「カラー」ワークスペースを選択します。画面には、Lumetri カラーパネルが表示されます。
最終更新日 :
2023年5月24日
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この方法について詳しくは、「Premiere Pro の Lumetri カラーパネルでの HSL セカンダリコントロールの使用」を参照してください。
Lumetri パネルの HSL セクションが既存のツールと組み合わされ、写真をより細かく制御できるようになります。通常、最初のカラー補正が完了した後に使用されます。
画像全体ではなく特定のカラーに対する制御が目的です。例えば、全体的な色相の彩度の曲線が制限に達した場合に、1 つのカラーの制御ができると便利です。その後、曲線はブロードキャスト安全制限に合わせて小さくなります。その他の典型的な用途としては、背景から目立たせたり、特定の輝度範囲をキーイングするときに、特定の色を強調する場合にも使えます。
HSL セカンダリコントロールを使用したクリップのカラー補正
HSL セカンダリコントロールを使用してクリップのカラー補正をするには、キーを設定して調整し、そのクリップにカラー補正を適用する必要があります。
キーを設定する
-
-
「HSL セカンダリ」タブをクリックして、HSL セカンダリコントロールを開きます。
-
ファイル／新規／調整レイヤーを選択して、調整レイヤーを追加します。詳しくは、調整レイヤー
を参照してください。 -
クリップの一部だけをレタッチするには、キーのオプションを使用します。
目的のカラーを選択するには、「カラー設定」スポイトツールをクリックし、クリップ内のカラーをもう一度クリックします。プラスかマイナスのスポイトツールを使用して、選択範囲に対してピクセルを追加／削除します。クリップの一部を選択したら、色相、彩度、輝度の範囲がカラーの選択に反映されます。
設定カラー
設定カラー 注意：スポイトツールを使用してカラーを選択した状態で、Ctrl + Command キーを押すと、より大きなサンプルサイズに切り替わります。
または、イメージからカラーを選択するのではなく、カラースウォッチのいずれかをクリックしてもできます。この操作で、プリセットカラーが開始点として選択されます。
-
カラーを操作したときに影響を受ける範囲のみを表示するには、カラー／グレーの横にあるチェックボックスをオンにします。ドロップダウンメニューを使用して、カラー／ブラックまたはホワイト／ブラックを選択することもできます。
カラー／グレー表示
カラー／グレー表示 -
H／S／L スライダーを使って選択を調整します。
スライダーの上部に表示される三角形で範囲を拡大・縮小します。下の三角形は、選択したピクセルと選択していないピクセルの間のトランジションをよりスムーズにします。範囲全体を移動するには、スライダーの中央をクリックして移動します。
H／S／L スライダー
H／S／L スライダー -
範囲をリセットするには、スライダの下の「リセット」ボタンをクリックするか、範囲スライダーをダブルクリックします。
調整
マスクが必要な領域全体を覆うまで範囲を調整します。選択範囲を絞り込むには、「調整」の下のオプションを使用します。
- ノイズ除去: ノイズ除去スライダ-を使ってカラーをスムーズにし、選択範囲からノイズを取り除きます。画像を操作すると、カラーは均等に調整されます。
- ぼかし: ぼかしスライダ-を使用して、選択範囲をブレンドするためにマスクの端を柔軟にします。
補正
キーを適切に定義したら、「補正」セクションのグレーディングツールを使用して、カラー補正を単独でキーに適用します。変更を表示するには、「カラー／グレイ」の横にあるチェックボックスの選択を解除します。
デフォルトでは、ミッドトーンカラーホイールが表示されますが、ホイールの真上にあるアイコンをクリックすると、従来の 3 ウェイのカラーホイールに切り替えることができます。
カラーホイールの下には、温度、色合い、コントラスト、シャープ、彩度のスライダーがあり、補正を細かく制御できます。
ベストプラクティス
次のような場合は、HSL セカンダリコントロールを使用できます。
- 画像の明暗を管理する
- オブジェクトまたは人物のスキントーンのカラーを変更する
- アンビエントライトソースを修正する
