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Dreamweaver でのマスターページと詳細ページの作成

  1. Dreamweaver ユーザーガイド
  2. はじめに
    1. レスポンシブ web デザインの基本
    2. Dreamweaver の新機能
    3. Dreamweaver を使用した web 開発 - 概要
    4. Dreamweaver / よくある質問
    5. キーボードショートカット
    6. Dreamweaver の必要システム構成
    7. 機能の概要
  3. Dreamweaver と Creative Cloud
    1. Dreamweaver 設定と Creative Cloud の同期
    2. Dreamweaver での Creative Cloud ライブラリ
    3. Dreamweaver での Photoshop ファイルの使用
    4. Adobe Animate と Dreamweaver の操作
    5. ライブラリから web 用に最適化された SVG ファイルを抽出する
  4. Dreamweaver のワークスペースとビュー
    1. Dreamweaver ワークスペース
    2. ビジュアル開発のための Dreamweaver ワークスペースの最適化
    3. ファイル名またはコンテンツに基づいたファイルの検索 | Mac OS
  5. サイトの設定
    1. Dreamweaver サイトについて
    2. ローカルバージョンのサイトの設定
    3. Publishing server への接続
    4. テストサーバーの設定
    5. Dreamweaver サイトの設定の読み込みおよび書き出し
    6. リモートサーバーからローカルサイトのルートに既存の web サイトを取り込む
    7. Dreamweaver のアクセシビリティ機能
    8. 詳細設定
    9. ファイル転送に関するサイト環境設定の設定
    10. Dreamweaver でのプロキシサーバー設定の指定
    11. Dreamweaver 設定と Creative Cloud の同期
    12. Dreamweaver での Git の使用
  6. ファイルの管理
    1. ファイルの作成およびオープン
    2. ファイルとフォルダーの管理
    3. サーバーからのファイルの取得とサーバーへのファイルの送信
    4. ファイルのチェックインとチェックアウト
    5. ファイルの同期
    6. ファイルの違いの比較
    7. Dreamweaver サイト内のファイルおよびフォルダーのクローク
    8. Dreamweaver サイトでのデザインノートの有効化
    9. Gatekeeper の脆弱性の悪用を防ぐ
  7. レイアウトとデザイン
    1. レイアウト用ビジュアルエイドの使用
    2. CSS を使用したページのレイアウトについて
    3. Bootstrap を使用したレスポンシブな web サイトのデザイン
    4. Dreamweaver でのメディアクエリーの作成と使用
    5. テーブルを使用したコンテンツの表示
    6. カラー
    7. 可変グリッドレイアウトによるレスポンシブデザイン
    8. Dreamweaver 内の Extract
  8. CSS
    1. カスケーディングスタイルシートについて
    2. CSS デザイナーを使用したページのレイアウト
    3. Dreamweaver での CSS プリプロセッサーの使用
    4. Dreamweaver で CSS スタイルの環境設定を行う方法
    5. Dreamweaver での CSS ルールの移動
    6. Dreamweaver でのインライン CSS の CSS ルールへの変換
    7. Div タグの操作
    8. 背景へのグラデーションの適用
    9. Dreamweaver での CSS3 移行効果の作成および編集
    10. コードのフォーマット
  9. ページコンテンツとアセット
    1. ページプロパティの設定
    2. CSS 見出しプロパティおよび CSS リンクプロパティの設定
    3. テキストの操作
    4. テキスト、タグ、属性の検索と置換
    5. DOM パネル
    6. ライブビューでの編集
    7. Dreamweaver でのドキュメントのエンコード
    8. ドキュメントウィンドウでのエレメントの選択および表示
    9. プロパティインスペクターでのテキストプロパティの設定
    10. web ページのスペルチェック
    11. Dreamweaver での区切り線の使用
    12. Dreamweaver でのフォントの組み合わせの追加と変更
    13. アセットを使用した作業
    14. Dreamweaver での日付の挿入と更新
    15. Dreamweaver でのお気に入りアセットの作成と管理
    16. Dreamweaver でのイメージの挿入と編集
    17. メディアオブジェクトの追加
    18. Dreamweaver でのビデオの追加
    19. HTML5 ビデオの挿入
    20. SWF ファイルの挿入
    21. オーディオエフェクトの追加
    22. Dreamweaver での HTML5 オーディオの挿入
    23. ライブラリ項目の操作
    24. Dreamweaver でのアラビア語およびヘブライ語のテキストの使用
  10. リンクおよびナビゲーション
    1. リンクおよびナビゲーションについて
    2. リンク
    3. イメージマップ
    4. リンクのトラブルシューティング
  11. jQuery Widget と効果
    1. Dreamweaver での jQuery UI Widget と Mobile Widget の使用
    2. Dreamweaver での jQuery 効果の使用
  12. web サイトのコーディング
    1. Dreamweaver でのコーディングについて
    2. Dreamweaver のコーディング環境
    3. コーディングの環境設定
    4. コードカラーリングのカスタマイズ
    5. コードの記述と編集
    6. コードヒントとコード補完機能
    7. コードの折りたたみと展開
    8. スニペットでコードを再利用する
    9. 構文チェックコード
    10. コードの最適化
    11. デザインビューでのコードの編集
    12. ページのヘッドコンテンツの操作
    13. Dreamweaver でのサーバーサイドインクルードの挿入
    14. Dreamweaver でのタグライブラリの使用
    15. Dreamweaver へのカスタムタグの読み込み
    16. JavaScript ビヘイビアーの使用(基本操作)
    17. JavaScript に組み込まれているビヘイビアーの適用
    18. XML および XSLT について
    19. Dreamweaver でのサーバーサイド XSL 変換の実行
    20. Dreamweaver でのクライアントサイド XSL 変換の実行
    21. Dreamweaver での XSLT の文字エンティティの追加
    22. コードのフォーマット
  13. 製品間ワークフロー
    1. Dreamweaver への拡張機能のインストールと使用
    2. Dreamweaver のアプリ内アップデート
    3. Dreamweaver での Microsoft Office 文書の挿入(Windows のみ)
    4. Fireworks および Dreamweaver による作業
    5. Contribute を使用した Dreamweaver サイトでのコンテンツの編集
    6. Dreamweaver と Business Catalyst の統合
    7. パーソナライズされた電子メールキャンペーンの作成
  14. テンプレート
    1. Dreamweaver テンプレートについて
    2. テンプレートおよびテンプレートから作成されたドキュメントの認識
    3. Dreamweaver テンプレートの作成
    4. テンプレート編集可能領域の作成
    5. Dreamweaver でのリピート領域およびテーブルの作成
    6. テンプレートの任意の領域の使用
    7. Dreamweaver での編集可能なタグ属性の定義
    8. Dreamweaver でネストされたテンプレートを作成する方法
    9. テンプレートの編集、更新、削除
    10. Dreamweaver での xml コンテンツの書き出しおよび読み込み
    11. 既存のドキュメントでのテンプレートの適用または削除
    12. Dreamweaver テンプレートでのコンテンツの編集
    13. Dreamweaver でのテンプレートタグのシンタックスルール
    14. テンプレート領域のハイライト表示の環境設定
    15. Dreamweaver でテンプレートを使用する利点
  15. モバイルとマルチスクリーン
    1. メディアクエリーの作成
    2. モバイルデバイス向けのページ方向の変更
    3. Dreamweaver を使用したモバイルデバイス向けの web アプリの作成
  16. 動的サイト、ページおよび web フォーム
    1. web アプリケーションについて
    2. アプリケーション開発のためのコンピューター設定
    3. データベース接続のトラブルシューティング
    4. Dreamweaver での接続スクリプトの削除
    5. 動的ページのデザイン
    6. 動的コンテンツソースの概要
    7. 動的コンテンツのソースの定義
    8. ページへの動的コンテンツの追加
    9. Dreamweaver での動的コンテンツの変更
    10. データベースのレコードの表示
    11. Dreamweaver でのライブデータの入力とトラブルシューティング
    12. Dreamweaver でのカスタムサーバービヘイビアーの追加
    13. Dreamweaver を使用したフォームの作成
    14. フォームを使用したユーザーからの情報の収集
    15. Dreamweaver での ColdFusion フォームの作成と有効化
    16. web フォームの作成
    17. フォームエレメントの HTML5 サポート強化
    18. Dreamweaver を使用したフォームの開発
  17. アプリケーションのビジュアル開発
    1. Dreamweaver でのマスターページと詳細ページの作成
    2. 検索ページと結果ページの作成
    3. レコード挿入ページの作成
    4. Dreamweaver でのレコードの更新ページの作成
    5. Dreamweaver でのレコード削除ページの作成
    6. Dreamweaver での ASP コマンドによるデータベースの修正
    7. 登録ページの作成
    8. ログインページの作成
    9. 許可されたユーザーのみがアクセスできるページの作成
    10. Dreamweaver を使用した ColdFusion のフォルダーの保護
    11. Dreamweaver での ColdFusion コンポーネントの使用
  18. web サイトのテスト、プレビュー、パブリッシュ
    1. ページのプレビュー
    2. 複数のデバイスでの Dreamweaver web ページのプレビュー
    3. Dreamweaver サイトのテスト
  19. トラブルシューティング
    1. 修正された問題
    2. 既知の問題

 

 

注意:

Dreamweaver CC 以降では、ユーザーインターフェイスが簡素化されています。そのため、この記事で説明されているオプションの一部が Dreamweaver CC 以降には存在しない場合があります。詳しくは、こちらの記事を参照してください。

マスターページと詳細ページについて

マスターページと詳細ページは、レコードセットデータの整理と表示に使用される一連のページです。これらのページに、サイトの概要情報と詳細情報の両方を表示できます。マスターページには、すべてのレコードの一覧が表示され、各レコードの追加情報を表示する詳細ページへのリンクも掲載されます。

マスターページ

詳細ページ

マスターページと詳細ページを作成するには、データオブジェクトを挿入してマスターページと詳細ページを一度に作成する方法か、サーバービヘイビアーを使用してマスターページと詳細ページをカスタマイズしながら作成していく方法があります。サーバービヘイビアーを使用してマスターページと詳細ページを作成する場合は、まずマスターページを作成してレコードの一覧を用意し、この一覧から詳細ページへのリンクを追加します。

マスターページの作成

作業を開始する前に、サイトのデータベース接続を定義してください。

  1. 空のページを作成するには、ファイル/新規/空白ページを選択し、ページタイプを選択して「作成」をクリックします。このページがマスターページになります。
  2. レコードセットを定義します。

    バインディングパネル(ウィンドウ/バインディング)で、+ ボタンをクリックして「レコードセット」を選択します。SQL ステートメントを自分で記述する場合は、「詳細設定」をクリックします。

    レコードセットには、マスターページの作成に必要なテーブル列をすべて含めてください。また、レコードセットには、各レコードのユニークキーを含むテーブル列、つまりレコード ID 列も含まれている必要があります。次の例では、CODE 列に、各レコードに固有のキーが含まれます。

    マスターページの選択したレコードセットの列

    通常、マスターページのレコードセットは、データベーステーブルから数列を抽出します。一方、詳細ページのレコードセットは、詳細な情報を提供するため、同じテーブルからそれより多くの列を抽出します。

    レコードセットは、実行時にユーザー側で定義することができます。詳しくは、検索ページと結果ページの作成を参照してください。

  3. レコードを表示するための動的テーブルを挿入します。

    動的テーブルを表示するページ上の位置に挿入ポイントを配置します。挿入/データオブジェクト/動的データ/動的テーブルを選択し、オプションを設定して「OK」をクリックします。

    サイト上にレコード ID を表示しない場合は、動的テーブルからその列を削除します。ページ内の任意の場所をクリックして、フォーカスをページに移動します。動的テーブル内の列の上部にカーソルを移動して、列のセルの外枠が赤くなったら、クリックしてその列を選択します。Delete キーを押して、テーブルからその列を削除します。

マスターページを作成し、レコードセットを追加した後で、詳細ページを開くためのリンクを作成します。その後で、ユーザーが選択したレコードの ID を渡すようにリンクを修正します。詳細ページでは、この ID を使用して、要求されたレコードをデータベース内で検索し、その結果を表示します。

注意:

ページを更新するリンクも同じ手順で作成します。結果ページはマスターページに、更新ページは詳細ページに似ています。

詳細ページを開きレコード ID を渡す(ColdFusion、PHP)

  1. 動的テーブル内で、リンクとして表示するテキストのコンテンツプレースホルダーを選択します。
    選択したプレースホルダーへのリンクの適用

  2. プロパティインスペクターの「リンク」ボックスの横にあるフォルダーアイコンをクリックします。
  3. 詳細ページに移動して、選択します。詳細ページがプロパティインスペクターの「リンク」ボックス内に表示されます。

    動的テーブルで、選択したテキストがリンクされた状態で表示されます。サーバーでページが実行されると、リンクが各テーブル行内のテキストに適用されます。

  4. マスターページの動的テーブル内のリンクを選択します。
  5. (ColdFusion)プロパティインスペクターの「リンク」ボックスで、URL の末尾に次のストリングを追加します。
    ?recordID=#recordsetName.fieldName#

    疑問符は、後に URL パラメーターが続いていることをサーバーに示します。recordID という単語は、URL パラメーターの名前です(好きな名前を指定できます)。この URL パラメーターの名前は後で詳細ページで使用するため、覚えておく必要があります。

    等号の後の式は、パラメーターの値です。この例では、レコードセットからのレコード ID を返す ColdFusion の式で生成された値です。動的テーブル内の行ごとに異なる ID が生成されます。ColdFusion の式の中の recordsetName を、使用するレコードセットの名前で置き換え、fieldName を、各レコードを一意に識別するレコードセット内のフィールドの名前で置き換えます。ほとんどの場合、フィールドはレコード ID 番号で構成されます。次の例では、フィールドは一意の場所コードで構成されています。

    locationDetail.cfm?recordID=#rsLocations.CODE#

    ページを実行すると、コードセットの CODE フィールドの値が、動的テーブル内の対応する行に挿入されます。例えば、オーストラリア、キャンベラのレンタル営業所の場所コードが CBR の場合、動的テーブル内のキャンベラ営業所の行では次の URL が使用されます。

    locationDetail.cfm?recordID=CBR
  6. (PHP)プロパティインスペクターの「リンク」フィールドで、URL の末尾に次のストリングを追加します。
    ?recordID=<?php echo $row_recordsetName['fieldName']; ?>

    疑問符は、後に URL パラメーターが続いていることをサーバーに示します。recordID という単語は、URL パラメーターの名前です。ここには好きな名前を指定できます。この URL パラメーターの名前は後で詳細ページで使用するため、覚えておく必要があります。

    等号の後の式は、パラメーターの値です。この例では、レコードセットからのレコード ID を返す PHP の式で生成された値です。動的テーブル内の行ごとに異なる ID が生成されます。PHP の式の中の recordsetName を、使用するレコードセットの名前で置き換え、fieldName を、各レコードを一意に識別するレコードセット内のフィールドの名前で置き換えます。ほとんどの場合、フィールドはレコード ID 番号で構成されます。次の例では、フィールドは一意の場所コードで構成されています。

    locationDetail.php?recordID=<?php echo $row_rsLocations['CODE']; ?>

    ページを実行すると、コードセットの CODE フィールドの値が、動的テーブル内の対応する行に挿入されます。例えば、オーストラリア、キャンベラのレンタル営業所の場所コードが CBR の場合、動的テーブル内のキャンベラ営業所の行では次の URL が使用されます。

    locationDetail.php?recordID=CBR
  7. ページを保存します。

詳細ページを開きレコード ID を渡す(ASP)

  1. リンク機能を割り当てる動的コンテンツを選択します。
  2. サーバービヘイビアーパネル(ウィンドウ/サーバービヘイビアー)で「+」ボタンをクリックし、ポップアップメニューから「詳細ページへ移動」を選択します。
  3. 「詳細ページ」ボックスで「参照」をクリックし、詳細ページを指定します。
  4. レコードセットおよび列ポップアップメニューでレコードセットと列を選択し、詳細ページに渡す値を指定します。通常、レコードのユニークキー ID など、レコードに固有の値を指定します。
  5. 必要に応じて、「URL パラメーター」または「フォームパラメーター」オプションを選択して、既存のページのパラメーターを詳細ページに渡します。
  6. 「OK」をクリックします。

    選択したテキストの周りに特別なリンクが設定されます。ビジターがリンクをクリックすると、「詳細ページへ移動」サーバービヘイビアーによって、レコード ID を含む URL パラメーターが詳細ページに渡されます。例えば、URL パラメーターが id で、リンク先の詳細ページが customerdetail.asp の場合、ビジターがリンクをクリックしたときの URL は以下のようになります。

    http://www.mysite.com/customerdetail.asp?id=43

    URL の最初の部分 http://www.mysite.com/customerdetail.asp は詳細ページを開きます。次の部分 ?id=43 は URL パラメーターです。これは、詳細ページにどのレコードを検索して表示するかを示しています。id は URL パラメーターの名前であり、43 はその値です。この例では、URL パラメーターにはレコードの ID 番号 43 が含まれています。

要求したレコードの検索と詳細ページへの表示

マスターページで要求されたレコードを表示するためには、単一のレコードを保持するレコードセットを定義し、そのレコードセットの列を詳細ページにバインドする必要があります。

  1. 詳細ページに切り替えます。詳細ページをまだ作成していない場合は、空のページを作成します(ファイル/新規)。
  2. バインディングパネル(ウィンドウ/バインディング)で「+」ボタンをクリックし、ポップアップメニューから「レコードセット(クエリー)または「データセット(クエリー)」を選択します。

    基本設定のレコードセットダイアログボックスまたはデータセットダイアログボックスが表示されます。詳細設定のダイアログボックスが表示された場合は、「基本設定」をクリックします。

  3. レコードセットの名前を指定し、データソースと、レコードセットにデータを提供するデータベーステーブルを選択します。
  4. 「列」領域で、レコードセットに含めるテーブル列を選択します。

    レコードセットは、マスターページのレコードセットと同一でも、異なっていてもかまいません。通常、詳細ページのレコードセットには、詳細な情報を表示するためにより多くの列が含まれます。

    レコードセットが異なる場合、詳細ページのレコードセットにマスターページ上のレコードセットと共通の列が少なくとも 1 つ含まれていることを確認してください。通常はレコード ID 列が共通ですが、関連テーブルの結合フィールドでもかまいません。

    テーブルの特定の列だけをレコードセットに含めるには、「選択」をクリックし、Ctrl キー(Windows)または Command キー(Mac OS)を押しながらリスト内の目的の列をクリックします。

  5. マスターページから渡される URL パラメーターで指定されたレコードを取得して表示するために、「フィルター」領域で以下の設定を行います。
    • 「フィルター」領域の最初のポップアップメニューで、マスターページから渡される URL パラメーターの値と一致する値を含む、レコードセット内の列を選択します。例えば、URL パラメーターにレコード ID 番号が含まれている場合は、レコード ID 番号が格納されている列を選択します。前の項で説明した例では、CODE という名前のレコードセット列に、マスターページによって渡された URL パラメーターの値と一致する値が含まれます。

    • 最初のメニューの横にあるポップアップメニューで、等号記号(初期設定)を選択します。

    • 3 番目のポップアップメニューから「URL パラメーター」を選択します。マスターページでは URL パラメーターを使用して、情報を詳細ページに渡します。

    • 4 番目のボックスに、マスターページから渡される URL パラメーターの名前を入力します。

  6. 「OK」をクリックします。レコードセットがバインディングパネルに表示されます。
  7. バインディングパネル(ウィンドウ/バインディング)で列を選択し、これをページにドラッグしてレコードセットの列と詳細ページをバインドします。

    マスターページおよび詳細ページの両方をサーバーにアップロードすると、ブラウザーでマスターページを開くことができます。マスターページの詳細リンクをクリックすると、詳細ページが開き、選択されているレコードに関する詳細情報が表示されます。

特定のレコードの検索とページでの表示(ASP)

ページにレコードセットを表示できるように、レコードセット内の特定のレコードを検索するサーバービヘイビアーを追加できます。このサーバービヘイビアーは、ASP サーバーモデルを使用する場合のみ使用できます。

  1. 以下の前提条件を満たすページを作成します。
  2. URL パラメーターによって指定されたレコードを検索するサーバービヘイビアーを追加するには、サーバービヘイビアーパネル(ウィンドウ/サーバービヘイビアー)で「+」ボタンをクリックし、レコードセットページング/特定のレコードへ移動を選択します。
  3. レコード移動先ポップアップメニューで、そのページ用に定義したレコードセットを選択します。
  4. 列の場所ポップアップメニューで、他のページから渡される値が格納されている列を選択します。

    例えば、他のページからレコード ID 番号が渡される場合は、レコード ID 番号が格納されている列を選択します。

  5. 「URL パラメーターとの一致」ボックスに、他のページから渡される URL パラメーターの名前を入力します。

    例えば、他のページで詳細ページを開くために使用する URL が id=43 の場合は、「URL パラメーターとの一致」ボックスに「id」と入力します。

  6. 「OK」をクリックします。

    次にこのページがブラウザーから要求されたときは、サーバービヘイビアーは他のページから渡された URL パラメーター内のレコード ID を読み込み、レコードセット内の指定されたレコードに移動します。

1 回の操作によるマスターページと詳細ページの作成

Web アプリケーションの開発時に、「マスター詳細ページセット」データオブジェクトを使用すると、マスターページと詳細ページを簡単に作成できます。

  1. 空の動的ページを作成するには、ファイル/新規/空白ページを選択し、ページタイプのリストから動的ページを選択して「作成」をクリックします。

    このページがマスターページになります。

  2. そのページのレコードセットを定義します。

    マスターページに必要な列だけではなく、詳細ページに必要な列もすべてレコードセットに含めてください。通常、マスターページのレコードセットは、データベーステーブルから数列を抽出します。一方、詳細ページのレコードセットは、詳細な情報を提供するため、同じテーブルからそれより多くの列を抽出します。

  3. デザインビューでマスターページを開き、挿入/データオブジェクト/マスター詳細ページセットを選択します。
  4. レコードセットポップアップメニューで、マスターページに表示するレコードを含むレコードセットが選択されていることを確認します。
  5. 「マスターページフィールド」領域で、マスターページに表示するレコードセットの列を選択します。

    初期設定では、レコードセットのすべての列が選択されます。レコードセットに recordID などのユニークキー列が含まれている場合は、この列を選択し「-」ボタンをクリックしてページに表示されないようにします。

  6. マスターページに表示する列の順序を変更するには、リストで列をクリックし、上向きまたは下向きの矢印をクリックします。

    マスターページでは、レコードセットの列はテーブル内に横一列に配置されます。上向き矢印をクリックすると列は左に移動します。下向き矢印をクリックすると列は右に移動します。

  7. 詳細へのリンク元ポップアップメニューで、詳細ページへのリンクテキストとして表示する値を含むレコードセットの列を選択します。

    例えば、マスターページの各製品名を詳細ページにリンクさせるには、製品名を含むレコードセットの列を選択します。

  8. ユニークキーの引き渡しポップアップメニューで、レコードを識別する値を含むレコードセットの列を選択します。

    通常は、レコードの ID 番号の列を選択します。この値が詳細ページに渡され、ビジターが選択したレコードを識別します。

  9. ユニークキー列が数値でない場合は、「数値」チェックボックスをオフにします。
    注意:

    このオプションは初期設定で選択されており、サーバーモデルによっては表示されないものもあります。

  10. マスターページに表示するレコード数を指定します。
  11. 「詳細ページ名」ボックスで「参照」をクリックして作成済みの詳細ページファイルを指定するか、任意の名前を入力してデータオブジェクトに詳細ページファイルを作成させます。
  12. 「詳細ページフィールド」領域で、詳細ページに表示する列を選択します。

    初期設定では、マスターページのレコードセット内のすべての列が選択されます。レコードセットに recordID などのユニークキー列が含まれている場合は、この列を選択し「-」ボタンをクリックして、詳細ページに表示されないようにします。

  13. 詳細ページに表示する列の順序を変更するには、リストで列をクリックし、上向きまたは下向きの矢印をクリックします。

    詳細ページでは、レコードセットの列はテーブル内に縦一列に配置されます。上向き矢印をクリックすると列は上に移動します。下向き矢印をクリックすると列は下に移動します。

  14. 「OK」をクリックします。

    詳細ページが作成されていない場合は、データオブジェクトにより詳細ページが作成され、マスターページと詳細ページに動的コンテンツとサーバービヘイビアーが追加されます。

  15. マスターページと詳細ページのレイアウトを目的に合わせてカスタマイズします。

    各ページのレイアウトは、Dreamweaver のページデザインツールで自在にカスタマイズできます。サーバービヘイビアーパネルでサーバービヘイビアーをダブルクリックして編集することもできます。

    データオブジェクトを用いてマスターページと詳細ページを作成した後、サーバービヘイビアーパネル(ウィンドウ/サーバービヘイビアー)で、データオブジェクトによってページに挿入された作成ブロックを修正できます。

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2025 年 2 月 13 日
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