- Dreamweaver ユーザーガイド
- はじめに
- Dreamweaver と Creative Cloud
- Dreamweaver のワークスペースとビュー
- サイトの設定
- ファイルの管理
- レイアウトとデザイン
- CSS
- ページコンテンツとアセット
- ページプロパティの設定
- CSS 見出しプロパティおよび CSS リンクプロパティの設定
- テキストの操作
- テキスト、タグ、属性の検索と置換
- DOM パネル
- ライブビューでの編集
- Dreamweaver でのドキュメントのエンコード
- ドキュメントウィンドウでのエレメントの選択および表示
- プロパティインスペクターでのテキストプロパティの設定
- web ページのスペルチェック
- Dreamweaver での区切り線の使用
- Dreamweaver でのフォントの組み合わせの追加と変更
- アセットを使用した作業
- Dreamweaver での日付の挿入と更新
- Dreamweaver でのお気に入りアセットの作成と管理
- Dreamweaver でのイメージの挿入と編集
- メディアオブジェクトの追加
- Dreamweaver でのビデオの追加
- HTML5 ビデオの挿入
- SWF ファイルの挿入
- オーディオエフェクトの追加
- Dreamweaver での HTML5 オーディオの挿入
- ライブラリ項目の操作
- Dreamweaver でのアラビア語およびヘブライ語のテキストの使用
- リンクおよびナビゲーション
- jQuery Widget と効果
- web サイトのコーディング
- Dreamweaver でのコーディングについて
- Dreamweaver のコーディング環境
- コーディングの環境設定
- コードカラーリングのカスタマイズ
- コードの記述と編集
- コードヒントとコード補完機能
- コードの折りたたみと展開
- スニペットでコードを再利用する
- 構文チェックコード
- コードの最適化
- デザインビューでのコードの編集
- ページのヘッドコンテンツの操作
- Dreamweaver でのサーバーサイドインクルードの挿入
- Dreamweaver でのタグライブラリの使用
- Dreamweaver へのカスタムタグの読み込み
- JavaScript ビヘイビアーの使用(基本操作)
- JavaScript に組み込まれているビヘイビアーの適用
- XML および XSLT について
- Dreamweaver でのサーバーサイド XSL 変換の実行
- Dreamweaver でのクライアントサイド XSL 変換の実行
- Dreamweaver での XSLT の文字エンティティの追加
- コードのフォーマット
- 製品間ワークフロー
- テンプレート
- Dreamweaver テンプレートについて
- テンプレートおよびテンプレートから作成されたドキュメントの認識
- Dreamweaver テンプレートの作成
- テンプレート編集可能領域の作成
- Dreamweaver でのリピート領域およびテーブルの作成
- テンプレートの任意の領域の使用
- Dreamweaver での編集可能なタグ属性の定義
- Dreamweaver でネストされたテンプレートを作成する方法
- テンプレートの編集、更新、削除
- Dreamweaver での xml コンテンツの書き出しおよび読み込み
- 既存のドキュメントでのテンプレートの適用または削除
- Dreamweaver テンプレートでのコンテンツの編集
- Dreamweaver でのテンプレートタグのシンタックスルール
- テンプレート領域のハイライト表示の環境設定
- Dreamweaver でテンプレートを使用する利点
- モバイルとマルチスクリーン
- 動的サイト、ページおよび web フォーム
- web アプリケーションについて
- アプリケーション開発のためのコンピューター設定
- データベース接続のトラブルシューティング
- Dreamweaver での接続スクリプトの削除
- 動的ページのデザイン
- 動的コンテンツソースの概要
- 動的コンテンツのソースの定義
- ページへの動的コンテンツの追加
- Dreamweaver での動的コンテンツの変更
- データベースのレコードの表示
- Dreamweaver でのライブデータの入力とトラブルシューティング
- Dreamweaver でのカスタムサーバービヘイビアーの追加
- Dreamweaver を使用したフォームの作成
- フォームを使用したユーザーからの情報の収集
- Dreamweaver での ColdFusion フォームの作成と有効化
- web フォームの作成
- フォームエレメントの HTML5 サポート強化
- Dreamweaver を使用したフォームの開発
- アプリケーションのビジュアル開発
- web サイトのテスト、プレビュー、パブリッシュ
- トラブルシューティング
Dreamweaver のチェックイン/チェックアウトシステム、WebDAV または Subversion を使用して、ローカルサーバーとリモートサーバーからファイルをチェックインおよびチェックアウトします。
グループで共同作業を行う環境では、ローカルサーバーおよびリモートサーバーからファイルをチェックインまたはチェックアウトします。リモートサーバーで単独で作業している場合は、ファイルをチェックインまたはチェックアウトせずに「PUT」および「GET」コマンドを使用できます。
テストサーバーでは、GET 機能と PUT 機能を使用することはできますが、チェックイン / チェックアウト機能を使用することはできません。
ファイルをチェックアウトする操作は、「今このファイルを操作しているので触らないこと!」と宣言することと同じです。ファイルがチェックアウトされると、ファイルパネル内にチェックアウトした人の名前が表示され、赤色のチェックマーク(他のチームメンバーがファイルをチェックアウトした場合)または緑色のチェックマーク(本人がファイルをチェックアウトした場合)がそのファイルのアイコンの隣に表示されます。
ファイルをチェックインすると、他のユーザーがそのファイルをチェックアウトして編集することができるようになります。編集を終えたファイルをチェックインすると、その後、そのファイルのローカルバージョンは読み取り専用になり、ファイルパネル内でファイル名の隣にロック記号が表示されて、編集できなくなります。
Dreamweaver を使用してチェックアウトされたファイルは、リモートサーバー上で読み取り専用になりません。Dreamweaver 以外のアプリケーションでファイルを転送すると、チェックアウトされているファイルが上書きされる可能性があります。このような事故を防止するために、Dreamweaver 以外のアプリケーションでファイル階層を見ると、チェックアウトされたファイルの隣に LCK ファイルが表示されます。
チェックイン/チェックアウトシステムの設定
チェックイン / チェックアウトシステムを使用するには、事前にローカルサイトをリモートサーバーに関連付ける必要があります。
-
サイト/サイトの管理を選択します。
-
サイトを選択し、「編集」をクリックします。
-
サイト定義ダイアログボックスで、「サーバー」カテゴリーを選択して次のいずれかの操作を行います。
新しいサーバーを追加するには、「新規サーバーの追加」ボタンをクリックします。
既存のサーバーを選択して、「既存のサーバーの編集」ボタンをクリックします。
-
必要に応じて基本オプションを指定した後、「詳細設定」ボタンをクリックします。
-
グループで共同作業している(または単独で数台の異なるコンピューターを使って作業している)場合は、「ファイルのチェックアウトを使用可能にする」をオンにします。Web サイトのファイルのチェックインとチェックアウトを無効にする場合は、このオプションをオフにします。
このオプションは、ファイルを編集するためにチェックアウトしたことを他のユーザーに知らせたい場合や、他のマシンにより新しいバージョンのファイルがあることがわかるように設定したいときに便利です。
「チェックイン / チェックアウト」オプションが表示されない場合は、リモートサーバーがセットアップされていません。
-
ファイルパネルでファイルをダブルクリックして開くときに、ファイルが自動的にチェックアウトされるように設定するには、「常にチェックアウトしてファイルを開く」オプションをオンにします。
ファイル/開くを使ってファイルを開くと、このオプションがオンになっていてもファイルはチェックアウトされません。
-
その他のオプションを設定します。
チェックアウト名
ファイルパネルには、チェックアウトされているファイルと並んでチェックアウト名が表示されるので、チームメンバーは、必要なファイルをチェックアウトしているユーザーに連絡することができます。
注意:数台のコンピューターを使って単独で作業をしている場合、各マシンで異なるチェックアウト名を使用してください(例えば AmyR-HomeMac と AmyR-OfficePC など)。これで、チェックインするのを忘れた場合に、ファイルの最新バージョンがどこにあるかがわかります。
電子メールアドレス
電子メールアドレスを入力してファイルをチェックアウトすると、ファイルパネル内で、チェックアウトしたファイルの横に、名前が青いアンダーラインの付いたリンクとして表示されます。他のユーザーがこのリンクをクリックすると、標準として使用している電子メールプログラムが起動し、ファイルをチェックアウトしたユーザーの電子メールアドレスを宛先に、ファイルとサイト名を件名にした新規メッセージが開きます。
リモートフォルダーのファイルのチェックインとチェックアウト
チェックイン / チェックアウトシステムを設定すると、ファイルパネルまたはドキュメントウィンドウで、リモートサーバー上のファイルをチェックインおよびチェックアウトできるようになります。
ファイルパネルを使用したファイルのチェックアウト
-
ファイルパネル(ウィンドウ/ファイル)で、リモートサーバーからチェックアウトするファイルを選択します。注意:
ファイルは、「テストサーバー」ビューではなく「ローカルビュー」または「リモートビュー」で選択できます。
赤のチェックマークは、他のチームメンバーがファイルをチェックアウトしていることを示し、ロック記号は、ファイルが読み取り専用(Windows)であるか、またはロックされている(Mac OS)ことを示します。
-
ファイルをチェックアウトするには、以下のいずれかの操作を行います。
ファイルパネルのツールバーの「チェックアウト」ボタンをクリックします。
右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(Mac OS)し、コンテキストメニューから「チェックアウト」を選択します。
-
依存ファイルダイアログボックスで「はい」をクリックすると、選択したファイルと共に依存ファイルがダウンロードされます。「いいえ」をクリックすると、依存ファイルはダウンロードされません。初期設定では、依存ファイルはダウンロードされません。このオプションは、編集/環境設定/サイトで設定できます。注意:
通常、新規ファイルをチェックアウトする場合は、依存ファイルも一緒にダウンロードすることをお勧めしますが、既に最新バージョンの依存ファイルがローカルディスクにある場合は、再びダウンロードする必要はありません。
ユーザーがファイルをチェックアウトしたことを示す、緑のチェックマークがローカルファイルのアイコンの隣に表示されます。
注意:現在アクティブなファイルをチェックアウトすると、現在開いているファイルのバージョンが、新しくチェックアウトされたバージョンで上書きされます。
ファイルパネルを使用したファイルのチェックイン
-
ファイルパネル(ウィンドウ/ファイル)で、チェックアウトされているファイルまたは新しいファイルを選択します。注意:
ファイルは、「テストサーバー」ビューではなく「ローカルビュー」または「リモートビュー」で選択できます。
-
ファイルをチェックインするには、以下のいずれかの操作を行います。
ファイルパネルのツールバーの「チェックイン」ボタンをクリックします。
右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(Mac OS)し、コンテキストメニューから「チェックイン」を選択します。
-
「はい」をクリックすると、依存ファイルが選択したファイルと共にアップロードされます。「いいえ」をクリックすると、依存ファイルはアップロードされません。初期設定では、依存ファイルはアップロードされません。このオプションは、編集/環境設定/サイトで設定できます。注意:
通常、新規ファイルをチェックインする場合は、依存ファイルも一緒にアップロードすることをお勧めしますが、既に最新バージョンの依存ファイルがリモートサーバーにある場合は、再びアップロードする必要はありません。
現在読み取り専用であることを示すロック記号がローカルファイルのアイコンの隣に表示されます。
注意:現在アクティブなファイルをチェックインする場合に、ファイルを自動的に保存してからチェックインするように、環境設定のオプションを設定できます。
ドキュメントウィンドウでの開いているファイルのチェックイン
-
チェックインするファイルがドキュメントウィンドウで開いていることを確認します。注意:
一度にチェックインできるのは、開いている 1 ファイルのみです。
-
次のいずれかの操作を実行します。
サイト/チェックインを選択します。
ドキュメントウィンドウのツールバーのファイル管理アイコンをクリックし、ポップアップメニューから「チェックイン」を選択します。
現在のファイルがファイルパネルのアクティブなサイトの一部ではない場合は、Dreamweaver により現在のファイルがどのローカルサイトに属しているかが調べられます。現在のファイルがファイルパネルでアクティブなサイト以外のサイトに属する場合は、Dreamweaver がそのサイトを開き、チェックイン操作を実行します。
注意:現在アクティブなファイルをチェックインする場合に、ファイルを自動的に保存してからチェックインするように、環境設定のオプションを設定できます。
ファイルのチェックアウトの取り消し
ファイルをチェックアウトしても編集しない場合(または変更内容を破棄する場合)、チェックアウトの操作を取り消して、ファイルを元の状態に戻すことができます。
ファイルのチェックアウトを取り消すには、以下のいずれかの操作を行います。
ドキュメントウィンドウでファイルを開き、サイト/チェックアウトの取り消しを選択します。
ファイルパネル(ウィンドウ/ファイル)で右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(Mac OS)して、「チェックアウトの取り消し」を選択します。
ファイルのローカルコピーが読み取り専用になり、行った変更がすべて失われます。
WebDAV を使用したファイルのチェックインとチェックアウト
Dreamweaver は、リモート Web サーバー上のファイルをユーザーが共同で編集および管理できるようにする HTTP プロトコルの拡張機能セットである、WebDAV(Web-based Distributed Authoring and Versioning)を使用しているサーバーに接続できます。詳しくは、www.webdav.org を参照してください。
-
まだおこなっていない場合は、プロジェクトファイルの保存に使用するローカルフォルダーを指定する Dreamweaver サイトを定義します。
-
サイト/サイトの管理を選択し、リストでサイトをダブルクリックします。
-
サイト定義ダイアログボックスで、「サーバー」カテゴリーを選択して次のいずれかの操作を行います。
新しいサーバーを追加するには、「新規サーバーの追加」ボタンをクリックします。
既存のサーバーを選択して、「既存のサーバーの編集」ボタンをクリックします。
-
基本画面で、使用する接続ポップアップメニューから「WebDAV」を選択し、必要に応じて基本画面の他のオプションを設定します。
-
「詳細設定」ボタンをクリックします。
-
「ファイルのチェックアウトを使用可能にする」オプションを選択し、次の情報を入力します。
「チェックアウト名」ボックスに、他のチームメンバーに自分を示す名前を入力します。
「電子メールアドレス」テキストボックスに電子メールアドレスを入力します。
名前と電子メールアドレスは、WebDAV サーバーにおける所有権の識別に使用されます。この電子メールアドレスは、連絡に使用するためにファイルパネルに表示されます。
-
「保存」をクリックします。
Dreamweaver では、WebDAV アクセス用にサイトが構成されます。任意のサイトファイルで「チェックイン」または「チェックアウト」コマンドを使用すると、WebDAV を使用してファイルが転送されます。
注意:HTTP GET では、PHP タグや SSI のような動的コンテンツを含むファイルはレンダリング後の状態でチェックアウトされるため、WebDAV ではこのようなファイルを正しくチェックアウトできないことがあります。
Subversion(SVN)によるファイルの取得とチェックアウト
Subversion(SVN)のサポートは、Dreamweaver CC 2017 以降のバージョンでは削除されています。
Dreamweaver は Subversion(SVN)を使用したサーバーに接続できます。SVN はバージョン管理システムの一種であり、リモート Web サーバー上のファイルに対する編集や管理の共同作業を複数のユーザーで実行する場合に使用できます。Dreamweaver は SVN クライアントのすべての機能を備えてはいませんが、ファイルの最新バージョンを取得し、変更を加え、そのファイルをコミットすることができます。
Dreamweaver CS5 は Subversion 1.6.6 クライアントライブラリを使用し、Dreamweaver CS5.5 は 1.6.9 クライアントライブラリを使用します。Subversion 1.4.5 より後のバージョンのクライアントライブラリは、下位互換性がありません。サードパーティのクライアントアプリケーション(TortoiseSVN など)を更新して Subversion の以降のバージョンで使用する場合、更新された Subversion アプリケーションによってローカル Subversion のメタデータが更新され、Dreamweaver は Subversion と通信できなくなります。この問題には、Subversion サーバーの更新は影響しません。サーバーの更新は下位互換性があります。Subversion 1.7 以降で動作するサードパーティのクライアントアプリケーションにアップグレードする場合は、Dreamweaver で再び Subversion を使用するには、先にアドビ システムズ社で更新を確認する必要があります。この問題について詳しくは、www.adobe.com/go/dw_svn_en を参照してください。
SVN でバージョン管理されたファイルに対する作業では、サードパーティ製のファイル比較ツールの使用をお勧めします。ファイルを比較して差分を調べると、他のユーザーによってファイルに加えられた変更内容を正確に把握できます。ファイル比較ツールについて詳しくは、Google Search など Web の検索エンジンで「ファイル比較」や「差分」のツールを検索してください。Dreamweaver はほとんどのサードパーティ製ツールと共に使用できます。
SVN と Dreamweaver を使用した作業について説明する概要ビデオは、www.adobe.com/go/lrvid4049_dw を参照してください。
SVN 接続の設定
Dreamweaver で Subversion(SVN)をバージョンコントロールシステムとして使用する前に、SVN サーバーへの接続を設定する必要があります。SVN サーバーへの接続は、サイト定義ダイアログボックスの「バージョンコントロール」カテゴリーで設定します。
SVN サーバーはファイルのリポジトリで、ユーザーがファイルを取得およびコミットする場所です。Dreamweaver で通常使用するリモートサーバーとは異なります。SVN を使用する場合、リモートサーバーは Web ページの「ライブ」サーバーとして残り、SVN サーバーはバージョンコントロールの対象となるファイルのリポジトリになります。一般的なワークフローとしては、SVN サーバーとの間でファイルの取得とコミットを行い、次に Dreamweaver からリモートサーバーにファイルをパブリッシュします。リモートサーバーの設定は、SVN の設定から完全に独立しています。
この設定を始める前に、SVN サーバーと SVN リポジトリへのアクセス権が必要です。SVN について詳しくは、Subversion の Web サイト(/http://subversion.apache.org/)を参照してください。
SVN 接続を設定するには、以下の手順に従います。
-
サイト/サイトの管理を選択し、バージョンコントロールを設定するサイトを選択し、「編集」ボタンをクリックします。
注意:Dreamweaver サイトのローカルフォルダーとリモートフォルダーをまだ設定していない場合は、最低でもローカルサイトを設定してから続行する必要があります。この段階ではリモートサイトの設定は必要ありませんが、最終的には Web にファイルをパブリッシュする前に設定する必要があります。詳しくは、Dreamweaver サイトの操作を参照してください。
-
サイト定義ダイアログボックスで、「バージョンコントロール」カテゴリーを選択します。
-
アクセスポップアップメニューから「Subversion」を選択します。
-
アクセスオプションを以下のように設定します。
- プロトコルポップアップメニューからプロトコルを選択します。使用可能なプロトコルは、HTTP、HTTPS、SVN、および SVN + SSH です。
注意:SVN + SSH プロトコルを使用するには特別な構成が必要です。詳しくは、www.adobe.com/go/learn_dw_svn_ssh_en を参照してください。
「サーバーアドレス」テキストボックスに、SVN サーバーのアドレスを入力します(通常は servername.domain.com の形式)。
「リポジトリパス」テキストボックスに、SVN サーバー上のリポジトリを指定するパスを入力します(通常、これは /svn/your_root_directory のようなパスになります。SVN リポジトリのルートフォルダー名はサーバー管理者が決定します)。
(オプション)デフォルトのサーバーポート以外のサーバーポートを使用する場合は、「ポートを指定」を選択してポート番号をテキストボックスに入力します。
SVN サーバーのユーザー名とパスワードを入力します。
-
「テスト」をクリックして接続をテストし、「OK」をクリックしてダイアログボックスを閉じます。次に、「終了」をクリックしてサイトの管理ダイアログボックスを閉じます。
サーバーとの接続が確立されたら、SVN リポジトリをファイルパネルで表示できるようになります。リポジトリを表示するには、ビューポップアップメニューから「リポジトリビュー」を選択し、展開されたファイルパネルで「リポジトリファイル」ボタン をクリックします。
最新バージョンのファイルの取得
SVN リポジトリから最新バージョンのファイルを取得すると、そのファイルの内容および対応するローカルコピーの内容がマージされます。つまり、最後にコミットした時点からファイルが更新されている場合は、その更新がコンピューターのローカルバージョンのファイルにマージされます。対応するファイルがローカルハードドライブにまだ存在しない場合は、ファイルが単に取得されます。
リポジトリから初めてファイルを取得する際には、空のローカルディレクトリか、リポジトリ内のファイルと名前が重複するような既存ファイルを含まないローカルディレクトリを使用してください。Dreamweaver による最初の試行時、リモートリポジトリ内のファイルと合致する名前のファイルがローカルドライブに含まれていると、リポジトリファイルはローカルドライブにマウントされません。
-
SVN 接続が正しく設定されていることを確認します。
-
次のいずれかの操作を実行します。
ビューポップアップメニューから「ローカルビュー」を選択して、ファイルパネルでローカルバージョンの SVN ファイルを表示します。展開されたファイルパネルを使用している場合は、ローカルビューが自動的に表示されます。次に、該当するファイルまたはフォルダーを右クリック(Windows)するか、Control キーを押しながらクリック(Mac OS)し、バージョンコントロール/最新バージョンを取得を選択します。
ファイルパネルのビューポップアップメニューから「リポジトリビュー」を選択するか、展開されたファイルパネルで「リポジトリファイル」ボタンをクリックして、SVN リポジトリファイルを表示します。該当するファイルまたはフォルダーを右クリック(Windows)するか、Control キーを押しながらクリック(Mac OS)し、「最新バージョンを取得」を選択します。
または、ファイルを右クリックしてコンテキストメニューの「チェックアウト」を選択するか、ファイルを選択して「チェックアウト」ボタンをクリックして最新バージョンを取得します。ただし、SVN ではチェックアウトワークフローがサポートされないため、このアクションによるファイルのチェックアウトは、従来の意味でのチェックアウトではありません。
ファイルのコミット
-
SVN 接続が正しく設定されていることを確認します。
-
次のいずれかの操作を実行します。
ビューポップアップメニューから「ローカルビュー」を選択して、ファイルパネルでローカルバージョンの SVN ファイルを表示します。展開されたファイルパネルを使用している場合は、ローカルビューが自動的に表示されます。次に、コミットするファイルを選択し、「チェックイン」ボタンをクリックします。
ファイルパネルのビューポップアップメニューから「リポジトリビュー」を選択するか、展開されたファイルパネルで「リポジトリファイル」ボタンをクリックして、SVN リポジトリファイルを表示します。コミットするファイルを右クリック(Windows)するか、Control キーを押しながらクリック(Mac OS)し、「チェックイン」を選択します。
-
コミットダイアログボックスでアクションを確認し、必要に応じた変更を加え、「OK」をクリックします。
ファイルのアクションを変更するには、該当するファイルを選択し、コミットダイアログボックスの下部のボタンをクリックします。オプションとして、コミットと無視のいずれかを使用できます。
ファイルパネルでファイルに緑のチェックマークが付いている場合は、変更後のファイルがまだリポジトリにコミットされていないことを示します。
リポジトリに格納されたファイルまたはフォルダーのステータス更新
SVN ステータスの更新は個別のファイルまたはフォルダーに対して実行できます。更新操作では表示全体は更新されません。
-
SVN 接続が正しく設定されていることを確認します。
-
ファイルパネルのビューポップアップメニューから「リポジトリビュー」を選択するか、展開されたファイルパネルで「リポジトリファイル」ボタンをクリックして、SVN リポジトリファイルを表示します。
-
リポジトリのフォルダーまたはファイルを右クリック(Windows)するか、Control キーを押しながらクリック(Mac OS)し、「ステータスの更新」を選択します。
ローカルファイルまたはフォルダーのステータス更新
SVN ステータスの更新は個別のファイルまたはフォルダーに対して実行できます。更新操作では表示全体は更新されません。
-
SVN 接続が正しく設定されていることを確認します。
-
ビューポップアップメニューから「ローカルビュー」を選択して、ファイルパネルでローカルバージョンの SVN ファイルを表示します。展開されたファイルパネルを使用している場合は、ローカルビューが自動的に表示されます。
-
ファイルパネルのフォルダーまたはファイルを右クリック(Windows)するか、Control キーを押しながらクリック(Mac OS)し、「ステータスの更新」を選択します。
ファイルのバージョンの表示
-
SVN 接続が正しく設定されていることを確認します。
-
次のいずれかの操作を実行します。
ビューポップアップメニューから「ローカルビュー」を選択して、ファイルパネルでローカルバージョンの SVN ファイルを表示します。展開されたファイルパネルを使用している場合は、ローカルビューが自動的に表示されます。バージョンを表示するファイルを右クリック(Windows)するか、Control キーを押しながらクリック(Mac OS)し、バージョンコントロール/バージョンを表示を選択します。
ファイルパネルのビューポップアップメニューから「リポジトリビュー」を選択するか、展開されたファイルパネルで「リポジトリファイル」ボタンをクリックして、SVN リポジトリファイルを表示します。バージョンを表示するファイルを右クリック(Windows)するか、Control キーを押しながらクリック(Mac OS)し、「バージョンを表示」を選択します。
-
改訂履歴ダイアログボックスで、該当するバージョンを選択し、次のいずれかの操作を実行します。
- 「ローカルファイルと比較」をクリックし、選択したバージョンとファイルのローカルバージョンを比較します。
注意:ファイルを比較するには、サードパーティのファイル比較ツールを事前にインストールしておく必要があります。ファイル比較ツールについて詳しくは、Google Search など Web の検索エンジンで「ファイル比較」や「差分」のツールを検索してください。Dreamweaver はほとんどのサードパーティ製ツールと共に使用できます。
「比較」をクリックして 2 つの選択したバージョンを比較します。2 つのバージョンを同時に選択するには、Control キーを押しながら 2 つのバージョンを順にクリックします。
「ビュー」をクリックし、選択したバージョンを表示します。このアクションによって、同じファイルの現在のローカルコピーが上書きされることはありません。選択したバージョンは、他のファイルと同じようにハードドライブに保存することができます。
「最新バージョンへの更新」をクリックし、選択したバージョンをリポジトリの最新バージョンにします。
ファイルのロックとロック解除
SVN リポジトリ内のファイルをロックすると、作業中のファイルを他のユーザーに知らせることができます。他のユーザーは、ロックされたファイルをローカルで編集することはできますが、ロックしたユーザーによってロックが解除されるまでコミット操作はできません。リポジトリのファイルをロックすると、開いた鍵のアイコンが表示されます。他のユーザーに対しては、閉じた鍵のアイコンが表示されます。
-
SVN 接続が正しく設定されていることを確認します。
-
次のいずれかの操作を実行します。
ファイルパネルのビューポップアップメニューから「リポジトリビュー」を選択するか、展開されたファイルパネルで「リポジトリファイル」ボタンをクリックして、SVN リポジトリファイルを表示します。該当するファイルを右クリック(Windows)するか、Control キーを押しながらクリック(Mac OS)し、「ロック」または「ロックの解除」を選択します。
ビューポップアップメニューから「ローカルビュー」を選択して、ファイルパネルでローカルバージョンの SVN ファイルを表示します。展開されたファイルパネルを使用している場合は、ローカルビューが自動的に表示されます。該当するファイルを右クリック(Windows)するか、Control キーを押しながらクリック(Mac OS)し、「ロック」または「ロックの解除」を選択します。
リポジトリへの新しいファイルの追加
ファイルパネルでファイルに青のチェックマークが付いている場合は、SVN リポジトリに存在しないファイルであることを示します。
-
SVN 接続が正しく設定されていることを確認します。
-
ファイルパネルでリポジトリに追加するファイルを選択し、「チェックイン」ボタンをクリックします。
-
コミットダイアログボックスで、コミットするファイルが選択されていることを確認し、「OK」をクリックします。
ファイルの移動、コピー、削除または復帰
ファイルを移動するには、ローカルサイトの移動先フォルダーにファイルをドラッグします。
ファイルを移動すると、新しい場所のファイルには「履歴と共に追加」の記号が付けられ、古い場所のファイルには「削除」の記号が付けられます。これらのファイルをコミットすると、古い場所のファイルの表示が消えます。
ファイルをコピーするには、ファイルを選択してコピーし(編集/コピー)、新しい場所にファイルをペーストします(編集/ペースト)。
ファイルをコピーしてペーストすると、新しい場所のファイルには「履歴と共に追加」の記号が付けられます。
ファイルを削除するには、ファイルを選択し、「削除」を押します。
Dreamweaver には、ローカルバージョンのファイルのみを削除するか、ローカルバージョンと SVN サーバーのバージョンの両方のファイルを削除するかを指定するオプションがあります。ローカルバージョンのみ削除することを選択した場合、SVN サーバーのファイルには影響しません。SVN サーバーのバージョンも削除することを選択した場合は、ローカルバージョンに「削除」の記号が付けられます。削除を実行するには、ファイルをコミットする必要があります。
コピーまたは移動したファイルを元の場所に復帰するには、ファイルを右クリックし、バージョンコントロール/復帰を選択します。
競合するファイルの解決
作業対象のファイルとサーバー上にある別のファイルとの間に競合が発生した場合、ファイルを編集してから解決済みのマークを付けることができます。例えば、他のユーザーによる変更と競合するファイルをチェックインしようとしても、SVN ではコミットが許可されません。その場合はリポジトリから最新バージョンを取得し、作業用コピーに手動で変更を加え、さらに、ファイルを解決済みとしてマークすることによりコミットを可能にします。
-
SVN 接続が正しく設定されていることを確認します。
-
ビューポップアップメニューから「ローカルビュー」を選択して、ファイルパネルでローカルバージョンの SVN ファイルを表示します。展開されたファイルパネルを使用している場合は、ローカルビューが自動的に表示されます。
-
解決するファイルを右クリック(Windows)するか、Control キーを押しながらクリック(Mac OS)し、バージョンコントロール/解決済みとしてマークを選択します。
オフライン化
ファイルの転送中はオフラインにし、リポジトリへの他のアクセスを防ぐことができます。「最新バージョンを取得」や「コミット」など、接続を要する操作を行うと、SVN リポジトリに自動的に再接続されます。
-
SVN 接続が正しく設定されていることを確認します。
-
ビューポップアップメニューから「ローカルビュー」を選択して、ファイルパネルでローカルバージョンの SVN ファイルを表示します。展開されたファイルパネルを使用している場合は、ローカルビューが自動的に表示されます。
-
ファイルパネルのファイルまたはフォルダーを右クリック(Windows)するか、Control キーを押しながらクリック(Mac OS)し、バージョンコントロール/オフラインにするを選択します。
ローカル SVN サイトのクリーンアップ
このコマンドを使用すると、ファイルのロックを除去し、完了していない操作を続行できるようになります。「作業用コピーがロックされている」ことを示すエラーが発生する場合は、このコマンドで古いロックを除去します。
-
SVN 接続が正しく設定されていることを確認します。
-
ビューポップアップメニューから「ローカルビュー」を選択して、ファイルパネルでローカルバージョンの SVN ファイルを表示します。展開されたファイルパネルを使用している場合は、ローカルビューが自動的に表示されます。
-
クリーンアップするファイルを右クリック(Windows)するか、Control キーを押しながらクリック(Mac OS)し、バージョンコントロール/クリーンアップを選択します。
Subversion 制御下のサイトのファイルとフォルダーの移動について
Subversion 制御下のサイトにあるローカルバージョンのファイルやフォルダーを移動すると、SVN レポジトリと同期している他のユーザーに問題が生じる場合があります。例えば、ローカルバージョンのファイルを移動し、そのファイルを数時間後にリポジトリにコミットした場合、その間に他のユーザーがファイルの移動前の場所から最新バージョンを取得しようとする場合があります。このため、ローカルバージョンのファイルを移動した場合は、常に直後に SVN サーバーにファイルをコミットする必要があります。
ファイルやフォルダーは、手動で削除するまでは SVN サーバーに残ります。したがって、ファイルを別のローカルフォルダーに移動してコミットした場合でも、古いバージョンのファイルはサーバーの移動前の場所に残ります。混乱を避けるには、移動したファイルやフォルダーの古いコピーを削除してください。
ローカルバージョンのファイルを移動して SVN サーバーにコミットすると、ファイルの改訂履歴は失われます。