プロジェクトのアーカイブ

Premiere Elements のプロジェクトのアーカイブ機能を使用したプロジェクトの保存と整理について説明します。

プロジェクトのアーカイブは、メディアファイル、プロジェクト設定、特定のプロジェクトに関連付けられているデータのすべてを圧縮形式で保存して整理するのに役立ちます。これにより、プロジェクトを効率的に保存できるだけでなく、プロジェクトを再度参照したり編集したりするのに必要なすべての要素が維持されます。プロジェクトに関係するすべてのファイルを 1 つのパッケージにまとめることで、コンピューター上の空き容量を節約できます。また、データやメディアファイルを失うことなく、プロジェクトを簡単に転送したり他の人と共有したりできるようになります。

Premiere Elements は、新しいファイルを 「トリミング済み」（「プロジェクトをアーカイブ」を 選択した場合）または「コピー済み」（「プロジェクトを コピー」を選択した場合）で始まる名前のフォルダーに保存します。

アーカイブしたプロジェクトについて

プロジェクトアーカイブ機能は、さらに 編集や保管をする目的で、プロジェクトとそのメディアをフォルダーにコピーします。この機能を使用して、 未完成のプロジェクトを別のコンピューター上で編集する準備したり、 複数のフォルダーまたはドライブにあるメディアのコピーを 1 つの フォルダーに集めることができます。また、完成したプロジェクトの場合でも、 プロジェクトをアーカイブに保存する前に、実際に使用した部分だけを残して メディアをトリミングすることもできます。プロジェクトアーカイブ機能には、「プロジェクトをアーカイブ」と 「プロジェクトをコピー」の 2 つのオプションがあります。「プロジェクトをコピー」では、プロジェクトはトリミングされず、 「プロジェクトをアーカイブ」の場合よりもサイズの大きいファイルが数多く フォルダーに含まれるようになります。

新しいプロジェクトファイルだけでなく、元のシーンラインビュータイムラインまたは詳細設定ビュータイムラインで使用された各クリップに代わる、長さが編集された新しいクリップを含むフォルダーを作成します。トリミングされたプロジェクトには、ハンドルと呼ばれる、トリミングされた各クリップのインポイントの前とアウトポイントの後に最大 30 フレームの余分なフッテージが含まれます。トリミングされたプロジェクトでは、レンダリングされたプレビュー、オーディオプレビュー（最適化されたオーディオ）、未使用のメディアが除外されます。トリミングされたプロジェクトを開くと、Premiere Elements はレンダリングされていない新しいオーディオプレビューを自動的に作成します。プロジェクトのファイル名と一致するように、トリミングされたプロジェクト内のクリップのファイル名が変更されます。このオプションは、プロジェクトをハードディスクから削除する前に、完成したプロジェクトを保存に適した状態に整えるのに使用します。

新しいプロジェクトファイルと、元のプロジェクトのプロジェクトアセットパネルにあるすべてのメディアの完全なコピーを含むフォルダーを作成します。クイックビュータイムラインまたはエキスパートビュータイムラインで使用されているかどうかにかかわらず、すべてのメディアがコピーされます。「プロジェクトをコピー」とは異なり、レンダリングされたすべてのプレビューファイルが保存されます。このオプションは、プロジェクトに属しているすべてのファイルのコピーを 1 つのフォルダーに集めるのに使用します。これにより、プロジェクトを簡単に別のコンピューターに移動したり、後で開いて編集したりすることができます。

Premiere Elements 2025 には、アーカイブまたはコピーされるプロジェクトのサイズを計算する「計算」ボタンが追加されました。「計算」ボタンは、ディスク容量パネルの下にあるプロジェクトアーカイブダイアログボックスにあります。「計算」ボタンは、Premiere Elements 2024 および以前のバージョンにはありません。