- Audition ユーザーガイド
- はじめに
- ワークスペースと設定
- デジタルオーディオの基本
- 読み込み、録音および再生
- オーディオファイルの編集
- エッセンシャルサウンドパネルを使用したオーディオの編集、修復および向上
- マルチトラックのセッションマーカーとクリップマーカー
- テキストからスピーチを生成
- 複数のオーディオファイル間でのラウドネスの一致
- 波形エディターでのオーディオ表示
- オーディオの選択
- Audition でのオーディオのコピー、カット、ペースト、削除の方法
- 視覚的なフェードおよび振幅の変更
- マーカーの操作
- オーディオの位相反転、リバースおよび無音部分の作成
- 一般的な操作の自動化
- フェーズ、周波数および振幅の分析
- 周波数バンドスプリッター
- 取り消し、やり直し、ヒストリー
- サンプルタイプの変換
- Audition を使用したポッドキャストの作成
- エフェクトの適用
- エフェクトリファレンス
- マルチトラックセッションのミキシング
- ビデオとサラウンドサウンド
- キーボードショートカット
- 保存と書き出し
エフェクト/スペシャル/ドップラーシフターエフェクトを使用すると、対象物が近づいてから去っていくように感じるピッチの増減(通り過ぎるパトカーのサイレンなど)を作成できます。自動車がこちらに向かってくるときは、自動車の前進によって音の波が圧縮されるので、耳に届く音の周波数は実際よりも高くなります。逆に車が遠ざかるときには反対の現象が生じるので、波形が引き伸ばされてピッチの低い音になります。
Adobe Audition のエフェクトで使用される多くのグラフとは異なり、ドップラーシフターグラフは対話形式ではないので、直接操作することはできません。このグラフは、エフェクトのパラメータを調整するとそれに従って変化します。
パスのタイプ
音源が移動するように感じさせるパスを指定します。パスのタイプによって、使用できるオプションは異なります。
コントロール
直線のオプション
円のオプション
直線のオプション
- 開始距離でエフェクトの仮想的な開始点をメートル単位で設定します。
- 速度でエフェクトの仮想的な移動速度をメートル/秒単位で定義します。
- 進入角度でエフェクトの出現位置の方向を度単位で設定します。
- 前側通過位置でエフェクトがリスナーの前を通過しているような効果を作る場合のリスナーとの距離をメートル単位で指定します。
- 右側通過位置でエフェクトがリスナーの右を通過しているような効果を作る場合のリスナーとの距離をメートル単位で指定します。
円のオプション
- 半径でエフェクトの円のサイズをメートル単位で設定します。
- 速度でエフェクトの仮想的な移動速度をメートル/秒単位で定義します。
- 開始角度でエフェクトの仮想的な開始アングルを度単位で設定します。
- 前側中心位置で音源の中心をリスナーの前方どれくらいの距離に置くかをメートル単位で指定します。
- 右側中心位置で音源の中心をリスナーの右方どれくらいの距離に置くかをメートル単位で指定します。
距離または方向に基づいてボリュームを調整
指定した値に基づいて、エフェクトのボリュームが自動的に調整されます。
品質レベル
処理品質を 6 段階で指定します。品質レベルが低いほど処理時間は短くなりますが、高い方が一般に品質の良い結果が得られます。