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ソースオーディオチャンネルと出力オーディオチャンネルをマッピングすることで、オリジナルサウンドの豊かさと深度を十分に表現した高音質なオーディオエクスペリエンスを実現します。
オーディオチャンネルのマッピングを使用すると、タイムライン内の特定のトラックに対して、クリップから個別のオーディオチャンネルをルーティングすることができます。これは、サラウンドサウンドマイクやマルチトラックオーディオレコーダーで録音されたものなど、マルチチャンネルオーディオクリップに便利です。
複数のオーディオチャンネルを含むクリップを読み込むと、すべてのチャンネルに対応する適切な数のオーディオトラックを持つシーケンスが Premiere Pro によって自動的に作成されます。デフォルトでは、クリップ内の各オーディオチャンネルは、シーケンス内のオーディオトラックにマッピングされます。
ただし、オーディオチャンネルのマッピングは変更できます。これは、読み込み時に行うか、プロジェクトパネルでオーディオを右クリックして変更/オーディオチャンネルを選択することで実行できます。
読み込み時のソースオーディオチャンネルのマッピング
読み込みまたはキャプチャ時に、Premiere Pro が自動的にクリップのオーディオチャンネルをオーディオトラックとミックストラックへとマッピングする方法を指定できます。
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「デフォルトのオーディオトラック」セクションから形式を選択し、「OK」を選択します。
ソースオーディオチャンネルマッピングの変更
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プロジェクトパネルでオーディオを含む 1 つまたは複数のクリップを選択し、クリップ/変更/オーディオチャンネルを選択します。
注意:複数のオーディオクリップを選択している場合は、選択したすべてのクリップのトラック形式が同じであることを確認してください。ワークフローが「オーディオチャンネルを変更」を使用したソースクリップの変更に依存している場合は、Premiere Pro でプロキシを使用しないようにします。プロキシを使用すると、予期しない動作が発生します。
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オーディオチャンネルダイアログボックスに、左側にクリップチャンネル、上部にソースチャンネルを含むマトリックスが表示されます。マトリックス内の対応するセルを選択して、クリップチャンネルをソースチャンネルにマッピングします。チェックマークは、クリップチャンネルがそのソースチャンネルにマッピングされていることを示します。
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チャンネルのオーディオをプレビューするには、ソースチャンネルを選択するか、「再生」ボタンを選択するか、スライダーを使用します。
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「OK」を選択します。
統合クリップのオーディオチャンネルは変更できません。初期設定でモノラルを指定する必要があります。ただし、コンポーネントクリップから利用可能なすべてのオーディオチャンネルの順序を変更したり、有効/無効にすることは可能です。
オーディオ出力デバイスハードウェアチャンネルへのシーケンスオーディオチャンネルのマッピング
シーケンスミックストラックの各チャンネルに対して、ターゲットとするハードウェアオーディオデバイスのチャンネルを指定できます。チャンネルのマッピングは、環境設定ダイアログボックスのオーディオ出力マッピングパネルで指定できます。Premiere Pro は、指定されたハードウェアのチャンネルで各シーケンスチャンネルを再生します。
例えば、プロジェクトに 5.1 チャンネルのシーケンスが含まれているにもかかわらず、再生するシステムのハードウェアは 2 チャンネルしかサポートしていない場合を想定します。この場合、6 つのシーケンスチャンネルの割り振り先を 2 つのハードウェアチャンネルから選択することができます。
16 チャンネルのシーケンスについては、選択したハードウェアデバイスのチャンネルが 16 チャンネル未満の場合、16 出力チャンネルにマッピングされたままになります。
例えば、選択したデバイスにはチャンネルが 2 つしかない場合を想定します。この場合、ハードウェアチャンネルにマッピングできるのは、16 チャンネルシーケンスの最初の 2 チャンネルだけです。
オーディオ出力マッピングペインでは、コンピューターに取り付けられているサポート対象のデバイスであれば、有効にされていないデバイスにもシーケンスチャンネルをマッピングすることができます。有効にされていないデバイスに指定したチャンネルマッピングは、指定したデバイスを有効にしなければ確認できません。シーケンスのオーディオチャンネルをデバイスにマッピングするだけでは、デバイスは有効になりません。オーディオハードウェアデバイスを有効にするには、オーディオハードウェア環境設定で設定します。詳しくは、ASIO デバイス設定の指定(Windows のみ)を参照してください。
シーケンスチャンネルをハードウェアデバイスにマッピングするには、マッピング出力対象メニューを選択します。マッピング出力対象メニュー下部のリストには、選択したデバイスのサポート対象のハードウェアチャンネルが表示されます。チャンネルタイルを使用して、シーケンスチャンネルを各ハードウェアチャンネルにマッピングすることができます。
例えば、サードパーティ製の 16 チャンネルオーディオデバイスを選択した場合、このリストには 16 個のハードウェアチャンネルが表示されます。ステレオデバイスを選択した場合、リストにはハードウェアチャンネルが 2 つだけ表示されます。リスト内の各チャンネル名の右側にあるタイルは、選択したハードウェアチャンネルにマッピング可能なシーケンスチャンネルの種類を表します。シーケンスチャンネルには、ステレオチャンネル、5.1 チャンネル、16 チャンネルの 3 種類があります。
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編集/環境設定/オーディオハードウェアを選択します。
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「オーディオハードウェア」タブのマッピング出力対象メニューから、目的のデバイスのドライバーを選択します。デフォルトでは、「デスクトップオーディオ」(Windows)または「ビルトイン」(macOS)が選択されます。
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リストで、シーケンスチャンネルのタイルをドラッグして、リストに表示されている 任意のハードウェアチャンネルに移動させます。
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「OK」を選択します。
クリップからのオーディオの抽出
クリップからオーディオを抽出すると、プロジェクトの新しいオーディオソースクリップを生成することができます。オリジナルのソースクリップは保持されます。オリジナルのソースクリップに対して行ったソースチャンネルマッピング、ゲイン、速度、デュレーション、フッテージの変換などのあらゆる調整は、新たに抽出したオーディオクリップに適用されます。
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プロジェクトパネルで、オーディオを含むクリップを 1 つまたは複数選択します。
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クリップ/オーディオオプション/オーディオを抽出を選択します。
抽出されたオーディオを含む、新しいオーディオファイルが作成されます。このファイル名の最後には「抽出」と追加されます。
ステレオトラックのモノラルトラックへの分割
「モノラルクリップに分割」コマンドを使用すると、クリップのステレオまたは 5.1 サラウンドオーディオチャンネルからモノラルオーディオソースクリップを作成できます。ステレオクリップを分割すると、各チャンネルが 1 つのチャンネルに対応した 2 つのモノラルオーディオソースクリップが作成されます。5.1 サラウンドクリップを分割すると、各チャンネルが 1 つのチャンネルに対応した 6 つのモノラルオーディオソースクリップが作成されます。Premiere Pro はオリジナルのソースクリップを保持します。「モノラルクリップに分割」コマンドでは、新しいファイルは作成されません。適切なソースチャンネルマッピングが適用されたソースクリップのみが作成されます。
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プロジェクトパネルで、ステレオまたは 5.1 サラウンドオーディオを含むクリップを選択します。
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クリップ/オーディオオプション/モノラルクリップに分割を選択します。
作成されたオーディオソースクリップには、オリジナルのクリップ名にチャンネル名が続くファイル名が付けられます。例えば、Premiere Pro で「Zoom」という名前のステレオオーディオクリップから 2 つのオーディオソースクリップを作成すると、「Zoom 左」と「Zoom 右」という名前になります。
注意:「モノラルクリップに分割」コマンドでは、リンクされたクリップは作成されません。リンクされたモノラルクリップを作成するには、「ソースチャンネルマッピング」コマンドを使用します。「モノラルクリップに分割」コマンドは、タイムラインパネルのシーケンス内のクリップではなく、プロジェクトパネル内の項目に対して機能します。
すべてのステレオトラックのモノラルトラックへの分割
Premiere Pro は、各クリップがキャプチャされるか読み込まれるたびに、自動的にステレオおよびサラウンドチャンネルの各チャンネルを個別のモノラルクリップに分割できます。
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環境設定/オーディオを選択します。
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ソースチャンネルマッピングエリアで、ステレオメディアメニューから「モノラル」を選択します。
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「OK」を選択します。
モノラルクリップのステレオとしての使用
モノラルオーディオクリップをステレオクリップとして使用することができると便利な場合があります。チャンネル形式を使用すると、モノラルクリップをステレオチャンネルに適用することができます。
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プロジェクトパネルでモノラルクリップを選択します。
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クリップ/変更/オーディオチャンネルを選択します。
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クリップを変更ダイアログボックスで、クリップチャンネル形式/ステレオを選択し、「OK」を選択します。
注意:「クリップを変更」コマンドは、クリップがタイムラインパネルに表示される前に、プロジェクトパネルでのみモノラルクリップに適用できます。モノラルオーディオトラックで使用している場合、クリップのインスタンスをステレオに変換することはできません。
サウンドが片方のチャンネルにしかないステレオクリップがある場合、 または片方のチャンネルのサウンドをもう片方のチャンネルのサウンドに置き換えたい ステレオクリップがある場合は、ソースクリップチャンネルマッピング、 左チャンネルへ振るオーディオフィルターまたは右チャンネルへ振るオーディオフィルターを 使用できます。
複数のオーディオクリップのリンク
1 つのビデオクリップを複数のオーディオクリップにリンクしたり、複数のオーディオクリップを互いにリンクしたりすることができます。シーケンス内のオーディオクリップをリンクする場合は、マスタークリップではなく、そのインスタンスのみがリンクされます。プロジェクトパネル内のオリジナルのマスターオーディオクリップは、影響されません。
リンクされたクリップは、タイムラインパネルで移動やトリミングを行っても同期されたままになります。ボリュームエフェクトやパンエフェクトなどのオーディオエフェクトを、リンクされたクリップのすべてのチャンネルに適用することができます。リンクされた複数のクリップのうち 1 つだけを移動する編集を行うと、非同期インジケーターが表示されます。
複数のクリップがリンクしている場合でも、ソースモニターで表示およびトリミングすることができます。ソースモニターでは、一度に 1 つのチャンネルだけを表示したり再生したりすることができます。リンクされたクリップにマーカーが含まれている場合、ソースモニターのタイムラインには、表示されているトラックのマーカーのみが示されます。ソースモニターにプロジェクトパネルからの複数のクリップのリンクを表示している場合は、上書きボタンまたはインサートボタンを使用して、リンクされたクリップをタイムラインパネルへ別々のトラックとして追加することができます。
エフェクトコントロールパネルには、すべてのビデオトラックとオーディオトラックがマルチクリップリンクで表示され、適用済みのエフェクトがトラック別にグループ化されます。エフェクトパネルのエフェクトを、エフェクトコントロールパネルの特定のグループに適用することができます。
オーディオクリップのリンク
オーディオクリップのチャンネルの種類が同じで、各クリップが異なるトラック上にある必要があります。ビデオクリップにリンクされているオーディオクリップのように、クリップが既にリンクされている場合は、再度複数のクリップにリンクさせる前にそれらのリンクを解除する必要があります。
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必要に応じて、ビデオとオーディオがリンクされている各クリップを選択するか、または複数のクリップを選択し、クリップ/リンク解除を選択します。
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タイムラインパネル内の個別のトラック上の各オーディオクリップを、Shift キーを押しながらクリックして選択します。ビデオクリップも Shift キーを押しながらクリックして選択できます。
注意:すべてのオーディオクリップは、同じトラック形式 (モノラル、ステレオまたは 5.1 サラウンド)にする必要があります。
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クリップ/リンクを選択します。
ソースモニターでの複数のリンクされたクリップの編集
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タイムラインパネルで、リンクしているクリップをダブルクリックします。
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トラックメニューからトラックを選択して、特定のチャンネルを表示します。
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(オプション)トラックのインポイントとアウトポイントを指定します。
特定のトラックのインポイントとアウトポイントを指定すると、同等のトリミングが、残りのリンクされたトラックのインポイントとアウトポイントに適用されます。リンクされたトラックのデュレーションが異なる場合は、インポイントとアウトポイントは違うものになります。リンクされたクリップのインポイントとアウトポイントが同じになるのは、デュレーションが等しい場合だけです。
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