ユーザー同期ツールや UMAPI 統合を使用している場合は、まず他の形式の同期を一時停止してから、Azure Sync を設定して、Azure ポータルからユーザー管理を自動化する手順に従う必要があります。
ユーザー同期ツールまたは UMAPI 統合は、Azure Sync を設定および実行した後、完全に削除できます。
このドキュメントでは、フェデレーションディレクトリを使用して、Microsoft Azure Active Directory(Azure AD)と Azure Sync の間の認証を構成するときに発生する一般的な質問について説明します。またレガシー Azure Sync に関する追加情報も併せて提供します。
以下では、よくある質問や重要な検討事項についての回答を示します。
Azure Sync を介した Federated ID ユーザーアカウントのみを作成できます。選択できる ID タイプについて詳しくはこちらを参照してください。
いいえ。Adobe Admin Console は、プロビジョニングログを提供しません。
ただし、Azure Active Directory の診断情報でプロビジョニングログを確認できます。詳しくは「Azure Active Directory でのプロビジョニングログ」を参照してください。
アドビは、パートナー組織におけるセキュリティを強化し、プライバシーコントロール向上させるため、Azure Sync エクスペリエンスをアップグレードしました。アップデート後の Azure Sync では、組織の Azure Directory に権限がなくても、ユーザーを Adobe Admin Console に同期できます。
Azure Sync は、プライマリトラスティ Admin Console の関係にあるプライマリ Admin Console に対してのみ、ユーザー管理を提供できます。トラスティ Admin Console は、フェデレーションディレクトリでシングルサインオンを利用できますが、別の形式のユーザー管理(例:CSV 手動アップロード、ユーザー同期ツール、User Management API など)を使用する必要があります。
SCIM プロトコルにより、お客様と ID プロバイダーがデータフローを制御できます。Azure Sync がアドビにデータを同期しない場合は、Azure AD ポータル内の Adobe Identity Management アプリケーションのプロビジョニングログを確認してください。
同期によってユーザー属性に渡される値が、Admin Console のユーザープロファイルの値と一致していることを確認します。Azure から渡された属性を見つけるには、Azure のプロビジョニングログを確認します。
グループベースの割り当て機能を使用するには、お客様組織に Azure AD の Premium(P1 または P2)か、Microsoft 365(E3 または A3)のサブスクリプションが必要です。これにより、Adobe Admin Console に同期させる特定のグループとユーザーを選択できます。
これらのサブスクリプションレベルがない場合は、すべてのユーザーとグループを一度に Adobe Admin Console に同期することのみが可能です。システムは、すべてのユーザーとグループを自動的に同期し、同期されたユーザーの Adobe Federated ID を生成します。Azure AD のサブスクリプションプランとアップデートのオプションについてご確認ください。
はい。Azure Sync の統合を通じて、Azure AD からネストされたグループを同期できます。
ただし、ネストされたグループは、グループの親ノードが同期スコープに追加されたときに自動的に同期されません。自動同期に含めるには、ネストされたグループもスコープに追加する必要があります。
はい。Azure AD での更新は、Adobe Admin Console ディレクトリに反映されます。これには、FirstName、LastName、Email などの属性が含まれます。
はい。このようなディレクトリで Azure Sync を使用するには、Azure AD インスタンス内でユーザーを管理している必要があります。
アカウントステータス列はユーザーとディレクトリユーザーリストの両方に表示され、特定のユーザーのステータスを管理者に通知します。
Azure Active Directory と同期されているフェデレーションユーザーの場合、ユーザーは Azure Sync を介して読み取り専用モードで管理されます。ステータスは組織のディレクトリ内のステータスによって異なります。
次の手順に従って、ID タイプを Federated ID に編集します。
Microsoft Azure によって Azure Sync を管理するときに注意する必要がある一連の一般的なエラーメッセージが表示されます。さまざまなエラーメッセージの原因に対する理解は、エラーが発生したときのトラブルシューティングに役立ちます。
Azure AD 内でのデプロイメントの監視について詳しくはこちらを参照してください。その他の方法については、「Sync のトラブルシューティング」を参照してください。
デフォルトでは、ユーザーが Azure Sync で管理されなくなった場合、誤ってデータが失われないように無効化だけが行われます。
ユーザーを完全に削除するには、同期タブで、同期されたユーザーの編集を有効にした後、Admin Console でユーザーを手動で削除する必要があります。