最終更新日 : 2024年10月16日

カスタム被写体モデルのトレーニング方法とベストプラクティスについて説明します。

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いくつかの簡単な手順で、ブランドのアセットの画像を含むカスタムモデルを作成できます。

特定の被写体(オブジェクトまたはキャラクターなど)に関するカスタムモデルをトレーニングする場合、目標は、被写体の重要な特徴を特定し、モデルが様々なコンテキストや配置にわたってその特徴を再現できるようにすることです。

画像

被写体モデルのトレーニングを行う場合は、次の特性を持つ画像を探します。

  • オブジェクトの一貫性:被写体として同じメーカーとモデルの画像を提供すると同時に、画像間で被写体があまり異なって見えないようにします。複数のカラーの混在を避け、画像間での共通のテーマやパターンを確保します。ただし、被写体は、シーン、ポーズ、衣服、背景によって変化させることができます。
  • オブジェクトのフォーカス:焦点がはっきりと合っていて、邪魔するものがない被写体の画像を使用します。 被写体を画像の中心付近に置き、画像の領域の25%以上を被写体が占めていることを確認します。
  • 環境コンテキスト:様々な照明条件で示している、様々なビューおよびコンテキストの被写体の画像を提供します。背景が白または透明の画像を使用できますが、周囲がより複雑な画像と混在させるのもおすすめです。
  • 他のオブジェクトを避ける:背景に大きなアイテムを含めたり、アイテムをキャラクターに関連付けたりしないようにします。画像に表示される大きなアイテムは、モデルによって記憶され、トレーニングデータセットの同じアイテムと同様に、生成された画像に表示されます。

  使用すべきサンプル画像

4 つの個別のパネル。それぞれピンク色の背景に、スタイル変換された漫画風なキャラクターが配置されています。キャラクターは、大きな目と小さな手足を持つ、ふわふわした丸い生き物です。この画像は、Firefly でのカスタムモデルのトレーニングに相応しい最適な画像タイプを示しています。
最良の結果を得るには、一貫したスタイルを持つ同じ被写体の一連の画像を使用します。

  回避すべきサンプル画像

4 つのパネルで、それぞれ異なる画像が含まれています。ブルーの毛が生えた小さな丸い生き物と、パープルの毛と複数の目がある大きな生き物から、ブルーの毛と 2 つの大きな目をした生き物のぼやけた画像まであります。この画像は、Firefly でのカスタムモデルのトレーニングには不適切な画像タイプを示しています。
被写体およびスタイルに一貫性がない低品質の画像では、モデルの効果が低くなり、ハルシネーションが生じることがあります。

キャプション

  • キャプションでは、画像とオブジェクトを被写体と区別して簡潔に説明します。これにより、モデルは他のオブジェクトから被写体を区別できます。
  • キャプションを作成する際に、キーとなる形容詞(説明語)がコンセプトと同時に存在し、常にその形容詞に一致するコンセプトを生成したい場合、最良の結果を得るためにその形容詞をコンセプトに含める必要があります。例えば、カスタムモデルでグレーの猫を生成する場合、コンセプトは「猫」であり、形容詞は「グレー」です。モデルでグレーの猫を常に生成する場合は、それをコンセプトに含めて、「グレーの猫」というコンセプトを作成する必要があります。

コンセプト

  • 入力したコンセプトには、少なくとも 3 文字が含まれていることを確認してください。
  • モデルのメインの被写体を表す固有名詞を使用します。例えば、お使いのモデルが飼っている犬「Spot」に基づいてトレーニングされている場合は、コンセプトフィールドに「Spot」と入力します。

関連リソース

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