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Adobe Connect セッション中に共有ポッドで画面、ドキュメント、プレゼンテーションを共有する方法について説明します。
Adobe Connect の共有ポッドは、コラボレーションや会議への参加を促進する多機能ツールです。このツールを使用することにより、主催者やプレゼンターは、画面、ウィンドウ、ホワイトボード、各種ファイルを共有し、すべてのアクティビティを出席者に表示できるようになります。このポッドには注釈ツールが含まれており、プレゼンターは共有コンテンツ上で重要な点を強調したり書き込んだりすることで、参加者とのインタラクションを強化することができます。さらに、会議の参加者はコンテンツライブラリから直接ファイルをアップロードできるため、再アップロードする必要がなく、共有プロセスが効率化されます。
この記事では、以下のトピックを扱います。
画面の共有
セッションの主催者やプレゼンターは、特定のブラウザータブ、アプリケーション、または画面全体を共有することができます。デュアルモニターをセットアップしているユーザーは、「スクリーンを共有」を選択して特定のモニターを共有することができます。一度に共有できるのは、1 つの画面のみです。ブラウザータブ、アプリケーション、または画面全体を共有すると、共有エリア内での操作が参加者全員に表示されるようになります。
主催者とプレゼンターは、デスクトップアプリとブラウザーのどちらからでも画面を共有できます。プレゼンターは、画面をスムーズに共有するために、不要なタブを閉じる、機密情報を非表示にするなど、事前にブラウザーの準備をしておくことをお勧めします。
画面を共有する際、ブラウザー(Windows では Chrome または Edge、macOS では Chrome)、またはデスクトップアプリを使用して、システムオーディオを共有できます。Windows ユーザーは、システム全体のオーディオを共有することも、ブラウザータブのオーディオのみを共有することもできます。macOS ユーザーが共有できるのは、ブラウザータブのオーディオのみです。macOS のデスクトップアプリを使用するユーザーは、システムオーディオを共有するには macOS 13.0 以降が必要です。
詳しくは、セッションのスクリーン共有を参照してください。
プレゼンテーション、ドキュメント、ビデオの共有
共有ポッドのドキュメント共有機能を使用することにより、主催者やプレゼンターは、セッション中にファイルを直接アップロードして参加者と共有できるようになります。対応フォーマットには、PowerPoint プレゼンテーション、PDF、画像、ビデオ、音楽、カスタムポッドが含まれます。この機能によって、すべての参加者がコンテンツを閲覧できるようになるため、スライドのプレゼンテーション、ドキュメントの確認、視覚資料のリアルタイム共有に最適です。プレゼンターは、ドキュメントを操作しながら参加者に表示される内容を制御できるため、すべての出席者にとってスムーズでプロフェッショナルな体験を提供することが可能になります。コンテンツライブラリにアップロードされたドキュメントも、ドキュメント共有オプションを使用して共有できます。アップロードされたファイルは会議室のコンテンツとして保存され、もう一度アップロードしなくても再びアクセスできます。
セッション中にドキュメントを共有することには、画面を共有する場合と比べ、次の利点があります。
- 参加者に対して高度で正確な表示が行われる。
- プレゼンターと参加者に対する帯域幅の要件が低くなる。
- 会議室でのドキュメントの事前読み込みと整理が可能になる。
- 複数のプレゼンターが関係する場合にプレゼンテーションが容易になる。
詳しくは、ドキュメントの共有を参照してください。
ホワイトボードの共有
ホワイトボードは、会議中または仮想教室において、参加者がリアルタイムで書き込みや描画を行い、コンテンツを操作できるようにするためのコラボレーションツールです。物理的なホワイトボードのように機能するため、ユーザーがアイデアを描画したり、問題を解決したり、プレゼンテーションの画面に注釈を直接追加したりすることができます。 主催者またはプレゼンター(または必要な権限を付与された参加者)はホワイトボードを使用することによって、会議でテキスト、図形、および注釈を共同作成できます。
- 描画ツールおよび筆記ツール:ユーザーはペン、ハイライトペンツール、矢印を使用して図形を描画したり、テキストを書いたり、特定のエリアを強調表示したりできます。
- コラボレーション:ホワイトボードは複数の参加者が同時に使用できるため、ブレインストーミングセッション、ディスカッション、グループ作業に最適です。
- 共有コンテンツへの注釈:ホワイトボードは、共有されているプレゼンテーション、ドキュメント、または画像で使用できます。参加者がこれらのファイルに注釈を直接追加することで、インタラクションを強化することができます。
- 保存と書き出し:ホワイトボードの内容を参照するために保存したり書き出したりすることが可能なため、セッション終了後も重要なアイデアやメモを保持できます。
詳しくは、ホワイトボードの共有を参照してください。
以下の操作により、共有ポッドのアクティビティを管理できます。
- 共有ポッドを全画面サイズで表示するには、ポッドの右上隅にある「全画面に切り替え」をクリックします。アイコンをもう一度クリックするか Esc キーを押すと、元の画面サイズに戻ります。
全画面モードを有効にするには Alt + Tab キーを使用して、共有したいウィンドウに移動します。
- 共有ポッドのオプションを選択し、「プレゼンタービューを強制」を選択すると、特定のレイアウト、スライド、共有コンテンツなど、プレゼンターが意図したとおりに参加者がコンテンツを閲覧できるようになります。
- 共有ポッドのオプションから「全員を表示するために最大化」を選択すると、出席者全員が表示されるように画面が最大化します。
- 画面、ドキュメント、ホワイトボードの共有をオフにするには、共有ポッドで「共有を停止」を選択します。
- 最近共有したコンテンツを共有するには、共有ポッドの右上隅からポッド共有オプションを選択します。次に、共有/最近の共有を選択し、ドロップダウンメニューから共有ドキュメントまたはホワイトボードを選択します。 ドロップダウンメニューには、最近共有した 5 つのドキュメントが表示されます。 以前に共有したドキュメントを表示するには、共有/ドキュメントを選択します。
- コンテンツが共有ポッドに表示されているときは、ポインターを使用してそれぞれの領域にユーザーの注意を向けてもらうことができます。共有ポッドの右上隅のポインター
を選択します。
- 共有ドキュメントを編集するには、ソースドキュメントを編集して、セッションに再アップロードします。
Adobe Connect で会議をホスティングし、新しい Adobe Captivate コンテンツ(ハイブリッドではない)をアップロードすると、プラットフォームで、ブラウザーのユーザーがコンテンツを表示できない場合があることが通知されます。 以前にアップロードした PowerPoint プレゼンテーションを再度共有する場合、ブラウザーユーザーの可視性を確保するために、Adobe Connect により、プレゼンテーションの変換が促されます。 同様に、既存の非ハイブリッド Adobe Captivate コンテンツを再共有する場合、警告メッセージが表示され、ブラウザーユーザーの可視性に関する潜在的な問題が通知されます。
Adobe Connect は、バージョン 9 以降の Adobe Captivate コンテンツをサポートしています。 サポートされていないバージョンのコンテンツをアップロードしようとすると、Adobe Connect にエラーメッセージが表示されます。 サポートされていないバージョンの既存コンテンツを再度共有すると、警告メッセージが表示されます。