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Premiere Pro での VR 編集

  1. Adobe Premiere Pro ユーザーガイド
  2. ベータ版のリリース
    1. ベータ版プログラムの概要
    2. Premiere Pro ベータ版ホーム
    3. ベータ版機能
      1. メディアインテリジェンスと検索パネル
      2. メディアインテリジェンスと検索パネルに関するよくある質問
      3. キャプションを翻訳
      4. 生成拡張の概要
      5. 生成拡張に関するよくある質問
      6. カラーマネジメントシステム
  3. はじめに
    1. Adobe Premiere Pro の概要
    2. Premiere Pro の新機能
    3. Premiere Pro の更新のベストプラクティス
    4. Premiere Pro のキーボードショートカット
    5. Premiere Pro のアクセシビリティ
    6. よくある質問
    7. リリースノート
  4. ハードウェアおよびオペレーティングシステムの要件
    1. 推奨ハードウェア
    2. 必要システム構成
    3. GPU および GPU ドライバーの要件
    4. GPU アクセラレーションレンダリングとハードウェアによるエンコード/デコード
  5. プロジェクトの作成
    1. 新規プロジェクトの作成
    2. プロジェクトを開く
    3. プロジェクトの移動または削除
    4. 複数の開いているプロジェクトの操作
    5. プロジェクトのショートカットの操作
    6. Premiere Pro プロジェクトの下位互換性
    7. Premiere Rush プロジェクトを Premiere Pro で開いて編集する
    8. ベストプラクティス:独自のプロジェクトテンプレートを作成する
  6. ワークスペースとワークフロー
    1. ワークスペース
    2. 読み込みと書き出しに関する FAQ
    3. パネルの操作
    4. Windows タッチおよびジェスチャーによる操作
    5. デュアルモニターセットアップでの Premiere Pro の使用
  7. Frame.io
    1. Frame.io のインストールとアクティベート
    2. Premiere Pro および After Effects での Frame.io の使用
    3. Adobe Workfront と Frame.io の統合
    4. プロジェクトを共同編集する共同作業者の招待
    5. よくある質問
  8. メディアの読み込み
    1. 読み込み
      1. ファイルの転送
      2. 静止画の読み込み
      3. デジタルオーディオの読み込み
    2. Avid または Final Cut からの読み込み
      1. Avid Media Composer からの AAF プロジェクトファイルの読み込み
      2. Final Cut Pro 7 および Final Cut Pro X からの XML プロジェクトファイルの読み込み
    3. ファイル形式
      1. サポートされているファイル形式
      2. Blackmagic RAW のサポート
    4. タイムコードの操作
  9. 編集
    1. ビデオの編集
    2. シーケンス
      1. シーケンスの作成と変更
      2. ソースモニターでのインポイントとアウトポイントの設定
      3. シーケンスにクリップを追加
      4. クリップの並べ替えと移動
      5. シーケンス内でのクリップの検索、選択およびグループ化
      6. シーケンスからクリップを削除
      7. シーケンス設定の変更
      8. ソースモニターに読み込まれたシーケンスからの編集
      9. シーケンスの簡易化
      10. シーケンスのレンダリングとプレビュー
      11. マーカーの操作
      12. クリップにマーカーを追加
      13. エフェクトコントロールパネルでのマーカーの作成
      14. デフォルトのマーカーカラーの設定
      15. マーカーの検索、移動および削除
      16. 色によるマーカーの表示または非表示
      17. マーカーコメントの表示
      18. シーケンスマーカーのコピーとペースト
      19. After Effects とのマーカーの共有
      20. ソースのパッチ適用とトラックのターゲティング
      21. シーン編集の検出
    3. クリップのカットとトリミング
      1. クリップの分割またはカット
      2. クリップのトリミング
      3. トリミングモードでの編集
      4. J カットと L カットの実行
      5. クリップの作成と再生
      6. トリミングと再生の環境設定の調整
    4. ビデオ
      1. クリップの統合によるオーディオとビデオの同期
      2. メディアをレンダリングして置き換え
      3. 取り消し、履歴、イベント
      4. フレームの固定と保持
      5. 縦横比の操作
    5. オーディオ
      1. Premiere Pro のオーディオの概要
      2. ソースモニターでのオーディオクリップの編集
      3. オーディオトラックミキサー
      4. ボリュームレベルの調整
      5. エッセンシャルサウンドパネルを使用したオーディオの編集、修復および向上
      6. スピーチを強調
      7. スピーチを強調に関する FAQ
      8. オーディオカテゴリのタグ付け
      9. 自動ダッキングオーディオ
      10. リミックスオーディオ
      11. オーディオクリップミキサーを使用したクリップボリュームおよびパンのモニタリング
      12. オーディオバランスとパンについて
      13. 高度なオーディオ - サブミックス、ダウンミキシング、およびルーティング
      14. オーディオエフェクトおよびトランジション
      15. オーディオトランジションの操作
      16. オーディオへのエフェクトの適用
      17. ラウドネスレーダーエフェクトを使用したオーディオの測定
      18. オーディオミックスの録音
      19. タイムラインでのオーディオの編集
      20. Premiere Pro でのオーディオチャンネルのマッピング
      21. Premiere Pro で Adobe Stock オーディオを使用する
    6. 文字起こしベースの編集
      1. 文字起こしベースの編集
      2. 文字起こしベースの編集に関する FAQ
    7. 高度な編集
      1. マルチカメラ編集ワークフロー
      2. VR の編集
    8. ベストプラクティス
      1. ベストプラクティス:オーディオミックスの高速化
      2. ベストプラクティス:効率的な編集
      3. 長編映画の編集ワークフロー
  10. ビデオエフェクトとトランジション
    1. ビデオエフェクトとトランジションの概要
    2. エフェクト
      1. Premiere Pro のエフェクトの種類
      2. エフェクトの適用と削除
      3. FX バッジの使用
      4. エフェクトプリセット
      5. Premiere Pro のメタデータエフェクト
      6. 様々なソーシャルメディアチャンネル用にビデオを自動的にリフレーム
      7. カラー補正エフェクト
      8. エフェクトマネージャー
      9. クリップのデュレーションと速度を変更する
      10. 調整レイヤー
      11. フッテージのスタビライズ
    3. トランジション
      1. Premiere Pro でのトランジションの適用
      2. トランジションの変更とカスタマイズ
      3. モーフカット
  11. タイトル、グラフィック、キャプション
    1. プロパティパネル
      1. プロパティパネルについて
      2. テキストの編集
      3. シェイプの編集
      4. オーディオの編集
      5. ビデオの編集
      6. シェイプでマスク
      7. テキストスタイルの作成、適用、再定義
    2. エッセンシャルグラフィックスパネル(24.x 以前)
      1. エッセンシャルグラフィックスパネルの概要
      2. タイトルの作成
      3. リンクされたスタイルとトラックスタイル
      4. スタイルブラウザーの操作
      5. シェイプの作成
      6. ペンツールによる描画
      7. オブジェクトの整列と分布
      8. テキストとシェイプの外観の変更
      9. グラデーションの適用
      10. レスポンシブデザイン機能のグラフィックへの追加
      11. 音声テキスト変換
      12. 文字起こし用言語パックのダウンロード
      13. キャプションの操作
      14. スペルチェックおよび検索と置換
      15. テキストの書き出し
      16. 音声テキスト変換に関する FAQ
    3. モーショングラフィックステンプレート
      1. モーショングラフィックステンプレートのインストールと使用
      2. モーショングラフィックステンプレートでの画像またはビデオの置き換え
      3. データ駆動型モーショングラフィックステンプレートの使用
    4. ベストプラクティス:グラフィックワークフローの高速化
    5. レガシータイトルの廃止に関する FAQ
    6. レガシータイトルからソースグラフィックへのアップグレード
  12. フォントと絵文字
    1. カラーフォント
    2. 絵文字
  13. アニメーションとキーフレーム
    1. キーフレームの追加、移動、設定
    2. エフェクトのアニメート
    3. モーションエフェクトを使用したクリップの編集およびアニメーション
    4. キーフレームのオートメーションの最適化
    5. キーフレームの移動とコピー
    6. エフェクトとキーフレームの表示および調整
  14. 合成
    1. 合成、アルファチャンネル、クリップの不透明度の調整
    2. マスクとトラッキング
    3. 描画モード
  15. カラー補正とグレーディング
    1. 概要:Premiere Pro のカラーワークフロー
    2. カラー設定
    3. 自動カラー補正
    4. Lumetri Look を使用したカラーでクリエイティブに
    5. RGB および色相/彩度カーブを使用したカラーの調整
    6. ショット間のカラーを修正および一致
    7. Lumetri カラーパネルでの HSL セカンダリコントロールの使用
    8. ビネットの作成
    9. Look と LUT
    10. Lumetri スコープ
    11. カラーマネジメントの表示
    12. タイムライントーンマッピング
    13. 放送用 HDR
    14. DirectX HDR サポートを有効にする
  16. メディアの書き出し
    1. ビデオの書き出し
    2. プリセットマネージャーの書き出し
    3. 書き出しのワークフローと概要
    4. クイック書き出し
    5. Web およびモバイルデバイス向けの書き出し
    6. 静止画像の書き出し
    7. 他のアプリケーション用のプロジェクトの書き出し
    8. Pro Tools で使用する OMF ファイルの書き出し
    9. Panasonic P2 形式への書き出し
    10. 書き出し設定
      1. 書き出し設定のリファレンス
      2. 基本ビデオ設定
      3. エンコード設定
    11. ベストプラクティス:書き出しの高速化
  17. 共同編集
    1. Premiere Pro での共同作業
    2. 共同ビデオ編集の基本を学ぶ
    3. チームプロジェクトの作成
    4. Team Projects でのメディアの追加と管理
    5. 共同作業者の招待と管理
    6. 変更点の共同作業者との共有および管理
    7. Team Projects の自動保存結果とバージョンの表示
    8. チームプロジェクトの管理
    9. リンクされているチームプロジェクト
    10. よくある質問
  18. 長編とエピソードのワークフロー
    1. 長編とエピソードのワークフローガイド
    2. プロダクションの使用
    3. プロダクション内のプロジェクト間でクリップがどのように動作するかを説明します
    4. ベストプラクティス:プロダクションの操作
  19. 他のアドビアプリケーションの操作
    1. After Effects および Photoshop
    2. Dynamic Link
    3. Audition
    4. Prelude
  20. アセットの整理と管理
    1. プロジェクトパネルでの操作
    2. プロジェクトパネルでのアセットの整理
    3. アセットの再生
    4. アセットの検索
    5. Creative Cloud ライブラリ
    6. Premiere Pro の同期設定
    7. プロジェクトのコンソリデート、トランスコードおよびアーカイブ
    8. メタデータの管理
    9. ベストプラクティス
      1. ベストプラクティス:ブロードキャストでのプロダクションから学習する
      2. ベストプラクティス:ネイティブ形式で作業する
  21. パフォーマンスの向上とトラブルシューティング
    1. 環境設定の設定
    2. 環境設定のリセットおよび復元
    3. リカバリモード
    4. プロキシの使用
      1. プロキシの概要
      2. 取り込みとプロキシのワークフロー
    5. システムが Premiere Pro と互換性があるかどうかの確認
    6. Apple シリコン用 Premiere Pro
    7. ちらつき削除
    8. インターレースとフィールドオーダー
    9. スマートレンダリング
    10. コントロールサーフェスのサポート
    11. ベストプラクティス:ネイティブ形式で作業する
    12. ナレッジベース
      1. 既知の問題
      2. 修正された問題
      3. Premiere Pro クラッシュの問題の修正
      4. Premiere Pro の更新後に設定を移行できない
      5. Premiere Pro または Premiere Rush での緑とピンクのビデオ
      6. Premiere Pro でメディアキャッシュを管理する方法
      7. レンダリングまたは書き出し時のエラーの修正
      8. Premiere Pro の再生とパフォーマンスに関する問題のトラブルシューティング
  22. 拡張機能とプラグイン
    1. Premiere Pro でのプラグインと拡張機能のインストール
    2. サードパーティのデベロッパーの最新のプラグイン
  23. ビデオとオーディオのストリーミング
    1. Secure Reliable Transport(SRT)
  24. アセットとオフラインメディアの監視
    1. アセットのモニタリング
      1. ソースモニターとプログラムモニターの使用
      2. リファレンスモニターの使用
    2. オフラインメディア
      1. オフラインクリップの操作
      2. オフライン編集用のクリップの作成
      3. オフラインメディアの再リンク

360° または 180° メディアを Premiere Pro に読み込み、プロジェクトを編集してから、平面視または立体視形式でビデオを共有します。編集しながら、画面上または VR ヘッドセットを使用してプロジェクトを監視します。

360° または 180° ビデオを編集するには、システムが必要システム構成を満たしていることを確認します。

Premiere Pro は、モニターパネルでの VR ビデオの表示(360° と 180° の両方)をサポートします。また、クリップまたはシーケンスに VR プロパティがあるかどうかを検出し、それに応じて VR ビューアを自動的に設定します。Premiere Pro から直接、YouTube や Facebook などの Web 上のサイトに VR ビデオをパブリッシュできます。 

VR の自動検出

Premiere Pro では、クリップまたはシーケンスに VR プロパティがあるかどうかを検出し、それに応じて VR ビューアを自動的に設定できます。

クリップに VR プロパティが割り当てられているかどうかを判別するには

  1. プロジェクトパネルでクリップを選択し、ファイル/プロパティ情報/選択をクリックします。

  2. プロパティパネルの「VR 投影法」オプションは、クリップに VR プロパティが割り当てられているか、および 360° または 180° ビデオかどうかを示します。

    クリップに VR プロパティが割り当てられている場合は、次の VR プロパティが表示されます。

    • VR 投影法
    • VR レイアウト
    • VR キャプチャされたビュー
    VR プロパティの自動検出
    VR プロパティの自動検出

    注意:

    コンテンツに VR プロパティがない場合、VR ビデオのソースモニターおよびプログラムモニター設定オプションは無効になっています。

VR フッテージの変換

次の場合に、VR フッテージを変換します。

  • クリップは VR なのに VR プロパティがない
  • 「VR 投影法」、「VR レイアウト」および「VR キャプチャされたビュー」プロパティが設定されているが、割り当てられている値が正しくない場合

VR フッテージを変換するには、次の手順に従います。

  1. プロジェクトパネルでクリップを右クリックして、変更フッテージを変換を選択します。

  2. VR プロパティで適切な設定を指定します。

VR の割り当て

VR プロパティは、クリップ作成時に VR プロパティがクリップのメタデータに書き込まれる際にクリップに割り当てられます。VR プロパティが割り当てられていない場合、クリップに関連付けられているメタデータには VR プロパティがありません。ただし、フレームサイズに基づいて、インポーターはそれが VR クリップであるということを検出し、次のように変換されます。

  • フレームサイズが 1:1 の場合、クリップは立体視:上/下の VR に変換されます。
  • サイズが 2:1 の場合、クリップは平面視の VR に変換されます。
  • サイズが 4:1 の場合、クリップは立体視並列の VR
    に変換されます。
注意:

この自動検出は、高さが 960、1920、2048、2880、4096、5760、6000 および 8192 のフレームに制限されます。

シーケンスに VR プロパティを割り当てる

シーケンスに VR プロパティが割り当てられているかどうかを判断するには、シーケンスをタイムラインパネルで開いたときにシーケンスメニューからシーケンス設定画面を選択します。VR プロパティが設定されていないシーケンスを表示した場合、VR ビデオのソースおよびプログラムモニター設定オプションは無効のままになります。

VR プロパティを VR シーケンスに割り当てるには、シーケンス設定/VR プロパティを選択して、次のいずれかを実行します。

既に VR プロパティが設定されているクリップからシーケンスを作成します。

  1. プロジェクトパネルで、VR プロパティが設定されているクリップを右クリックします。

  2. ポップアップメニューから、クリップに最適な新規シーケンスを選択します。

VR プロパティを含むシーケンスの作成

VR プロパティを含むシーケンスを作成するには、新規シーケンス設定VR プロパティを選択して、次のいずれかを実行します。

既存のシーケンスに VR プロパティを追加します。

  1. プロジェクトパネルで、シーケンスを右クリックします。

  2. ポップアップメニューから、シーケンス設定を選択します。

  3. VR プロパティ」セクションで、VR 設定を指定します。

シーケンスに VR プロパティを割り当てると、ソースモニターまたはプログラムモニターに表示されます。モニター設定メニューに、VR ビデオで使用できるオプションが表示されます(グレーアウトされません)。

VR ビデオビューコントロールを非表示にする

ソースモニターおよびプログラムモニターの VR ビューには、パンとチルトを変更するためのスクロールバーとホットテキストコントロール、および VR ビューの連続的なパンをサポートするダイヤルが表示されます。ソースモニターおよびプログラムモニターのビデオ表示領域を最大化する場合は、これらのコントロールを非表示にすることもできます。

  1. コントロールを非表示にするには、ソースまたはプログラムモニター設定メニューで VR ビデオ/コントロールを隠すを選択します。

  2. このオプションをキーボードショートカットにマッピングすることもできます。各モニターのコントロールの状態はプロジェクトとともに保存されます。

VR ビデオビューコントロールの非表示
VR ビデオビューコントロールの非表示

設定

書き出し形式が H264、HEVC または QuickTime に設定されている場合は、クリップおよびシーケンスの VR プロパティが書き出し設定に自動的に設定されます。これらの書き出し設定は、ビデオオプションの下部にある「VR ビデオ」セクションに表示されます。ここで設定を変更することもできます。

360 度のパン

下にあるダイヤルを使用して、360 度の連続的なパンをおこなうことができます。このダイヤルは、視界の方向を示します。 

ダイヤルを使用して、360 度の連続的なパンをおこなう
ダイヤルを使用して、360 度の連続的なパンをおこなう

ビューを中央にするには、ビデオフレーム内をダブルクリックします。これらの方法のいずれかを使用して、再生中やビデオの一時停止中にインタラクティブに視界を変更できます。通常のモニター表示に戻るには、モニター設定メニューを開き、VR ビデオの「有効」オプションを選択解除します。

VR ビデオ表示の有効/無効を切り替えるには、ボタンを使用します。このボタンは、モニターの再生ボタンにドッキングできます。ボタンエディターを開くには、モニターの右下隅にある上矢印をクリックします。「VR ビデオ表示を切り替え」ボタンをエディターからモニターパネルの目的の位置にドラッグします。このボタンは、通常のモニター表示と VR ビデオ表示を切り替えるのに便利です。

イマーシブビデオエフェクトとトランジションの追加

Premiere Pro には、イマーシブビデオに使用できる複数のイマーシブビデオエフェクトが付属しています。これらのエフェクトは、ビデオエフェクト/イマーシブビデオおよび?ビデオトランジション/イマーシブビデオから入手できます。

利用可能なエフェクトとトランジションと一覧を次に示します。

Premiere Pro の VR エフェクトの一覧

  • VR ブラー
  • VR 色収差
  • VR カラーグラデーション
  • VR ノイズ除去
  • VR デジタルグリッチ
  • VR フラクタルノイズ
  • VR グロー
  • VR 平面として投影
  • VR 投影法
  • VR 回転(球)
  • VR シャープ

Premiere Pro の VR トランジションの一覧

  • VR アイリスワイプ
  • VR メビウスズーム
  • VR ブラー(球面)
  • VR ランダムブロック
  • VR 光線
  • VR ライトリーク
  • VR グラデーションワイプ
  • VR クロマリーク
注意:

すべてのイマーシブビデオエフェクトおよびトランジションは、クリップの VR プロパティを自動検出できます。

3 軸ビデオ回転

様々な解像度と立体視/平面視レイアウトを同じシーケンス内でミキシングして一致させることもできます。正距円筒図法の様々な VR クリップを 1 つのシーケンスにミキシングする場合、解像度や立体視レイアウトが一致するものもあれば、一致しないものもあります。フレーム全体に正しく拡大するには、VR 投影エフェクトを使用し、適切なレイアウトとビデオを選択します。また、カメラの配置や被写体のフォーカスが不適切であることが原因で、ゼロ角度を修正しなければならない場合があります。これは、パン、ロールおよびチルトのコントロールを使用してビデオを回転させることによって、修正できます。

この回転は、リアルタイムで再生することもできます。この操作をおこなう場合は、GPU アクセラレーションがオンになっていることを確認してください。 

  1. 縦横比やフレームサイズに関係なく、フレーム全体にクリップを拡大する必要がある場合は、VR 投影法/フレーム全体にストレッチを選択します。

    VR 投影法エフェクトのオプション
    VR 投影法エフェクトのオプション

  2. クリップの VR プロパティを使用する場合は、入力自動 VR プロパティを選択します。このエフェクトは、ソースクリップのプロパティ、またはこのエフェクトを設定するネストされたシーケンスのプロパティを使用します。

    入力レイアウトを入力水平視界、および入力垂直視界 を手動で設定するには、入力自動 VR プロパティチェックボックスを無効にします。

  3. ソースクリップ(以前の名称はマスタークリップ)の VR プロパティに一致するクリップの立体視/平面視レイアウトを定義するには、VR 投影法/入力レイアウトを選択します。入力水平視界および入力垂直視界 フィールドで、必要に応じて値を編集します。

  4. 現在のシーケンスの設定で指定したプロパティを使用する場合は、出力自動 VR プロパティを選択します。

    希望する出力平面視および立体視レイアウト(通常はシーケンス出力レイアウトの VR プロパティと一致します)を手動で定義するには、必要に応じて出力レイアウト入力垂直視界および出力垂直視野界フィールドを編集します。

  5. フィルターの品質を上げるには、フィルタースライダーを使用します。フィルタースライダーは、水平方向と垂直方向でいくつ追加サンプルを収集したかを定義し、アーティファクトのエイリアスを軽減します。

    デフォルトでは、バイリニアフィルタリングと同様に、フィルターは 1 に設定され、合計サンプル数は 4 になります。 画像を縮小する場合、フィルターを増やすと特に効果的です。

  6. (オプション):入力レイアウトと出力レイアウトの両方が立体視形式の場合は、視差調整を編集します。

    このオプションでは、指定した角度の合計で、それぞれの目の画像をシフトできます。 

    立体視エフェクトを増やすにはプラスの値を、減らすにはマイナスの値を使用します。

    通常は、非常に小さい角度(1° 未満)で調整する必要がありますが、エフェクトでは、-180° から +180° までの全範囲の調節をおこなうことができます。 

    入力または出力レイアウトが平面視の場合、このパラメーターは無視されます。

  7. 球体を左から右方向に表示するには、VR 投影法/パンを選択します。

  8. 球体を下から上方向に表示するには、VR 投影法/チルトを選択します。

  9. 球体を反時計回りから時計回り方向に表示するには、VR 投影法/ロールを選択します。

アンビソニックスオーディオの組み立て

アンビソニックスは全球サラウンドサウンド技術の 1 つで、水平面に加えてリスナーの上下に音源を適用できます。他のマルチチャンネルのサラウンド形式とは異なり、アンビソニックスの伝送チャンネルは、スピーカー信号を搬送しません。その代わり、B 形式というスピーカーに依存しないサウンドフィールド表現が含まれており、リスナーのスピーカー設定にデコードされます。この特別な手順によって、プロデューサーはスピーカーの位置ではなく音源の方向という観点で考えられるようになり、リスナーが再生に使用するスピーカーのレイアウトと数に大きな柔軟性がもたらされます。

アンビソニックスオーディオと 360 度のビデオを一緒に組み立てて、魅力的なエクスペリエンスを構築できます。配置が適切かどうかを確認するには、アンビソニックスオーディオの方向を変更したときにモニターする必要があります。オーディオメディアは個別のオーディオファイル(多くの場合は PCM エンコーディングを使用した未圧縮の WAV)に格納できますが、AAC エンコーディングを使用して MP4 に格納することもできます。 

アンビソニックスオーディオを使用する場合の考慮事項

  • マルチチャンネルモノラルメディアを読み込む際は、アダプティブトラックオーディオとして読み込みます。
  • VR シーケンスプリセットは、オーディオトラックミキサーか、Audio Effects パネルの Audio Effects フォルダーから使用できます。
  • メディアを書き出す際は、書き出し設定/H.264/VR アンビソニックスを選択します(必要に応じてアンビソニックスの下の任意の設定を選択します)。

アンビソニックスオーディオのモニター

Premiere Pro を使用してアンビソニックスメディアを読み込み、ヘッドフォンを使用して空間的に正確にモニターできます。 

  1. ファイル/新規シーケンス/シーケンスプリセット/VR を選択します。

  2. VR/平面視 29.97/2048x2048 - アンビソニックスまたは VR/立体視 29.97/2048x2048 を選択します。

  3. マルチチャンネルアンビソニックスオーディオを含むシーケンスを作成します。 

  4. オーディオトラックミキサーのミックストラック(以前の名称はマスタートラック)に Binauralizer - Ambisonics エフェクトを適用します。

    バイノーラライザー - アンビソニックスエフェクトの適用
    バイノーラライザー - アンビソニックスエフェクトの適用

    • 左から右方向にはパンを使用します。
    • 下から上方向にはチルトを使用します。
    • 反時計回りから時計回りへの回転にはロールを使用します。

    3 つのコントロールの範囲はどれも -180 ~ 180 度です。

  5. 異なる向きでモニターするには、エフェクトのつまみコントロールをクリックして、左から右へのパンを変更します。

  6. エフェクトの下部にあるコントロールを列挙したメニューをクリックします。チルトをクリックして上向きまたは下向きに聞こえるように変更したり、ロールを使用してヘッドを時計回りまたは反時計回りに回転させたりします。

  7. エフェクトを適用したら、ヘッドフォンを使用してメディアの空間的な特性を正確にモニターできます。デフォルトでは、ヘッドの位置はオーディオ球体内でまっすぐ前方を向きます。

  8. 別の位置で両方の 360 度ビデオをモニターするには、VR ビューアメニューで、ビューアのコントロールが非表示になっていないことを確認してください。 

  9. 数値が VR ビューアのモニターの下の数値に一致するまでバイノーラライザーのパンコントロールを回してから、エフェクトのチルトコントロールを回して、VR ビューアの右側の数値と一致させます。これで、両方の 360 度ビデオをモニターできます。

    注意:

    アンビソニックスオーディオのモニターが終了したら、オーディオトラックミキサーのミックストラックから Binauralizer - Ambisonics エフェクトを削除または無効にします。

正しく配置されたビデオとオーディオの再ステージング

ビデオ球体とオーディオ球体両方の向きを、適切な空間位置に合わせて変えることもできます。 

  1. VR ビデオとアンビソニックスオーディオを読み込んで、これらのクリップが含まれた VR シーケンスを作成します。

  2. シーケンス内のビデオクリップに対してエフェクト/VR 投影法エフェクトを選択します。このエフェクトを使用すると、ビデオ球体の向きを変えることができます。

    ビデオ球体の向きの変更
    ビデオ球体の向きの変更

  3. このシーケンス内の対応するオーディオクリップに対してパンナー/アンビソニックスエフェクトを選択します。このエフェクトを使用すると、オーディオ球体の向きを変えることができます。

  4. VR 投影エフェクトでエフェクトコントロール/パン、チルトおよびロールを選択し、VR ビューアーでビデオコンテンツの位置が正しくなるまでビデオ球体を回転させます。

  5. ビデオを配置したら、VR 投影法エフェクトと同じ数値を Panner - Ambisonics エフェクトのパンチルトおよびロールスライダーに適用します。

VR ビデオの公開

VR ビデオを YouTube や Facebook などの Web サイトにパブリッシュするには

  1. 書き出し設定/「ビデオ設定」タブを選択します。

  2. H.264HEVC または QuickTime 形式を使用してビデオをエンコードします。

  3. 下にスクロールして「ビデオが VR」チェックボックスをオンにし、ポップアップメニューからメディアに適したレイアウトを選択します。エンコードされたビデオに追加されたメタデータに基づいて、Premiere Pro は、ビデオを VR ビデオコンテンツとして認識し、公開者が適切に再生できるようにします。

  4. 書き出し設定の「出力サイズ全体にストレッチ」を使用して、VR ビデオ書き出しに最適な結果を得ます。

  5. 書き出し設定/パブリッシュダイアログを選択して、このビデオを直接 YouTube や Facebook などの Web サイトにアップロードします。

注意:

アップロードが完了してからビデオが VR モードで再生できるようになるまで、遅延が発生することがあります。

ビデオ:VR ビデオワークフロー

ステレオメディアを含む VR メディアを直接操作して、シーケンスを編集、特殊エフェクトを適用、メディアプレーヤー用に適切なタグが設定された 360 度プロジェクトを出力する方法を説明します。

(視聴時間、5 分)

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