオブジェクトに直接添付されます(そのオブジェクトが添付ファイル一覧を使用できる場合)。一部のSalesforce オブジェクト(ユーザーなど)は、ファイルの添付をサポートしていません。
- 添付ファイルとして保存:文書を添付ファイルオブジェクトタイプとして保存できます。 オフにすると、コンテンツはファイルオブジェクトとして保存されます。
- 「ファイルの URL を追加するフィールド」で、URL のコピー先のターゲットフィールドを選択します。これは、「ファイルへの参照リンクを追加」を選択した場合にのみ必須です。
- 「追加するファイル」で、次のいずれかのオプションを選択します。
- 署名済み契約書 - マージされた PDF - このオプションを選択するのは、署名のために複数の文書を 1 つのトランザクションで送信し、最終的な署名済み PDF を 1 つのマージされた PDF として保存する場合です。
- 署名済み契約書 - 個別 PDF - このオプションを選択するのは、署名のために複数の文書を 1 つのトランザクションで送信し、個々のファイルを Salesforce レコードに個別の PDF ファイルとして添付する場合です。
- 監査記録 - このオプションを選択すると、監査記録が PDF 形式で Salesforce レコードに転送されます。
- サポート文書 - このオプションを選択すると、受信者が Salesforce レコードにアップロードした関連文書はすべて転送されます。
-
「マッピングをいつ実行しますか?- 契約ステータスを選択」で、次のいずれかのオプションを選択して、データマッピングの実行をトリガーする契約ステータスを指定します。
- 署名済み/承認済み/同意済み/フォーム入力済み/配信済み
- 副署名/承認/同意/フォーム入力/配信待ち
- 署名/承認/同意/フォーム入力/配信用に送信
- 取り消し済み/拒否済み
- 期限切れ
-
完了したら、「保存」を選択します。
-
Adobe Acrobat Sign の URL にカスタムサブドメインがある場合は(https://caseyjones.na1.adobesign.com など)、署名済み契約書をマッピングするときに、URL を Salesforce リモートサイトリストに追加する必要があります。次の手順に従います。
- セットアップ/設定/セキュリティ/リモートサイト設定の順に移動します。
- 「New Remote Site」を選択します。
- Adobe Sign URL を新規リモートサイト URL として追加します。
必要に応じて多数のデータマッピングを作成し、そのうちの 1 つをデフォルトのマッピングとして定義できます。デフォルトのマッピングは、契約書のステータスが変更されるたびに実行されます。デフォルトとして指定できるマッピングは 1 つだけです。
契約書の「データマッピング」(echosign_dev1__Process_Template__c)フィールドでデータマッピングを参照して、契約書に使用するマッピングを明示的に指定できます。Salesforce ワークフローまたはトリガーを使用すると、任意のカスタムビジネスロジックを実行して、使用するデータマッピングを決定することができます。
注意:デフォルトマッピングを参照するようにそのフィールドを設定する必要はありません。デフォルトマッピングは、このフィールドが空白の場合に実行されます。
「データマッピングをトリガー」(echosign_dev1__Trigger_Process_Template__c)チェックボックスをオンにすることで、契約状況が「署名済み」に変更される前または変更された後にマッピングを実行することもできます(例えば、最初の署名者が署名した後にマッピングを実行できます)。Salesforce ワークフローまたはトリガーを使用すると、任意のカスタムビジネスロジックを実行して、データマッピングを実行するタイミングを決定することができます。
また、データマッピングを契約テンプレートに関連付けることもできます。詳しくは、契約テンプレートを参照してください。
Salesforce フィールドには検証ルールがあり、このルールによってマッピングが失敗することがあります。例えば、Acrobat Sign テキストフィールドを Salesforce 電子メールフィールドにマッピングした場合、フィールドのコンテンツが有効な電子メールアドレスでないと、検証が失敗することがあります。
可能な場合は必ず Acrobat Sign フォームフィールドの検証ルールを使用して、署名者が入力したデータが確実に Salesforce に転送されるようにします。 PDF 文書の Acrobat Sign 標準 PDF フォームフィールドの検証ルールで、Adobe Sign テキストタグを使用しているときの検証ルールを作成できます。詳しくは、テキストタグに関するドキュメントを参照してください。
何らかの理由でマッピングが失敗した場合、エラーメッセージが、Acrobat Sign 契約オブジェクトの「データマッピングエラー」(echosign_dev1__Data_Mapping_Error__c)フィールドに記録され、データマッピングの所有者に電子メールでエラーが通知されます。
レポートまたはリストビューを作成して、失敗したマッピングフィールドを表示することもできます。
電子メール通知はデフォルトで有効になっていますが、次の手順で無効にすることができます。
- 設定/プラットフォームツール/カスタムコード/カスタム設定に移動します。
- 「Adobe Sign 設定」を選択します。
- 「管理」を選択します。
- 「新規」または「編集」を選択します。
- Ctrl + F キー/Cmd + F キーを押して、「マッピングエラー通知を有効にする」設定を検索します。
- 必要に応じて設定を編集します。
- 「保存」を選択します。
Adobe Acrobat Sign 契約テンプレートでは、契約書のデフォルト値と設定を事前に設定できます。また、契約テンプレートを「署名用に送信」ボタンにリンクすることもできます。
契約テンプレートについて
契約テンプレートでは、名前、メッセージ、言語、有効期限、セキュリティオプションなどの契約書フィールドを事前に定義できます。また、特定のデータマッピング、結合マッピングおよびオブジェクト(商談、取引先、取引先担当者、リード、契約など)を契約テンプレートに関連付けることもできます。さらに、受信者の定義をプリセットし、フィールドを契約フィールドにマッピングして、添付ファイルを事前に定義できます。
関連オブジェクトレコード(商談など)に表示される「署名用に送信」ボタンを、デフォルトで契約テンプレートにリンクするように設定することもできます。契約テンプレートを使用して契約書を生成するには、「署名用に送信」を選択します。
Salesforce にログインして、Adobe Acrobat Sign for Salesforce アプリを起動し、「契約テンプレート」タブを選択します。
新しい契約テンプレートを作成するには:
-
表示されるダイアログで、テンプレート名を入力し、必要に応じてテンプレートのワークフローを選択します。
注意:ワークフローを選択するオプションが表示されるのは、ワークフローが有効で、リンクされた Sign アカウントにアクティブなワークフローが設定されている場合に限られます。
ワークフローを有効にする方法を確認してください。 -
新しい契約テンプレートページが表示され、上部にテンプレート名が表示されます。右上隅のドロップダウンアイコンを選択して、次のオプションを編集します。
- 名前を編集 - 現在のテンプレートの名前を変更します。
- 所有者を変更 - 現在のテンプレートの所有者を変更します。Salesforce 組織内の現在のユーザーに割り当てる必要があります。
- クローン - 現在のテンプレートを複製し、一意の Salesforce ID 番号が付けられます。
- 削除 - Salesforce から現在のテンプレートを削除します。
「保存」ボタンの下に、テンプレート ID と、テンプレートの作成者、所有者、および最終変更者などのメタデータが表示されます。「アクティブ」チェックボックスを切り替えて、テンプレートを使用可能にするかどうかを指定できます。新しいテンプレートはアクティブ状態で作成されます。
-
これには、Salesforce オブジェクトを参照してテンプレートによって作成される契約書に関連する主要な詳細が含まれます。テンプレートの詳細を入力するには、次の各フィールドに入力します。
- 契約名:契約書のデフォルト名を定義します。すべての契約書は作成当初、この名前を使用します。
契約名などのテキストフィールドでは、有効なフィールド値を動的に生成するように、定義の一部として Salesforce 変数を使用できます。 たとえば、契約が生成されたときに、Acme Corp Agreement - {!Name} など、受領者の名前を含めるように契約書名をカスタマイズできます。 - Salesforce オブジェクト:契約書テンプレートで特定のオプション定義のマスターリファレンスとして使用する Salesforce マスターオブジェクトを選択します。
例えば、マスターオブジェクトまたは関連する参照オブジェクトのフィールドとデータを使用して、契約書の受信者、フィールドマッピング、添付ファイルを指定できます。マスターオブジェクトを契約書テンプレートで定義した場合、マスターオブジェクトの「署名用に送信」ボタンをクリックして契約書の作成を開始できます。
「署名用に送信」ボタンの有効化の方法を確認してください。 - マッピングされるデータ:「データを契約書フィールドにマッピング」を選択し、マッピング方法を選択します。
- オブジェクトから選択:Salesforce オブジェクトを定義する必要があります。 設定したマスターオブジェクトに基づいて、フィールド ターゲット契約書フィールドを選択します。 例えば、マスターオブジェクトが「商談」の場合に、次の画面では、マスターオブジェクト(商談)のソースフィールドのほか、データがマッピングされるターゲット契約書オブジェクトフィールドも選択します。
- 特定の値を入力:リテラル値をターゲット契約書」のフィールドに転送します。
マッピングされたフィールドはすべて、テンプレートにリストされ、そこで個別に編集または削除できます。
マスターオブジェクトにリンクされているセカンダリオブジェクトとの間でデータをマッピングできるようにするには、次の手順を実行する必要があります。
- マスターオブジェクトに、セカンダリオブジェクトへのルックアップフィールドがあることを確認します。関連リスト間でデータをマッピングすることはできません。
- 契約書オブジェクトに、セカンダリオブジェクトへのルックアップフィールドがあることを確認します。
- 契約テンプレートで「データを契約書フィールドにマッピング」を選択し、「オブジェクトから選択」を選択します。
- 「ソースタイプ」フィールドで、セカンダリオブジェクトのルックアップフィールドを選択します。
- 「ターゲット契約書」フィールドで、セカンダリオブジェクトのルックアップフィールドを選択します。
- 「保存」を選択します。
- 契約テンプレートで、「保存」を選択して設定を保存します。
- 以下のセクションの説明に従って、データマッピングまたは結合マッピングを設定します。
- 自動送信 - 使用する自動ワークフローで契約書の送信をトリガーする、またはユーザーが Salesforce レコードの「署名用に送信」ボタンを選択したときに自動的に契約書が送信されるようにする場合、このオプションを有効にします。「自動送信」を動作させるには、少なくとも受信者 1 人と添付ファイル 1 つが契約テンプレートで定義されている必要があります。
- 契約書タイプ:定義された契約書タイプのリストから選択します。
- 言語:電子メールや画面上の指示など、受信者へのコミュニケーションに使用する言語を定義します。
- この契約の署名タイプを選択します。
- 電子サイン:デフォルトで電子サインを収集します。
- 手書き署名:文書のダウンロード、物理的な署名、署名済み文書のスキャン、Acrobat Sign へのアップロードを受信者に指示するには、このオプションを選択します。
テンプレートが配信する予定の 1 つまたは複数の文書を添付する必要があります。 文書がテンプレートに添付されていない場合、送信者は契約書の設定時にドキュメントを選択する必要があります。
テンプレートが自動送信に設定されている場合、テンプレートに文書を 1 つ以上添付する必要があります。
Government Cloud のお客様の場合、Document Builder オプションは無効です。
文書を添付するには:
- 「ファイルをアップロード」を選択し、メニュー形式のウィザードを使用してファイルをアップロードします。
または、デスクトップからファイルをドラッグ&ドロップします。
注意:アップロードされたすべてのファイルは「Salesforce CRM およびファイル」のコンテンツに追加され、アップローダーにより所有されます。
- 「選択して文書を追加」で、以下のオプションのいずれかを選択し、検索バーを使用して特定のライブラリ別に文書を検索します。
- Salesforce CRM およびファイル - 個人用ライブラリです。システムからアップロードしたすべての文書はこのライブラリに保存され、後で使用できます。
- Salesforce 文書 - ユーザー間で共有される Salesforce ライブラリです。
- Acrobat Sign ライブラリ - Acrobat Sign システムに保存されているライブラリコンテンツを参照します。
- 詳細検索 - 上記すべてのオプションを利用可能な 1 つのインターフェイスです。
- 「詳細オプション」で、「文書ソースを選択」を選択します。Salesforce オブジェクトまたはランタイム変数から文書またはオブジェクトを選択できます。一部の Salesforce マスターオブジェクトには、文書のソース用の追加のオプションがあります。たとえば、「テンプレートの詳細」タブの「Salesforce オブジェクト」が「商談」の場合、「商談見積から追加」の追加ソースオプションがあります。次の 3 つのオプションがあります。
- Salesforce オブジェクトから追加
- ソースタイプ - 文書のオブジェクトタイプをファイルまたは添付ファイルから選択します。
- 文書を選択 - 次のいずれかの条件に基づいて添付する文書を選択します。最新の文書(作成日が最新)、または最も古い。
- 文書(作成日が最も古い)、またはすべての文書(見つかったすべての文書)。
- 商談見積から追加
- 見積書タイプ:最新の見積書または最も古い見積書。
- 見積書タイプの判断基準:最終変更日または関連する日付。
- 見積書文書タイプ:最新文書、最も古い文書、またはすべての文書。
- 実行時変数
- オブジェクトから添付ファイルを動的に追加します。
- ランタイム変数名を追加:Salesforce オブジェクトから変数および ID タイプを指定します。
- Salesforce オブジェクトから追加
- Adobe Sign ライブラリからフィールドテンプレートを読み込むには、「フォームフィールドテンプレートを追加」フィールドの下にある検索バーを使用します。
「受信者」タブを使用して、契約書の受信者を追加し、受信者のスタックを制御できます。そのためには、次の詳細を入力します。
- 「署名ワークフロー」で、次の 2 つのオプションのいずれかを選択します。
- すべての受信者の署名:テンプレートで定義されたすべての受信者が、それぞれに割り当てられた役割に従ってプロセスに参加する必要があります。送信者のみの署名が必要な契約書以外のすべてについて、これを選択します。
- 送信者の署名のみ:このオプションを有効にすると、「自分のみが署名」機能がテンプレートに追加されます。このオプションを使用するには、「送信者署名のみを有効にする」設定を選択する必要があります。要件に応じて、このオプションは、「送信者署名のみを読み取り専用にする」設定を使用して読み取り専用に設定できます。
- 「受信者」で、「署名者」ドロップダウンリストから受信者の役割を選択します。
- 「連絡先の検索」フィールドで、受信者の連絡先を検索します。また、ドロップダウンリストから「電子メール」を選択し、受信者の電子メールアドレスを追加します。 受信者は次の方法で追加できます。
- Salesforce オブジェクト - 取引先責任者、ユーザー、リード、またはグループ。
- 電子メール - 任意の電子メールを使用できます。
- ランタイム変数 - マスターオブジェクトの変数から読み込まれた値に基づき、受信者を動的に挿入します(「テンプレートの詳細」タブで定義)。
- さらに受信者を追加するには、「受信者の追加」を選択します。
- 署名者として自分自身を追加するには、「自分を追加」を選択します。「最後に署名」または「最初に署名」を選択して、自分が署名する順序を設定します。必要に応じて「最初の署名者のホスト署名」を選択します。
- ID 確認方法を変更するには、「電子メール」を選択して ID 確認メニューを開きます。必要に応じて、ドロップダウンから、「パスワード」、「KBA」、「電話」、「Government ID」のいずれかの確認方法を選択します。
- 契約書の受信者のために、必要に応じてメッセージを追加します。
- 「詳細オプション」:
- 対面のホスト署名を容易にするには、「ホスト署名(対面署名)を有効にする」を選択します。
- 契約書を署名用に送信する前にプレビューし、フォームフィールドをドラッグ&ドロップできるようにするには、「フィールドのプレビューと位置設定を有効にする」を選択します。
- 特定のユーザーの代理で契約書を送信するには、「代理送信」を選択し、ユーザーレコード ID を指定します。「代理送信」機能を有効にする方法を参照してください。
- 内部または外部の受信者ステータスに基づいて署名者の確認を制御する場合は、オプションで「高度な確認方法」を選択して、受信者の検証方法を設定します。
「データマッピング」タブでは、この契約テンプレートを使用した契約書を送信したときに自動的に実行するマッピングとして、データマッピングと結合マッピングのどちらか、または両方をオプションで指定できます。
- 結合マッピング:契約書を送信する前に、Salesforce フィールドを契約書に結合するデータマッピングを選択します。
- データマッピング:署名済み契約書の入力内容を Salesforce にマッピングするときに使用するデータマッピングを選択します。
一般的な契約書タスクを自動化するために、追加のルールを設定できます。これを行うには、必要に応じて次のフィールドに入力します。
- 「自動リマインダー」のドロップダウンメニューから、「なし」、「署名されるまで毎日」、「署名されるまで毎週」のオプションのいずれかを選択します。
- 有効期限までの日数で、契約書の有効期限までの日数を入力します。契約テンプレートから契約書レコードが生成されると、入力した日数は現在の日付に追加され、有効期限を動的に計算します。
注意:パッケージバージョン 21.x 以前を使用している場合は、「有効期限までの日数」は数値フィールドとして表示されます。パッケージバージョン 21.x 以降を使用しているお客様は、フィールドをテキストフィールドとして表示し、{!Expiry Date} など、マスターオブジェクトの他のフィールドを参照できます。v21 より前のバージョンからアップグレードしたユーザーの場合は両方のフィールドがあります。 - 「署名後リダイレクト URL」に、契約書の署名者が署名した後、指定した URL に自動的にリダイレクトされるように URL を入力します。このオプションを使用するには、「署名後オプションを有効にする」設定を有効にする必要があります。
- 「署名後オプション」設定を有効にし、「署名後リダイレクト URL」を指定した場合は、「署名後のリダイレクト遅延(秒)」フィールドに、リダイレクトを実行するまでの経過秒数を入力します。
- 「署名済み文書をパスワードで保護」チェックボックスを選択して、署名者に送信される署名済み PDF を暗号化します。
- 「すべての契約にデフォルトテンプレートを設定」チェックボックスを選択して、新しい契約書のデフォルト契約テンプレートとして設定します。特定の契約テンプレートを他の契約書と関連付けるように定義し、デフォルトの契約テンプレートを上書きすることもできます。例えば、特定の契約テンプレートに関連付けられた、取引先オブジェクトのカスタムの「署名用に送信」ボタンを作成できます。カスタムボタンについて詳しくは、「署名用に送信」ボタンを有効にするを参照してください。
- 組織で Chatter 発行者アクションを有効にしている場合は、「Chatter 発行者アクションとして有効」を選択して、この契約テンプレートを有効にします。Chatter 発行者アクションを使用すると、ユーザーが Chatter から契約書を送信できます。このチェックボックスをオンにすると、取引先担当者、取引先、商談のいずれかのマスターオブジェクトの Chatter アクションに対してこの契約テンプレートが有効になります。例えば、マスターオブジェクトが商談の場合に、このチェックボックスをオンにすると、ユーザーは商談 Chatter フィードからこの契約テンプレートを使用して送信できます。マスターオブジェクトを空白にすると、ホームページの Chatter フィードで契約テンプレートを有効にできます。
詳細については、Adobe Acrobat Sign Chatter 発行者アクションを参照してください。
「Chatter 発行者アクションとして有効」オプションは、Government Cloud のお客様には表示されません。Chatter は 現在、商用クラウドでのみサポートされています。
Salesforce は、Acrobat Sign からワークフローを読み込むように簡単に構成でき、エージェントは両方の環境から同じ受信者構造、認証方式、メール配信などで柔軟に送信できます。
また、ワークフローを Salesforce テンプレートのソースとして使用すると、多目的のドキュメントテンプレートで使用して、必要に応じて受信者をスムーズに含めたりスキップしたりできます。
ワーフクローを添付するときに Salesforce テンプレートの定義が少し変更されます。ワークフローは、ワークフローに合わせて受信者タブを変更し、SFDC テンプレートで通常定義する一部の構成済み要素を挿入します。
以下のリストは、セットアッププロセスの違いを示します。
Salesforce 用 Adobe Acrobat Sign V 24.14 以降を使用している場合は、前提条件の手順をスキップできます。パッケージ V 24.14 以降では、ユーザーは Salesforce アカウントを契約書の転送用に設定したり、コールバックサイト URL および通知を使用したりする必要はありません。
Salesforce でワークフローにアクセスするには、次のことを行う必要があります。
- Acrobat Sign で少なくとも 1 つのワークフローを使用できるようにする。
- 契約書の転送用の Salesforce アカウントを構成する。これにより、次の手順で必要なコールバックサイト URL が生成されます。
- 次のように、コールバックサイト URL をカスタム Adobe Sign 設定の「コールバック URL 契約書の通知」フィールドに入力します。
- Salesforce 管理者としてログインします。
- 設定/プラットフォームツール/カスタムコード/カスタム設定に移動します。
- 「Adobe Sign 設定」を選択します。
- 「管理」を選択します。
- 「編集」を選択します。
- 「Adobe から Salesforce サイトへのコールバック URL」の値を「コールバック URL 契約書の通知」フィールドにペーストします。
- 「保存」を選択します。
これで、Salesforce 組織でワークフローを使用できるようになりました。
- アプリケーションランチャーページの右上隅から、「Adobe Acrobat Sign」を選択します。
- 「契約テンプレート」タブを選択します。
- 契約テンプレートホームページで、「新規」を選択します。
- テンプレート名を指定します。
- ワークフローを選択ドロップダウンから、ワークフローを選択します。Adobe Sign でユーザーが使用できるワークフローのみが表示されます。
「テンプレートの詳細」タブには、ワークフローで定義されている契約名の値が自動的に入力されます。
他のすべてのフィールドは、標準テンプレートとして設定できます。
「添付ファイル」タブには、Acrobat Sign ワークフローで使用可能な文書のみが表示されます。
- Acrobat Sign の文書のタイトル値が読み込まれ、Salesforce の Title 列に表示されます。
- Acrobat Sign ワークフローに添付されている文書は、Salesforce のファイルピッカーのリストに読み込まれます。
- ピッカーには、オプションが 1 つ(Acrobat Sign ワークフローで定義されているファイル)のみあります。テンプレートを作成するときは、ピッカーでファイルを明示的に選択する必要があります。また、ユーザーがテンプレートを呼び出すと、ファイルは自動的に添付されます。
- Acrobat Sign で定義されている、ファイルを添付していない文書は、「ファイルを追加」の選択肢として表示されます。
- この「空」ファイルはテンプレートレベルで入力でき、ユーザーがテンプレートを呼び出したときに自動的に入力されます。ファイルがテンプレートレベルで追加されていない場合、このフィールドは空白のままとなり、送信者が契約書を作成するときにファイルを追加できます。
「受信者」タブには、Acrobat Sign ワークフローからの受信者一覧と順序が読み込まれます。
- Acrobat Sign ワークフローの受信者名の値は、受信者レコードの左端の「タイトル」として読み込まれます。
- ワークフロー内の電子メールで明示的に識別されている受信者は、その電子メールが Salesforce テンプレートに入力されます。
- Acrobat Sign ワークフローで受信者による編集が許可されていない場合、テンプレートではその受信者に対して該当するフィールドがロックされ、編集が防止されます。
- ワークフロー内で明示的に識別されていない受信者は、テンプレートで編集できます。
- 値がテンプレートに追加された場合、その値はテンプレートが呼び出されたときに挿入され、送信者が編集できます。
- Adobe Sign ワークフロー内の「オプション」である受信者は、Salesforce では空白のままにしておくことができます。
契約書メッセージと CC 先も、(Acrobat Sign ワークフローの「契約情報」セクションから)「受信者」タブに読み込まれます。
Acrobat Sign ワークフローに受信者の認証方式が含まれる場合は、それも、テンプレートに表示されませんが読み込まれます。
データマッピングは、Acrobat Sign ワークフローから読み込むことはできませんが、テンプレートに対して手動で設定することはできます。
「ルール」タブには、次のようにワークフローから有効期限までの日数値が読み込まれます。
Salesforce テンプレートに加えた変更は、自動的には保存されません。
編集内容を保存するには、画面の右上隅にある「保存」ボタンをクリックしてください。
「署名用に送信」ボタンは、デフォルトの契約テンプレート、またはユーザーが設定する特定の契約テンプレートに関連付けられています。Salesforce 用 Acrobat Sign 統合には、商談、取引先、取引先担当者、リードまたは契約ページレイアウトに追加できる「署名用に送信」ボタンがデフォルトで含まれています。他のオブジェクトに追加し、様々な契約テンプレートに関連付けることができるカスタムの「署名用に送信」ボタンを複数作成することもできます。
商談オブジェクト用の「署名用に送信」ボタンを有効にする方法を次に示します。
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設定/プラットフォームツール/オブジェクトとフィールド/オブジェクトマネージャーに移動します。
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左のオブジェクトのリストから、編集するオブジェクト(この例では商談)を選択します。
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左パネルから、「ページレイアウト」を選択します。
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編集するページレイアウトを選択します。
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左側のパネルのリストから「ボタン」を選択します。
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上部のセクションにある「署名用に送信」ボタンを、「商談の詳細」セクションの「カスタムボタン」ボックスまでドラッグします。
他のオブジェクト用にカスタムの「署名用に送信」ボタンを作成できます。作成したボタンには、必要に応じてラベルを付けることができます。
商談オブジェクト用にカスタムの「署名用に送信」ボタンを作成する方法を次に示します。
-
設定/プラットフォームツール/オブジェクトとフィールド/オブジェクトマネージャーに移動します。
-
左のオブジェクトのリストから、編集するオブジェクト(この例では商談)を選択します。
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オブジェクトページが読み込まれたら、左側のレールから「ボタン、リンク、およびアクション」オプションを選択します。
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右上隅の「新規ボタンまたはリンク」を選択します。
カスタムボタンまたはリンク編集ページが表示されます。
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デフォルトの「商談」ボタンに対して設定されていた内容をコピーできますが(次のスクリーンショットを参照)、パスの末尾のオブジェクト ID 変数は、追加するオブジェクト ID 変数に置き換える必要があります。
{! URLFOR('/apex/echosign_dev1__AgreementTemplateProcess', null, [masterId=Opportunity.Id]) }
- (オプション)特定の契約テンプレートをボタンに関連付けます。
特定の「署名用の送信」ボタンに対して特定の契約テンプレートを関連付ける必要がある場合、ボタンパスは次のようになります。
{!URLFOR('/apex/echosign_dev1__AgreementTemplateProcess', null, [masterId = Opportunity.Id, templateId='a024J000002LuyBQAS'])}
templateId には、使用する契約テンプレートの ID を設定します。この値が設定されていない場合は、デフォルトの契約テンプレートが使用されます。templateId は、契約テンプレートページの URL から取得できます。
- (オプション)ボタンがクリックされて契約書が生成されたら、retURL パラメーターを使用して、ユーザーを契約書ページとは別のページに誘導します。
例:クリックされたときに、指定した URL に移動したり、契約ページではなくレコードに戻ったりするように「署名用に送信」ボタンを定義できます。このボタンを定義するには、例えば、次の文字列を使用します。
/apex/echosign_dev1__AgreementTemplateProcess?masterid={!Opportunity.Id}&retURL=/{!Opportunity.Id}
- (オプション)ボタンがクリックされたら、onLoadAction の「Send」をトリガーします。
例:クリックされたときに、契約ページに移動し、ページの読み込み後に追加のユーザー操作なしで契約が「送信」されるように「署名用に送信」ボタンを定義できます。このボタンを定義するには、例えば、次の文字列を使用します。
/apex/echosign_dev1__AgreementTemplateProcess?masterid={!Opportunity.Id}&onloadAction=Send
onLoadActions について詳しくは、onLoadActions を参照してください。また、「送信」の値を、契約レコードの「読み込み時のアクション(選択リスト)」フィールドにマッピングすることもできます。このマッピングの定義方法について詳しくは、契約フィールドへのデータのマッピングを参照してください。
-
「保存」を選択します。
カスタムボタンの作成後、前述した商談の例の手順と同じような方法で、そのオブジェクトのページレイアウトに移動して、ページに追加します。
署名後オプションを有効にして、署名者を選択したランディングページに移動できます。これにより、「署名後リダイレクト URL」オプションと「署名後リダイレクト遅延」オプションが契約書を送信ページで使用可能になります。契約書の署名者は、署名後、指定された URL にリダイレクトされます。例えば、会社の web サイトやアンケートページに署名者をリダイレクトできます。「署名後オプションを読み取り専用にする」設定を使用して、送信者に対してこのオプションを読み取り専用にできます。
署名後オプションを有効にするには:
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設定/プラットフォームツール/カスタムコード/カスタム設定に移動します。
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「Adobe Sign 設定」を選択します。
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「管理」を選択します。
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「新規」(または「編集」)を選択します。
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「署名後オプションを有効にする」を探し、必要に応じて変更します。
オプションで、「署名後オプションを読み取り専用にする」の設定を探し、必要に応じて変更します。
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「保存」を選択します。
Salesforce 用 Adobe Acrobat Sign v 11.7 以降では、Salesforce の「代理送信」機能を有効にして、個人が他のユーザーの代理で契約書を送信できるようにすることができます。この機能は、すべての契約書の送信シナリオに適用されます。これには、「バックグラウンドアクション」フィールドを更新して開始したバックグラウンドアクションや、契約書テンプレートで「自動送信」オプションを使用して開始したバックグラウンドアクションが含まれます。さらに、契約書の生成時に自動入力用の契約テンプレートでユーザー参照を設定することで、プロセスを合理化できます。
「代理送信」機能を有効にするには、「Adobe Acrobat Sign 管理者」権限セットを Salesforce 管理者に割り当てる必要があります。管理者ユーザーは、「代理送信」機能を有効にするために必要な次の 2 つのフィールドにアクセスできます。
- User.EchoSign_Allow_Delegated_Sending__c
- User.EchoSign_Email_Verified__c
メモ:Adobe Acrobat Sign パッケージのすべてのユーザーは、サービスを使用できるようになる前に、Adobe Acrobat Sign ユーザー権限が割り当てられている必要があります。
他のユーザーの代理送信を許可するには、次の手順を実行します。
-
次の手順を実行して、「他のユーザーとして送信することを許可する」フィールドをユーザーレコードレイアウトに追加します。
- 設定/プラットフォームツール/オブジェクトとフィールド/オブジェクトマネージャーに移動します。
- オブジェクトマネージャーから「ユーザー」を選択します。
- ユーザーオブジェクトページの左側のレールから「ユーザーページレイアウト」を選択します。
- 「ユーザーレイアウト」を選択します。
- 「フィールド」を選択した状態で、「別ユーザーとしての送信を許可」を選択して、レイアウトの「追加情報(編集ページにのみヘッダーを表示)」セクションにドラッグします。
- 「保存」を選択します。
-
「Adobe Acrobat Sign 電子メールを確認済み」フィールドをユーザーレコードレイアウトに追加します。
- ユーザーページレイアウトページの「フィールド」セクションから「 Adobe Acrobat Sign 電子メールを確認済み」オプションを選択し、レイアウトの「追加情報(編集ページにのみヘッダーを表示」セクションにドラッグします。
- 「保存」を選択します。
-
次の手順を実行して、「他ユーザーの代理送信を許可する」設定を有効にします。
- 設定/プラットフォームツール/カスタムコード/カスタム設定
に移動します。 - Adobe Sign の設定lリストで、「管理」を選択します。
- 「新規」(または「編集」)を選択します。
- (Ctrl + F キー/Cmd + F キーを押して)「他ユーザーの代理送信を許可する」設定を検索し、必要に応じて編集します。
- 「保存」を選択します。
- 設定/プラットフォームツール/カスタムコード/カスタム設定
-
代理送信される側のユーザーについては、次のように 2 つの設定を有効にする必要があります。
- 設定/管理/ユーザー/ユーザーに移動します。
- 特定のユーザーについて、「編集」を選択します。
- ユーザーの編集ページの「追加情報j」セクションで、「Adobe Sign で別ユーザーとしての送信を許可」および「Adobe Acrobat Sign 電子メールを確認済み」オプションを有効にします。
- 「保存」を選択します。
この設定を有効にすると、契約を送信ページの「受信者」セクションに「送信者の署名のみ」オプションが表示され、有効になります。「送信者の署名のみ」オプションを使用すると、契約書または文書は、署名する送信者に表示されます。この機能は、アドビサービスの「入力と署名」機能と似ています。このオプションを読み取り専用に設定するには、「送信者署名のみを読み取り専用にする」設定を使用します。
送信者の署名のみ機能を有効にするには:
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設定/プラットフォームツール/カスタムコード/カスタム設定に移動します。
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「Adobe Sign 設定」を選択します。
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「管理」を選択します。
-
「新規」(または「編集」)を選択します。
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「送信者の署名のみを有効にする」の設定を探し、必要に応じて編集します。オプションで、「送信者署名のみを読み取り専用にする」の設定を探し、必要に応じて変更します。
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「保存」を選択します。
Salesforce 用 Acrobat Sign では「契約書パネル」と「契約書リスト」から、契約書を表示および管理することができます。「契約書パネル」(または「契約書パネル全体」)および「契約書リスト」コンポーネントを次の任意の Salesforce 標準オブジェクトの Lightning ページに追加して、そのオブジェクト内のレコードの契約書を送信および管理するために使用できます。
- 取引先
- 取引先担当者
- 契約
- リード
- 商談
- ユーザー
次の手順に従って、Salesforce オブジェクトに「契約書パネル」(または「契約書パネル全体」)および「契約書リスト」を追加します。
-
アカウントに「自分のドメイン」が設定されていることを確認します。
Salesforce 環境で Adobe Acrobat Sign を使用するには、「自分のドメイン」の設定方法を参照してください。 -
Salesforce オブジェクトの任意のレコードを開きます。次の例では、商談オブジェクトのレコードにコンポーネントを追加します。
-
レコードページの右上隅にある設定アイコンを選択してメニューを開き、「編集ページ」を選択します。
ページが編集モードで開きます。 -
左パネルで、Custom-Managed コンポーネントのリストまで下にスクロールします。
-
「契約書パネル」を追加するには、次のように目的の場所に「契約書パネル」をドラッグ&ドロップします。
必要に応じて「契約書パネル」の代わりに、「契約書パネル全体」を追加できます。どちらのコンポーネントも同様の機能を備えていますが、「契約書パネル全体」では表示がより広くなります。
-
「契約書リスト」を追加するには、次のように、目的の場所に「契約書リスト」をドラッグします。
-
右上隅の「保存」を選択します。
-
ページをアクティベートしてユーザーに表示するように求めるメッセージが表示されたら、「アクティベート」を選択します。
-
表示されるダイアログで、必要なフォームファクターを選択し、「次へ」を選択します。次に、割り当てを確認して、「保存」を選択します。
変更内容が保存され、ユーザーのページがアクティベートされます。
Salesforce は、Acrobat Sign が契約書のボタンアクション(送信、通知、削除、キャンセル、更新および表示)に対してサポートしている onLoadAction URL パラメーターを使用して、アクションを自動的にトリガーできます。URL パラメーターでは、管理者が設定したツールバー設定(『高度なカスタマイズに関するガイド』を参照)が考慮されます。そのため、有効になっているツールバー設定のみが使用可能になります。
onLoadAction を使用した URL の例:
- 送信:アカウントで契約書の状態が下書きであることを確認してください。
https://echosign-dev1.ap1.visual.force.com/apex/EchoSignAgreementAdvanced?id=[agreementID]&sfdc.override=1&onLoadAction=send
- 通知:ステータスが署名用に送信済みである契約書がアカウントに存在することを確認してください。
https://echosign-dev1.ap1.visual.force.com/apex/EchoSignAgreementAdvanced?id=[agreementID]&sfdc.override=1&onLoadAction=remind
- 削除:ステータスが署名用に送信済みである契約書がアカウントに存在することを確認してください。
https://echosign-dev1.ap1.visual.force.com/apex/EchoSignAgreementAdvanced?id=[agreementID]&sfdc.override=1&onLoadAction=delete
- キャンセル:ステータスが署名用に送信済みである契約書がアカウントに存在することを確認してください。
https://echosign-dev1.ap1.visual.force.com/apex/EchoSignAgreementAdvanced?id=[agreementID]&sfdc.override=1&onLoadAction=cancel
- 更新:ステータスが署名用に送信済みである契約書がアカウントに存在することを確認してください。
https://echosign-dev1.ap1.visual.force.com/apex/EchoSignAgreementAdvanced?id=[agreementID]&sfdc.override=1&onLoadAction=update
- 表示:ステータスが署名用に送信済み、署名済み、またはキャンセル済みである契約書がアカウントに存在することを確認してください。
https://echosign-dev1.ap1.visual.force.com/apex/EchoSignAgreementAdvanced?id=[agreementID]&sfdc.override=1&onLoadAction=view