クイックモードのオーディオトラックまたはエキスパートモードのミュージックトラックをクリップに挿入します。
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Premiere Elements の音楽リミックス機能を使用すると、オーディオクリップの長さを容易に延ばしたり縮めたりして、オーディオコンテンツの連続性を維持したままで、目的のデュレーションに合わせることができます。
リミックスツールでは、楽曲のファイルを分析し、数百ヶ所にもおよぶループ、トランジションおよび重要なセグメントを特定して、任意のデュレーションに合わせて迅速にリミックスをおこないます。
音楽リミックス
リミックスは、クイックビューおよびエキスパートビューの音楽トラックではデフォルトで有効になっています。オーディオクリップをリミックスするには、次の操作をします。
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注意:
より良い結果を得るには、楽器が多く、ボーカルが少ないオーディオクリップを使用してください。
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リミックスハンドルをドラッグして、クリップのサイズを変更します。
注意:リミックスハンドルは、トリミングハンドルとは異なります
リミックスハンドルをオーディオクリップの一方の端からドラッグすると、オーディオが新しいデュレーションにリミックスされます。
リミックスは、次の 2 つの部分で構成されます。
- リミックスするクリップの準備:このステップでは、セグメントまたは部分を特定するためにオーディオクリップをスキャンします。セグメントまたは部分を後でつなぎ合わせたり、目的のデュレーションに合わせて出力シーケンスを作成したりできます。これは、1 回のセッションで 1 つのオーディオをリミックスする場合に 1 回だけ実行するプロセスです。
- クリップのリミックス:このステップでは、調整するセグメントが(目的の出力デュレーションに基づいて)特定され、つなぎ合わされます。
リミックス時には、自然な印象を損なわないように配慮しながら、できる限りターゲットデュレーションに近くなるように音楽の長さが調整されます。音楽の特定の部分が削除またはループされ、出力される音楽がターゲットデュレーションと正確に同じ長さになります。
出力デュレーションとの正確な一致を実現するには、中間出力シーケンスにタイムストレッチを適用して、音が適切に聞こえるようにします。そのため、リミックスを適用して 60 秒未満のターゲットデュレーションを取得しようとすると、メッセージが表示されます。
クリップのリミックス中に、プロジェクトのアセットパネルにリミックスフォルダーが作成され、リミックスされたオーディオクリップが新規作成されます。リミックスされたオーディオクリップは、通常のオーディオクリップと同様に、タイムライン上のどこでも使用できます。
リミックスフォルダー内にあるリミックスされたオーディオクリップはアルゴリズムから出力されたオリジナルで、タイムライン上のオーディオクリップは正確なデュレーションに合わせてタイムストレッチされたものです。
リミックスの設定
リミックスの設定のコンテキストメニューを開くには、次のいずれかを実行します。
- 音楽トラック内のリミックスされたオーディオクリップのいずれかをダブルクリックする。
- 音楽トラック内のリミックスされたオーディオクリップの アイコンをクリックする。
オーディオセグメント:
オーディオセグメントのパラメーターを使用して、セグメントを短く、トランジションを多くするか、セグメントを長く、トランジションを少なくするかを決定できます。トラック内で頻繁に変化がある場合は、セグメントを短く、トランジションを多くする方が良好な出力が得られます。一方、構造とスタイルが一貫しているトラックは、トランジションを少なくして変化を最小限に抑えた方が好ましい結果になることがあります。
短く
セグメントは短くなりますが、トランジションは多くなります。このオプションは、最初と最後で曲が変わるような楽曲で、ダイナミックスやテンポの急激な変化を最小限に抑えるのに適しています。
長く
パッセージを最大限に長くし、セグメント数を最小限にして、トランジション数を最小限にします。
ビデオ全体に合わせる:
このオプションを選択すると、タイムライン上のビデオの長さに合わせてミュージッククリップの長さが変更されます。クリップの右側から長さが延長/短縮されます。
リミックスの環境設定
リミックスは、音楽トラックのデフォルトの動作として設定されます。通常のトリミングをデフォルトの動作として設定するには、編集/環境設定/オーディオ/リミックスに移動し、ドロップダウンで「トリミング」を選択します。
ただし、Alt キーを押しながらハンドルをドラッグすることによって、オーディオクリップの操作中にリミックスと通常のトリミングを切り替えることもできます。
音楽リミックス機能は、ミュージッククリップに対して使用します。音楽パネルからダウンロードした音楽スコアや、インスタントムービー、スマートトリミング、お気に入りの場面トリミング、ビデオコラージュ出力には使用できません。