編集/環境設定/一般(Windows)または InDesign/環境設定/一般(macOS)を選択して、設定したい環境設定を選択します。
- InDesign ユーザーガイド
- InDesign とは
- InDesign の概要
- ワークスペース
- 生成 AI(中国本土ではご利用いただけません)
- InDesign の概要
- ドキュメントの作成とレイアウト
- ドキュメントとページ
- グリッド
- レイアウト補助
- コンテンツの追加
- テキスト
- テキスト編集
- テキストの書式設定
- レビューテキスト
- スペルチェックと言語の辞書
- 参照を追加
- スタイル
- 表
- インタラクティブ機能
- グラフィック
- カラーと透明度
- 検索と置換
- 共有
- 書き出し、読み込み、および公開
- 配置、書き出しおよび公開
- プリント
- InDesign の拡張
- トラブルシューティング
環境設定には、パネルの位置、単位オプション、グラフィックやテキスト編集の表示オプションなどに関する設定が含まれています。環境設定では、InDesign のドキュメントとオブジェクトの初期状態を指定することができます。
一般環境設定の設定
この項では、環境設定ダイアログボックスの「一般」タブの環境設定について説明します。他の環境設定については、該当する設定を検索してください。
-
-
表示ポップアップメニュー(「ページ番号」セクション内)からページ番号の表示方法を選択します(詳しくは、ページパネルでの絶対番号またはセクション番号の表示を参照してください)。
-
「フォントのダウンロードと埋め込み」セクションでは、フォントの文字数で、フォントをサブセットにするか、すべて埋め込むかの限界値を指定します。この設定は、プリントおよび書き出しダイアログボックスでフォントをダウンロードするオプションに影響します。
-
「拡大 / 縮小時」セクションでは、オブジェクトの拡大 / 縮小をパネルにどのように反映するかと、フレームの拡大 / 縮小時にフレームの内容がどのように反応するかを指定します。
テキストフレームを拡大 / 縮小するときにポイントサイズを変更する場合は、「内容に適用」を選択します(詳しくは、文字の拡大 / 縮小を参照してください)。このオプションを選択した状態でグラフィックフレームを拡大 / 縮小すると、画像のパーセンテージサイズは変更されますが、フレームのパーセンテージは 100 %に戻ります(詳しくは、オブジェクトの拡大 / 縮小を参照してください)。
テキストを拡大 / 縮小するときに、新しいポイントサイズを括弧で囲んで元のポイントサイズを表示するには、「拡大 / 縮小率を調整」を選択します。グラフィックフレームを拡大 / 縮小するときにこのオプションが選択されていると、フレームと画像の両方のパーセンテージサイズが変更されます。
-
「すべての警告ダイアログをリセット」をクリックすると、非表示に設定したすべての警告ダイアログボックスを表示します(警告ダイアログボックスが表示されたとき、チェックボックスを選択することで、その警告ダイアログボックスが再表示されないようにできます)。
ファイルエクスプローラー(Windows)および Finder(macOS)で InDesign ドキュメントをプレビューできます。プレビューが表示されない場合次の手順に従って、プレビュー設定を追加または調整します。
画面解像度に基づいてユーザーインターフェイスを均一に拡大・縮小するように、InDesign で拡大・縮小の設定を構成します。設定に応じてユーザーインターフェイスの要素が拡大・縮小されるため、高解像度モニターでも見やすくなります。InDesign を環境設定を更新して起動すると、画面の解像度が特定され、それに応じてアプリケーションの UI スケールが調整されます。
注意:UI の拡大・縮小は、解像度の低い画面ではサポートされません。
UI の拡大・縮小を設定するには:
- (Win)編集/環境設定/UI の拡大・縮小を選択します。
- (macOS)InDesign/環境設定/UI の拡大・縮小
を選択します。
UI の拡大・縮小ダイアログで、次のオプションを使用してインターフェイスをカスタマイズします。
- UI:必要に応じて UI サイジングスライダーを調整して、UI の拡大率を増減します。一般に、高解像度モニターでは拡大率を大きくする必要があります。スライダーの横には、拡大率を調整した UI のプレビューが表示されます。InDesign を再起動すると、更新した設定が適用されます。後で再起動する場合は、次回、InDesign を再起動したときに変更が有効になります。
スライダーに表示される目盛りの数は、画面の解像度によって変わります。画面の解像度が高くなるほど、表示される目盛りの数が多くなります。
- カーソル:このオプションをオンにすると(デフォルトではオン)、カーソルのアイコンが UI に合わせて拡大・縮小されます。
- アンカーポイント、ハンドル、およびバウンディングボックスの表示サイズ:アンカーポイント、方向ハンドル、バウンディングボックスの表示サイズをスライダーで調整します。
デフォルトの設定
ドキュメントを開いていないときに設定を変更すると、その設定が次回より作成される新しいドキュメントのデフォルト設定になります。ドキュメントが開いているときに設定を変更すると、変更時に開いていたドキュメントにだけ適用されます。
同様に、オブジェクトを選択していないときに設定を変更すると、その設定が新しいオブジェクトのデフォルト設定になります。
新規ドキュメントのデフォルト設定の変更
-
すべてのドキュメントを閉じます。
-
メニュー項目、パネル、またはダイアログボックスの設定を変更します。
作成するドキュメントがほとんど同じ用紙サイズや言語である場合には、デフォルト設定を指定することで設定する手間を省くことができます。例えば、デフォルトのページサイズを変更するには、すべてのドキュメントを閉じて、ファイル/ドキュメント設定を選択し、適切なページサイズを選択します。デフォルトの辞書を設定するには、すべてのドキュメントを閉じて、編集/環境設定/欧文辞書(Windows)または InDesign/環境設定/欧文辞書(macOS)を選択し、言語ポップアップメニューからオプションを選択します。
ドキュメント内での新しいオブジェクトのデフォルト設定の指定
-
ドキュメントを開いた状態で、編集/すべてを選択解除を選択します。
-
メニュー項目、パネル、またはダイアログボックスの設定を変更します。
すべての環境設定とデフォルト設定を元に戻す
InDesign でエラーが発生するときには、環境設定の削除によって多くの場合は問題が解決します。
InDesign Defaults および InDesign SavedData という名前の環境設定ファイルのバックアップコピーを作成しておくことをお勧めします。環境設定を削除する代わりに、これらのバックアップファイルを、問題のある壊れた環境設定ファイルに上書きコピーすると、カスタマイズの内容が失われません。
お使いの OS に応じて、次の操作を行います。
Windows:InDesign を起動した後、Shift + Ctrl + Alt キーを押します。環境設定ファイルを削除するかどうか訊ねるメッセージが表示されたら「はい」をクリックします。
macOS:Shift + Option + Command + Ctrl キーを押しながら InDesign を起動します。環境設定ファイルを削除するかどうか訊ねるメッセージが表示されたら「はい」をクリックします。
いつでもデフォルトの環境設定を復元することができます。「終了時に環境設定をリセット」を選択すると、InDesign はデフォルト設定に戻ります。
プログラムの様々な環境設定とデフォルトの設定が Adobe InDesign 環境設定ファイルに保存されています。InDesign Defaults ファイルを含むこれらのファイルは、InDesign を終了するたびに保存されます。削除や名前の変更を手動で行う場合、環境設定ファイルは次の場所にあります。
[#] は、「15.0」または「14.0」の製品バージョン番号に置き換えてください。[言語] は、en_US や jp_JP などの選択したロケールに置き換えてください。
macOS
macOS での環境設定のバックアップとリセット
Windows
Windows での環境設定のバックアップとリセット
|
macOS |
Windows |
環境設定 |
~/Library/Preferences/Adobe InDesign/Version [#] |
|
キャッシュ |
~/Library/Caches/Adobe InDesign/Version [#] |
|
InDesign Defaults |
~/Library/Preferences/Adobe InDesign/Version [#] |
|
InDesign SavedData |
~/Library/Caches/Adobe InDesign/Version [#] |
|
InDesign 環境設定ファイルを再作成すると、カスタマイズした設定が削除されるため、アプリケーションの設定が初期化されます。
InDesign のスタイルとプリセットについて
設定は、次に対するものを含め、保存して再利用できます。
- 段落スタイルと文字スタイルの作成。
- オブジェクトスタイルの作成
- 表とセルのスタイルの定義の作成
- Adobe PDF プリセットのカスタマイズ
- プリントプリセットの作成。 プリントダイアログボックス内のすべての属性がプリセットに保存されます(ドキュメントやブックの印刷を参照してください)。
- トラッププリセットの作成
- 透明の分割・統合プリセットの作成
- 目次スタイルの作成
- ワークスペースの設定の保存
- ドキュメントプリセットの作成
- 線種の作成
一般に、スタイルの設定を変更したい場合は、そのスタイルを設定したダイアログボックスで設定を変更し、保存します。スタイルとプリセットは、そのスタイルを作成したドキュメント内に保存されます。他のドキュメントからスタイルやプリセットを挿入したり、読み込むことで、他のドキュメントの設定のまま使用することができます。さらにほとんどのプリセットは、別ファイルとして書き出しまたは保存し、他のユーザーに配付することができます。
InDesign では、ブック機能を使うことによってスタイルやプリセットを共有することも可能です。詳しくは、ブックのドキュメントの同期を参照してください。
アドビへのお問い合わせ
ご意見をお待ちしております。 Adobe InDesign コミュニティまでお知らせください。