キャプチャのデュレーション(分)
- Adobe Premiere Elements ユーザーガイド
- Adobe Premiere Elements の概要
- ワークスペースとワークフロー
- プロジェクトの操作
- メディアの読み込みと追加
- クリップの並べ替え
- クリップの編集
- カラー補正とグレーディング
- トランジションの適用
- 特殊効果の基礎
- スペシャルエフェクトの適用
- パンとズームを使用したビデオのようなエフェクトの作成
- 透明化とスーパーインポーズ
- モーションエフェクトを使用したクリップの配置、スケール(拡大や縮小)および回転
- ビデオへのエフェクトマスキングの適用
- 色温度と色合いの調整
- 窓ガラス効果を作成 - ガイド付き編集
- ピクチャインピクチャオーバーレイの作成
- 調整レイヤーを使用したエフェクトの適用
- ムービーへのタイトルの追加
- かすみの除去
- ピクチャインピクチャの作成 - ガイド付き編集
- 周辺光量補正エフェクトの作成
- 明暗別色補正エフェクトの追加
- フィルムルックエフェクトの追加
- HSL チューナーエフェクトの追加
- フレームを埋める - ガイド付き編集
- タイムラプスの作成 - ガイド付き編集
- アニメーション化された空 - ガイド付き編集
- 被写体の選択
- アニメーションマット - ガイド付き編集
- 二重露光 - ガイド付き編集
- 特殊オーディオ効果
- ムービータイトル
- ディスクメニュー
- ムービーの共有と書き出し
ここでは、ハードウェア要件や撮影仕様など、タイムラプス動画の撮影に必要なすべての情報を提供します。
タイムラプス動画は、通常の速度で再生したときに時間が早く経過するように見えるビデオです。タイムラプスエフェクトを使用すると、ありふれたシーンや繊細なシーンが非常にドラマチックに見えます。優れたタイムラプス動画の素材となり得る日常の出来事には、例えば、次のようなものがあります。
- 日の出と日の入り
- 天体の動き
- 風景と町並み
- 道を行き交う乗り物と人々
- 開花
なお、時間と共に変化する人目を引く動きや動作のシーンは優れたタイムラプス動画フレームの素材になります。
タイムラプス動画の例
タイムラプス動画の作成
タイムラプスムービーは、一連の静止画または、時間の経過を示す動画から作成することができます。コンテンツを数分間、数時間、数日間、または数週間にわたって撮影した後、速度を大きく上げるとタイムラプスムービーができあがります。三脚を使用してカメラを固定したうえでタイムラプスムービーを撮影することをお勧めします。
動画を使用してタイムラプスを作成する
1 つまたは複数の動画でシーン全体をキャプチャして、1回のタイムラプス動画出力を作成することができます。
写真を使用してタイムラプスを作成する
写真を使用してタイムラプスムービーを作成する場合は、シーン内の要素が動く速度に応じて、写真の撮影間隔を選択します。風がほとんどなく、雲の動きが少ない場合は、撮影間隔を 30 秒に設定するとよいでしょう。一方、動きが多い場合は、5 秒間隔に設定することをお勧めします。様々な状況での正確な撮影間隔をつかむには、練習が必要になります。最初からうまくやりたいということであれば、何回かテスト撮影をおこなってください。1 分間の動画に十分足る写真を撮影して、様々な撮影間隔で動画がどのように表示されるかを確認します。
選ばれたいくつかのシナリオで 1 分間のタイムラプス動画を作成するための典型的な設定を次の表に示します。
|
撮影間隔(秒) |
Premiere Elements に設定する画像デュレーション(フレーム数) |
シナリオ |
1~6 |
1~2 |
5 |
バーストモードでクリックされた写真 |
30 |
5 |
5 |
動きの速い雲、群衆の動き、遊んでいる子ども |
120 |
10 |
5 |
日の出と日の入り、動きの遅い雲、風景と町並み |
3600 |
600 |
5 |
ビルの建設、植物の成長、開花 |
ハードウェア要件
タイムラプス動画の作成に必要なものは、カメラ、レンズキットまたは好みのレンズ、三脚だけです。カメラにインターバロメーターが内蔵されている場合は、インターバロメーター内蔵のシャッターリモコンは必要ありません。なお、最終的に、おそらく 1000 枚ほどの写真を撮影することになります。数 MB/枚の写真を 1000 枚以上操作しなくても済むように、基本または標準の画質設定を使用します。
カメラとレンズの設定
カメラを三脚に取り付けて、撮影中にカメラの位置が変わらないようにします。初めてタイムラプスを作成する場合は、手動撮影に進む前にまず絞り優先で撮影してみてもよいでしょう。絞り F/11 で ISO を 100 に設定し、絞り優先での撮影に必要な露出補正を適用します。手動モードで撮影する場合は、適切なシャッタースピードを設定します。
フォーカスが手動に設定されている場合は、前景の背後までの距離の 3 分の 1 に焦点を合わせます。これにより、適切な被写界深度が得られます。
Premiere Elements を使用した後処理とタイムラプスムービーの作成
Premiere Elements を使用した画像や動画の後処理およびタイムラプスムービーの作成方法については、タイムラプスの作成 - ガイド付き編集を参照してください。