カラー

HTML では、カラーは 16 進数値（#FF0000 など）またはカラーの名前（red）で表します。Web セーフカラーとは、256 色モードの Windows システムおよび Mac OS システムにおいて、Safari と Microsoft Internet Explorer のどちらでも同様に表示される色です。従来は、Web セーフカラーは 216 色あり、00、33、66、99、CC、または FF（RGB 値はそれぞれ 0、51、102、153、204、255）の対を組み合わせた 16 進数の値が Web セーフカラーを表すと考えられていました。

テストの結果、Web セーフカラーは 216 色ではなく、212 色しかないことがわかりました。Windows の Internet Explorer では、#0033FF（0、51、255）、#3300FF（51、0、255）、#00FF33（0、255、51）、および #33FF00（51、255、0）が正確に再現されないからです。

Web ブラウザーが初めて登場した当時、多くのコンピューターで表示できるカラーは 256 色（8 bpc（ビット/チャネル））まででした。現在では、大多数のコンピューターは数千色から数百万色（16 bpc および 32 bpc）を表示できます。したがって、最近のコンピューターシステムを使用しているユーザー向けにサイトを開発するのであれば、ブラウザーセーフカラーパレットを使用する必要性がほとんどありません。

Web セーフカラーパレットを使用する理由の 1 つとして、PDA や携帯電話のディスプレイなど、コンピューター以外の Web デバイス向けに開発する場合が考えられます。こうしたデバイスの多くに装備されているディスプレイは、モノクロ（1 bpc）または 256 色（8 bpc）であるためです。

Dreamweaver のカラーキューブパレット（初期設定）および連続したトーンパレットでは、216 色の Web セーフパレットを使用します。これらのパレットからカラーを選択すると、カラーの 16 進数値が表示されます。

Web セーフ範囲外のカラーを選択するには、Dreamweaver カラーピッカーの右上隅にあるカラーホイールボタンをクリックして、システムカラーピッカーを開きます。システムカラーピッカーでは、Web セーフカラー以外のカラーも選択できます。

ブラウザーの UNIX 版では、Windows 版および Mac OS 版とは異なるカラーパレットを使用します。UNIX ブラウザー（または、24 bpc のモニターを使用する Windows または Mac OS のユーザーや、8 bpc のモニターを使用する UNIX ユーザー）のみを対象として設計している場合は、SunOS 向けの Web セーフカラーを生成する 00、40、80、BF、または FF の対を組み合わせた 16 進数値の使用を検討してください。

カラーピッカーの使用

Dreamweaver では、ほとんどのダイアログボックス、および多くのページエレメントに対応するプロパティインスペクターにカラーボックスがあり、クリックするとカラーピッカーが開きます。カラーピッカーを使用して、ページエレメントのカラーを選択します。また、ページエレメントの初期設定のテキストカラーを設定できます。