Adobe Audition/設定/再生と録音を選択します。
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レベルメーターの概要
録音中および再生中に、入力信号と出力信号の振幅を監視するには、レベルメーターを使用します。波形エディターでは、レベルメーターはレベルパネルにのみ表示されます。マルチトラックエディターでは、ミックス出力の振幅を示すレベルパネルと、各トラックの振幅を示すトラックメーターにレベルメーターが表示されます。
レベルパネルは、水平、垂直のいずれの向きにもドッキングできます。パネルを水平にドッキングしている場合は、上のメーターが L チャンネル、下のメーターが R チャンネルを表します。
レベルパネルを表示または非表示にするには、Windows®/ レベルメーターを選択します。
レベルメーターでは、信号レベルを dBFS(decibels below full scale)で表します(クリッピングが発生しない可能な最大の振幅を 0 dB とします)。黄色のピークインジケーターは、ピーク振幅を確認しやすいように 1.5 秒間表示され続けます。
振幅が小さすぎるとサウンドの品質が低下します。また、振幅が 大きすぎるとクリッピングが発生し、歪みが生じます。レベルが最大値の 0 dB を超えると、 メーターの右側にある赤色のクリップインジケーターが 点灯します。
クリップ インジケーターを消去するには、個々にクリックするか、メーターを 右クリックして「インジケーターをリセット」を選択します。
エフェクトラック入力/出力モニター
エフェクトラックでは、2 つのレベルメーターに入力(エフェクトを通してルーティングされるクリップとトラック)と出力(エフェクトチェーンから離れる信号レベル)の信号レベルが表示されます。
多くのエフェクトは、信号の全体的なレベルに何らかの影響を与え、信号を増幅させたり低減させたりします。レベルを確認することで、それぞれの横にあるノブを調整して、エフェクトに入る信号の量(サウンドの処理方法に影響を与える可能性あり)やエフェクトから出る信号の量(エフェクトがクリッピングされていないか、聞こえるのに十分な大きさであることを確認)を微調整することができます。
1.1x、1.2x などのカスタム速度でオーディオを再生できます。JKL シャトル速度を使用すると、カスタマイズした再生速度を調整できます。
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「JKL シャトル速度」を選択して、目的の速度を設定します。「低速 (0.1x)」、「1/2 倍速 (0.5x)」、「通常速度 (1x)」、「倍速 (2x)」から選択します。
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カスタマイズした再生速度を設定するには、希望する増分を JKL シャトル速度パネルから選択し、オーディオを再生し、必要な速度になるまで L キーを数回押します。再生コントロールの再生の表示速度を確認することができます。
レベルメーターのカスタマイズ
メーターを右クリックして、次のいずれかのオプションを選択します。
入力信号を計測
波形エディターで、デフォルトのハードウェア入力のレベルを表示します。(オーディオ入力および出力の設定を参照してください。)このオプションをすばやく有効または無効にするには、メーターをダブルクリックします。
範囲オプション
表示するデシベル範囲を変更します。
最小値を表示
振幅の小さいポイントで最小値インジケーターを表示します。
ヒント:最小値インジケーターがピークインジケーターの近くに表示される場合は、ダイナミックレンジ(最小音量と最大音量の差)が小さいことを示します。2 つのインジケータが大きく離れている場合は、ダイナミックレンジが大きいことを示します。
カラーグラデーションを表示
メーターを緑から、黄、赤の順に徐々に変化させます。このオプションの選択を解除すると、徐々に色が変化するのではなく、-18 dBFS で黄色、-6 dBFS で赤に変わります。
LED メーターを表示
デシベルレベルごとに別々のバーを表示します。
可変ピーク、固定ピーク
ピークインジケーターの表示モードを変更します。「可変ピーク」では、 1.5 秒が経過すると黄色のピークレベルインジケーターがリセットされるので、 比較的新しいピーク振幅を確認するのに適しています。オーディオのボリュームが小さくなるほど、 ピークインジケーターの位置が低くなります。「固定ピーク」では、ピークインジケーターの 位置が保持されるので、監視、再生または録音を開始してからの 最大振幅を確認するのに適しています。この設定でも、クリッピングインジケーターをクリックすることにより、 手動でピークインジケーターをリセットできます。
ヒント: 録音の前にオーディオの最大ボリュームを調べる場合は、「固定ピーク」を 選択してから、入力レベルを監視します。ピークインジケーターには、最大ボリューム部分のレベルが表示されます。